仏のシンジと鬼のリュウジで投手再建を願う。今からダメ出しはいかんよ。

仏のシンジと鬼のリュウジで投手再建を願う。今からダメ出しはいかんよ。

 広島の1軍投手コーチに、球団OBでデイリースポーツ評論家の横山竜士氏(43)が就任することが6日、分かった。2014年の現役引退以来、6年ぶりの現場復帰となる。広島ひと筋20年で、選手時代はケガを乗り越え、先発、中継ぎとして通算507試合に登板した。新監督には佐々岡投手コーチの就任が確実。リーグV奪回と投手王国復活を目指す新指揮官を支えていく。 投手陣再建の切り札として、横山氏に白羽の矢が立った。新監督就任が確実な佐々岡投手コーチとは現役時代から気心が知れた仲。かつてのセットアッパーが、新政権の重責を担うこととなった。

情報源: 広島1軍投手コーチに横山竜士氏が就任 投手王国復活に熱い魂で指導

佐々岡新監督就任でかすんでしまったけどな、1軍投手コーチに横山竜士さんが就任することになった。個人的には期待したいと思っている。

横山さん(以下横山コーチ)の現役時代ってのいうのはね、とにかく出始めの頃は本当にイキがいい投手という印象だった。とにかく真っすぐがえげつない(笑)。決して高くない身長から浮き上がるような真っすぐね、これが素晴らしかった。

それと向こうっ気の強さね。打者を三振に打ち取るたびに雄たけびを上げる。若い時からそうだった。清原にひんしゅくを買い、にらまれるシーンは珍プレーで取り上げられたこともある。

当時、紀藤さんという投手がいた。この投手も伸びのある真っすぐを投げていてね、あぁ横山も紀藤みたいになったらいいなぁなんて思っていたのを覚えている。

ただ体は決して大きくないので長くは出来ないかなぁと漠然と思っていたけど、なんのなんのカープ一筋20年。FAの話も合ったけど、ずっとカープのユニフォームを着てくれた。

途中、肩の故障に悩まされた苦しい時期もあった。先発も中継ぎもこなしたし、肩の爆弾を抱えながらも連投にも耐えた。色んな意味で投手の大変さを一通り経験しているし、コーチとしての手腕に期待だよな。

横山投手コーチ起用は佐々岡監督の意向なのか?それとも1軍投手コーチの椅子が空いたので球団がそろそろ横山に、となったのかはわからんけど、佐々岡監督とはウマが合いそうだよな。

とにかく継投に関して言えば、監督と投手コーチの意思疎通というのが重要。ここがうまく行かないとチーム全体に不穏な空気が漂う。両者とも釣りがお好きなようで、そういえば龍馬あたりも釣りが好きだって言ってたけど、カープの選手は釣りが好きな人多いよな。地域性なんだろうか?まぁウマが合うってのは大事だよな。

SNSでは横山のコーチとしての手腕に疑問符を打つ意見も見受けられる。でもさ、まだ何もしていないのにアンタに何が解るか?と言いたい(笑)。まぁ言いたい気持ちはわかるよ。横山でがっかりする同志は結局は松田元を筆頭とした、旧態依然とした球団方針に疑問を持っているからに他ならないし、投手コーチ起用にも「変化」を見出したかったのはよくわかる。それが実現できなかったことによる抵抗なんだろうと。まぁ、そういわずお手並み拝見と行きましょうよ。

しかしカープの投手陣、特にブルペンのテコ入れというのは来季Vを奪回するためには必要不可欠。ここを立て直さなければBクラスに甘んじる危機感を感じているカープファンは多いだろうねぇ。

じゃ、外様のコーチを呼んで立て直せるか?と言えば投手に関してはそうとも限らないとは思う。それはなぜか?

一つは監督との連携。これが重要だろうねぇ。先発投手の代え時、リリーフの起用法、先発ローテーションに関してなど、やはり監督との意見のすり合わせってのは結構な量になる。

会社でもそうだろうけど、自分のことや自分の仕事のやり方に理解を示す上司はやりやすいし、その逆もしかり。この辺、ある意味ツーカーのところがないと、監督とコーチの考え方のすり合わせに時間を要してしまう。この辺というのは、両者とも省きたいのが本音だろう。

監督がカープ一筋の佐々岡となれば、当然投手コーチも同じ環境で育った人がいいだろう。「やりやすさ」を考えれば。

これがもし外様監督なら、ヘッドか投手コーチは監督が人選した方がいいだろう。そうなれば外様コーチが増える。なので監督・ヘッドが譜代大名なら投手コーチも譜代でというのが自然な流れではある。

その辺は球団もわかっていると思う。もし、主要な首脳陣に外様を入れれば、もう一人入れないと孤立してしまう恐れもある。カープはカープでコーチ手形を乱発している手前、ポストが空かなくなる(笑)。いいんだよ、もっとコーチ増やせって話なんだけど、その辺の融通が利かないのは今に始まったことではないからな、結局は身内となってしまう。

カープ球団が変わらなきゃいかんのはこういうところ。カープファンも強さを求め始めている。広島に縁もゆかりもない長野がカープに来た時の大歓迎ぶり、あれは実績のある有名選手がカープに来て、もっと強くなるだろうという期待の表れなんだよな。カープファンは他球団出身者をウェルカムなのよ。歓迎しないのはカープ球団だけよ。

もう一つ。それは外部招聘だったら誰でもいいのか?って話。カープの現状から言って、仮にカープに縁もゆかりもない投手コーチを呼べば、手柄みたいな考えはやっぱり問題だよな。

大事なことは「実績を残している現役の投手コーチ」を「引っ張ってくる」ってこと。そうじゃなきゃ外部招聘しても劇的に変わるということはないと思う。腕がなきゃダメよ。

と、なれば「金」の話になる。引っ張ってくるのなら今以上それ以上の条件が必要になる。コーチ世代というのは子供も金がかかる年ごろになるし、琢朗さんや河田コーチのように単身赴任が許されない家庭環境を持つ世代でもある。その辺を球団が助っ人選手とその家族への手厚い対応のように外部から来るコーチや選手にまで視点を広げられれば、可能性はあるかもしれん。まぁ松田元じゃ期待薄だけどな。

名投手コーチと言えば元阪急の佐藤義則さんが有名。ちょっと古い考えかもしれんので今のカープに合わんと思うけど投手コーチとしては引っ張りだこだよな。

ロッテの吉井コーチもセリーグも知っているし、パリーグでも長くやっているよな。オリックスの投手コーチ高山コーチはかつてカープのユニフォームを着ていたこともある。コーチ歴も長いしセパ両球団を渡り歩いている。ただ今年のオリックスは最下位だったってのは気になるが、ソフトバンクでも7年投手コーチをやっていた。強いチームも知っているのが強みだよな。

こういう実績のあるコーチを引っ張ってこきゃいかんだろうねぇ。ただ、引っ張ってくるなら孤立しないようにしなきゃいかんだろうし、そうなると外部から一人でなく2,3人ということにもなる。まぁ金はかかるんだろうねぇ。松田元が嫌がるのがわかるような気がするけどな。

まぁ 投手コーチの成果はある意味春季キャンプが全てと言ってもいいだろうねぇ。先発ローテの人選、ブルペンの人選、カープの場合は7,8,9回を誰が担うのか?それと若手の突き上げがどのくらい来るのか?まぁGWぐらいにはある程度の評価が下るだろう。

あとは継投策であったり、故障者が出た時の対応、夏場のやりくりとこの辺がその評価に上乗せされる。

だから、今からあぁだ、こぅだ言ってるのってのはよくわからんのよ。やってみなきゃわからんよ。

温厚な佐々岡監督とコワモテの横山コーチ。上手くその役割を生かして投手陣をまとめてほしいよな。仏のシンジと鬼のリュウジ。なんかカナで名前書くと北斗の拳みてぇだけど(笑)、この秋季キャンプから始まり春季キャンプとどんな投手陣を編成してくるのか注目だよな。

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