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カープ連勝は5でストップ…中盤のヤマで絶対に点を取られない姿勢が感じられなかった背景にあるのは栗林の温存??

Mageちゃんの「熱視線」
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 「中日5-2広島」(12日、バンテリンドームナゴヤ) 広島は逆転負けで連勝は5でストップ。昨年の開幕以来の6連勝を逃し、勝率は5割に戻った。1点リードの六回に先発・遠藤淳志投手(24)が同点弾を浴びると、2番手・アドゥワ誠投手(24)も勝ち越し打と2ランを打たれた。14日からはマツダスタジアムでヤクルト3連戦。開幕カードで3連敗を喫した相手に、リベンジを果たす。

情報源: 新井カープ 連勝5でストップも本拠地で再進撃だ 将「抑えても打たれても、今後の糧に」

野球でも仕事でもそうだけど、ついつい欲張ってしまって後々「あの時、こうしておけば…」と後悔することは50年以上生きていると何度かある。まぁそれを「仕方ない」と割り切るか後悔を続けるかで未来が変わる。今の自分が恵まれていなかったり境遇がよくない現状を過去のせいにしていると新しいチャレンジに躊躇してしまう。前進し、未来を切り開いていくのであれば失敗や後悔を割り切ることも必要。そんな風に思うねぇ。

本来であれば連勝を伸ばしたいところ。しかし昨日も書いたけどまだ9試合(昨日ゲーム前)。その勝利に絶対守護神・栗林が全部絡んでいる。今後も連勝を伸ばすのであれば、昨日のゲームも出番があったかもしれないし、出番がなくとも一度肩を作っていただろう。それなりに疲労は蓄積していく。仮にベンチに入れても今日は「使わない」と決めたはいいが、そういう日に限って延長戦になったり、ド接戦になったりして結局投げさせることになってしまったというのは何度も見たことがある。そこで新井監督は思い切って栗林を休養させるためにベンチから外した。この決断というのはなかなかできないよな。今日はゲームがないので2日間栗林を休めることができる。これには新井監督の頭の中でいろいろな「狙い」があるのかもしれんと勝手に想像してみたよ。ま、それは最後に書くとしよう。

打線は中日中継ぎ陣を全く打てず…下降気味か!?

この2連戦、投手のやりくりに苦しむ中日投手陣相手にカープ打線は個人的には「打てなかった」という印象だねぇ。もちろん初戦の柳、この日の福谷から先制点を取りゲームの主導権を握ることはできたけどもその後の追加点がなかなか取れなかった。初戦だってやっと9回に2点を追加したけどもっと早く中日中継ぎ陣を攻略していれば、栗林の登板はなかったかもしれんし、昨日のゲームもマルチネスが出てくる前にもう少し点差を詰めていれば、連敗中の中日から焦りを引き出せたような気がしている。まぁ贅沢な悩みかもしれんけどね。
なんやかんや言って中日は投手陣がいいからな、特にバンテリンで戦う場合はいかにこの辺を打ち崩すかにかかっていると思う。この辺はスコアラーも含めてしっかり情報を取って戦って行かなきゃいかんかなぁと思うねぇ。

それとデビッドソンね、この辺はだいぶ中日サイドに情報が集まっているように見える。少し当たりが止まる時期に入ってきているかなぁと思うねぇ。まだカードも1巡していないし、2巡位しないと各投手の特徴をデビッドソン自身もつかめないだろう。新井監督も現役時代に当時の山本浩二監督がガマンして使い続けてくれた過去がある。今後も使い続けるのか??注目だよな。

遠藤の6回登板が裏目??

カープ先発は遠藤。前回登板はチームに初白星をもたらした。個人的にはキャンプ、オープン戦を含めて今季一番悪かったような気がするねぇ。よく5回まで持ったというのが正直なところ。あの調子で5回に打席が回ってきて代打か??と思ったどど、ベンチはそのまま遠藤を打席に送った。まぁまだ勝ち投手の権利がかかっているんで仕方ないといえば仕方ないけど、これが負けられないゲームや厳しい監督、逆に連敗中の立浪監督なら代打を告げられてもおかしくない内容だったと思うねぇ。
とにかく球がふわふわ浮きすぎる。それも力のない真っすぐや変化球のすっぽ抜けが非常に多かった。相手が好調な打線なら序盤で滅多打ちにあってもおかしくなかった。球数も多かったし、前日の九里と比べると明らかに見極められている球が多かったよな。

カープベンチは栗林温存の背景から遠藤に行けるところまで…というのが本音だったろう。それでもあの出来なら5回で交代が妥当だろう。それでも6回にマウンドに行かせたのは5回だけ遠藤は中日の上位打線を三者凡退に抑えた。これがいけなかったというわけではないが、あの内容を見て「6回も」となったのは自然流れだろう。この日、栗林がベンチにいれば、5回で交代は十分にあり得たと思うねぇ。そのくらいこの日の遠藤はよくなかったと思うねぇ。

アドゥワが被弾で引き離される。手は打てなかったのか??

個人的には逆転され、引き離された6回裏ね、あそこはもっと何かできなかったかなぁというのはある。振り返ってみよう。遠藤が先頭のアルモンテに同点の一発を食らう。まぁこの直後に代えておけばというのはあるよな。これまでの内容からすれば、勝ち投手の権利も消え、ランナーもいない。フラットな形で中継ぎにバトンを渡せる。うまく行けば同点のままゲーム終盤という流れになっていたように思うねぇ。
続投の遠藤は続く細川にツーベース、福永が送って1死3塁。打席に木下が入る。ここで新井監督は遠藤を諦めた。前の打席で木下にいい当たりをされていたので代えるなら木下の所と決めていたようだねぇ。
ここで出てきたのはアドゥワ。自慢の真っすぐを4球続けて投じた。この辺は変化球で合わされるよりは、真っすぐで押そうというバッテリーの意図が見て取れた。しかしこれが皮肉な結果を生んだ。木下の打球は直球に詰まりながらも内野と外野の間にポトリと落ちるヒット。まぁ気持ちアドゥワの球が低ければこうはならんかったかなぁとは思ったけど、仕方ないよな。
個人的にはここまではOKかなぁと。しかしこの後2死後にアキーノに一発打たれてゲームが決まってしまった。ここは残念だし、もっと手はなかったかなぁというのはあるねぇ。。もう1点もやらないということで一人一殺の継投でもよかったと思う。そういった起用をすることで、「もう1点もやらない」というファイティングポーズを見せることがチーム内にも連敗中の中日にも見せることで流れを渡さないということは必要だったよう思うねぇ。

もちろん広いバンテリンドーム。アキーノの一発は完全に想定外だったと思う。まぁタイミングがドンピシャあってしまった。まぁここで勝負あったよな。

投手をつぎ込まなかったのは連勝中の余裕?

この場面でアドゥワを代えなかったカープベンチの采配を批判する気はさらさらない。むしろこれは新井監督の「意思」ではないかと思っている。それはなぜか??

栗林をベンチから外したことで新井監督は「無理に勝ちにいかない」と決めていたのではないか??そんな風に思っている。実は143試合。全部勝つのは絶対に無理。優勝するチームだって絶対に60敗くらいする。この60敗をいかにチーム為に使えるか??個人的には大事なことだと思うねぇ。シーズン終盤、順位がかかれば当然「負けられない試合」が続く。その段階でチーム力が充実している方が上に行く。まだ始まったばかりの段階でムキムキに勝ちに行ってもバテる可能性だってある。
昔のカープは戦力不足から開幕から目いっぱい戦ってGWくらいで失速してきた過去がある。「広島は鯉のぼりの季節まで」と揶揄されるのもそこから来るものなんだよな(笑)。

ゲーム前まで5連勝。貯金もできた。さらに連勝を、貯金を伸ばしたいと考えてもおかしくない。栗林を外すなんて頭にない監督がいてもおかしくはないと思う。そこを新井監督はあえて栗林外しをやった。アタクシはやった時点で「今日は欲張らない。展開によっては捨てゲーム」と割り切っていたのではないか??もしそうであれば、6回のアドゥワ続投は納得できるし、もっと言えば遠藤を6回のマウンドに送ったのも納得できる。この辺の割り切り方はね、できるようでなかなか難しいことだと思うねぇ。

捨て試合はあっても口にしちゃいかん

昔、中日は強かった。そう、落合さんが監督の時代はとてもとても強くカープは全く歯が立たなかった。まぁ落合監督は本当にファンの間でも好き嫌いが激しかったと記憶している。その落合さんが監督時代、そして今でもメディアで公言しているのが「捨て試合はある」「捨て試合は必要」という考え方。これは当時ネット上でも大騒ぎになったのを覚えている。

賛成派は戦力を無理に使わない、温存することも長いペナントを戦う上では必要とか大差がついた場合は若手にどんどんチャンスをやることは必要、主力を休ませることも大事といった意見。
反対派はその日しか観戦できない人がいることをわかってほしいという感情的な意見。落合さんの「捨て試合」発言はファンをバカにするなという考え方。まぁその人は気の毒だけど、落合中日は優勝というファンが一番うれしい答えをたくさん出してくれたのは間違いないだろう。

チームの監督として「捨てゲーム」は心の中ではあるだろうし、必要だろう。ゲーム前から捨てに行くわけではなく、展開上次のゲームに備えたり、若手を試すといったこともシーズン中にやらなきゃいかんことは沢山あるよな。ただ、「捨てゲーム」と口にすることはいかんかなぁとは思う。
ファンもその日しか見られない人がいるとは言ってもアタクシのように子供を連れてロッテに1イニング15点取られた日にゃぁ、そら途中で帰りましたよ。マツダスタジアムでも大量失点で負けているゲームは途中で席を立つ人が多いよな。「選手が一生懸命やっているのに失礼」という声もあるだろう。この辺はお互いさまとなんだろうと。ただ、勝敗の責任を背負う監督が「捨てゲーム」と口にしたらカリっとする人はいるのは間違いないからね、言っていいことと悪いこと、世の中にはたくさんあるよな。

この日の新井監督の頭の中に「捨てゲーム」というフレーズはなかったけど、「無理に勝ちにいかない」というのはあったと思う。だって、勝つために必要な栗林を外しているんだから。野球は何も守護神が投げなくても勝てるゲームはある。そういう展開で勝って連勝を伸ばせれば、さらに勢いが出るだろう。でもそれは「展開次第」と「割り切って」ゲームに望んでいたのだとは思うねぇ。そのおかげで開幕1軍に選ばれながらも登板のチャンスがなかった黒原、2軍から上がってきた中村祐を投げさせることができた。これを収穫と捉えるのであれば、それでもいいとは思うねぇ。

それと新井監督の中では金曜日から地元でヤクルト3連戦が控えている。ここで開幕のお返しをと密かに爪を研いでいる。栗林温存の意味はそこにもあるのかなぁと思うねぇ。ファンとしてはぜひともやってほしいよな。

チームがある程度の形ができるまでは勝率5割をウロウロしていれば、このチームは何とかなるとも思っている。あとは交流戦の成績次第というのはあるだろう。新井監督の頭の中ではいろいろな青写真があるのだろう。この日の栗林外しがのちのちによかったと言われる日が来るかもしれん。まずは金曜日からのヤクルト戦ね、神宮のお返しをするのであれば栗林の3連投の可能性は非常に高いだろう。ぜひともリベンジして欲しいよな。

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コメント

  1. 鯉の新井 より:

    Mage さん、こんにちは。鯉の新井です。
    連勝ストップは残念でしたが私も新井監督の采配は
    納得できましたよ。後半戦に優勝争いをしようと思えば
    勝負所で使えるリリーフピッチャーはもっと沢山必要なのは
    目に見えてますしね。今から使えるピッチャーを選別していくのは
    当然ですよね。そろそろ森下が戻って来るそうですし
    アンダーソンあたりはリリーフでどうですかね?
    あとは気になったのは坂倉がベンチの時の打線ですよね。
    昨日のようにデビッドソンが駄目だと6番から9番まで
    ヒットなしですから厳しいですね。やはり広輔も本塁打が
    出たのはよかったんですが後が続かないとなると
    ヤクルト戦はもう一度小園の先発もありかなと思います。

    • 鯉の新井さま。こんにちは!!
      アンダーソンのリリーフに関しては大賛成です。あのスピードボールを活かすにはリリーフの方が向いていると思いますねぇ。本文でも書いていますが、先発が揃っているので中継ぎ強化に力を注いで欲しいものです。
      デビッドソンは個人的には7番でもいいかなぁと思います。暑くなると助っ人は打ち始めます。新井監督同様、長い目で見てみたいですね。
      コメント、ありがとうございました

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