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投手陣乱調でリズム作れず連敗&貯金ゼロ&大瀬良故障!?捕手・坂倉の課題も浮き彫りに

強いカープがみたい!
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「広島3-6中日」(26日、マツダスタジアム) 広島は先発の大瀬良が中11日と休養十分でマウンドに上がったが4回3失点で降板する誤算。

情報源: 広島が5割に逆戻り なぜか水曜日に勝てず 負傷降板の大瀬良に新井監督「こればっかりはしょうがない」

試合時間3時間33分。時間の割には中身の乏しいゲームだったように思うねぇ。菊池・秋山のタイムリー、西川の一発で先発が大瀬良とくれば快勝のイメージしか湧かないけど、内容は全く逆だった。中日先発・涌井の非常に巧みな投球に翻弄され、前回のバンテリンで対戦した時と違って若手主体の中日打線のハツラツさが目立った。ゲーム前半、中盤は間違いなく「圧倒」されているような流れになってしまった。まぁこの辺はやはり「投手陣」ということだろう。今日はその辺を中心に書いていこうかねぇ。

大瀬良、勝負球が甘かった…ハム、やっちゃった??

先発は大瀬良。この時期にしては異例の先発を1回飛ばして登録抹消。満を持しての登板だった。この大瀬良と入れ替わる形で床田が登録抹消になった。この辺は日程をにらみながらローテ投手に適度に休養を与えながらという新井監督の構想が透けて見えるよな。いいことだとは思う。ただ、それで結果が出ればいいけど、出なかったり、調子を落としたりとなればそれも考え物という意見も出てくるだろう。難しいよな。ぜひ、そこを見るのではなく秋まで続くペナントレースの先発ローテの安定化のためということは理解して欲しいところだよな。

ゲームは途中観戦だったので大瀬良の立ち上がりは見られなかったけど、勝負球が甘いという印象だった。特にスライダーやカットが中に入ってくる感じで、中日打線が気持ちよくバットを振っていたように見えた。真っすぐ自体はそれほど悪くはなかったけど、やはり捕手・坂倉の影響か変化球中心の配球だったように思うし、そこを狙われてしまった印象はあるねぇ。

オマケに4回にはパスボールでホームベースカバーについた時に左太ももの裏側に違和感が走ったらしい。ハムストリングというところだよな。ここをやると離脱が長引く。本人は軽傷をアピールしているけど、ちょっと心配だよな。

アドゥワ・ケムナはフルカウント連発…これではリズムに乗れない

ゲームは3回に菊池、秋山のタイムリーで追いついた。龍馬の一発の時もそうだけど、点をとって「さぁこれから」という時に失点を許してしまうというのは完全に負けパターン。4回に大瀬良が勝ち越されたし、龍馬の一発の後も戸根が失点した。もちろん打たれた投手も責任はあるけど、アタクシはカープが乗れなかった要因としては5回のアドゥワ、6回のケムナの投球内容ね、ここがポイントだったかなぁと思うねぇ。

まずアドゥワだけど、確かに5回というイニングで自分の出番が来るという予想はしていなかったと思うし、現になんとなく準備不足で気持ちの面でも乗っていない印象があった。失点はアドゥワがカウント負けしてしまった感じだよな。2死1塁で決して慌てる必要はないんだけど、福永に対してボール3とボールが先行してしまった。フルカウントまで持って行ったけど、2死だからな、ランナーは投球と同時にスタートを切る。結局は外野の間に落ちる打球で1塁ランナーが生還してしまった。あれが若いカウントだったら、当然3塁どまりだったと思うし、フルカウントがゆえに失った点と言っていいだろう。勉強だよな。

ケムナは変化球のコントロールに苦しんで四球を連発。最後は腕を思い切り振ってカーブを多投。何とかゼロに抑えはしたけど、出したランナーは全部四球。投じた球は31球だ。こういう投球をしているとなかなか攻撃にリズムが生まれないよな。ケムナもここまではいい投球を見せてくれたし、調子の悪い日もあるだろう。ゼロに抑えたのは評価するけど、チームを勝ちに導く投球ではなかったよな。

坂倉のキャッチングに課題も

このゲームでは坂倉のキャッチングも少々気になった。一時は同点に追いつくも4回に坂倉のパスボールで勝ち越しを許してしまった。この日珍しく投じたカーブが捕手の手前でワンバウンド。バウンドが不規則となってトンネルした格好になった。痛い失点だよな。これを坂倉が引きずっていたのかは定かではないけど、これ以降、ミットからボールがこぼれるシーンが何度かあった。ちょっと気になるよな。
配球面でも偏りは相変わらずといった感じで変化球に頼る場面が見られた。ケムナも首を振って真っすぐを投げていたようにカウントが若い時は真っすぐで押してカウントを作り、変化球で仕上げるというのが王道だろう。早いカウントから変化球を多投すると粘られた場合に投げる球がなくなったり、真っすぐのサインが出せなくなる。まぁ投手のその時の出来にもよるんだけど、投手陣の球数が多かったのもその辺が影響しているように見えたねぇ。もちろん、正捕手として勉強中というのもあるしな、このゲームではいろいろな課題がまた見えてきたといった感じだろう。頑張ってほしいよな。

大道が真っすぐ主体で好投!!勝ちパに入れば面白い

好投した中継ぎもいた。まずは矢崎課長だよな。やはり「経験」というのは大きな財産だよな。ビハインドの展開とはいえ中日の若手打者に対しては真っすぐでカウントを稼いでフォークで仕留め、落ちる球を苦手とする中南米選手・アキーノに対してはフォークの連投で仕留めた。この辺は昨季勝ちパで投げていた経験から来る余裕すら感じた。いい感じだよな。

そして9回には大道が登板。昨季は先発調整だったけど、今季はリリーフでの登板が増えそうだよな。その大道の投球には成長を感じた。
持ち前の真っすぐで押しまくった。ボールはやや高めに集まった傾向があるけど、力があれば高めの真っすぐ程打ちにくいものはない。コツンと当てて外野の前に落とすような小手先の打撃は全く通用しないしな、久しぶりに「大道らしさ」を見せてくれたように思うねぇ。

思えば入団時は力いっぱいに真っすぐを投げ込む力投型だった。しかし力任せゆえにコントロールが定まらず1軍に定着できなかった。その後は先発転向して何勝かできたけど、先発でも1軍に定着できなかった。個人的にはリリーフの大道を見てみたいと思っていたので、1軍に上がってきて早く登板を見たかった。

真っすぐは高めに集まっていたけど、弾き返せる打者はいなかった。力を感じたよな、1年目は肩で息するほどの力投だったけど、昨日のマウンドは冷静さすら感じた。力を入れなくてもこのくらいは投げられるという自信も感じ取れたような気がしている。成長を感じたねぇ。
実績のある高橋周には真っすぐで押して空振り三振を取ったし、溝脇に対しても真っすぐで押して押して最後はチェンジアップ。完全にタイミングを狂わされていた。最後の加藤は真っすぐ待ちで初球を完全に詰まらせての内野ゴロ。そう簡単に弾き返せない力のある球だったよな。

こういう投手が勝ちパに入ってくれると非常にいいかなぁと思う。もちろんターリーや松本竜がダメということではなく、ここにもし、大道が加わるとかなり力のあるブルペンになることは間違いないだろう。問題は打たれたときに切り替えられるか??過去にも好投しながらもちょっと打たれるとそのまま下降してしまう感じだった。投球も小さくなっていったように思うねぇ。切り替えて次というハートもしっかり作っていってほしよな。

貯金もなくなって地元で連敗…切り替えて

さて、この敗戦で最大3つあった貯金がなくなった。踏ん張りどころだろうねぇ。ペナントレースではやはり勝たなきゃいかんゲームというのは何試合もあって、そこを勝てるとチームも自ずと上位に上がってくる。取れないと後退していく。次のゲームはそういうゲームになるだろう。勝てば貯金、負ければ借金。こういう状況はこれから何度かあると思うけど、こうしたゲームをしっかりとることがチームの成長につながるし、実りの秋に大きな実をつけることができるだろう。

広島サミットの影響で5月中旬には約2週間のロードに出る。最初の試練だろう。ここに入る前には貯金をいくつか作っておきたいよな。そういう意味でも今日のゲームは何とか勝ってね、借金生活に入らんよう頑張ってほしいよな。

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