「広島3-1巨人」(10日、マツダスタジアム) 8試合連続で白星から遠ざかっていた広島・森下が7回無失点に抑え、7勝目を挙げた。デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏(77)は「新人王に輝いた昨年の投球を取り戻した」と絶賛した。
情報源: 広島・森下が後半戦初勝利 安仁屋氏「新人王に輝いた昨年の投球を取り戻した」
普段は日曜日休みなんだけど、昨日はお店の店長を集めて勉強会を開いた。帰ってきたのが14時半すぎ。5回くらいから見ることができた。最後まで見ることはできなかったけど、巨人を3タテ。気持ちいいよな。それと今日はドラフト会議だよな。その辺も絡めて書いて行こうと思う。
森下、久々の白星!!真っすぐの威力が戻ってきた
連敗中と言うのは先発投手はプレッシャー掛かるもんだろうけど、連勝中ってのも結構なプレッシャーになるだろうねぇ。特に今季後半未勝利の森下にとってはむしろこの「連勝中」ってのが妙なプレッシャーになるのでは??自分が連勝をストップさせてしまうのでは??不安もあったかもしれん。
これまで同様毎回ランナーを背負いながらといった展開だった。まぁ巨人打線が元気がないというのもあったけど、何とかしのいだよな。ゲーム中盤は三人で片付ける場面も出てきた。これまでと違うところは何か??まぁ解説の木村省吾さんや達川さんが言っていたけど、「真っすぐの回転」ね、これが1年目のそれに戻ってきた。きれいな真っすぐがミットに吸い込まれていく感じね、非常に力があったし、決め球に使えた。これがあるからカーブも生きてくるし、カットボールも生きてくる。いい感じだったよな。
今季の森下はフォームとの戦いだったように思う。コントロールに微妙なズレが生じたり、連打を食らう場面もあった。左肩の開きでボールが見やすくなっているのでは?と足の上げ方や角度を工夫したりね、登板ごとに試行錯誤しているようだったよな。この日の解説の木村省吾さんの弁を借りると森下の球は上から投げ下ろすフォームなので真っすぐの回転がきれいな「タテ回転」なんだそうな。しかしこれがフォームの崩れや腕を下げ気味、横振りになるとシュート回転する。このタテ回転が森下の生命線だそうな。それがこの日の登板はしっかり修正されていい真っすぐを投げられているとのこと。確かに森下は上から投げ下ろすタイプの投手。この日はしっかり投げおろすことができたのだろう。7回を7安打されたけど、四死球は1。これがよかったのだろうねぇ。同期入団でやはり白星に恵まれなかった玉村からのエールも効いたかな??いい感じでシーズンを終えられるといいよな。
坂倉は再び「首位打者」に!!好スライディングも披露して絶好調!!
この連勝中はクリーンアップの活躍なしには語れないだろう。この日もクリーンアップが活躍したよな。3番龍馬のスリーベースで2点も圧巻だったけど、先制点の坂倉のスライディングね、絶妙だった。まさに坂倉は「ノってる」よな。
この先制点は連敗中の巨人に与えるダメージは大きかったように思う。最多勝のかかる高橋優を5回を待たずに降板さることができた。最多勝争いをする九里をアシストする形になった。それにしても原監督と言うのは個人タイトルなんざぁお構いなし。この辺は佐々岡監督と本当に対照的だよな。
で、坂倉のホームへの走塁だけどね、まぁタイミングはアウトだと思った。ところが追いタッチを潜り抜けるように手を滑り込ませた。この辺は打撃好調ということで坂倉に勢いを感じるよな。チームメイト・誠也との首位打者争いもリードした。3安打の固め打ちで.323まで打率をあげた。前回は首位打者に立った途端20打席以上ヒットが出なかっただけに、明日からのゲームでどうなるか??楽しみでもあり、怖さもある。カープが今後追い上げを見せる上で坂倉の打撃は欠かせないからねぇ。
栗林、問題なしの31セーブ
森下が7回を無失点で降板。8回には島内が上がった。まぁカープの不安な部分だよな。これ、やはり森下が7回を投げ切ってくれたのが非常に大きかったように思う。島内は8回を1点だけにとどめることができた。でも、やはりこういうゲームはね、ビシっと締めて欲しいというのはあるよな。連勝が伸びてもこの8回の不安材料だけが残った印象になる。とは言っても打ち込まれたわけではなく。丸の一発以外は全部三振に切った。これはこれで自信にしてほしいよな。
そして9回。満を持して栗林の登板だよな。何だろう??ルーキーのクローザーなんだけど、この安心感ね。「2点あれば十分」といったムードがスタジアムを覆っていたように思うねぇ。2死から四球を出すも慌てず、騒がず巨人打線を黙らせた。素晴らしいよな。これで大野さんにならぶ14試合連続セーブ。早くもレジェンドの仲間入り。本当にいい投手が入って来てくれたよな。
6連勝で3位とのゲーム差が「6」。とにかく負けられないつもりで連勝を伸ばせ!!
夜に行われたヤクルトと阪神の首位攻防戦。首位ヤクルトが逆転勝ちで勝ち越した。もう優勝するチームの勝ち方だよな。カープも3連覇時代は逆転、逆転で白星を重ねた。優勝するチームの野球ってのはね、間違いなくあるし、また、クライマックスシリーズでも3位争いを勝ち取ったチームの勢いってのもスゴイよな。ぜひカープには残り12試合をすべて「負けられない試合」として全力で勝ちに行って欲しいよな。
もちろん机上の上では12試合で6ゲーム差をひっくり返すなんて至難の業。でも何が起こるかわからない。ダメでもともと。でも実現不可能に果敢に挑む赤ヘル戦士の姿を最後の最後まで見ていたい。これはカープファン共通の願いだろう。我々カープファンをがっかりさせたシーズンではあることには違いなけど、最後の最後に「意地」を見せて欲しいよな。
ドラフト会議に佐々岡監督の意向を確認??…ということは??
さて、今日はドラフト会議だよな。カープの1位指名は高校生の逸材というのが有力なんだけど、ここに来て法政大学の左腕の指名も急浮上してきた。このドラフトに先立っての戦力外通告は行われなかったということだから、ドラフトの結果を見てということだろうねぇ。昨日のスカウト会議でも1位指名は当日決めることになった。なんでも佐々岡監督の意向を確認するとのこと。…ということは来季も佐々岡体制と言うのが既定路線なんだろうねぇ。まぁ今のカープはいい野球しているからと仕方なしとみる向きも多いだろう。まぁこれで最後の最後まで巨人を追い詰めてとなれば、続投の方向に大きく傾くだろう。後は佐々岡監督がどのくらいの責任を感じているかによるよな。
それと右打者ね、これもカープの大きな課題になってきているよな。今オフ誠也がメジャー移籍と言うのは十分あり得る話で、そうなると右の強打者は正随くらいしか見当たらない。将来の4番候補という意味でもね、この辺の逸材を是非指名して欲しいよな。とにかく下位指名は一芸にひでた野手でいい。野性味のある選手を取ってほしいもんだよな。アタクシも今夜は仕事を早々に切り上げてドラフトを楽しむとするかねぇ。
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