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若手やルーキー試すならカープ戦がオススメ!?ルーキーに「ノープレッシャー」で今季8度目の完封負け

強いカープがみたい!
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情報源:デイリースポーツオンライン 広島・新井監督脱帽 絶対リベンジ!ヤクルト・ドラ2松本健にプロ初登板初完封くらった 「いい投手だなと」8度目零封負け
「ヤクルト2-0広島」(15日、坊っちゃんスタジアム)

広島が今季8度目の完封負けを喫した。無得点試合は11度目となり、わずか1日で勝率5割に逆戻りした。プロ初登板初先発となったヤクルト・松本健を打ち崩せず、散発3安打で完封勝利を献上。広島が…

いやいや昨日のゲームは本当につまらなかった。TVを見たのは4回裏からだったけど、ヤクルト先発ルーキーの松本相手に4回以降は走者も出せずにパーフェクトに抑えられた。まぁ初見の投手だし最初は戸惑うのは仕方ないにせよ「プロ」なんだから途中で捕まえて、完投・完封を許すなんてのは本当に恥ずかしいよな。この辺に新井カープの問題点が浮き彫りになったように思うねぇ。

森下は粘って粘って1失点

まずその前にカープの先発・森下に触れておこう。前回登板でできたマメの影響でローテを変更。問題なしということでこの日の登板になったようだけど、最初はちょっと手探りでの投球だったように見えた。真っすぐが高めに抜けたり、変化球のコントロールもままならなかったように見えた。特にゲーム前半はヤクルト打線にとらえられていたけど、4回くらいから球が指にかかりだしていい真っすぐが来ていた。あの調子から言って6回を1失点だからよく投げてくれたといっていいだろう。調子が悪くても味方が点とって白星となればいい流れもできるんだけど、なんせあの貧打線だからな、気の毒なようにも思うねぇ。まぁ森下に限ってクサることはないだろうけど、次に向けてまたしっかり準備してほしいよな。

コントロールのいい投手はリードもしやすい

ヤクルト先発はルーキーの松本。伸びのある真っすぐとフォーク、そしてカーブ、スライダーのコンビネーション投手。こういう投手の生命線はコントロール。ここがしっかりしていれば打者を打ち取る「ストーリー」が描ける。この日の松本は真っすぐのコントロールが抜群だった。真っすぐがいいからカーブのような緩い球でカウントを稼げるし、追い込めばフォークで三振、スライダーでタイミングを外しての内野ゴロが非常に多かったよな。先発投手としての資質は非常に感じるよな。

こういう投手は捕手としても面白いというかね、中村悠もリードしていて楽しかったんじゃないだろうか??要求通りに投げてきて、それにカープの打者がまんまとハマり、アウトが積み重なっていく。気持ちよくリードできただろうねぇ。先発投手はコントロールが大事というのをこのヤクルトバッテリーが体現してくれたように思うねぇ。ナイスピッチングだったよな。

打線は今季8度目の完封負け…

そのヤクルトバッテリーに翻弄されたカープ打線。終わってみれば3安打完封負け。4回以降は走者を一人も出せなかった。得点圏で6連続安打の4番小園からも快音が聞けなかった。これで34試合消化で8度目の完封負け。困ったもんだよな。
恐らくだけどカープベンチも5回を過ぎたあたりからリードを許していると「今日も完封されるかも」というプレッシャーがあるんじゃないかと思う。だから終盤になればなるほど焦りからボール球に手を出したりしてしまう。本当なら相手がルーキーならいずれボロが出るくらいの余裕が欲しいところ。それどころか中盤以降は完全にヤクルトバッテリーの術中にはまって気が付きゃゲームが終わっていた。そんな感じだろうねぇ。走者も出ないから仕掛けもできない。流れを変える一発を打てる選手もいない。大きな課題だよな。

こういう流れを変える存在は助っ人の一発だったり末包あたりに出るとチームのムードが俄然よくなるんだけど、この辺の戦力バランスというか、そういった存在がないというのが接戦を取り切れない要因だし、こういう僅差でのビハインドの展開になるとカープは本当に苦しいよな。

ヤクルトベンチも完投は考えていなかったのでは??

ゲーム開始直後はヤクルトベンチも松本に完投させるなんて思ってもいなかっただろう。スコアも村上に一発打たれるまでは1-0だったし、松本の「代え時」は高津監督もどうしようか??と考えていただろう。しかしカープ打線があまりにも無抵抗であっという間に9回まで来てしまった。村上の効果的な一発もあり9回もマウンドに送りだすことができた。余計な投手を使わんでヤクルトベンチもうれしい誤算だったよな。

仮に松本を攻略、ヤクルトベンチを混乱させるタイミングがあったとすれば、それは6回だったろう。この回カープは1番秋山からだった。この辺から松本もコントロールが甘くなってくる兆候はあったと思う。秋山、宇草とフルカウントまで行ったしな、四球の一つでももぎ取れば流れも変わっていたかもしれん。

先発投手が完投するのは本当に簡単ではない。立ち上がりの不安、それを切り抜けても打順が2巡目、3巡目となれば打者の目も慣れてくる。球数が増えればスタミナも切れてくる。完投となればそれまでの球数やセリーグの場合は打順のめぐりあわせといった「運」も必要になってくる。チャンスで9番に回ればその時点で「ご苦労さん」となる。そういったものを全部クリアしていかないと完投はできないんだよな。このように完投には少なからずそれなりの「ストーリー」が準備されている。特に1-0なら一人ランナーがでるだけでもハラハラドキドキ。一発のある打者を迎えれば弱気なったりする。そういったものを乗り越えた先に「完投」がある。しかし今回の松本の完投・完封ストーリーにカープの選手がなかなか登場しなかった。なんか盛り上がりに欠ける映画やザコしか出てこない北斗の拳を見ているようで見た事を後悔してしまうような内容だった。ヤクルトファンから見れば痛快だろうけど、カープファンとしては「何やってんだ!?」と言いたくもなるだろう。それほどに今回の松本の完封劇は立ちはだかる強敵すら登場しない盛り上がりに欠けたワンマンショーだったよな。

こうしたゲームを見せられると他球団もカープ戦に若手やルーキーをぶつけてくるだろう。いい宣伝になっちまったよな。

ストーリーを展開できないのは役者の力不足

よく下手な役者を例える言葉として「大根役者」「三文役者」「猿芝居」なんてぇのがある。このゲーム、いや34試合中11試合がスコアレス、15敗のうち半分以上の8敗は完封負けときているカープ打線は野球のストーリーを展開できない役者がそろってしまっているといわれても仕方ないだろうし、「金返せ!!」とヤジられても仕方ないよな。

野球の打順だって点を取るストーリーを想定したものだよな。1番は足が速く出塁率が高い、2番は進塁にかかわるサインプレーをこなせる選手、3番は4番につなげる役割や走者を還す打撃ができる選手、4番は打線の中心で一発や勝負強さが求められる云々とね、もちろんその通りにどのチームも打順を組んでいるかといえばそうではないけど、どのチームも点を取るストーリーを描いて打順を組んでいることは共通だろう。
カープは開幕から前日と同じ打順というのはほとんどない。前ゲームでいい形で点を取った打順でも翌日にはまた違ったスタメン。もちろん、その日の相手先発に対してストーリーを想定してやっていることなのだろう。それでも8回も完封されているわけで、いわば「キャスティングミス」と言われても仕方ないだろう。コロコロ変えすぎて点の取り方を忘れてしまったのかな??(笑)

強いチームは打線が固定されている。主役、相手役、準主役、そしてバイプレーヤーを上手にちりばめて、役者(選手)がそれぞれの個性を発揮して観客を沸かす。相手もここで1番を出したら4番まで回るとプレッシャーを感じて四球出したり甘いボールを投げてチャンスを作られたりするもので、打順が固定していると相手にやられるイメージを作らせることができるメリットがある。残念ながら、昨日のカープ打線を見るとノープレッシャー。松本も妙に構えることもなく、ある意味「淡々」と自分の投球ができたように思うし、それをさせてしまったのはカープ打線、その打順を組んだカープ首脳陣ということだろう。役者だけではなく監督や演出家、そしてプロデューサーも「ヘボ」ということだ。こんな「ヘボ試合」を見せられたわけだからSNSで怒りの声が錯綜しているのも当然だろう。

確かに両助っ人が故障離脱、末包もようやく合流と新井監督がイメージした打線が組めていないのは同情の余地があるけど、いろいろ試しても点が取れないのであれば、ファンに対して何らかの対応をしなければいかん時が結構すぐそこまで来ているように思う。ポイントは明日からの巨人3連戦だろう。ここでも同じようなゲームが続くとなれば、ファンも荒れ始めるような気がしている。確かに順位は勝率5割の3位だけど、カープファンだってプロの野球を見たい。アタクシもカープの選手がガンガン打って勝ったり、勝負強さをみせてくれるゲームをたくさん見たい。これはカープファン同志共通の願いだろう。残念ながら今のカープ打線は相手にプレッシャーすら与えられない状況になっている。新井監督はこの状態をどうやって抜け出すのか??その手腕を発揮する時期が来ているように思うねぇ。

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