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勝負所で露呈した「監督の差」も新井カープはこれからのチーム。9月大失速で一気にBクラス転落の危機を新井カープは乗り越えて強いチームになってほしい

強いカープがみたい!
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広島は逆転優勝に向けて3連勝を狙った阪神3連戦で3連敗し、ゲーム差は11に開いた。打線が3連戦全て1得点と投手陣を援護できなかった。新井貴浩監督(46)は「自… – 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)

情報源: 【広島】阪神に3連敗 新井監督「またここで野球ができるように」CSからの下剋上に切り替え – プロ野球写真ニュース : 日刊スポーツ

昨日も1日仕事で観戦できなかったんだけど、精神衛生上、観なくてよかった、そんな気がしている。新井監督が勝負と目論んでいた甲子園での3連戦は阪神に全く歯が立たないという印象を残した形になった。このブログではCSで下剋上を狙う「ソレ」を提案してきたんだけど、最近のカープの野球を見ていると雲行きが怪しくなってきたように思う。とにかくこの3連戦の負け方はわずかなスキからチャンスを拡大して立て続けに点を取ってくる阪神に対して、カープの攻撃は非常に淡泊に見えた。この絵というのがね、阪神に圧倒されてしまっている感をものすごく演出しているような気がしている。まさに刀折れ矢尽きたような負け方をしたカープはこの先どうなるのだろうか??かなり心配になってきたよな。

九里5回までノーヒット投球も8回に捕まる

先発は九里と伊藤将。まぁカープ打線は伊藤将のことを全く打てないので、九里がどれだけ阪神打線を抑えるのか??もうこの1点に注目といった感じだろう。そういったフェーズで見れば九里は非常に良く投げてくれたと思うねぇ。5回まで阪神打線をノーヒット。途中マクブルームの一発で1点リードだけど、正直打線の援護がこれだけでは敵地・甲子園では勝つのが難しいよな。5回までノーヒットピッチングだったけど、1点差ならヒットが出れば追いつかれる、そんな風に思いながらスマホのスコアを見ていたけど、その予感が当たってしまった。6回に1死から中野がセカンド内野安打。悪送球が絡んで1死2塁から森下がタイムリー。あっさりと同点に追いつかれた。まぁ野球なんてこんなものといった感じだよな。
それでもこの日の九里の投球は評価に値するだろう。7回も広輔の連続エラーでピンチを作るも最後はゲッツーでしのいだ。ただ、個人的には九里は7回でお役御免といったところに8回もマウンドに上がったのは少々驚いた。まぁその8回に捕まってしまって負け投手に。ゲームは見ていないんだけど何とかならなかったかなぁというのはあったねぇ。

負けられないゲームになればなるほど打線が沈黙するのは昔から

この3連戦は各試合で1点しか取れていない。これでどうやって勝つのさ??という展開ばかりだよな。前カードの今永から東、村上、大竹、伊藤将と二けた勝てる投手との対戦がずっと続いているというのはあるんだけど、それにしてもやはり点が取れなければ勝てないし、じゃ、点をやらなきゃいいんだろうというほど投手陣も盤石じゃない。特にここに来て栗林の体調が思わしくないようで、ベンチも思い切ってカードを切れない感じでね、カープベンチもどことなくフワフワしていて腰を据えて野球が出来ていない印象もあるんだよな。
それとは別にやはりカープの伝統になってしまった感じもするけど、ここに来ての「負けられない試合」ね、平成以降のカープはこういった場面でことごとく勝てていない。3連覇は全部ぶっちぎりだけど、短期決戦は全敗だからな、やはり勝負弱さというのは染みついているよな。阪神だってここで3つ負けると慌てるだろうし、むしろゲーム差が広がったからこそ、何やってもいいんだくらいのつもりで戦ってほしかったというのはある。特に打線はこういう負けられないゲームになればなるほど打線が沈黙する。ここを打破していかないとこうしたマッチレースや三つ巴、順位争いになかなか勝てないだろうねぇ。

以前「平成ジャンプ」のことを書いた。カープと阪神が平成の時代に一度も日本一になっておらず時代をジャンプしたという話だけど、アタクシも阪神ファンの友人が何人もいるけど、阪神もずっと似たような感じだという。勝負所でなかなか打てない。以前13ゲームをひっくり返された時も途端に打てなくなった。やはり勝てていないチームというのはこうした勝負所に弱さがあるからなんだろうねぇ。

大事なゲームではミスをした方が負け

この3連戦を数字で振り返るとやはりカープの方にミスが多発している。カープのミスからのチャンスを阪神がしっかりものにした。ミスが絡んでいるから同じ1点でもカープにとってダメージは大きい。なので甲子園の声援の後押しもあって「圧倒」された印象が大きく残ったよな。
この3連戦、阪神の先発陣の四球はゼロだ。救援陣を合わせても桐敷が出した一つだけ。片やカープは11個。四球も投手のミス。こういうころを阪神がついてきたと言えるだろうねぇ。
ミスといえばエラー。これに関しては3戦目でカープは3つのエラーをやらかした。小園のエラーは同点に追いつかれるきっかけを作った。広輔の2つのエラーは失点には絡まなかったけど、先発・九里のスタミナを消耗させるには十分だったよな。そして次のイニングに九里が力尽きた感じになったもんな。

今季セ・リーグで一番エラーが多いのは実は阪神。よくエラーの多いチームは優勝できないと言われているけど、このまま行けばリーグ最多失策でリーグ優勝となる。でも、この大事な3連戦でエラーはサトテルの1つだけ。大事なゲームではミスが出なかったということになる。カープにはミスが出た。その結果がコレということだろうねぇ。

監督の差??大いにあると思う

確かに今季の新井カープは戦いながら強くなっているというのはある。ただ、その強さはあくまでも選手の成長と力であり、それがチームとしての強さになっているかといえば少し違うと思うし、こうした負けられない戦いとなった時にはやはり監督の力量というのは出てくるんじゃないかなぁと思う。

新井監督と岡田監督はゲーム後のコメントなんかみていると全く正反対だよな。新井監督は選手を責めることは絶対に言わんけど、岡田監督は結構辛辣なことを平気で言ったりする。8月のロードに出る前は結構この対照的な両監督を比べて岡田監督には選手はついてこれないのではないか??なんて記事を何度か見た。「人望としては新井監督の方が上」なんてね。

確かに新井監督のように選手のミスを責めたりせずに庇うことも選手の成長のためには必要なことだろう。でも当ブログでもコメントをいただいているけど、そればかりだと選手たちが勘違いする恐れもある。中には「公平ではない」と感じる選手も出てくるのではないか??そんな心配の声もある。まぁ色々あるとは思うけどアタクシは時には「厳しさ」も必要だとおもうし、場合によっては乗り越えて来いと突き放す接し方も選手の成長のためには必要かなぁと。そうやって成長してきた選手たちが多ければ多いほどアタクシは「強く」もなるような気がしている。

岡田監督は確かに厳しさはある。打てんやつは使わんとサトテルなんかはファームに行かされたりとこの辺は容赦ない(笑)。ミスをした選手に対して「わかるやん」と批判的なコメントも残す。でもそれだけじゃないんだよな。この監督は非常に人情味があるというかね、昭和の浪花節的なコメントも結構している。
印象的だったのはカープが10連勝で迎えた7月28日の広島VS阪神戦。阪神がカープの連勝を止めたんだけど、このゲームで5番に起用された前川が3三振でベンチで悔し涙を流していたと記者に言われた岡田監督はこう言った。
「え?そんなんで泣いてたらあかんやろ。それは汗やろ、暑いから」と。
己の不甲斐なさに前川も自然と涙が出ていたのだろう。でも、岡田監督は「プロ野球選手として」涙を見せるべきではないと指摘したと同時に前川は「泣いてないよ」と助け船を出したように聞こえた。この辺に人情味を感じるし、選手の心意気に対してはしっかり応えることもしている。昨日のゲームでも完投志願の伊藤将にお前で決めて来いと7回の満塁のチャンスに代打を出さずに打席に送り出した。結果はゲッツーだったけど、伊藤将の心意気を買っての続投だった。まぁそこで伊藤将が打たれて負けたら批判されるんだろうけど、勝負と見るや選手を信じて起用する決断力というのはさすがだと思うねぇ。結局は最後まで投げ切ったもんな。
この辺は本当に意味でゲームで選手の力を引き出す、勝負強いチームを作り上げていく手腕は岡田監督が1枚も2枚も上だろうねぇ。

新井監督も「厳しさ」を経験してきた

でも新井監督はコーチ経験もない中で監督業に飛び込んできた。1年目は外から見えていたカープの選手たちの「自信のなさ」を何とかしたいということでノビノビプレーする環境を最優先で選手たちと接してきたのだろう。最下位予想を覆して残り20試合切った中で2位につけている。アタクシは素直にその手腕については評価したいと思っている。
その中で岡田・阪神に強さを見せつけられた。新井監督も「ちょっとの差だけど、そこのちょっとが大きい」と。やはり勝つために何が足りないのか??を感じ取ったのだろう。それが何なのかは新井監督しかわからないことだけど、やはり勝負所での弱さなんだろうと想像する。これをどうやって身に着けていくのかは新井監督の手腕にかかっている。見守っていきたいねぇ。
新井監督も入団したころは「下手クソ」で有名だった。良くプロ野球に入れたなと先輩たちに相当いじられたし、プロの厳しさを叩き込まれただろう。浩二さんに4番に抜擢されて苦しんだ時期もある。それを乗り越えて2000本打つまでになった。厳しさを十分に経験してきた人。来季以降はそういったことも意識したチーム作りになっていくだろうねぇ。確かに家族的なムードは大事。でも家族だからこそ厳しいことも言えるし、良くなるためにはケンカもする。そういう要素も大事なんじゃないかなぁと思うねぇ。

厳しい戦いは続く。2位も安泰じゃない!?

この阪神との3連敗で一時は6ゲームと引き離していた3位DeNAとの差が再び3まで縮まった。4位巨人とも4.5差だ。尻に火がついてきた感じがあるよな。普通に考えれば残り15試合前後で3ゲームをひっくり返すというのは難しいんだけど、カープファンが心配するのはこの後の日程。明日からは今季1勝しかしていない神宮でヤクルトと3連戦、その後地元で強い阪神と2連戦。ひょっとしたらここで胴上げを見せつけられるかもしれん。日曜日から今季これまで10勝10敗と五分の中日とバンテリンドームで2連戦。神宮⇒広島⇒名古屋と移動が激しい7連戦だ。それを超えれば日程は飛び飛びでそのほとんどが得意のマツダでのゲームになる。現在4連敗中のカープにとって、非常に厳しい日程だし、連敗が伸びてしまう怖さは間違いなくあるよな。9月に入る前は正直、首位阪神の失速を期待していたアタクシだけど、ひょっとしたら9月に大失速するのはカープなのかもしれん。そのくらい自信を無くしているカープファン同志も多いだろう。心配だよな。

でもね、アタクシは新井カープにとってはここを戦い抜くことが来季への自信になるし、チームが成長する試練だと思う。新井監督は西川と菊池の登録抹消を決意。CSに向けて調整をさせている。となると若い選手に再びチャンスもめぐってくる。昨日までの連敗をしっかり切り替えてね、苦手意識なんか吹き飛ばして戦ってほしいよな。先発は玉村。もうこれが最後の先発のチャンスかもしれん。また出番がもらえるようにしっかり投げてほしいよな。とにかくカープの選手たちには下を見ないで絶対にCSに出るんだという気持ち。2位を守るんじゃなくて3位4位を完全に蹴落とすという気持ちで残りゲーム戦ってほしいよな。

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コメント

  1. いーちゃん より:

    Mageさん、こんばんは。
    記事のアップありがとうございます。

    記事がアップされてすぐにコメントしようと思っていたのですが、ヤクルト戦が始まってしまいました。

    新井監督の心のうちは如何に?私は期待しています。
    我が家では、久しぶりのテレビ放送です。しっかりみなくてはいけません。
    技術についてはわかりませんが、勝つことだけを目指して頑張って欲しいです。

    Mageさん、矢野選手は良い選手だと思いますが、小園選手の2塁はどうなんでしょうか?
    菊池選手の後継者問題がー(これも大変ですね)

    チーム事情で仕方ないのかもしれません。(そのへんはまったくわからないのですが)

    以前Mageさんが書かれていた、「ユーティリティプレーヤーはいいけれど守備は固定したほうがエラーがすくないんじゃないか」というのが思い出されます。
    エラーが原因と思われる負けが続くと、守備は崩すなあ!カープは、どうしてコロコロ変えるんかなあ!
    チーム事情もわからず、怒っています。

  2. 鯉の新井 より:

    Mage さん、こんにちは。鯉の新井です。
    最後の決戦で完膚なきまでやられて、私も金、土の試合は
    見たんですが日曜日は見る気になりませんでしたね。
    冷静に考えると岡田監督の今年の采配も見事でしたが
    矢野前監督時代4年間すべてAクラスのタイガースと
    その間ずっとBクラスだったカープでは築き上げてきた
    チーム力の差が相当あるんでしょうね。
    やはり小園や坂倉が若手の選手がシーズン通して
    引っ張っていくチームにならないと地力が上がっていかない
    んでしょうね。それと堂林に来年最後のチャンスだと思って
    レギュラーを取って欲しいですね。
    CSは時間も空きますしタイガースも相当なプレッシャーが
    かかりますから期待して応援していきましょう。

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