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ドラフト1位は素材型高校生投手に決定!!180度転換の背景は新井監督の希望??それとも…!?

強いカープがみたい!
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広島が13日、広島市の球団事務所でスカウト会議を開き、20日のドラフト会議で北海道・苫小牧中央高の斉藤優汰投手の1位指名を公表した。189センチ、88キロの本格…

情報源: 広島の1位指名は苫小牧中央高の右腕・斉藤優汰 12球団で5球団目の公表

今、広島では新井新監督誕生の話題で持ちきりだろう。なんでも記者会見の後はテレビで特番が組まれたとか。東京では新井監督よりもどちらかといえば、西武・松井新監督のニュースの方が多かったかなぁという印象。なので、やはり地元・広島はいいなぁとつくづく感じたよ。

クライマックスシリーズもファイナルステージに入ってきて、やはり優勝したチームが強いようだねぇ??今季の日本シリーズも昨季と同じ顔合わせになりそうだよな。昨季の日本シリーズは痺れるゲームの連続だった。あぁいう戦いを今季も繰り広げてくれるのか??それとも阪神の下剋上、ソフトバンクの盛り返しがあるのか??まぁアタクシは全く見ていないのでこれ以上は言わんけどね(笑)。

クライマックスと日本シリーズの狭間で行われるのがドラフト会議だよな。個人的にはこっちのほうにワクワクしている。昨日、カープはドラフト1位で苫小牧中央高の斉藤優汰投手を指名すると公表した。「えっ!?」と驚いたカープファン同志はかなり多かったんじゃないかねぇ??

189㎝の大柄・最速151㎞の本格派右腕

さて、そのドラフト1位として公表された、苫小牧中央・斉藤投手を早速動画でチェックした。マウンドでも大きく見える。いかにもカープのスカウトが好きそうな投手だよな。甲子園の出場はない。ただ、どのサイトを見てもドラフト候補に上がっている。いい投手なのだろう。

動画をチェックしたんだけど、少し粗削りなところがあるのは確か。確かに真っすぐは速いし力がある。ドスンとミットに収まる音なんかは迫力もある。いい素材ではある。ただ気になるのは真っすぐがシュート回転しているところ。アタクシが見た動画では捕手が遊び球要求で外角に大きく外れて構えているにもかかわらず、球がシュート回転してど真ん中に来た。高校生ならごまかし効くけど、プロならスタンドに放り込まれる球。恐らく、これはなおされるなぁと思ったねぇ。あとはボールを叩きつけるように投げる投手なのでコントロールに不安がある。特にワンバウンドの球が目立った。これを修正しようとすると持ち味であるダイナミックなフォームや球の力を失う可能性がある。昨季のルーキー大道も入団直後と今季の投球はまるで別人だよな。大道も叩きつけて投げるタイプの投手でそこに手を入れられたのだろう、持ち味を完全に失ってしまったよな。斉藤投手もひょっとしたら、こうした修正を迫られるプロ生活になりそうな匂いがするんだよな。

カープは高校生投手の育成は苦手??

個人的には「??」がつく投手。カープに合うかどうかも少し疑問に思う。それはなぜか??

過去にもこうした大型の右の本格派の高校生は獲得しているけど、残念ながら1軍に出てきていない歴史があり、それをきっかけにカープは余程でなければ高校生投手の1位指名は避けてきたように解釈している。調べてみれば直近の高校生投手1位指名は昨季で引退した今村さんまでさかのぼる。今村さんはセンバツ優勝投手。セットアッパーとして活躍してくれた。1位指名はドラフト時でも「特A」クラスの投手だったからだろう。その3年前にはマエケンを指名している。こちらも「特A」。今はメジャーリーガーだよな。この辺の指名は育成目的というよりは高校生ながら即戦力のエキスも含まれた指名だったと思うねぇ。素材型を1位で取ってというのは本当に少ないと思うねぇ。

古い話になって恐縮だけど、マエケンの前から10年位前ってのはカープのドラフトは悲惨だった。札束が飛び交うドラフトで逆指名やら希望枠やら、わけのわからん制度が導入されて貧乏球団のカープは蚊帳の外だった。仕方なく地方の高校生を1位指名してカープに入ってもらった。秋田商業の佐藤、戸畑高校の横松、浦和学院の大竹もそうだった。大竹は最終的にFAでカープを出ていったけど、モノになるのに相当時間がかかった。国学院久我山の河内。河内は確か達川監督がくじで引き当てたのを覚えている。現コーチの東出は野手として、捕手の白濱といった面々がこの時代の高校生ドラ1だった。
佐藤や横松、河内は育成途中で故障に見舞われ、苦労した。河内はその後1軍で投げることができたけど、佐藤や横松は1軍での登板は1試合のみでユニフォームを脱いだ。この辺からアタクシはカープの高校生投手の育成には疑問符がつけていたし、カープ球団もドラ1投手は大学、社会人のある程度完成されたタイプにシフトし、高校生投手は下位指名といった流れになったように思う。だから今回のドラフト1位の公表は非常に意外だったんだよな。

右の強打者のはずでは…!?

これまでのスカウト会議では1位は右の強打者、特に外野手という話が基本線だった。確かに「長打力」という面においては今季のカープの泣き所ではあったよな。鈴木誠也のような和製大砲はカープの将来を見据えても必要な戦力だろう。

個人的には投手も足りないと思っていたので、大学・社会人の投手でもいいのでは??とも思ったり、盗塁数が激減している現実を踏まえて足の速い、右の内野手もいいんではないか??こうしてみるとカープの戦力の偏りと伸び悩みね、結構深刻なところまで来ているのかなぁとも思うねぇ。

そんな背景があるのにドラ1は高校生投手。180度の転換といってもいいだろうねぇ。この辺の背景に探りを入れてみることにしよう。

新井新監督の方針か!?

大きな理由の一つとして、監督が変わったというのは大きいだろうねぇ。これまでは佐々岡監督の現場リクエストの意味合いも和製大砲指名に傾いていた理由の一つだろう。その佐々岡監督がユニフォームを脱ぐことになり、新井新監督が誕生した。本人もドラフト会議に出ると言っていたし、当然ドラフト戦略に新井監督の意見が反映されることは間違いないだろう。

就任会見でも若手の底上げという話も合った。カープの将来のためにも若い選手を鍛え上げる伝統の手法を再び取り入れることを思い描いていることだろうし、将来のエース候補の育成も急務といえば急務。新井監督誕生が方向転換に大きな影響を与えたのは間違いないだろう。

末包、中村健人、中村奨成、右の大砲候補は現メンバーから??

右の外野手といえば、鈴木誠也がメジャーに行くことでその穴埋めをすべく、昨季のドラフトで社会人野手を多めに取った。末包や中村健人がそうだろう。両名とも1軍キャンプに抜擢、1軍で一発も打ったけど、野手総合コーチのお眼鏡にはかなわなかった。末包はある時期からファームに、中村健人はベンチを温める場面が多かった。ただ、両名とも社会人1年目とはいえ、一発も打っているし、慣れてくればというのはあるだろう。右の大砲はこの辺の戦力の底上げにシフトチェンジしたように思うねぇ。

タイプ的にはこの二人は新井監督の現役時代とかぶるだろう。新井監督も入団時は外野手だった。チーム事情でサード、ファーストとなった。末包、中村健人のコンバートは考えづらいけど、こと打撃に関しては新井監督のもと鍛え上げようという腹積もりがあるのかもしれん。

それと中村奨成ね、今季中軸を打った坂倉が首脳陣に捕手1本を申し出たようだしな、アタクシもそちらの方がいいと思う。なぜ坂倉がサードで中軸に起用したかといえば、助っ人野手が一人だったり、長打力のある打者が少ないという理由だからだろう。中村奨成は逆に捕手へのこだわりは捨てつつある。外野で勝負するということになるだろう。この辺も新井監督になって楽しみなところ。ぜひとも来期はこの3人のうち誰がか中軸を打つようになってくれると得点力も上がりそうだよな。

年代に偏りも出てきた??

二つ目はチーム編成上、ある年代に偏りが出始めてきているというのもあるかもしれん。特に投手に関してはこれまでも大学社会人に偏っていたように思うし、10代から20代前半の選手層が薄くなってきているのは否めないよな。

昨季のドラフトも大学、社会人を多くとっているし、案外今季はオール高校生なんてこともあり得るような気がしている。まぁ仮にそれが実現するとなれば、その裏にはこのオフの補強はかなり順調に進んでいるからと言えるかもしれん。
なんせ即戦力の補強をドラフトで諦めるということは、同時進行している助っ人の補強に手ごたえがあるからという考え方もできる。まぁこれだけ期待させておいて梯子を外されたときの怒りは尋常なないので期待するのもほどほどにしておくくけどな(笑)

龍馬・野間の残留交渉も順調!?

案外これが一番の理由かもしれんけど、今季FA権を獲得した龍馬と野間。この二人の残留交渉も順調でゴールが見えてきている。この辺も高校生投手に方向転換した大きな理由の一つのような気がしている。野間が抜けると「足」の部分でも戦力ダウンだし、得点力という面では龍馬の打撃は欠かせない。この二人が残るのであれば、野手の補強は急がなくていいという判断をした可能性は大いにあると思うねぇ。

野間はすでに2度ほど交渉を済ませたそうな。噂では日ハムの新庄監督が欲しいと言っているとか。龍馬の以前に番組の企画でカープにいらんと言われたらファンであるオリックスという発言があり注目を集めていた。まぁただ、新井監督になったことで二人とも3連覇を知っているし、もう一度奮起して新井監督を胴上げしたいという気持ちに大きく傾いている可能性はあるよな。これで野手陣のめどは立ったと球団が判断したのかもしれん。

斉藤1位を狙っていた球団が別の選手を公表

このドラフト1位の斉藤投手はどんな投手なのか??プロの評価は高いようだねぇ??地元北海道を本拠地とする日本ハムはもちろんのこと、西武や巨人、ソフトバンクやロッテの評価も高く、狙っているという前情報はあった。しかしここに来て斉藤投手に行くであろう球団がそれぞれ別の選手を1位指名すると公表した。この辺もカープがこのタイミングで1位を公表した理由があるように思うねぇ。

日本ハムは「二刀流」の日体大の矢沢選手、巨人は高松商の浅野選手、ソフトバンクは誉のイヒネ選手、そして西武は早大の蛭間選手と斉藤投手に興味を持っているとされている球団がそれぞれ1位指名を公表した。この1位公表には意味があるというか戦略もあるのだろう。今季のドラフトのように目玉がいない場合、どの球団も一本釣りを狙ってくる。できれば競合は避けたい。新井監督も記者会見で抽選は避けたいと言っているように、いい選手が少ない場合は意中の選手を何としてでも取りたいわけで、先に公表することで他球団も「やめておこう」と判断させるために「公表」という戦略を立てることがある。カープも斉藤投手を外したら、かなり厳しいドラフトになる、そういった判断で公表に踏み切ったんだろうねぇ。

これで他にも斉藤投手に手を上げる球団が出てきたらどうするかね??新井監督のくじ引きもみたい気もするんだけどな(笑)

個人的には新井監督のもとで3連覇レガシーでの最後の優勝のチャンスと挑戦、同時に若手への切り替えが行われると考えている。ならば、アタクシは今回のドラフトは将来を見据えたものでもいいと思っている。やはりカープは若手を鍛えて鍛えて育成してくのが本来の姿。猛練習を積み重ねてきた新井監督の下でそういうチームになっていくのもいいかなぁと思う。さて、来週のドラフト会議はどうなるか??楽しみだよな。

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