スポンサーリンク

今季の鯉はヤクルト・阪神の「お得意様」。これでは優勝なんて無理。不調の九里をバッサリ切れないベンチの勝負勘は疑問だらけ

Mageちゃんが斬る!
スポンサーリンク

 「広島5-8ヤクルト」(23日、マツダスタジアム) 広島は投手陣が踏ん張れず3連敗。対ヤクルト戦の連敗が6に伸び、借金は佐々岡政権初の14に膨らんだ。

情報源: 広島が対ヤクルト6連敗で借金14 佐々岡監督の下では初
[ytmr_bb_scoreboard fsize=”1.2″ width=”900px” tm1=”東京ヤクルトスワローズ” tm2=”広島東洋カープ” scr1=”1/0/4/2/0/0/1/0/0″ scr2=”1/1/2/1/0/0/0/0/0″]
【ヤクルト】 サイスニード ○大西(2勝0敗) 梅野 今野 清水 Sマクガフ(14セーブ)
【広島】 ●九里(5勝5敗) コルニエル 菊池保 高橋樹 森浦 島内
[本塁打] オスナ5号(ヤ)

優勝するチームってのは必ず「お得意様」が2チーム位ある。カープが3連覇した時は巨人とヤクルトに大きく勝ち越して貯金を増やした。長いペナントレースを戦っていく上では本当に大事な要素だよな。カープも優勝を狙うのであれば、お得意様を作らなきゃいかんけど、まぁこの先発投手陣、波の激しい打線を見るととてもとてもカープに貯金をもたらしてくれるチームなんぞない(笑)。逆にカープは今季、阪神と今対戦しているヤクルトに多くの白星を供給している状態になった。特にヤクルトに関して言えば、開幕前の評価はカープより低かった。ただ、今季は非常に細かい野球を丁寧にやっているように思う。色んな意味でカープの雑さがこの対戦になると浮き彫りになる。さすが高津監督を筆頭に宮出ヘッド、伊藤投手コーチ、2軍にも池山2軍監督や土橋育成コーチなど故野村監督が率いた黄金時代の選手がその教えを脈々と受け継いでいるように思う。カープもノムさんが監督時代のヤクルトに全く勝てなかった。足かけ3年くらい神宮での連敗記録を作ったかと記憶している。あの頃のカープはまさに「暗黒」。どうやら今季でカープの進む道は暗黒街道に決まった感じだよな。

まだまだカープに蔓延る「コロナ余波」

交流戦直前にカープを襲ったコロナショック。選手はとりあえず戻ってきたけどな、その後もその余波は続いているように思う。誠也はワクチン接種後の体調がおもわしくなく登録抹消。「誠也のチーム」であるカープにとっては非常に痛いよな。ただ、昨日、一昨日の打線の振りを見ていると誠也がいない分俺たちがという気持ちはそのスイングから伝わってくる。九里も復帰後精彩を欠いている。らしくない投球が続いているよな。なんだろう??昨日のゲームを見ても非常に淡白だし、打たれても何かぼんやりとしている印象だった。感染後の九里の体に何か異変があるのではないか??そんなふうに見えた。あれだけポカポカ打たれても、九里は昨日あまり汗をかいていなかったように見えた。普通あれだけ連打を食らえば全身から汗が噴き出るもの。生気を失ったような表情を見れば本調子でないと感じたカープファン同志は沢山いただろうねぇ。個人的には復帰後の2回の登板を見るととてもとても1軍で投げられるような状態ではない。一度抹消してじっくり心と体の回復を待った方がいいように思うねぇ。

打線は好調も4番林がブレーキ これも試練

打線だけ切り取ってみれば序盤から活発にバットを出していた。ヤクルト先発サイスニードの時折抜けるチェンジアップをしっかり叩いていた。バットはみんな振れてやいるよな。ただ、そんななか4番に座った林がブレーキになっていたように思う。4番の重圧なのか??ヤクルトの捕手中村が林の打席だけ右腕を広げたり、ちょこちょこ動いていた。林を揺さぶっているように見えた。この辺もノムさんの教えなのかねぇ??もちろん林だって打てない時もある。自分が打っていればという思いもあるだろう。これも経験。切り替えて今日のゲームに臨んでほしいよな。

ベンチはなぜ九里を4回まで引っ張ったのだろうか??それが敗因??

ゲームの前半は目まぐるしく両チームに点が入った。カープは4回まで毎回得点。それなのに勝てない。非常にカッコ悪いよな。まぁ敗因は打たれまくっている九里を4回まで引っ張ったこと。これで流れを相手に渡してしまったように思うねぇ。代え時は松ちゃんのエラーで同点にされた場面。それまでに青木や山田に初球や早いカウントからストライクを取りに行く球をを狙われて連打を浴びた。恐らく今日の九里の球に力がないと見抜いたのだろう。その後に松ちゃんのエラーが出て同点となったわけだけど、考え方として1イニングに連打なんてそうは打たれないのよ。現に村上の打球は初球を打ってファーストゴロ。すでに1死取っているからな、アウトを一つしっかりとればよかった。ところが欲張ってゲッツー狙いが悪送球。アウトどころか同点にしてしまった。この時点で九里は頭が真っ白になったように思う。間が欲しい。個人的にはここで代えちゃった方がゲームになったように思うねぇ。そのまんま「なんとなく」投じた球、シュートかな??真ん中に入ってオスナに仕上げの一発を浴びた。この1発は防げた印象がある。大きなポイントだったように思うねぇ。

佐々岡監督の勝負勘に疑問。継投策で流れを呼び込めない

まぁこのゲームに限らず、どうもカープベンチは継投策が上手くない。アタクシはこの3回の4点を攻めの継投で乗り切ってほしかったと思っている。もちろん先発投手を3回で交代させるなんてナンセンスかもしれない。ただ、この日の九里は明らかにいつもの九里ではない。粘りもなければ覇気もない。打たれ方も悪いしな、これ以上投げさせても展開は悪くなるばかり…とベンチが読めていない部分が非常に問題だなぁと思うんだよな。もちろん立ち上がりからの九里の投球を見れば、かなり厳しいという見立てはあったろうし、ブルペンも準備をしていただろう。それでも九里を4回も行かせたよな。これはないと思う。結局4回も行かせてまた2点取られた。打線が2点を返して反発してくれた。まだまだゲームになる。なのに4回も九里をマウンドに送ったことね、アタクシはここにベンチの勝負勘のなさを感じずにはいられなかった。もし4回からコルニエルが投げていたら流れがこっちに来たかもしれん。結果論だけど4回の九里の2失点で流れがヤクルトにいったままゲームが終わった。そんな感じだよな。まぁ九里を4回も行かせたのは恐らく「ブルペンの事情」だろう。わからなくもない。ただね、このカードは初戦落としているし、負ければ今季最多の借金14。何が何でも勝たなきゃいかんゲームだったように思うし、打線が活発なんでやり方次第では勝機はあったよな。その勝機を九里を4回のマウンドに上げたところでベンチがみすみす手放した。そんな結果になっちまったよな。もちろん4回から投手を代えて失点しないとは言い切れないけど、九里の続投よりはマシな策だとは思うねぇ。佐々岡監督は以前にも書いたけど選手起用でチームにメッセージを送ることが上手くないよな。あくまでもチーム事情優先の起用にしか見えないんだよな。ここね、アタクシはカープが乗ってこれない原因の一つだと思っている。監督の勝負勘ね、大事な要素だと思うけどねぇ。

9回終了ルールをうまく活用できていない

アタクシは今季の延長戦なし9回終了のルールね、これを考えた時に戦力のどの部分を強くするのか??この判断はとても重要だと思っている。カープファン同志の皆様はどうお考えですかな??アタクシは絶対に投手、中継ぎを強化した方がいいと思っている。9回で終わるんだから、野手の控えをたくさん抱えていても「使いきれない」のよ。それに延長戦がないわけでおしりが決まっているんだから、それに抑えの栗林がしっかりしているんだから、中継ぎを強化して栗林から逆算して継投策を練るべきだと思う。でも、佐々岡監督の頭の中ではこのルールはあまり響いていないのだろう。先発はとにかく長いイニングを、5回を一つの目安として良ければ6回、7回までと。そしてピンチでも投げ切るのが先発投手。でないと白星がつかないよ。と。チームの勝利よりも投手個々に対して頑張りなさいよと。そういう起用法だよな。勝負という一番大事な視点が抜け落ちている、もしくは優先順位として低く見ているように思う。ちょっとでもヤバいなとなれば目先を変えて相手を惑わす。ちょっと調子が悪いなとなれば、打たれる前に代えるのもある意味投手の為のようにも思う。打たれて傷心のまま2軍行きを繰り返しているよな。これも投手の為になっているのか??疑問に思うねぇ。だから9回終了ならば、その間に惜しみなく投手をつぎ込んだ方がアタクシはこのルールをうまく活用できるように思うねぇ。今一番必要なのはロングリリーフ要員。ここがいないから先発の九里を引っ張らざるを得なかったわけで、ファームで調子を上げている投手をそこに当てはめてもいいし、何なら先発でパッとしない大瀬良や九里をそのピースにはめていくのもいいかもしれない。この期に及んでもやり方や投手起用のネックになっている部分を改善しようとしないってのはやはり「野球が古い」と言われてしょうがないよな。野手二人位外してね、そういった投手をベンチに入れておけば、このゲームは九里を引っ張らずに済んだと思うし、その前のゲームの大瀬良も同じことが言えると思うけどねぇ。

先発⇒セットアッパー⇒クローザーの流れにこだわりすぎ??

恐らくだけど、佐々岡監督の頭の中では「先発⇒セットアッパー⇒クローザー」といった継投で勝ちたくて仕方ないのだと思う。もちろんこだわりを持つのは大事だけど、その役割を担える役者があまりにも少なすぎる。少なすぎるからバタバタしているんだよな。それにこの形にこだわりすぎているから攻めの継投といったアイデアが出てこないのだろう。まぁ投手出身の監督にはありがちなのかもしれん。現にそれにこだわりすぎていたのが交流戦だったように思うねぇ。結果先発投手に勝ち無しという不名誉な記録まで作った。もちろん投手の頑張りが足りない、力が足りないのが一番だけど、それがないのであればベンチが知恵を絞って「勝つ」策を見出さなきゃいかん。それができない。佐々岡カープの一番の問題点のように思うねぇ。いい時は選手任せでいいのよ。ダメな時、チーム状況が悪い時こそベンチの出番。まぁ急激な変化は望めないだけに、厳しい状況はこれからも続くだろうねぇ。

にほんブログ村、ブログランキング参加中です!ポチっとやってくれるとありがたいです!
にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ

コメント

  1. MAX より:

    昨日は仕事でぐったりして帰って即寝たんですが、松山スタメンにしてまた松山がやらかしたみたいですね。
    松山使うの敗退行為でしかないし、今年は松山使ってヤクルト戦2敗、中日戦1敗は最低でもしてるように思うんですけど、松山はスルーして病み上がりの九里には悪口ってほんと不愉快ですね。
    今年のオフは大瀬良と九里の動向には注意深く見ていきたいです。

    そもそもスタメンに松山、西川がいる時点で接待みたいなものですし、野間も帳尻ヒット打ってもチャンスでは解説に酷評されるし、まあそれでも西川と松山よりはマシなんですが、野間レベルで最低ラインってどうかなとも思います。
    正直西川と野間見るぐらいなら、外野全部右打者になっても中村奨成、正随を見たいですね。2人とも抹消してもらいたいです(代わりに正随と中継ぎ)。
    別に9回までしかないから控え捕手で磯村を9回に使ってもいいわけですし、首脳陣ルール分かってんのか?って疑問に思います。

    林に関しては仕方ない部分はありますよ。中村悠平が大きくジェスチャーしたりしているのは警戒している証拠でしょうし。
    ヤクルトは村上を育てた経験から林を警戒してると思います。

    巨人やヤクルトはかつては広島にボコボコにされてましたけど、当時の広島には日替わりヒーローがいて別に主力じゃなくてもいい活躍をしたりってのが多かったように思います。
    今の広島はベテラン野手を厚遇してますし、これは監督よりヘッドと打撃コーチの影響でしょうが、野手にノータッチすぎるのが野手の力が強くなりすぎてバランス欠いてるようにも思います(監督はヘッドや打撃コーチに比べたらまだ若い野手を使ってるイメージがあります)。
    現状の広島には日替わりヒーローじゃなくて逆日替わりヒーローがいるようなものです。
    三連覇に貢献した後は本人はそう思ってないでしょうけど、待遇にあぐらをかいて図らずも遊んでいるように見える選手がファーストにいますし、そう言う選手がスタメンだとファンも嫌だし選手も嫌だと思いますよ。

  2. 一禅小和尚92 より:

    ポイントポイントとなるフレーズで納得しまくりです。
    コーチング理論は机上で学べますが、勝負勘はどうなんでしょうか?厳しそう。
    「優勝のためには、先発も中継ぎも抑えも、何でもやります」と選手時代に言われたという記事を読んだことがあります。冷静に分析して、勝つために必要ならば、自分の拘りも捨てる❗️
    結果がすべての世界は厳しいですね。

タイトルとURLをコピーしました