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怒涛の10連勝で首位に!!危険球退場の栗林を即登板させる新井マジックは見事!!強さの秘密は先発投手の安定感と日替わりヒーロー

Mageちゃんの「熱視線」
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広島栗林良吏投手(27)が9回を3者凡退に抑え、9セーブ目を挙げた。前日26日ヤクルト戦の登板では、2死から青木への頭部への死球で退場となった。一夜明けたばか… – 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)

情報源: 【広島】栗林良吏9セーブ目も頭部死球の青木の状態を気にかけ「早く元気にプレーしてほしい」 – プロ野球写真ニュース : 日刊スポーツ

人間、生きてりゃ人生いろいろある。楽しいこと、幸せなことだけじゃなく、苦しいこと、悲しいこと、自分がやったことに対しての後悔。色々考えすぎて眠れず、ため息をつく日を誰もが過ごす。そうやって人間生きてるんだよな。まぁアタクシも考え込むと眠れなくなるたちなので酒飲んでコトっと寝るようにしているよ(笑)。明日が来ればなんとかなる、そう考えるようにもしている。
1人で悶々としていても、なかなか前進できない時もある。そんなときに、周囲の人が背中を押してくれる時もある。あぁ1人じゃないんだ、頑張らなきゃとね。前日にヤクルト・青木に頭部死球を与え、危険球退場した栗林もその夜は色々と考えてしまっただろう。青木の選手生命に影響を与えてしまうのではないか??もう自分は投げられないんじゃないか??等々。

ゲーム前から行くと告げた新井マジック

新井監督も苦労人。栗林が色々考えてしまっているだろうと察するのは難しくなかっただろう。その栗林を危険球退場の翌日のゲーム、それもセーブシチュエーションの場面でマウンドに上げた。まぁ多くは一度抹消してリフレッシュさせたり、登板間隔をあけて起用するといった「配慮」をするのが多いんだろうけど、新井監督は翌日起用の荒治療に出た。それもゲーム前から起用を告げていたというからびっくりだよな。この日TV解説の浩二さんも驚いていたもんな。
その栗林、先頭の宮本に対していきなりボール3。ちょっとマズいかなぁと感じたカープファン同志も多かっただろう。ところがここから栗林がストレート2球でカウントを立て直し最後は内野フライに仕留めた。続く打者も1球ずつで片付けてゲームセット。勝利の笑みは控えめだったけど、これでかなり吹っ切れただろう。
ゲーム前には青木も球場に姿を見せ軽い練習を行った。大事を取ってベンチ外だったけど、それも大きかっただろう。栗林本人は青木がしっかりプレーできるまでは安心できないだろうけど、この問題も1日で大きな前進をみせたことはよかったよな。

新井監督はゲーム後に危険球云々ではなく、連投になる矢崎に配慮して栗林を起用する理由を明かした。まぁ仮にそうでなくても新井監督は栗林を起用したんじゃないかなぁと思う。野球の失敗は野球で返す。それが一番の薬だということを新井監督は知っていたんだろうねぇ。まさに新井マジック。これで栗林も前を向けたもんな。

床田「お手本」との投げ合いハーラートップ9勝目

先発は床田と石川の両左腕で始まった。ゲーム前半は両投手が持ち味を出して非常に速いペースでゲームが進んだよな。石川は決して速い球はないんだけど、様々な球種や工夫をこらして真っすぐを早く見せる術を持っている。いい当たりが正面を突くのも浩二さんに言わせれば石川の術中にハマっていると唸っていた。
対する床田も力を抜いてストライクゾーンを広く使ってヤクルト打線を寄せ付けなかった。中軸に対してはしっかりギアを入れてね、自分のペースに引き込んでいたよな。
これはあくまでも個人の感想の域をでないけど、恐らく床田の投球スタイルというのは石川のようなスタイルに進化していくのではないかなぁと思う。床田も経験を積み勝ち星を重ねてきたことで様々な投球術を身につけてきているし、力で封じ込めようというのがどんどん少なくなってきていると思う。このゲームでも打者のタイミングを微妙にずらしたり、ランナーがいるときはボールを長く持ってジラすシーンも見受けられた。石川もこういったスタイルで勝ち星を積み重ねてきた投手だけに床田にとってはいい「お手本」のような気がしている。両者ともこの暑さのせいかアクシデントで途中降板を余儀なくされたけど、床田はそのお手本に投げ勝った。これでハーラートップの9勝、防御率もトップになった。投手2冠も射程に入ってきた。後はシーズン完走でね、いいオフを迎えたいよな。

曾澤が勝負強さを発揮!!リードも冴えた!!

その床田をリードしたのは曾澤。非常にいいリードだったように思うねぇ。特に床田の真っすぐを活かすための配球にはベテランの妙を感じた。初回の村上を三振に仕留めた配球もスライダーを匂わせておいてのインコース真っすぐがズバッとくるあたりね、非常によかったよな。
そしてこの日は打の方でもヒーローになった。5回裏に堂林のツーベースが出た直後、インハイの真っすぐをコンパクトに振りぬいてセンター前のタイムリー。7回にも末包の2塁打、堂林が絶妙な送りバントを決めたあと、センター前にポトリと落ちるタイムリー。勝ち越し点をもぎ取った。
曾澤もスタメンマスクが減っているけど、これも坂倉を主戦捕手で使っていくというチーム方針から来るもの。当然坂倉が出なければ、打力が落ちがちとみられてしまいがちだけど、なんのなんの意地を見せてくれたよな。たまにポッとゲームに出るとなかなかその中に入るのが難しいんだけど、この辺はさすがベテランといった感じだよな。持ち前の勝負強さは健在だよな。

堂林が塁上でガッツポーズ!!

ゲームは7回終わって2-1のロースコア。まぁカープペースといっていいだろう。そして終盤にどんな選手が打ってくれるのか??この10連勝中も様々選手が活躍して相手に止めを刺している。この日は堂林がその役割を担った。8回1死満塁のチャンスから甘い変化球を捉えてセンター前の2点タイムリー。盛り上がる1塁ベンチに向かってガッツポーズを見せた。控えめな堂林が見せたガッツポーズね、チームのムードの良さを感じさせるよな。
この日は非常にいい働きを見せてくれた。先制点のきっかけになるツーベースは積極的な走塁が光ったし、2点のおぜん立てをした送りバントも見事だった。そしてこの2点タイムリーはその後に登板予定だった栗林にとっても大きな2点になった。連勝を重ねる中でどうも堂林が乗り遅れている感じもしていたけど、この日の活躍でしっかり連勝特急に乗りこめた感じだよな。ひょっとしたら前日の末包の「オッサン」発言に奮起したかな??左投手に弱いとされるカープの中で貴重な右打者だからな、今後の活躍に期待だよな。

10連勝でとうとう首位!!やはり先発の安定感がデカい

調子が上がってきたかに見えたヤクルト相手に3連勝。これで10連勝だ。阪神が巨人に敗れたためにとうとうカープが首位に立った。この時期の首位というのは我々カープファンにとっては期待するなと言ってもどうしても期待してしまうよな。
開幕前は最下位予想が多かったし、正直、厳しいかな??と感じていたカープファン同志も多かっただろう。ところが新井監督の采配、選手の頑張りで戦うたびにチームが強くなっているのが手に取るようにわかる。選手たちもプレーしていて楽しいだろう。この辺は選手に対しておおらかに接する新井マジックのなせる業なのだろう。素晴らしいよな。そういったムードがこの10連勝を実現させたと言っていいだろう。毎試合日替わりヒーローが誕生し、龍馬や菊池といった主力を欠いていると感じさせないのもこうした存在が大きいんだろうねぇ。
そして何よりも先発投手ね、これが素晴らしい。みんながみんなゲームを作ってくれている。だからリリーフの負担も少ないしな、このカードの対戦相手であるヤクルトの中継ぎに比べるとその元気さに大きな差があったように思うねぇ。床田、九里、森下、加えて野村が昇格してから非常に安定している。大瀬良も勝ち星に恵まれていないけど、この4人に引っ張られるような形でゲームを作れている。こうした先発陣が7回、8回と投げてくれるんだからこの安定感は大きいよな。

今日からの首位攻防も新井監督「何もございません」

カープの怒涛の追い上げにも何とか首位を守っていた阪神がとうとう首位を陥落した。と言ってもまだ1ゲーム差だ。そして今日からその阪神と甲子園で3連戦。両チームのファンも気合が入るだろう。
勝利監督インタビューでも今日からの首位攻防に対して何か言葉を引き出そうと聞かれても新井監督は「何もございません」と笑わせた。まぁでもこれが新井監督の本音なんだろう。開幕4連敗で始まった今季も「そんなの関係ない」「お前たちの力はこんなものではない」と雑音を気にせず自分たちを信じて戦ってきた。首位攻防と煽られようが新井監督からするとまさに「そんなの関係ない」だろうし、だからこその「何もございません」なのだろう。
逆に阪神にとっては大きなポイントになる3連戦かもしれない。この3連戦では今季必ず登板し、カープが苦手としている大竹が投げない。村上も前回登板でカープ打線にとらえられているし、青柳も今一つピリッとしていない。この辺、10連勝のカープを迎える当たって不安材料だろう。何とか勝ち越したいといった3連戦になるだろうねぇ。

逆にカープは後半戦、中日、ヤクルトと戦って取りこぼさなかった。これがデカい。1ゲーム差つけているので3つ負けなければいい。そういった考えで十分だろう。余裕はあるよな。首位攻防と直接対決が注目されがちだけど、下位チームにしっかり勝っておけば、何も直接対決をムキムキに戦う必要はない。勝負は9月。新井監督もそんな風に考えているだろうねぇ。とは言え、仮にこの3連戦3つ取るようなことになると独走の足掛かりになる可能性もある。さて、どんな結果になりますかな??今日の先発は野村と村上。どんな展開になるか楽しみだよな。

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コメント

  1. MAX より:

    こんばんは。
    栗林の起用は見事でしたね。
    矢崎たちを投げさせるわけにはいかないからかな?と思ったのが第一印象でしたが、しっかり抑えてくれました。
    會澤も以前のような勝負強さが復活したのであれば、試合に出てなくても試合途中のチャンスでの代打起用→そのままマスクみたいな起用もできるので幅が広がりますね。

    日替わりヒーローが活躍していたのは三連覇の頃を思い出します。
    ここ最近はなかなか日替わりヒーロー的存在もいなくて寂しい部分もありましたからね。

    首位攻防がどうと言う話は出ていますが、まだ8月にもなっていませんからね。
    疲労が出てきてからが本番になるでしょうし、コンディションを見ながら首脳陣は起用する選手をチョイスしてほしいですね。

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