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今季のカープはしぶとい!?九里3年ぶりの完封で勝率5割復帰&ビジターカード初勝ち越し!!気になる新井監督の「我慢」と立浪監督の「厳しさ」

愛すべき赤ヘル戦士
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「中日0-4広島」(10日、バンテリンドーム) 広島は投打がガッチリとかみ合い、2連勝で勝率5割に復帰した。

情報源: 広島が2連勝で5割復帰 九里が3季ぶり完封で2勝目 打線は先発野手全員安打で快勝

このブログを読んでいただいている方ならお分かりだと思うけど、アタクシの推しメンね、これ、何人かいるんだけどその中でも九里という投手はずっと追いかけてきた。その九里が飛躍するきっかけとなったゲームが2020年9月のDeNA戦での完封劇。それまでの九里は先発しても結果が出ずにリリーフにまわり、リリーフで結果を出してまた先発と、この繰り返しだった。しかしこの完封でこのシーズンは8勝止まりに終わったけど翌年には最多勝のタイトルを取った。「何かをつかんだ」と再三書いていたので古い読者の方は記憶に残っているだろう。それ以来の完封というのは意外だったけど、またこれを一つのきっかけにしてほしいよな。

今季は真っすぐに力がある

昨季は6勝止まりということで思うことがあったのだろう。オフにアメリカに渡り投球フォームを見直した。まぁ30歳を超えると体には変化が出てくる。20代の時にできたことが30代になるとできなかったり、思うように体が動かなかったりするものだよな。だから長くプレーできる選手というのは本当に尊敬する。くしくもこの日、ヤクルト・石川が43歳で勝利投手。22年連続勝利をマークした。石川だって何度も打たれて「もうダメか??」という時期は沢山あったと思うし、それを乗り越えてマウンドに上がる姿は本当に感動するよな。
それに比べれば九里は体格にも恵まれているし、腐る歳じゃない。もう一度すべてを見直してアメリカに渡ったその行動力と姿勢は素晴らしいよな。
それでも今季のキャンプやオープン戦ではまだフォームが固まらないというかね、むしろ悪くなっているのではないかとも感じることもあった。今季自身の開幕登板であった阪神戦ではコントロールが定まらずに5回途中で降板したけど、その時は「大丈夫か??」と心配もした。しかし次の登板、そして再び阪神との対戦時には少し様子が変わっていた。連発していた四球が減って真っすぐが147,8㌔出ていた。この真っすぐの力ね、アタクシは昨季と変わっているように思う。球速はもちろん、キレ、球の重み、そしてコントロールね、全てがブラッシュアップしているように思えた。この辺は体の使い方に工夫を加えた成果なんだろうねぇ。その辺は勝ち星よりも防御率に表れていると思うねぇ。

中日の若手打者を手玉に

本当にこの日の九里は危なげなかった。唯一危ないなと感じたのは3点を先制した直後の3回裏。8番村松から始まる比較的安パイな打順だった。恐らく九里もそういった気持ちから油断というかね、少し力をセーブしようといったイニングになってもいいかなという気持ちになったのだろう。コントロールを乱して先頭村松にストレートの四球を与えた。まぁこういう油断が得てしてペースを乱したり、得点した後の失点につながったりするもの。よくある話よ。
続く涌井が送りバントを決めて上位打線を迎える。この日の九里はこの上位打線をしっかり抑えた。いや、抑えたというよりは「手玉に取った」と言った方が当てはまるように思うねぇ。
もちろん中日打線は昨季とはガラリと変わって若手主体のメンバー。ここに大島が1番にデンといたらちょっとわからなかったかもしれん。続くこの日1番の岡林をサードゴロ。デビッドソンが警戒にさばき、2塁ランナーを目で殺して1塁へ送球。続く売り出し中の福永を空振り三振に仕留めた。福永は26歳のオールドルーキー。打率も3割以上打っているしな、この日は2番の起用だったけど5番打ったりしている。この福永から九里は3つの三振を奪った。この場面でも真っすぐで押して押して最後は大きく曲がるスライダーややや落ちる球で空振りさせていた。この辺は九里から余裕すら感じられた。非常に落ち着いていて打者を良く見ながらの投球といった感じだったよな。やはり最多勝投手。格の違いすら感じさせてくれた完封劇だったよな。

マクブルームがガマンの起用に応えて先制打!!

このゲーム、というかこのカードの初戦もカープ打線がヒットを重ねていったわけだけど、点がなかなか入らなかった。前日は13安打で1得点。この日も初回は2死1,2塁のチャンスに龍馬が倒れた。2回も先頭の坂倉がツーベースで出塁するも後続が3者三振と嫌なムードはあった。
3回には1番菊池から3連打で無死満塁。ここでマクブルームだ。もしここでマクブルームが倒れて無得点となるといくら何でも流れが中日に傾くだろう。そんな中でマクブルームが3塁強襲の2点タイムリーを放った。まぁ中日のサード・石川昴の守備もアレだけど、点につながって良かったよな。
マクブルームも一発は出たけど、なかなか長打が出ない日が続いている。打席でもなかなかバットが出ないケースが多いよな。昨季は日本の投手の球筋をじっくり見て「うん、うん」とうなずくしぐさが特徴的だったけど、今季はそういったしぐさは見せずになんとなくバッティングも当てに行っている印象がある。まぁ相手も研究しているからな、もがいているのだろう。打率もなかなか上がらないけど、新井監督が「4番はマック」と辛抱強く使ってくれている。早く豪快な一発を見せてほしいよな。まずは結果が出てよかったよ。

我慢の新井・厳しさの立浪??

さて先ほども書いたけど、中日のスタメンね、1番から4番までは若手中心で組んできた。5番にアルモンテ、6番に1軍昇格の鵜飼、7番に木下、8番には村松ともう順位が決まってしまったかのような若手主体のスタメンだった。まぁよそ様のことはわからんけど、昨季カープを苦しめてきた大島、高橋周、ビシエドといった名がないってのは相手にとってはかなり楽な打線になってしまっているよな。このカードも2試合連続の完封負けですでに完封負けが10試合と中日ファンも相当大変だろうねぇ。

打線の核となる4番ね、このカードは石川昴が座った。将来のミスタードラゴンズに育てようという意図が見えてくるよな。アタクシはそれはそれでいいと思うし、若いうちから4番に座らせるのも悪くないと思う。ただね、その前後を打つ打者には力のある打者を置いたらいいのになぁというのは感じたねぇ。石川昴は4番で3番に大島、5番にビシエドを置いてたら、石川昴にはマークが弱くなる。弱くなれば結果も出しやすいよな。名前だけで野球をやるのは問題だけど、うまく名前を使ってチームを作っていくのもアタクシはプロ野球だと思うし、全然アリだと思うわけよ。
じゃ、その前後を打つべきビシエドはどうかといえば、立浪監督は再び2軍に落としたらしいねぇ。この辺、これまで中日に尽くしてきたビシエドはどう感じているのか??興味深いよな。

もちろん結果が出なければ、使ってもらえないのはプロとして当然だろう。立浪監督もビシエドが期待通りに働いてくれない誤算もあるのだろう。ただ、ファームで調整してきて数試合で2軍に落としてしまうというのはビシエドのプライドやチームとしてもビシエドの復帰を待っていた助っ人陣や野手陣の「輪」といった側面から考えると少し乱暴のようにも見える。まぁよそ様のチームだからアタクシの知らない事情もあるだろうから、これ以上は言わんけど、外から見ていると立浪監督の「苛立ち」のようなものを感じるねぇ。これが立浪監督の「厳しさ」なら、周りも理解してくれるとは思うけど…

片や新井監督は新助っ人のデビッドソンだけではなく4番に指名したマクブルームも成績が今ひとつながらも起用を続けている。我慢強いのか??鈍感なのか??(笑)わからんけど、新井監督らしいよな。
もちろん中日のように最下位に低迷しているのであれば、ファンからも替えろという声が聞こえてこよう。しかし現在のカープはそのほかの選手の活躍もあって勝率5割をキープ。少しずつだけどデビッドソンはヒットが出るようになってきたし、マクブルームも先制2点タイムリーを打った。これ、ベンチは監督がガマンして使っている選手が活躍すると盛り上がるよな。チームに一体感が出る。もう、残りゲーム数試合で順位がかかるとなれば、不調の選手は使わないだろうけどまだ5月だしな、戦いながらチームを作っていく段階というのを考えるとあまりにも立浪監督の起用法には「焦り」や「苛立ち」を感じずにはいられない。中日の選手たち、中日ファンの方はどんな思いで見ているのだろうかねぇ??

勝率5割復帰はちょっと意外??

さて、今週始まった時には2週間のロードで借金が増えるのでは??とビクついていたカープファン同志も多かったかもしれんけど、なんのなんの中日に連勝して勝率を5割に戻した。この辺の反発力ね、少しだけど頼もしさを感じるよな。この辺は新井監督が負けが込んでも悠々と構えている安心感のようなものがチームに悲壮感どころか「大丈夫」というムードを漂わせているのかもしれんねぇ。
中日はこのカードの前は巨人を3タテしてきた。3連敗で乗り込んできたカープとは全く違うムードだったろう。しかし打線が不発で2試合連続の完封負け。一気に形勢が逆転した感じになったよな。こういう元気のない相手からしっかり白星を取っておくことは後々効いてくる。ぜひとも欲張ってガツガツガッツとこのカード3連勝を狙ってほしいよな。
そのカープの前に立ちはだかるのが天敵の柳だ。ただこの柳もここまで白星なし。中日が乗ってこれない一つの大きな要因だろうねぇ。対するはコルニエル。こちらも先発で好投を続けるも白星なしだ。どちらにしても欲しい白星。打線が何とか柳を攻略して早めに点を取れば、打線に元気のない中日もあきらめムードになるだろう。今日は打線にかかっていると思う。頑張ってほしいよな。

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