四球病再発??で4500勝がスルリと逃げた!?好投先発の代え時の難しさを痛感。「勝ちパターン」はこれから作り出せばいい

四球病再発??で4500勝がスルリと逃げた!?好投先発の代え時の難しさを痛感。「勝ちパターン」はこれから作り出せばいい

 「広島5-9ヤクルト」(28日、マツダスタジアム) 広島がまさかの逆転負けで2連敗となった。

情報源: 広島まさかの逆転負け 八回、中崎乱調から一挙9失点の悪夢 席を立つファンも

8回表のヤクルトの猛攻が終わったと同時にカープファンが席を立ち出口へ向かうシーンが映し出された。まさに「天国から地獄」。一言二言愚痴をこぼしながら、口を真一文字に悔しさをこらえながら、はたまた大きなため息をつきながら、家路や反省会に向かったカープファン同志も多かっただろうねぇ。完封ペースから一転大敗へと一変したゲーム。こうなってしまった要因は何だったんだろうねぇ。

九里は4500勝メモリアル王手登板で今季最高の投球

先発はこのカード初戦で登板予定だった九里。雨でゲームが流れてこのゲームにまわった。このカード前にもカープが4500勝のメモリアルまであと1勝に迫ってね、なんとしてでも「自分が」と息巻いていた。そのゲームが流れ、床田が負けて再びチャンスが巡ってきた。「持ってる」と自分でも感じたんじゃないかねぇ?(笑)。それを裏付けるかのように九里はヤクルト打線を翻弄した。前日床田を滅多打ちにした打線が九里の前にヒットさえもなかなかでなかった。九里が代わってブルペン陣が火ダルマになったのをみるとヤクルト打線は好調なのだろう。それを九里は完全に黙らせた。本当にいい投球だったよな。フルカウントになっても決して四球は出さず、粘りもあった。この日はツーシームが非常に有効だったと思うし、それを中心に七色の変化球で的を絞らせなかった。時折決まる真っすぐもヤクルトの各打者に強烈に印象付ける球だった。中盤に坂倉に一発が出てね、この2点があれば十分な投球内容だったよな。これで防御率は1.65。セリーグのトップに躍り出た。やはり昨季の最多勝投手。勝たせてあげたかったし、4500勝にふさわしい内容だったよな。

九里を代えてヤクルト打線は助かった??

その九里だけど、ゲーム中盤に少し球数が増えた。フルカウントになる場面が何度もあったしな、まぁ完投は厳しいペースだったよな。と、なると好投の九里をどこまで投げさせるのか??このゲームの大きなポイントになったと思う。
7回裏の攻撃。この回は6番長野から。一人ランナーが出れば9番の九里まで回る。本来なら休むことなくベンチ前でキャッチボールをしてからネスクトバッターズサークルに入るはずが、そのままベンチで座ったままだった。あとは「勝ちパターン」に託すというベンチの判断がそこで分かったよな。
ただ、この交代はヤクルトサイドからすれば「助かった」だろう。これまでなかなか自由に打たせてくれなかった九里が降板となれば、「2点差なら…」となっただろう。おまけに中崎、島内の勝ちパターンが四球連発。この交代劇でゲームの流れが逆流したといっていいだろうねぇ。

本当に難しい好投先発の代え時

投手交代。プロ野球にとってはこの判断が非常に難しいし、勝負を分ける場合も多いよな。特に先発投手が無失点で抑えている場合の交代は本当に難しい。ゲーム終盤に差し掛かった場面は先発投手の球数も考慮していかなきゃいかんしな、九里のような実績のある投手ならなおさら難しい。これが経験の浅い若い投手なら、あとは先輩たちに任せてとすんなりいくんだろうけど、九里は昨季の最多勝投手。無失点で来ているのであれば、交代させる「理由」も難しいよな。
この日のTV解説は達川さんだった。この日の解説もヤクルト先発の高橋奎の初球の球種を見事にいい当てるなど相変わらずの観察力を披露していたけど、達川さんは8回も九里でと言っていた。アタクシもこのゲームをしっかり勝ちに行くのであれば、九里でいいと思った。ただ気になるのが7回まで116球を投げていた。球数ね、これはすでに交代領域に入っていたし、まだシーズン序盤だから「無理をさせない」とういうのも当然の考え方だろう。今季は中崎、島内と勝ちパのメンツが決まっているし、佐々岡監督も「無理をさせない」方針で交代を決めたのだろう。もちろん、中崎、島内といった勝ちパの投手はこういう僅差で投げて勝ちに導くのが仕事。逆転を許したのは言い訳できないよな。
これ、シーズンも終盤で優勝争い、順位争い、ペナントの流れでこのゲームをどうしても取りたいとなった場合にはアタクシは8回も九里で行くべきだと思う。なんせ相手が嫌がっているんだから、それを代えてあげる必要なんてこれっぽっちもない。仮に行かせるとしてもランナーが一人でも出たら交代とあらかじめ伝えてマウンドに送り出す。球数も行っているし、ランナーを出せば力も入る。余計な球数を投げることになるからねぇ。このゲームの場合も九里を8回も行かせて一人でも出せば、打者の左右によって中継ぎに代える。そして最後は栗林といったパターンが「このゲームを勝ちに行く」のであれば、ベストだったように思うねぇ。

勝ちパターンを確立させたい佐々岡監督

全てのゲーム、勝てるゲームは勝ちに行くのが本当の所だろう。それでもアタクシはあえて「このゲームを勝ちに行く」のであれば…と書いたのは理由がある。このゲームだって佐々岡監督は負けるつもりで九里を代えたわけではないし、当然中崎、栗林とつないで勝ちに出たのだろう。結果は悪かったけど、プランは決して間違えていないと思う。勝ちにいくプロセスが勝ちにつながらなかっただけで、佐々岡監督の采配に問題があるとも思っていない。ベストと思って選択したのが結果につながらなかった。これはまさに起用した監督の責任で終わる話なんだろう。ただね、ゲームの流れを考えるとヤクルト打線が手こずっていた九里を引っ込めたのだから、「敵に塩」を送ったという見方もある。この辺の「駆け引き」はシーズン終盤になって順位争いとなれば、必要な要素だろう。この経験を活かしてほしいよな。ただ、このゲームを本当に勝ちに行くのであれば、アタクシは中崎が連続四球だした時点で交代させなきゃいかんと思う。それをあえて交代させなかったのは佐々岡監督の悪い癖と言うと語弊があるけど、選手を信じすぎる部分が出てしまったように感じたんだよな。勝負師の監督なら、例えば原監督なら、この日の中崎の内容を見れば「今日はダメ」となってスパッと代えていただろう。1死1,2塁の場面で手当てをしておいたら、最悪で同点くらいでおさまっていたように思う。だから3四球で満塁にして村上に同点タイムリーまで引っ張るという起用をアタクシはとてもとても「勝ちに行っている」とは思えないのよ。この佐々岡監督の「我慢」には「勝ち」以外の何かも頭の中にあったんじゃないか??そんな風に思っている。もちろん中崎への信頼というのもあるんだろうけど、この日の中崎のコントロールを見れば大火事になる臭いはプンプンしていたし、この内容なら中崎だって代えられても「仕方ない」となっただろう。そこをあえて中崎にあそこまで投げさせたのは佐々岡監督の中で中崎、島内とつないで栗林で勝つパターンを確立させたいという考えがあったように思う。いわゆるテスト的な要素があったように思うし、それが交代の判断を鈍らせたような気がしているんだよな。佐々岡監督はこういう僅差で勝ちパで逃げ切る野球をやりたい。今季はここまで好調だけど、このパターンでは勝ち切った勝利はない。この日のゲームはそれを実現するにはおあつらえ向きの展開だった。佐々岡監督が勝ちたい勝ち方をやってみたい。そんな気持ちが強く出た8回表だったように思うねぇ。

勝ちパターンは勝ちながら作っていくもの

カープが3連覇後低迷した要因の一つとしてこの勝ちパターンがどうしても不安定だったというのあるよな。そんな中、ようやく栗林という守護神が出てきた。あとはその前を投げる投手が出てきてくれればとなるんだけど、キャンプ、オープン戦とこれといった投手が出てこない中、優勝経験もあるかつての守護神中崎が復活を感じさせる球を投げるようになった。まぁこれに佐々岡監督が飛びついたわけだけど、昨日の投球を見るとまた何か体調に不安があるのでは?といった感じにも見えたし、3四球でピンチを作ったあたりを見るとちょっと今後はこの位置でマウンドにあげるのは厳しいだろう。その後にマウンドに上がったもう一人の勝ちパ・島内もこの流れではストライクが入らず押し出しで勝ち越し点を献上してしまった。勝ちパの2人を使って7失点。さて、今後も佐々岡監督はこの二人を勝ちパで使い続けるのだろうか??
アタクシは何も今、この時点で勝ちパターンを確立させる必要はないと思う。色々試してみたらいいと思う。中崎は一度下に落としてリフレッシュして、再びこの勝ちパの位置を奪い取れくらいのつもりで役目をリセットするのもいいと思う。
いっそのこと黒原・松本のルーキーコンビをここに当てはめてみてもいいし、その中で結果を出してきたものを勝ちパに固定していけばいい。何も今、この時点で確立して秋まで突っ走るなんて無理だし、手探りで全然いいと思う。勝ちパリレーでこれまで勝ってきたわけではないし、勝つ方法も色々ある。ただ、本当に上位、優勝を狙うのであれば、鉄板パターンを作っておくのは必須。それを夏場くらいまでに確率できればいいんだと思う。むしろ、この時点であまりにも島内、中崎に固執して貯金を使い切り借金生活に入る方がやっちゃいけないことだと思うねぇ。助っ人陣もいるんだし、ここは佐々岡監督も中崎セットアッパー構想は棚上げしてね、色々試してみる道を選択してほしいよな。

大逆転されても野手陣は意地の四連打

8回表のヤクルトの猛攻を見て席を立った人も多かった。でもその人はその裏の怒涛の4連打で3点を返したシーンを見逃してしまった。よもや、よもやだ(笑)。この辺は野手陣の意地を見せてくれたといっていいだろう。ただね、もっと早く追加点を取っていれば、中崎や島内も楽に投げられたのかもしれん。
ただ、8回裏にマウンドに上がったヤクルトの石山も非常にやりづらかっただろう。おそらく予定通りの登板だったと思うけど、攻撃が長すぎてかなり待たされた。いざ、出番となるとなんと味方が7点差つけてくれている。楽どころか、心の持って行き方も難しかっただろう。本当にマウンドに上がる投手は心理的な部分の影響が大きいと感じたよな。本当に野球は難しいよ。
先週から地元で6試合あった。一つ雨で流れたけど、DeNA戦は3連勝。その勢いでヤクルトも叩いて、前回3タテされたバンテリンドームで中日に雪辱の流れを作りたかったんだけど、このヤクルトとの2試合は負け方があまりよろしくない。これを引きずっての名古屋入りにはちょっと不安があるよな。今日の先発は中日を得意としている大瀬良。エースがこの流れを断ち切ってくれることを期待しよう。まぁそれよりもイヤなムードを吹っ切るのは打線爆発に限る。中日先発の高橋宏人は初対戦かな??早めに打ち崩しておかないと中日の勝ちパは強力だからな、前半勝負だろう。頑張ってほしいよな。

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