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會澤が、誠也が、菊池が見せつけた主力陣の実力。若手との差は広がるばかり??興味深かった「ヤノキク」の1,2番

Mageちゃんが斬る!
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 「広島紅白戦、白組5-0紅組」(18日、コザしんきんスタジアム) 第4クール最終日は紅白戦があり、会沢翼捕手(32)が2安打1打点。積極的な走塁で2度好機を広げ、実戦初マスクでも若手を引っ張った。試合は白組が5-0で紅組を下した。

情報源: 広島会沢が積極走塁「足が遅いは関係ない」打っても2安打1打点
昨日の沖縄はすげぇ風だったねぇ。紅白戦の中継もセンターからのカメラはブレまくっていたし、カメラの位置の問題かもしれんけど、センターカメラが映し出す映像では2塁塁審の立ち位置とキャッチャーの位置が重なってしまってね、2塁塁審のケツ見ながら野球を見てた感じだった。まぁそれでも力のある選手はしっかり結果を出すし、出せない選手はそれなりにといった感じだねぇ。この紅白戦も紅組は広輔以外はロッテ、巨人との練習試合のメンバー中心。今回も無得点だからな、3ゲームで得点ゼロ。困ったもんだよな。その反面白組の野手陣會澤や誠也、菊池といったところは「さすが」と思わせる打撃を披露してくれた。こうしてみるとレギュラーと控え、若手の差がどんどん広がっていくように思えて仕方がない。ちょっとカープの将来が不安になってきたよ。まぁそれでもいい場面もあったんで、その辺を取り上げてみようかねぇ。

ヤノキクの1,2番。悪くないだろ??

まず非常に興味深く見ていたのが白組の1番にルーキーの矢野が入った。今季若手の野手では一番アピールしていた選手と言っていいだろう。そして2番に菊池が入った。「ヤノキク」コンビの誕生だよな。初回の守備でもこのコンビで芸術的なゲッツーを成立させた。菊池のトスに矢野がいい反応を示してくれたよな。攻撃面でも矢野が四球で出て菊池が進塁打。いい形ができそうだよな。
特筆すべきは菊池のこのキャンプに向き合う姿勢ね、非常に「フォアザチーム」を感じさせてくれる。先頭が出れば徹底的な右打ちで進塁打を意識した打撃になる。この辺は河田ヘッドのやろうという野球を自らが体現しチームに浸透させようという意識が垣間見れる。昨シーズンあたりは独りよがりの打撃で「2番」から下位打線に降格されたけど、今季は2番定着しそうな感じだよな。まぁ1番に若手の矢野が入っていただけにいつも以上に矢野を活かそうという意識が強かったかもしれん。それを差し引いても今季の菊池は非常に打線においても重要なピースになりそうだよな。この菊池もシーズン中は積極的休養でスタメンを外れるゲームもあるだろう。その時に誰がセカンドを、誰が2番を打つのかということになる。ここにしっかりアピールして自分をねじ込んでやる!位の若手の台頭が欲しいよな。紅組のセカンドは羽月だったけど、これといったアピールもなかった。曽根も脛に打球を当てて悶絶しているくらいしか印象がなかった。「菊池さん、すげぇ」と感心ばかりしていないでこの菊池を引きずりおろそうという鼻息の荒い若手が誰か出てきて欲しいよな。

紅白の捕手にも力の差を感じた「キャッチング」

白組の捕手は會澤。先発の矢崎を上手くリードしていたように思う。3回から石原に捕手が変わったけど、矢崎が投げづらそうにしていたからな、會澤のリードが矢崎にはいい方向に導いてくれたというのがよくわかる。磨きをかけたというスライダーと持ち球のフォームもワンバウンドが多かったけど無難にさばいていたところは「さすが」と思った。まぁこれを引き立ててくれたのは対する紅組の捕手中村奨のキャッチングね、この辺はまだまだだなぁと感じたな。まぁポロポロとミットからボールがこぼれるこぼれる(笑)結構投手はこの捕手のポロってのは気にかかる。この辺にも差があるなぁと。細かいところだけどな。
その會澤は打撃も好調。2つの長打を記録し「さすが」と思わせてくれた。それと「意識」という部分では2本目の左中間のツーベース。送球が本塁に送られると見るやその間に三塁を陥れた。それも楽々とね。この辺は紅組の守備の雑さというかねぇ、その辺が浮き彫りになった。まぁ一つ、苦言を言わせてもらうとこの時のセンターの大盛ね、足と守備にはファンの間では定評があるんだけど、センターをやるならこの状況判断というかねぇ?昨季から出始めた選手だけど、この部分で??と思うことがある。多分昨日の守備も送球の判断という部分でコーチには言われたと思うけど、もっと勉強してほしいなぁと感じたねぇ。打撃も向上しているようだし、もったないなぁと感じたねぇ。會澤ももしかしたら大盛のそういった部分は頭に入っていたかもしれん。走塁は何も足だけじゃない。そういった状況判断のミスを突くのも立派な走塁だよな。

誠也は一発で仕留める確率が非常に高くなった

こうして菊池や會澤の「さすが」を見せつけられたわけだけど、我らが主砲・鈴木誠也も「さすが」と思わせる打撃を見せてくれたよな。確か2打席目だったと思うけど、2球目をセンターへはじき返した。この打席の初球、中村祐が投じた球はムチャクチャ甘い球だった。しかし誠也はピクリとも動かなかった。恐らく待っていた球とは違っていたんだろうねぇ。これ、普通の打者なら仮に待っていた球でなくても甘い球だったら「しまったぁ~っ!」と顔をしかめるだろう。そしてその球が頭に残る。最終的に待つ球に迷いが生じる。こういった心理的な混乱が起きるもんなんだよな。すると2球目にボール球に手を出したり、待っていた球が来ても打ち損じてしまう。狙った球を一発で仕留めるってのは簡単なように見えて難しい。しかし誠也はこの打席の2球目を叩いてヒット。ここね、これがなかなかカープの若手ができないでもがいているんだよな。2球目が待っていた球なんだろう。それを確実にヒットにする。もし初球の甘い球を悔やんでいたら、それを引きずって打ち損じていた、ファールにしてしまう選手は結構多いだろうねぇ。その辺を「確実に」ヒットにする誠也ね、狙い球、甘い球を一発で仕留める確率が上がったように思う。頼もしいよな。解説の金石さんも唸っていた。本当に「さすが」と思わせる打撃だよな。この辺の確率を林や正髄あたりが身に着けてくれると若手の底上げを感じさせてくれるだろうねぇ。

先発ローテ候補に明暗。矢崎はイメチェンで1軍ローテを勝ち取れるか!?

今回の紅白戦は4イニング。まぁ天候の影響もあったのだろうけど、このゲームは「先発テスト」の意味合いの濃かったように思う。矢崎、中村祐という「先発候補」がどんなもんか?この紅白戦最大のテーマだったろう。
結果は明暗を分けたよな。我らが矢崎課長はこれまでとは大きく印象が変わったように思う。とにかく変化球でストライクが取れるようになった。これは矢崎にとっては大きな収穫だっただろう。これまでの矢崎は力強い真っすぐと2種類のフォーク。ときどきスライダーといった印象。このキャンプではスライダーの精度を上げツーシームにもチャレンジしているようだねぇ。それとこれまでは四球で崩れるパターンが多かった。リリースポイントが安定せず、投げてみないとわからんといった印象だったよな。秋季キャンプで投球フォームの解析に取り組んだ。ある程度リリースポイントを安定させることに成功したんだろうねぇ。で、なければあれだけ変化球でストライクが取れるわけがない。取り組んで来た成果が出たよな。一緒に取り組んだ畝コーチも喜んでいるだろう。それと會澤もそこを引き立てていくような配球をしていたように思う。途中カウントを悪くしたけど四球を出さずに3回を無失点。一歩前進だよな。
対するは中村祐。昨季は後半で安定した投球を見せてくれたよな。今季こそ開幕ローテをつかみたいよな。しかし内容的には難しいと感じた。まずいい球と悪い球がはっきりしていた。キレのいいストレートが来たと思えば、力のないストレートもあった。それと武器であるスライダーのキレね、これが全然で見極められてしまっていたように思う。本人が一番不甲斐ないと感じているだろけどな、少々残念な結果になったよ。

塹江は球に力が、正髄はようやく求めていた打球が

あまりいいところがなかった若手の中で正髄がタイムリーツーベースを打った。風がなければスタンドインしたような打球だったよな。正髄本人も納得のいく打撃だったろう。これぞ自分が求めていた打球。そんな印象だよな。これはアタクシの考えすぎかもしれないけど、正髄のバットのグリップね。持つところ。これが普通よりも細いように思う。パワーヒッターだと重めのバットを持つ選手が多いように思うけど、正髄のバットはグリップが細い分、少し軽いバットだろう。イメージとしてはバットをムチのようにしならせて球を弾く感じ。そんな打撃に取り組んで来たのかなぁと。もしそうであれば、あの打球はある意味理想の打球だったように思う。この感触を忘れずに結果を出し続けて欲しいよな。
塹江が1イニング投げた。前回登板はピリッとしなかったけど、今回は真っすぐにしっかり重さを感じたし、いいバランスで投げていたように思う。林のマズい守備でピンチになったけど、冷静に後続を断った。中継ぎ陣で塹江の役割は大きいだろう。昨季同様登板が多くなるだけに疲労が気になっていたけど大丈夫そうだよな。

こうして紅白戦で主力も出てくるとどうしても主力と若手の力の差というのが浮き彫りになってしまう。これじゃぁダメだよな。主力組を脅かすような選手が出てきて欲しいから、若手を1軍に抜擢したわけだし、沢山のチャンスを与えている。今のところはルーキーの活躍ばかりが目につく。寂しいよな。何だろう?「どうせ菊池さんや會澤さん、誠也さんに敵いっこない」そんな頭でいるんじゃねぇか??と疑いたくなる。もちろん主力選手はいずれ衰え若手にバトンを渡すだろう。でもそれを待っていてはダメ。強いカープであり続けるためには毎年毎年若手がレギュラーを奪い取るくらいのものがなきゃダメだよな。大瀬良も明日から沖縄に合流する。どんどん若手の出番が少なくなってくる。奮起を促したいよな。

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コメント

  1. MAX より:

    こんばんは。

    「どうせ菊池さんや會澤さん、誠也さんに敵いっこない」そんな頭でいるんじゃねぇか??と疑いたくなる。ってありますが、2年前流出が確定的と言われてた菊池と翼が残留して(特に翼は確実に出ていくと思っていました)、一部報道で一軍保証されていたなんて言われてましたし、田中も残留した上にヘッドコーチがタナキクが理想なんて言ってたら、首脳陣はタナキクを開幕二遊間ほぼ確約しているでしょうし、若手が萎縮するのも無理ないかなとは思いますけどね。
    週刊誌などでいちいち疑いかけられるぐらいなら、メジャーみたいに契約内容は全て公表してもらいたいですけどね。
    これなら契約に対する責任感も増しますし(開き直る選手もいそうですが)。

    あと、ドラフトの失敗もあるのかなと。
    14年以降で戦力になったと言えるのは坂倉と遠藤ぐらいだと思いますし。塹江やケムナ、藪田は戦力になったのが1年だけですから、ちょっと停滞気味なのかなとは思います。

    • MAXさま。ここ4,5日カープのない生活を送っておりました。返事が遅くなり申し訳ございません。
      コメントを引用させていただきます。
      ”2年前流出が確定的と言われてた菊池と翼が残留して(特に翼は確実に出ていくと思っていました)、一部報道で一軍保証されていたなんて言われてましたし、田中も残留した上にヘッドコーチがタナキクが理想なんて言ってたら、首脳陣はタナキクを開幕二遊間ほぼ確約しているでしょうし、若手が萎縮するのも無理ないかなとは思いますけどね。”

      MAXさまはこれが今キャンプの若手に結果が出ない原因とおっしゃっているのでしょうか?もしそうであれば、今の若手選手に希望は持てません。河田ヘッドがタナキクが理想といったのは言葉を額面通りに真に受けてやる気を失っているのならプロでやっていくなんて無理なのではないでしょうか?アタクシには若手選手にタナキクを追い越すくらい若手が出てこないと勝てないよと言っているようにも聞こえました。色々な意味があると解釈しています。

      ドラフトの失敗は同感ですね。この辺は当ブログで何度も書いていますが、球団の怠慢です。これは補強も含めてですけどね。
      実際に菊池や會澤、誠也はゲームに出れば結果を出しています。これを若手は越えなければゲームになんて出れません。ゲームで結果が出せないのは「どうせ敵いっこない」と思ってプレーしていると思われても仕方ない。結果が出せなくても使ってみたいと思わせる行動やプレーをしてほしいですね。首脳陣が求めているもの、アタクシがカープファンとして求めているものはそこです。矢野以外はこれといった印象がないですもん。野手に関してですけどね。兎にも角にもまずは一つ対外試合で勝ちたいですね。勝てばムードも変わってくると思います。
      コメント、ありがとうございました。

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