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ベンチから感じられない「勝利への執念」9回裏は2死でも代走出すべきではなかったか!?

Mageちゃんが斬る!
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 「広島-ヤクルト」(29日、マツダスタジアム) 広島の長野久義外野手が代打で同点2ランを放った。

情報源: 広島、代打・長野が同点2ラン「風に乗ってくれた」 会沢の適時二塁打がのろし

それにしても、よく同点で終わった…というよりも初回の薮田のピッチングを見たら、誰もが「こりゃ、ワンサイド」と思っただろう。とにかく初回の薮田はバッティング投手のようにヤクルト打線に気持ちよ~く打たれていたよな。

ただ、気持ちよく打たれたのは初回のみ。フラフラの薮田を引きずりおろせなかったヤクルト打線はやはり下位のチームだなぁとも思ってしまう。

まぁカープも初先発の金久保の前に完全に封じ込まれた。やはり5,6位の対戦という内容だったよな。

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若手や初先発にスイスイ投げさせてしまう優しいお兄さん

プロ野球の世界ってのは厳しい。若い選手も何度も失敗を重ねながらプロのレベルを知り、その域に達するべく練習を重ね這い上がっていく。まぁプロの1軍で活躍するにはそういう「プロセス」というのは存在するよな。

カープ打線というのは暗黒の時代からこういったプロ初先発や初登板という投手に結構やられている。カープ打線の弱さというか、「甘さ」なのかねぇ?ずっと思っているんだけど、カープ打線に何が足りないかと言えば「凄み」。個人的にはルーキーや初登板、初先発の投手には「プロの洗礼」をしっかり浴びせる。言い方を変えれば「新人イビリ」みたいだけどな、プロは何度も同じ投手と対戦するわけで、最初に叩いておくというのは後々に効いてくる。大事なことのように思うけどねぇ。

ただ、カープの中軸が今、全くと言っていいほど振れていないよな。この辺も金久保を助けてしまった大きな要因だろうねぇ。しっかりしてほしいよな。

投手陣が「スミ3」で踏ん張って呼び込んだドロー

立ち上がりが課題。これは先発陣全員に言えること

まぁそれにしても初回の薮田の内容を見れば、ゲーム序盤でぶっ壊れる臭いがプンプンした。特に初回をみると「打ってくださぁ~いっ」と言わんばかりの内容だったよな。

恐らくコントロールにズレを感じていたんだろう。そこにしょっぱなから塩見にスリーベース。これでなかなか落ち着けなかったよな。ストライクが入らずにどうしても「入れ」行っている印象だった。まぁそこはプロ。そんな球は簡単に打ち返す。

ラッキーだったのは村上のライトオーバーもスタンドまで運ばれていたらかなり厳しかった。ほんの数センチでホームランがシングルヒットになった。調子が悪いながらも薮田はツイていたよな。

まぁその後徐々に立ち直ったけどな、カープ先発陣にとってこの立ち上がりが課題だよな。どうしても打線が追いかける展開というのが今季は多いように思う。ここの所は投手出身の佐々岡監督ね、来季は立て直して欲しいところだよな。

田中法、堂々のプロ初登板は3人斬り!

このゲームはどうやら最初からフランスワを休ませるプランだったみてぇだねぇ。まぁそういうのは大事だよな。でも、そうと決めたのならベンチに入れておかない方がいいように思う。ベンチに入ってしまえば「もしも」に備えて準備しなきゃなんてぇこともある。休みなの休みでないようなね、これではフランスワもなかなかリフレッシュできんだろうに。

ということで、そういう日に限って接戦になる(笑)。それでも中継ぎ陣がそれぞれしっかり仕事をしてくれた。ここは大いに評価していいだろうねぇ。

その中継ぎ陣の中でファームでクローザーをやっていた田中法がプロ初登板。非常に今後に期待を抱かせる投球をやってのけてくれた。うれしいよな。

決して大きな体ではない。それでも体全体を使って投げるから非常にダイナミックな投手に見える。大きく曲がる変化球も野性味さえ感じる。最近のカープにはいないタイプだよな。

それと性格も物おじしないタイプといった感じだねぇ。本人も早く投げたくてウズウズしていたようだねぇ。頼もしいよ。

順調に成長して行く行くはクローザーして君臨してほしい投手。今後の投球も楽しみだよな。

同点ホームランで実感した長野の存在価値

さて、ヤクルト先発の金久保を打ちあぐねていたカープ打線。結局金久保を打ち崩せずゲーム終盤。ここでヤクルトは勝利の方程式を繰り出してきた。清水の登板だよな。

清水は神宮でもカープ打線にやられている。何とかリベンジしたいマウンドだったろうねぇ。

ここでようやくカープ打線も目覚める。1死から龍馬のヒットと會澤のツーベースで1点を返した。その後の堂林はあっけなく三振に倒れて、続く曽根に代打長野が登場。

2球目の外の球を逆らわずにライト方向へ飛んだ打球はそのままスタンドに吸い込まれて同点アーチ。さすがといったところだよな。

ヤクルトバッテリーも攻め方を間違えたように思うけど、外の速球を待っていた感じでね、待ってましたとばかりにバットを出した。見事だったよな。

こういう起死回生の一打というのかねぇ?アタクシは長野という選手はこういうのを打てる「何か」を持っていると巨人時代から思っていた。スタメンで出なくても代打でこういう仕事をやってのけられる力を持っている選手だと思う。

カープに移籍して代打ホームランは初めてだそうだけど、こういう一打を打てる長野の「価値」ね、これは本当に大きいと思う。長野がいてくれてよかった。そう思えた瞬間だったよな。

9回、ベンチは「勝ち」に行こうとしなかったのはなぜだろうか?

7回にいい前例があったのに、代走を出さず

ゲーム後半からアタクシはTwitterでつぶやきながら観戦していた。ご覧になった方はご存知だろうけど、アタクシは9回裏、2死から會澤がヒットで出塁。この時点でアタクシは會澤に代走をとつぶやいた。しかしながらベンチは會澤のままだった。

ゲーム途中でちょっと買い物に出た時間帯があった。どうやらその間に控え捕手の坂倉を代打で使っていた。残る捕手は磯村のみ。でもアタクシは第3の捕手を駆り出してでも、會澤に代走を送るべきでは?と考えていた。

仮にこの日捕手が二人制なら坂倉を早々に代打で出すこともしないだろう。ゲームは9回裏。ここで決めれば終わりなんだから、それに仮にダメでも今季は10回で終わるわけで1イニングの間に捕手がケガする可能性は低いだろう。

もちろん何かのアクシデントの為に捕手を残しておくのはセオリー。でも延長をダラダラやって野手を全部使い果たしたなんてぇ例は沢山ある。いつ終わるかわからん延長戦より、ここで勝負を決めると決断して捕手を使い果たすのと、どっちが価値があるとか言えば、アタクシは勝負を賭ける方に捕手を使い果たした方がいいに決まっていると考える。

ベンチに野間も残っていた。アタクシはカープベンチはここで代走野間のカードを切ってほしかった。

2死とは言っても、ランナーが1塁にいれば、ランナーがいない状態よりもはるかに1点入る可能性は広まる。現に7回で1死1塁から長打で1点取っている。さっきやったばかり。ここは当然その可能性に賭ける。勝負に出て欲しかった。

続く堂林はライト線へのツーベース。1塁ランナーの會澤は目いっぱい走ってくれたけど3塁止まり。あれ、走塁意識の高い選手ならツーアウトだし打った瞬間にトップスピードで走る準備をしていただろうし、ホームに滑り込んでサヨナラとなっていただろう。結果論だけど悔やまれるよな。

佐々岡カープは攻撃に粘り、イヤらしさ、ガメつさがない

昨日のゲームに限らず、今季のカープベンチの攻撃は非常に淡白さを感じることが多い。

カープファン同志ならご存じだろうけど、佐々岡監督は打つ方はよくわからん。恐らく高ヘッド、朝山打撃コーチに任せているといった感じだろう。なので、ボヤっとしているのはこの二人のような気がするし、それが攻撃の采配面でモロに出ているように思う。

昭和の黄金期の話をして恐縮だけど、あの頃のカープの選手たちは隙あらば次の塁を狙ってくる「いやらしさ」があった。ツーアウト満塁からでもセーフティバントを仕掛けてくるような、何が何でも点を取るという「がめつさ」があった。ゆえに他球団からカープは嫌がられた。

昭和の黄金期には日本シリーズを3度勝ち抜いている。すべて4勝3敗という競り合ったシリーズを勝ち抜いてきた。ポストシーズンやここぞのゲームで負けてしまう今のカープと対照的に絶対に諦めずに戦い抜いた。打者対投手の勝負強さとは違う、本当に勝敗を分けるプレーでの強さね、ここが強かった。

この差ってのは日頃からの心持ちというか、戦い方にも影響しているように思う。接戦で弱い、勝つときは大勝、勝ちきれないと今季のカープはやはりここ一番で相手を倒せないのも、勝敗を分けるプレーに弱く、弱いがゆえにそういったゲーム展開を知らず知らずのうちに避けてきた。そんな気もしている。

昨日のゲームに戻ろう。9回2死から會澤が出た。ここで代走を送らなかったのは「どうせ点が入らんだろう」とベンチが高をくくっていたと言われても仕方ない。1塁ランナーが帰ればサヨナラ勝ちだよ?なぜ、その結果に向かってお膳立てをしないのか?アタクシは「勝つ気あんのか?」と不思議に思った。

代走を出して盗塁するのもいい。何が起こるかわからない、走るぞとプレッシャーをかければバッテリエラーを誘うかもしれない。可能性は低いとしてもアタクシは勝つにはそういうこともやっていかんと勝利の女神はこっち向いてくれないよと思うんだよな。

例えが悪いかもしれんけど、好きな女の子がいる。その子は美人で高根の花。自分みたいなものにどうせ興味はないだろうと声すらかけない。どうせ駄目だろうと高をくくってだたその子を見つめるだけ。それじゃぁ、絶対に彼女はこっち向いてくれないよな。

少しでも自分をアピールするために、彼女をゲットするために話しかけたり、目だってみたりね、まずはこっち向かせることをやらんと何のために恋してるのかわからんよな。何もしないんじゃぁ勝ち目もゼロよ。

もしカープベンチに琢朗さんや河田さんが残っていたら勝負賭けていたと思うよ。そういうことをやらなきゃ勝負には勝てない。大事なところで勝てないのよ。3連覇してもその辺のがめつさがないから日本一になれなかったり、CSで負けたりと本当の勝負で勝てない。アタクシはそう思う。

だからね、来季のコーチ陣はそういう勝負勘を持っている人に佐々岡監督をサポートしてもらいたいんだよな。

選手はどんどんいい選手が出てきているし、カープはそれなりの戦力はあると思う。球団が弱い部分をしっかり補強していけばV奪回は可能だと思う。その「弱い部分」にはアタクシは「ベンチ力」というのも含まれているように思う。ここは絶対にメスを入れて欲しい。聞いてます?松田オーナー?

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