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2020カープ助っ人通信簿 助っ人全員総入れ替えでもいいと思う。そのポイントとは?

強いカープがみたい!
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 広島のクリス・ジョンソン投手(36)とテイラー・スコット投手(28)が11日、帰国の途に就く前に取材に応じた。 今季のジョンソンは0勝7敗、防御率6・10。一度も白星を挙げられず「残念なシーズンでした」と左腕。来季については「状況次第ですね、こればかりは」と明言を避けたがチームメートとファンには「チームメートは本当に苦しい時にサポートしてくれましたし、ファンには(思うような)成績を残せなかったけど温かいサポートをしてくれた」と感謝の思いを口にした。

情報源: 広島 K・ジョンソン 来季の去就は明言避ける「状況次第ですね」

ネット記事を見ると今季カープで活躍した助っ人陣が続々帰国の途についている。離日の取材の舞台が外国へ帰るのに空港ではなく、広島「駅」というのがいかにもカープらしい。

今季カープの成績不振というのは、投手陣の崩壊や攻撃での作戦面、監督の采配などいろいろあげられると思うんだけど、個人的には「助っ人が働かない」というのもかなりの比重を占めているように思う。

この助っ人陣の去就というのは来季の戦力を整える上で非常に大事だよな。今日は今季の助っ人に5段階評価の通信簿…通信簿なんて言葉は今は使わないのかもしれんけど(笑)、評価したうえで来季必要か否かを書いてみようと思う。

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評価「1」は文句なく退団組

ドミニカンの支配下は今後慎重にするべし

まずは早々に来季の契約を結ばないと発表された選手たち。これは間違いなく評価は「1」だろう。

特にドミニカンね、フランスワを除いたモンティージャとメナに来季の契約は結ばないとなった。まぁ妥当だろう。メナは育成契約だったけど、モンティージャについては伸びしろを感じることがなかったし、助っ人枠を使うほどの力はないだろう。一言で言えば「力不足」ということだろうねぇ。

まぁカープと言うのは助っ人さえも育成しようという考えを持っている。個人的には否定はしない。ただ、支配下登録するのであれば、そのハードルはもっと高く設定した方がいい。

モンティージャを支配下にした背景は色々あるだろう。投手陣が年々弱くなってきている中、助っ人投手を引っ張ってくるというのは難しい。チーム全体を見渡して投手の頭数を補強する意味で支配下になったという側面は否めないよな。

もちろん1軍で投げてみなければわからないという意見も理解できる。これが日本人枠の中ならいいけど、助っ人枠というのはチームの戦力整備の上で大事な部分。それを「無駄遣い」してしまうのはもったいないよな。たまたま育成でモンティージャがいたからの「とりあえず」感が強かった。これはチームにもモンティージャにもお互いいいことなかった典型的な事例だろうねぇ。

バティスタやメヒアは支配下にするまで球団は結構時間をかけた。かなりファームで打っていたけど、OKが出なかった。そのくらい高いハードルをドミニカン(カープアカデミー出身者)には設定した方がいいだろうねぇ。

ジョンソン退団には賛否両論!?一つも勝てないなのから退団は当然

長くなるのでスコットの件は割愛させていただく(笑)。

さて、ジョンソン。クリスの方ね。カープに貢献してくれた投手だよな。沢村賞も取った。功労者だよな。昨季も二ケタ勝っているし、今季の未勝利には面食らった同志も多いだろうし、佐々岡監督も大きな誤算だったに違いないよな。

今季アタクシのブログを読んでいただいている方ならご存知だろうけど、アタクシはジョンソンがこれだけ勝てないのはある程度予測がついた。なかなか最初の白星を手に入れることができずにズルズルとドツボにハマるパターンね、これは実績のある投手によくみられる傾向なんだよな。

でも、最終的に「未勝利」で終わるというのは、本当に信じられなかった。

SNSを除覗けば石原と組ませろという声も多かったけど、個人的には反対だった。もうジョンソンの方が「切れて」いたから。勝てないのを捕手のせいと擁護されてしまうようではプロ失格だよな。まぁ石原と組ませても結果は同じだったようにジョンソンは急激に劣化してしまった。それだけだと思う。

まだ球速は出る。でも年齢的にも来季で37歳。日本に来なければもう少し野球人生は短かったかもしれん。もうめいっぱいやってくれたよな。この辺が潮時だろうねぇ。まぁ中継ぎのワンポイント位ならあのフォーム、球種は有効だけど、ジョンソンのプライドを考えるとそれを要求するのも酷だろうねぇ。

ジョンソン退団のニュースはジョンソンが帰国の途に就いた後だった。個人的には3連覇の功労者でもあるし、早めに発表して、石原とセットでセレモニーやってあげてもよかったんじゃないかなぁと。寂しいけど、ジョンソンには感謝したいし、お疲れさまと言いたい。

フランスワの評価は「3」コントロール重視で消えた「豪球」

キャンプ、オープン戦の不調の原因は??

今季はすったもんだあったけど、「クローザー」としてシーズンを終えたフランスワ。まぁ最初からクローザーに座っていれば、もしかしたらもう少しマシな成績を残せそうだったけどな、勝利の方程式が決まらなかったのはフランスワの不調も大きな影響があったように思う。

これはアタクシの推理の域を出ない話だけど、佐々岡監督の頭の中ではフランスワに関しては「クローザーで」というのはキャンプからなかったんだと思う。

6、7回を今村や一岡といった中堅にプラス、クローザー争いで脱落した方に担わせ、フランスワには8回、そしてクローザーとという構想だった。実際にフランスワには昨季の内容を見れば、力でねじ伏せるスタイルに曲がり角を感じていたからなんだと思う。

ところがクローザー争いを演じるはずのスコットとDJ、特に佐々岡監督の中ではDJにやってもらいたいというのはあっただろう。ところがキャンプでの実戦、オープン戦を見ても「これは…」となった。結局、スコットの方が「安定」しているということでスコットがクローザーを担うことになったよな。

フランスワ自身もキャンプ、オープン戦と球が行っていなかった。シーズン中盤くらいからようやくコントロールも安定したし、球も行くようになってクローザーに落ち着いた。

なぜフランスワは出遅れてしまったのだろう?

これもあくまでもアタクシの推理だけど、佐々岡監督が投手コーチ時代から「入りが大事」と言われ続けた投手の一人がフランスワだったと思う。今季でも先頭打者を出すとだいたい失点に結びついてしまう。この不安定さがクローザー構想から外された大きな理由だろう。

ここでフランスワはマイナーチェンジを施した。フォームを総じて小さくしてコントロール重視の投球を目指した。そのフォームが安定せず、また、力をどこで入れたらある程度の球速が出るのかをずっと模索していたんだと思う。

そのモデルチェンジがようやく安定したのがシーズン中盤。クローザーに座った。でもフランスワの投球フォームがおとなしくなり、かつての「豪球」も鳴りを潜めた。同じような腕の振りで繰り出すスライダーの曲がりも小さくなった。

その結果、奪三振率も10.15。昨季、一昨季はそれぞれ11.80、11.22だから三振の数は減った。しかし四死球の数が激減した。今季は18だったけど、昨季は39、その前が36なんで半減した。この辺の数字がフランスワがマイナーチェンジに苦しんで苦しんで導き出した結果のように思う。

来季は6年契約折り返し4年目のシーズンもクローザーで行くのか!?

フランスワは6年契約。まぁドミニカンには支配下登録をすると大体6年契約が主流だけど、これを全うした選手は誰もいない。とは言え、6年は普通にやっていればプレーできるわけで選手にとっては悪い話ではないよな。

まぁこれは過去にカープ球団が痛い目に合っているから。チェコや後にヤンキースなどで活躍するソリアーノといった選手がようやく出てきたと思ったら「金」で引っ張られたり、メジャーに流出したりってのを経験した上で練り上げた防御策みてぇなもんだよな。

ただ、個人的にはこの6年は長すぎるようにも思う。見直しが必要だろうねぇ。

まだフランスワはいいだろう。1軍で使えるから。でも今季もほぼファームで過ごし、バティスタの穴埋めに期待されたメヒアのように伸び悩んでいる選手についてはこの6年という期間が甘えに繋がっているようにも思う。とりあえず支配下にした年は1年契約、その後3年位のスパンの方がいいように思う。

さて、その来季のフランスワはどうだろうか?やはりクローザーで行くのか?

チームの形を作る上ではフランスワをクローザーにしておく方が組み立てやすいだろう。ただ、今季の上位チームのクローザーを見ているとコンスタントに150km中盤をみんな投げるよな。それと比べるとフランスワはもう150km出るのがやっとといった感じ。カープが上位を狙う上ではフランスワがクローザーでいいのか?という疑問もある。そうなると今季と同じように勝利の方程式でバタつく可能性もあるけど、思い切って若手の抜擢や150kmをコンスタントに投げる助っ人を引っ張ってきた方がいいように思うけどねぇ。

メヒアはトレード要員でもいいように思う。もう1年様子を見るかな?

さて、野手に移ろう。まずはオープン戦絶好調にもかかわらず、シーズン中盤からはファームに行ったメヒア。バティスタの穴はメヒアでという球団の目論見が完全に外れたよな。

とにかく力みすぎというかね、チャンスになればなるほど、どんな球でも全力で振り回す。軽く合わせれば遠くへ飛んでいくだろうに、犠牲フライすら打てない。困ったもんだよな。

この辺、育成も含めればかなり長い間、日本でプレーしているにも関わらず、日本の「野球」を理解していない印象がある。ここをメヒア自身が自分を見つめなおさないと数字は上がってこないだろうねぇ。

個人的にはパリーグ向きのような気がするし、トレード要員とした方がカープには実りが多いように思う。

まぁカープ的には「もう1年」様子を見ようという感じかもしれん。来季はメヒアにとって大きな変化が起こりそうだよな。評価は5段階で限りなく1に近い「2」といったところだろうねぇ。

ピレラは個人的には残したいけど、助っ人としては物足りない

最後はピレラ。個人的にはアグレッシブな選手だし、カープの選手にもチームにも馴染んでいる。ムードメーカーとして残したい。そんな気持ちが一番大きい選手。来季の契約は未定だけど、ピレラ自身は来季もカープでというのを熱望しているようだねぇ。

まぁそもそもピレラ獲得は菊池がポスティングでメジャーとなった時の「保険」だった。菊池残留が決まり、ある意味ピレラの存在は「宙に浮いて」しまったよな。

そのおかげで経験のある外野はもちろんのこと、経験したことのないサードやらファーストまでやらされた。こういう処遇を受けて腐る助っ人は多い。

それでもピレラは一生懸命やってくれた。この心意気ね、個人的には残したいという人情にかられるのよ。

それでもやはり「助っ人」という切り口で見るのであれば、.266ホームラン11本は物足りないよな。

カープが得点力が落ちているのは一発打てる選手が少なくなっているのも影響しているだろう。やはり20本以上打てる選手が欲しい。となれば、ピレラと契約しても出番は大幅に減るだろうねぇ。評価は5段階中「3」。

来季の助っ人のテーマは「先発」「クローザー」と「ファースト」「長打力」

個人的にはフランスワも含めて総とっかえしてもいいと思っている。そのくらい大胆なことをやらないと、一度Bクラスに足を突っ込むとなかなか抜けられないからねぇ。来季は絶対にAクラスに入らんと、向こう10年は上がってこれないだろう。そういう「体質」にしないためにもカープ球団は「本気」でやらなきゃウソだよな。

まずはジョンソンが抜けた先発の穴。これをどうするか?できればサウスポーの方がいいけど、そういう人材が果たしているのかどうかって話から始まるだろうねぇ。

それと「クローザー」。今季は助っ人を競わせて失敗した。同じ轍を踏むことは許されないだろう。となれば、端からクローザーとしての適性を見極めて獲得してほしいよな。

そしてファースト。カープはこのファーストの層が極端に薄い。1軍では堂林と松ちゃんだけだからねぇ。近い将来林でという話もあるだろう。でも強いチームを作る上で打力を求められるファーストを空白地域にしておけば、それだけでも得点力が下がってしまう。ここの左の強打者を入れて欲しいよな。

それと長打力。HR20本は打てる選手を引っ張ってきて欲しいねぇ。とにかく丸とバティスタで60本以上失っているにも関わらず手をつけていないわけだから、ここの補強もカープ球団の本気度が試される部分になるだろうねぇ。

やはり助っ人の役割というのは大きい。この助っ人の活躍、特に野手の活躍ってのが順位に直結するように思う。育てて勝つのもいいけど、ファンはそんなに待ってはくれないよ。来季は最低でもAクラスのチームをね、球団は本気で作っていかないとね。

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