世界野球プレミア12、台湾で1次ラウンドを戦う侍ジャパンが、全勝で決勝ラウンド進出を決めました。広島カープから選ばれている2人、坂倉将吾 と 小園海斗 もスタメンで活躍しました。金曜日の相手は、宿敵・韓国。…
情報源: 世界野球プレミア12 決勝ラウンド進出決めた 全勝 侍ジャパン 正捕手･坂倉将吾＆全試合スタメン･小園海斗（広島カープ）が活躍 | TBS NEWS DIG
このオフに入ってからストーブリーグでのカープの動きは完全に「停止状態」。今後の補強などのニュースがほとんど入ってこないよな。まぁ今は侍JAPANが出場しているプレミア12で球界もそれどこではないのかもしれんけど他球団は着々と補強を進めているよな。
阪神はDeNAを戦力外になった楠本を獲得すれば、巨人もこれまたDeNA戦力外の石川達也を獲得。ヤクルトはFAでソフトバンクの石川と楽天の茂木を調査との報道もある。DeNAも左の中継ぎ強化で阪神を戦力外の岩田、ソフトバンクを戦力外になった笠谷を獲得。カープより上にいたチームもしっかり補強を始めているよな。この辺の動きを見るとやはりカープは「やる気がない」ように見えてしまう。まぁやっていないのだろう。
アタクシもそうだけど、プレミア12が終わったら動きがあるだろうとか、どことなく「いつかはやってくれるだろう」そんな淡い期待を抱きながら見守っているカープファン同志もきっと多いんだろうねぇ（笑）。もっとカープファンは「勝敗」にこだわって応援すれば少しは変わるかなぁと。まぁこの辺はマスコミの問題もあるんだろう。変なこと書けばカープから出入り禁止を食らっちまうだろうし、そうなればマスコミも困るからな。とはいえこの「関係」というのが個人的にはカープが日本一から遠ざかっている一つの要因じゃないかとも思っている。それ以外にも理由はいくつもあるんだろうけどね。
小園・坂倉が侍JAPANで存在感
侍JAPANが「プレミア12」の1次リーグを5連勝で決勝リーグ進出を決めた。まぁWBCに比べると各チーム、若手や力の衰えた選手の出場が目立ち「本気度」という点では落ちるけど、やはりどのチームも「投手力」という部分では日本に勝るチームはいないよな。それでも各国のチームだって日本を一発攻勢で追い詰めるシーンが何度もあったし、この国際大会を見ても「一発の力」の必要性は感じるよな。
その侍JAPANには小園と坂倉が招集されている。小園は2番セカンドという位置で力を発揮していくれているし、坂倉も「正捕手」的な立ち位置で攻守ともに活躍してくれている。カープファンとしてはうれしい限りだよな。侍のユニフォームで躍動する姿をみるとやはり小園・坂倉は「いい選手」だよな。
今季のカープを見てみると助っ人陣の不発、末包の故障で「中軸不在」となった。まぁここで彗星のごとく新星が表れて一気にレギュラーを掴むといった選手が出てきてくれればいいんだけど、残念ながらそれも不発。何とかゲームを拾うもののチームの形は崩れていったように思うし、それがシーズン終了まで踏ん張れず、9月に一気に崩れ落ちた。そんな感じだよな。
新井監督が就任時に「捕手専念」を打ち出した坂倉も「扇の要」としての役割よりも打撃を買われてファーストを守るシーンが多かった。侍の正捕手がファーストやってんだから、この点だけでもチームの形が崩れているのが理解できるよな。
小園はショートのポジションを矢野に譲る形になったにも関わらず積極的な打撃を見せて4番に座るゲームも多かった。重圧もあっただろうけど、立派な成績を残してくれた。侍JAPANに選出されるのもうなずけるよな。
中軸を担う選手が出てこないと
以前にも書いたけど矢野が「有言実行」ゴールデングラブ賞を獲得!!秋山は史上10人目の両リーグ受賞!!カープは本当にいい選手がいるのにね…本当にカープにはいい選手が多いし、いいチームだと思う。小園にしても坂倉にしても本当に素晴らしいよな。でも、やはり彼らが「中軸」を打つのは賛成できない。せめて小園の3番くらいで坂倉に関して言えばアタクシは「捕手専念」を貫いてほしいし、打順も8番でいい。例えば侍JAPANでも小園が2番、坂倉は昨日のドミニカ戦では6番だったけどその前は9番だった。セ・リーグで言えば「8番打者」だろう。アタクシはカープ内でもそれでいいと思うし、こうしたいい選手がその位置にいれば当然得点力も上がってくるだろう。阪神が昨季日本一になったのも8番の木浪が機能したように、下位打線でも一発も打てたり打力のある選手がいることで相手への重圧は相当なものだと思うし、相手からすれば「気が抜けない」となる。この積み重ねが打線に対する「印象」となるし、この「印象」は目に見えなくとも大きな「戦力」になると思っている。だから小園にしても坂倉にしても来季も中軸を打たせるようなチーム編成なら同じことを繰り返すと思っている。
と、なればカープ球団としては小園や坂倉が中軸を打たなくても済むような「補強」や「育成」をしていかなきゃいかんだろう。このドラフトでも青学大・佐々木や富士大・渡邉といった右の強打者を指名。彼らが1年目からバリバリやってくれれば、このドラフトも大成功となるだろう。ただ、新人に期待するというのも厳しいよな。
今季開幕カードではDeNAのドラ１・渡会に痛い目に合ったよな。その度会もシーズン通してスタメンとはならなかった。やはりプロの壁というか打てば打ったで相当研究されるのもプロ。こういったものを押しのけていかないとなかなか常時スタメンとはいかんよな。
現在行われている秋季キャンプでは中村奨成が存在感は発揮している。今季は野球に集中して状態は上向いているし、もともと素質のある選手だからな、来季当たり開花してくれればうれしいよな。
昨季育成から支配下に上がった中村貴浩や今季支配下を勝ち取った佐藤啓介といった選手が彗星のごとく出てきてくれればというのはあったけど、やはり1軍レベルには手が届かない印象だよな。かつて「赤ゴジラ」と言われた嶋さん（現西武コーチ）のように打ちまくるのを期待していたけどねぇ。
ファームでは内田や仲田といった将来の中軸を期待される選手が汗を流している。今季もドラフトで同じタイプの大学生が2人入ってくるからな、この辺から中軸を担う選手が1日でも早く出てきてほしいよな。
外野手では田村がそろそろ出てこないといった感じだろう。秋季キャンプでは存在感を見せてくれているけど、やはり1軍レベルでの数字を残していかないと埋もれてしまう可能性もある。来季が勝負のシーズンになるだろねぇ。
まぁこうしてみてもやはりカープは期待の若手の宝庫だよな。でも、やはりまだ何かが足りない気がしている。早く抜け出してくる選手が出てきてほしいよな。
毎度おなじみの現有戦力の底上げで補強はなし??
カープの補強は今のところドラフトと助っ人のモンテロのみ。まだ時間は十分あるんだけど、なんとな～くこれで打ち止めのようなムードを感じているのはアタクシだけではないだろう。毎度おなじみの「現有戦力の底上げ」でお茶を濁される可能性は十分あるように思うねぇ。あるとすれば助っ人の投手。ここはあるとしても例年だとすでに来季の新助っ人はだいたい決まっている流れからすると難航しているのかもしれんねぇ。
FAもDeNA・佐野が残留ということ、個人的には阪神からFAの原口は面白いと思うけど、年齢的な部分がネックになることは十分予想される。FAに手を出すことは今季もなさそうだよな。
新井監督の意向も反映されている??
例年に比べて補強の熱量や新コーチの就任がないのは新井監督の意向もあるんじゃないか??そんな風にも思っている。あくまでも現有戦力の底上げで選手を育てて勝つ。そこを目指しているので補強は結構というスタンスをカープが受け入れているとすれば、この流れは理解できる。まぁ新井監督らしいと言えばそれまでだけど、シーズン終了後に新井監督が発した「変化する、変わらないといけないと思っています」という言葉が「補強」ではなく、練習量や練習方法、選手の起用法にとどまるのであれば、あまり期待はできそうにないよな。結局、同じメンバーでじゃれ合いながらやっている。3年目にもなって結果が出なければそういった声も聞こえてくるだろう。我々ファンも「変化」に対して厳しい眼で見ていかなきゃいかんだろうねぇ。
今季のカープを見れば明らかに「打力」「得点力」が課題だろう。機動力は十分に見せてくれたと思うけど、盗塁なんかにはやはり「成功率」を追求して欲しいよな。失敗が多かったし、それがきっかけでチームが乗れなかったり、流れを相手に渡すシーンも見られた。この辺は変な言い方をすれば「スキだらけのチーム」ともいえる。とはいえ、機動力で点を取れるのはせいぜい1，2点。接戦の展開ならモノをいうかもしれんけど、何点取ってもカープ相手では安心できないといった3連覇時代の怖さは全くない。最初の話に戻るけど、小園や坂倉が中軸を打っている間はこうしたプレッシャーはなかなか相手には与えられないだろう。彼が1，2番や下位打線の核となり、そこに長打力や勝負強さがある中軸が座って初めて「チーム」と言えるような気がしている。今の考え方じゃアタクシは優勝なんて無理だと思っている。その形を新井監督が作り上げるのか??カープ球団が「補強」という形で実現に向けて後押しするのか??あまり期待していないけど、この形を何とか作ってほしいよな。
では、この秋季キャンプや補強を見る限り、今季の「敗因」にしっかり向き合っているか??と言えば、残念ながらそれを感じ取ることができない。そこに物足りなさを感じるし、やる気あるのか!?と言いたくもなる。本当にカープファンというのは「修行」なんだろうねぇ（笑）
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