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6点差を追いついたんだから絶対に勝たなきゃいかんゲームを痛恨のサヨナラ負け…この負け方は2位争いに大きな影響が!?

Mageちゃんが斬る!
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「中日ドラゴンズ8-7広島東洋カープ」(18日、バンテリンドーム) 広島は悪夢のサヨナラ負けを喫した。

情報源: 広島 痛恨のサヨナラ負けで3位と2差 9回2死栗林が同点ソロ被弾 11回は大道崩れる

よく捨てゲームなんてぇのを聞くよな。まぁこれに関してはいろんな意見があって大差がついてゲームを諦めたような選手起用をすると「ファンをバカにしている」なんてぇのを聞く。まぁ確かに球場に足を運んでいるファンの中には何年かに1度しか来れないファンもいるのは確かだし、そういうファンに対して全力を出さない姿勢は失礼ではないか??と、そういうことだろう。もちろん、球場に足を運んだファンには色々な人がいるんだろうけど、そもそも応援にいったゲームの勝ち負けなんてその時の運だと思うしな、ゲームは必ずどちらかが勝ってどちらかが負けるんだから、それを言ったらキリがないだろう。いわゆるマイノリティ(少数派)のことまでこちら側が考える必要があるかといえば、考えるのは必要かもしれんけど、それにシーズンの戦い方に影響されてしまうと本来の目標である「優勝」や今のカープで言えば「2位」への足を引っ張ることにもなるだろう。ましてや残りゲームが少ないという中で、このゲームの「負け方」ね、非常に悪いなぁと思うんだよねぇ。個人的には6点差ついた時点で捨てても良かったと思う。「どうせ、負けるなら」ね。

最下位チームに振り回された!?

先発の森翔平が4回を3失点でマウンドを降りた。アンダーソンが繋いだものの中崎が3失点6回を終わって0-6。まぁ誰が見ても厳しいだろう。ただ、望みは??といえば、中日の守護神・R.マルチネスが登録抹消。接戦になれば…という期待を持ったカープファン同志も多かっただろう。アタクシはこのゲーム、中崎が打たれたところから見たんだけど、まぁこれで勝負あったと思って買い物に出かけた。戻ってくるとなんと同点に追いついている。そうなるとこのゲームは何としてでも勝たなきゃと抑えのいない中日だからな、絶対にチャンスはあると思っていた。
この同点劇、追いついたのは立派だと思うけど、やはり6点差を追いつかれた中日は守護神不在でベンチもバタバタした感じがあったよな。四球、エラーなどでチャンスを作って1死満塁からマクブルームの内野ゴロで1-6。ようやく中日先発の根尾から1点を取った。続く広輔を歩かせて再び2死満塁。まだ5点差。一発打たれてもまだ勝っている。それに根尾は連打を食らっているわけでもないしな、個人的には続投させてもいいのではないかと思ったねぇ。ここで根尾から藤嶋に代えたというのはアタクシは中日にはあまり詳しくないけど、やはりR.マルチネスがいないということで点差をつけて逃げ切りたいという中日ベンチの思惑があったんだと思う。ここで根尾から28試合連続無失点中の藤嶋を左の中村貴にぶつけてきた。この辺は中日ベンチが何とか藤嶋頼むというところだろう。ここまで好投を続けてきた根尾は投げたかっただろうし、個人的には根尾で行った方が中日ベンチが思い描く展開になれたのではないかと思っている。
藤嶋が中村貴にタイムリーを浴びて4点差。代打松山はファーストのエラーを誘った。たまらず秋山の所でサウスポーの齋藤をマウンドに上げるもこれもタイムリーともう打つ手、打つ手が裏目に出たよな。齋藤を出すなら松山の所だろう。中村貴の所だと末包が残っていたので難しいけど、松山に対しては代打の代打ないだろう。まぁこの辺の投手起用や慌てぶりというのはやはり失礼な言い方だけど、「最下位のチーム」といった感じでね、まぁ去年のカープを見ているようだった。だから中日ファンの気持ちもよく理解出来る。「なにやってんだ!?」と(笑)。ただね、この7回の中日ベンチのドタバタでカープが同点に追いついてしまった。中日はこのイニングだけでリリーフを4人使っているわけで、延長戦になってら相当苦しいだろう。勝てるゲームだったと思うねぇ。このイニングが始まるまではブルペンでは勝ちパ投手は「今日は出番なし」と気持ちを切らした投手もいただろう。それが今度はカープのブルペンの勝ちパが全員出ることになって負けた。なんか中日ベンチの迷走にカープサイドの方が振り回された感じがしないでもないよな。

9回の勝ち越し点も中日からいただいた!?

同点に追いつかれてからの中日ベンチというのは非常にムードが悪かった。追いつかれたけど勝ち越そうというムードが感じられず、矢崎と島内に淡々と打ち取られている印象だった。これならカープがどこかで勝ち越せそう。それも中日サイドのミスに乗じてというチャンスも大いにあると感じた。それが9回に出たよな。中日のマウンドは松山。非常に気持ちで投げる真っすぐの球威とフォークで打ち取る投手だよな。カープも今季はこの投手に抑えられてきた。そんな松山でもやはりこの悪いムードに支配されてしまったような投球になったよな。

先頭の大盛に死球。続く秋山は何とか1,2塁間へ引っ張りたかった場面もサードゴロでランナー入れ替わり。続く矢野の絶妙な送りバントを松山がお手玉して打者走者の矢野もセーフ。
チャンスが広がった。小園のショートゴロでランナーが進塁して2死2,3塁。ここで堂林が三遊間の深いゴロを打って1塁セーフで勝ち越した。いい当たりのヒットなんて一つもない。投手の2つのミスからチャンスをもらって勝ち越せた。こうなると後は栗林に託して見事な逆転勝利を待つばかりとなった。勝ちを確信したカープファン同志も多かっただろう。

栗林が痛恨の一発被弾…

この9回の1点で中日ベンチはますますムードが悪くなった。それを証明するかのようにカープ守護神の栗林に対して先頭の加藤翔は簡単に追い込まれて3球目に苦し紛れにフォークをひっかけてファーストゴロ。カリステは初球の真っすぐに手を出してセンターフライ。簡単に2死を取った。栗林も今日は行けると思っただろう。この辺に「油断」のようなものがあったのだろう。最後の打者になるであろうビシエドに対して非常に甘い真っすぐを初球に投げてしまったよな。来日以来長打率は常に4割以上。5割超える年もあったビシエドだけど、今季は不振に喘いで3割台。それでもビシエドはビシエドだよな。打たれた瞬間、栗林もしまった!!と思っただろう。この一発は絶対に打たれてはいけない一発。この辺は油断があたっとは思うけど、この一発で今まで沈んでいた中日ベンチが生き返ったし、カープベンチはせっかくの大逆転勝ちがフイになった。両軍のベンチムードがここで完全に入れ替わってしまったよな。

個人的には今季最悪の負け方

6点差を追いついて9回に勝ち越したものの阪神ファンじゃないけど「あと一人」の場面で一発を食らい延長戦。最後は大道が力尽きサヨナラ負け。今季カープは8度のサヨナラ負けをしているけど、個人的には一番キツい、ダメージの残るサヨナラ負けのように思う。
まず6点差を追いついた。中盤終わっての6点差を諦めずに追いついた。これは素直に褒めたいけど、この攻撃を最悪のサヨナラ負けに対して「でも、頑張った」とフォローの材料にしてはいけないと思う。強いチーム、下剋上するチームは大差を追いついたら勝つもの。それを負けたというのはちょっと厳しい言い方をすると弱さが露呈したと思う。これをよく追いついたから…と目をそらすことをファンはやってはいけないと思う。まぁゲームとしては面白かったけど、追いついたら勝たなきゃいかんゲームだったのよ。

0-6も7-8も負けは負け。ただの1敗という考え方もあるだろう。でも中身は全然違うと思う。0-6で「捨てゲーム」となれば、勝ちパの投手はマウンドに上がらなかっただろう。でも追いついたがゆえに勝ちパの投手が全員マウンドに上がった。延長戦になったから登板過多になっている大道に2イニング投げさせる羽目になった。0-6なら大道の出番はなかっただろうし、捨てゲームにしておけば、後は何点取られようが「ただの1敗」で済ますことができたのよ。もちろん大差を追いついて勝てば、これは地元CSに向けて大きな前進になっただろうし、そういうことなら勝ちパを全員繰り出してでも勝ちにいかなきゃいかんだろう。そして勝てばいいのよ。それはそれでチームが盛り上がるからねぇ。だからこそ、この勝ちパを全員使っての「負け」ね、逆に順位争いに大きな影を落としそうな、そんな負け方なのよ、7-8の負けはね。

DeNAは阪神に連勝。ゲーム差2で直接対決。負ければ2位は相当危ない

この日の結果でカープの貯金は10。これを割るようなことになれば、アタクシの貯金と順位の理論で行けば、2位は相当危ない。3位のDeNAは阪神に連勝して貯金が6。ゲーム差は3ゲームをずっとキープしていたけど、その均衡も崩れて「2」となった。そして明日、地元マツダでDeNAとの直接対決だよな。当然、DeNAは今季のエース格・東をぶつけてくるだろう。対するカープは大瀬良だ。
カープはこの直接対決を取ると2位に大きく前進するだろう。しかし負けるようなことになるとそのままズルズルいくのがカープでもある。ひょっとするとCSも危なくなる。そう見ている。残りが7試合で貯金10以上をキープするとなれば4勝3敗以上の成績が必要になる。仮にカープがこの4勝3敗をクリアせずに3勝4敗で抜けたとすると貯金が9。DeNAが貯金9に並ぶためには残り10試合を7勝3敗だ。これを見ても厳しいというのはわかるし、いかに明日勝てばかなり前進するのは理解できるだろう。カープが4勝3敗で抜ければ、貯金が11。これにDeNAが追いつくには8勝2敗となり、明日カープに負ければあと1敗しかできなくなる。

一番懸念するのがカープがここで連敗してしまうこと。昨日のサヨナラ負けをきっかけに連敗が伸びるとかなり厳しくなるだろう。おまけに苦手の阪神戦と中日戦が7ゲーム中4ゲームある。ちょっと嫌な残り方だよな。そうなると4位の巨人だってわからない。
カープが残り7試合に対して巨人とDeNAは10試合。つまりカープがゲームがない日にこの2チームはゲームがあるという日が何試合かあるのだろう。これを全部勝つと想定するとカープはやはり3試合差1.5ゲーム差がギリギリボーダーラインということになる。今は2ゲーム差。尻に火が付いたように見えるけど、じゃ、それほどの勢いがDeNAや巨人にあるかといえば、そうでもないようにも思うんだけど、一番肝心なのはカープがしっかり勝ち続けること。勝てばなんの問題もないんだけど、昨日のようなゲームを見せられると市民球場ラストイヤーのシーズンを思い出してしまう。あの年も残りゲームを5割でいければなんてことなかったのを連敗してCSには出られなかった。途端に打線が打てなくなり、投手陣にも粘りがなくなったのを覚えている。あの時の再来を予感するような、負け方だっただけに非常に気になるんだよな。さて、新井カープは残りゲームを勝ち続けて2位でCSを決めらるか??カープファンの新井監督の評価も残りゲームでだいぶ変わってくるだろうねぇ。

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コメント

  1. いーちゃん より:

    Mageさん、こんにちは。記事のアップありがとうございます。

    恥ずかしながら、ビシエド選手への一球とホームランには、かなりショックを受けてしまいました。あの場面のことを説明してくれる記事を読みあさりました。Mageさんの記事も今か今かと待っていました。油断なのか?完璧な失投なのか?

    すんだことは仕方ない。失敗をいかすしかない。その通りなんですが、原因をはっきりさせずに次にかせるはずはないと思うんです。そこはしっかりしてほしいです。

    今日の記事にありましたが、私は過去の例のようにズルズルと行く可能性は高いんだろうなとすでに自分に言い聞かせています。
    同じことを同じ様に繰り返すとしたら(繰り返してほしいわけではないのですが)いやあ、やれません。

    Mageさん、どうしてそうなっちゃうのでしょうか?
    カープは、そういうチームだからですかねえ?

    勝ち負けだけがすべての私は、相手投手の調子が悪かったらいいのになあ?とかホームランバッターの調子が悪かったらいいのになあ?とか考えてしまいます。それでもいいから勝ってほしいなと思っています。

    同じ投手に同じ様にやられてしまう。苦手球場、苦手チームに勝ちきれない。(極端に)カープはそういうチームだからでしょうか?

    なんか、我が家はそういう家庭だからに近い感じがします。

    新井監督のコメントで「大竹投手の対策をいろいろやっているけれど、うまく行かない」というのがありました。ほんとにそうなんだろうと思います。言い訳とは感じなかった。だから、変えなきゃいけないんです。今のままではダメなんです。

    新井監督の立ち位置や球団での立場、選手との関係など、世間で噂されていることがあるのかないのかはわからないけど、私は変えてほしいと思っています。

    家族って大事だと思います。世間に出て打ちのめされたときに無条件で受け入れてくれるのが家族だったからです。
    そしてまた、他人の中で戦う事ができる。

    でもねー、カープには勝負に徹するチームになってほしいし、そのためにどうするかを一番に考えてほしい。うちのことは家族でもいいけど、外で他チームと戦うときは勝負に徹してほしい。準備も対策も采配もプレーも。

    今日も記事のアップありがとうございました。また、よろしくお願いします。

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