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52年ぶりの2度目の降雨コールド勝ちで王者・ヤクルトに今季初勝利!!ゲーム中に伝わってきた大瀬良・野間・カープナインの「キモチのリレー」

Mageちゃんの「熱視線」
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水を得たコイだ。広島が1-0の降雨コールド勝ちで開幕3連敗を喫したヤクルトから今季初勝利を挙げた。雨が降り続ける悪条件の中、中盤の6回1死から代打の切り札を投… – 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)

情報源: 【広島】水を得たコイ!52年ぶりの2度目雨天コールドで首位撃破 新井監督「あそこは勝負に」 – プロ野球写真ニュース : 日刊スポーツ

春ってのは色々あるよな。花粉から始まって一昨日は黄砂。そして昨日の広島はゲーム開始前くらいから雨。今日は中止かな??とは思っていただけにこの白星は大きいよな。
それも今季2度目の降雨コールド勝ち。52年ぶりということだから、アタクシが1歳の時だ。1歳の時のことなんて覚えていない(笑)まぁそれくらいの珍記録ということだろう。運も実力の内というからな、こういうものをきっかけにチームが一つになり、乗ってくるということは多々あるもの。よかったよな。

ゲーム前から強かったカープナインのキモチ

ヤクルトとの対戦といえば、高津監督になってヤクルトが優勝した年からコテンパンにやられている。3連覇時代は逆にお得様だった。ここ数年はヤクルトとの対戦というのは非常に気が重いというカープファン同志も多かっただろう。
案の定というか今季の開幕カードがヤクルト戦で見事に3連敗を食らった。開幕戦でいきなり大瀬良が村上から一発食らったり、野間が大きなミスで勝ち越し点を献上したりと「今年もキビしい」と感じさせる3連敗だったように思う。

しかし、今回の地元にヤクルトを迎えるこのカードの前には新井監督を筆頭にカープナインからも非常前向きというかね、前回の3連敗の屈辱を晴らすという「キモチ」が伝わってくるコメントを目にした。この辺は佐々岡監督時代にはなかったような気がする。まぁ誠也のように悔しさをストレートに表現するような選手がいないというはあるけど、アタクシは新井監督になって生まれた「変化」かなぁと。

例えば、龍馬が自身の連続試合安打よりも、前回3つ負けているヤクルト戦を前に静かに闘志を燃やしているコメントを見たし、秋山もこの地元での3連戦の戦い方が今後に影響してくるとその重要性についてコメントしていた。そして大瀬良も前回のリベンジを誓うコメントを残している。連覇中、近年分が悪いヤクルトに対してファイティングポーズをとってくれるというのは結果はともあれファンとしてはうれしいし期待が高まるよな。非常に大事なことのように思うねぇ。

大瀬良VSライアン・小川 エース同士の素晴らしい投げ合い

予報が悪いからな、こういう終わり方になるのはゲーム前から十分予想できただろう。野手はとにかく早めに点を取ることを意識する。投手は絶対に点をやらない。もちろん普段からそういう気持ちでプレーはしているだろうけど、いつ打ち切られるかわからん状況となれば、様々な心境が生まれてくるのも当然だよな。
そんな中、両チームの先発投手である大瀬良、小川はエースらしい非常にいいピッチングを見せてくれたよな。小川は5回1死までカープ打線を「完全」に抑え込んでいた。まぁもちろん小川の力のある球、コントロールは申し分なかったように思うけど、それよりもちょっとカープ打線の「焦り」も手伝ったようにも見えた。初回の攻撃ではいい当たりが正面を突いたりとね、捉えているけどアウトになってしまう。この日のTV解説の浩二さんや野村謙二郎さんも言っていたけど、とらえた!!と思っても野手の正面を突いてアウトになるとイヤな感じになる。そんなムードでズルズルいってしまったようにも見えたねぇ。

対する大瀬良もランナーは出すも非常にいい内容だったように思う。真っすぐが低めに、非常に力を感じる球を投げていた。この日の球審はなかなか低めを取ってくれなかったけど、それでも丁寧に低めに集め、最後まで集中して投げてくれたように思う。まさに「エース」の投球だったよな。両投手も素晴らしい出来だったよな。

ライアン小川を追い詰めた「キモチのリレー」

このゲームはグランドに砂を入れるなど計3度の中断があった。まぁこれだけ中断があると特に投手は気持ちをコントロールするのが大変だったと思う。まぁ裏を返せば先にキモチが折れたほうがやられるという流れになるだろう。
そういった意味では大瀬良はこのゲームでキモチが折れることはなかった。このゲームに対するキモチが非常に強かったのだろう。立派だよな。
対するライアン小川だけど、5回1死まで完全に抑えていた。まぁヤクルトベンチからすればその間に大瀬良を攻略したかったという後悔は残るよな。
この小川から最初にヒットを打ったのは龍馬だ。その後、小川の大きなフォームを見透かして盗塁を決めた。この辺も新井監督になって大きな変化だと思うねぇ。赤松ベースコーチも「行け」といったのだろう。こうやって背中を押してくれるコーチがそばにいると心強いよな。
昨季までのカープなら恐らくだけど、このランナーを大事にするだろう。大事に行き過ぎて案外ここで助っ人がゲッツー打って終わりとか、繋ぐ意識が強すぎて見逃し三振してしまうとかね、フルカウントになってランエンドヒット+打者が空振りで走者も封殺の三振ゲッツーとかね、そういった消極的なキモチで動けず結果、大量の残塁につながったり、得点力不足につながったような気がしている。やっと出たランナー。初めてのランナー。そのランナーが盗塁を決めて得点圏に行き相手投手を追い詰める。決して足は速くない龍馬が決める。ここに意味があるし変化を感じるし、これが「攻撃」なんだと思うんだよな。まぁ結果はこのイニングに得点することはできなかったけど、この攻撃が次の6回の攻撃につながったように思うねぇ。

得点する前、5回裏の大瀬良のピッチングも素晴らしかった。3番濱田を2球で仕留めると続く村上を空振り三振に仕留めた。開幕カードで打たれたオスナも空振り三振とね、俺は絶対に先には折れないぞという「キモチ」が伝わってきた。この「キモチ」のバトンを大瀬良の代打・松山が受け継ぎ、しぶといヒットを生んだように思うし、最後の野間のタイムリーにつながった。この「キモチのリレー」がライアンから点をもぎ取った。いいもんだよな。

野間、悔しさを力に!!3度目の引っ張った打球がタイムリー!!

では、得点シーンを振り返ってみよう。先頭の上本が倒れた後、大瀬良の所で代打の松山。ランナーのいない場面での松山起用は近年では珍しいけど、勝負所でのチャンスメークするバッティングは昔からできる選手。ヒットで出て代走という流れはよく見るよな。打球はどん詰まりながらもセンター前に落ちた。ヤクルト・小川からすれば「打ちっとっていたのに…」という悔しさを残したように見えた。まぁそれが菊池の投ゴロから2塁に悪送球を誘ったような気がしている。もちろん雨で手が滑ったということも考えられるし、理由はいろいろあるのだろう。ただ、結果、アタクシは小川のキモチが一瞬折れた瞬間だったと思うねぇ。

これで1死1,3塁だ。ここで野間の登場。先の3連戦では悔しい守備があった。そのリベンジを!!とこの3連戦に挑むキモチは前の打席での積極性からも伝わってきた。しっかり球を呼び込んで鋭く引っ張る打球が1,2塁間をキレイに抜けていった。いい打撃だったよな。
この日の野間の1打席目、2打席目もヒット性の打球を1塁のオスナに好捕されていた。まさに3度目の正直といった感じだよな。
野間が神宮でのミスを「野球のミスは野球でしか返せない」と考えていたようだし、チームメイトにも心配をかけてきたのだろう。それをこの日、まさに「野球」で返してくれた。ベンチも盛り上がったことだし、野間も完全に吹っ切れただろう。早い段階で借りを返せたのも良かったよな。そんな様々な「キモチ」でベンチが一丸となって生まれたタイムリー。これが勝利につながった。いいもの見せてもらったよな。

大瀬良が村神様に完全リベンジ!!

最後にまた大瀬良の話に戻そう。恐らくだけど開幕戦、村上に打たれた一発が相当悔しかったし、頭に残っていたのだろう。この日、大瀬良は村上との対戦は非常に「キモチ」が入っていたように思うねぇ。
第1打席は捕ゴロ。初球、2球目とインコースに厳しい球を投げ切れていた。個人的にはこの第1打席の攻めに大瀬良の「キモチ」を感じたねぇ。バッテリーを組む坂倉もその「キモチ」を感じたのだろう。積極的にインコースを要求していたように思うねぇ。
そして大瀬良のインコースへのコントロールね、完璧だったように思う。一つ間違えて中に入れば一発食らう危険があるにもかかわらず、本当にいいところに真っすぐもカットもスライダーも決まっていたよな。これに村上が翻弄されていた。

あれだけインコースにいいところ投げられるとどうしても目がインコースに向いて外が遠くなる。2打席目の見逃し三振はまさにそれを上手に利用した大瀬良の完勝だし、3打席目の空振り三振も最後はアウトコースにスバっと真っすぐを投げ込んで村上が振り遅れ気味に出したバットが空を切った。完全リベンジだったよな。

新井監督「一丸となったいい勝ち方」

新井監督もこうした選手たちの「キモチ」が一つになっていたのを感じ取ったのだろう。試合後のコメントで「一丸となったいい勝ち方」と称賛を送っていた。降雨コールドだけど勝ちは勝ち。連敗スタートのイヤなムードを洗い流してくれた今季初勝利も降雨コールド勝ちだしな、案外「雨」というのはカープに幸運をもたらしてくれるような気がするねぇ、

雨で一番印象に残っているのが2016年の交流戦。そう誠也の「神ってる」が流行った年、そして25年ぶりのリーグ優勝をしたシーズン。カープは確か貯金5か6くらいで交流戦に入った。最初の相手はロッテで負け越した。特に3戦目はロッテ打線にボコボコにされて確か12,3点取られたように記憶している。この当時のアタクシは「やはり交流戦で失速か!?」とイヤな予感がしていた。
次のカードはソフトバンク。黒田さんがソフトバンク打線につかまり、東浜に打線を完全に抑えられた。完敗だった。そして2戦目のソフトバンク先発は今季からメジャー移籍した千賀。3連敗はまぬかれないと思っていた当時のカープファン同志は多かったんじゃないかなぁ??
案の定カープ打線は千賀に抑え込まれたけど、カープ先発・岡田もソフトバンク打線を1失点で抑える好投を見せた。しかしこのゲームは途中から雨が激しくなって降雨コールド。1-1の引き分けに終わった。アタクシはこの引き分けがこの年の交流戦3位につながったと思うし、リーグ優勝できたポイントになったゲームだったと今でも思っている。
なんせ100%負けると思っていた千賀対手に「負けなかった」。これが非常に大きかったと思うねぇ。
3戦目は延長12回、カープからソフトバンクに移籍したサファテを打ってサヨナラ勝ち。交流戦で負け続けたソフトバンク相手に「負け越さなかった」それもこれも2戦目の雨のおかげ。アタクシはここで潮目が変わったのを感じたことを強烈に覚えている。だから「雨」はカープにとってまさに吉兆だと思っているよ。

開幕して10試合くらいで降雨コール勝ちが2つなんて相手からすると非常に悔しいだろう。でも勝ちは勝ち。この勝ちで開幕の借金を一気に返したように、また何か起こるかもしれんよな。今日は天気が心配だけどカープサイドから見れば「やりたい」だろう。またチーム一丸となった野球を見せてほしいよな。

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