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交流戦「負の歴史」は対ソフトバンク戦にあり!?苦手意識があるうちは日本一なんてない。3戦目は何とかリベンジを!!

強いカープがみたい!
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情報源:ニッカンスポーツコム 【広島】7シーズン連続ソフトバンクに負け越し 新井監督「相手がナイスピッチングだった」
<日本生命セ・パ交流戦:ソフトバンク2-0広島>◇1日◇みずほペイペイドーム

広島が今季9度目のゼロ封負けで、7シーズン連続交流戦ソフトバンク戦の負け越しが決まった。

3回に遊撃矢野の悪送球からピンチを迎え、2点を先制された。打線はソフトバンク大津の前に走者を出しながら1点も奪えなかった。チームは3連敗。新井貴浩監督は「縦横だけじゃなく、緩急もついていた。ストライク先行で相手がナイスピッチングだった」と初対戦の右腕をたたえた。

カープは2005年の開始以来、ずっと交流戦が鬼門と言われてきた。しかしここ数年の交流戦でカープの前に立ちはだかっていたオリックス戦を2勝1敗で勝ち越した。この勢いで交流戦での一番の難関であるソフトバンク戦も行けるんじゃないか!?そんな期待を抱いていたカープファン同志も多かっただろう。アタクシも「行けるのでは??」という記事を書いた。19安打14得点猛打爆発で手負いのオリックスを粉砕!!着火剤は4番小園の「凡打」から??
九里の投打にわたる奮闘むなしく歯車狂い逆転負け&連勝ストップ…今日からのソフトバンク戦は初戦が大きなポイントに??
しかしながら初戦は先制しながらも落とし、2戦目の昨日は完封負け。やはりソフトバンクの壁はカープにとって分厚く高いものなのかねぇ??残念ながらアタクシはこの2試合は断片的にしか見ていないのでエラそうなことは言えないが、この辺を中心に今日は展開していこう。

球界に激震が走った2004年~2005年

もうあれから20年たつんだねぇ??2004年のシーズン中にプロ野球界に激震が走った。巨人のオーナーであるナベツネさんがプロ野球を2リーグ制から1リーグ制にするという提案があり、オーナー会議で容認の方向に向かっていると日経がスクープを出した。こら大変だと。すでに近鉄とオリックスの合併が内定、さらにダイエー(現ソフトバンク)とロッテやヤクルトとの合併の話も取りざたされた。当時万年Bクラスのカープも近年の低迷から「不要論」も飛び出した。カープがなくなるかもしれん。そんな気持ちになったのを今でも強烈に覚えている。ホリエモンが松田家にカープ譲渡を打診したとかしないとかってのも噂になった。この問題で選手会が立ち上がりストライキを盾にオーナーサイドと交渉するように頑張ってくれた。きっかけはオーナー会議でどんどん話が進んでいくことに当時の選手会会長の古田さんが異議を唱えるとナベツネさんが「無礼、分をわきまえないといかん。たかが選手が」と発言。これにプロ野球ファンが怒り心頭。2リーグ制維持に心が一つになった。ナベツネさんが決定的に嫌われ者になったのはこの事件があったからだろうねぇ。

オリックスと近鉄の合併はすでに承認されたもののほかの球団の合併はなくなった、合併で一つ少なくなったパリーグは東北を本拠地に置く東北楽天ゴールデンイーグルスを承認し6チームを維持、経営難であったダイエーはソフトバンクに経営権を譲渡。福岡ソフトバンクホークスとなった。そして2005年シーズンからプロ野球人気回復のために開始されたのが交流戦だ。

2000年代のカープとソフトバンク

この当時のカープとソフトバンクはどんな感じだったか??2005年に交流戦が始まった前後5年の成績、いわゆる2000年代の成績を振り返ってみると…

カープ 5位 4位 5位 5位 5位 6位 5位 4位 5位 5位…この10年最高順位が4位。5位7度ある。ひでぇもんだよな。

ダイエー 1位 2位 2位 1位 2位 ソフトバンク 2位 3位 6位 3位 3位とソフトバンクになってからは優勝がない。ただ2010年代からソフトバンクは「世界一」を目指し本気で補強し始めて2010年代は5度のリーグ優勝を果たしている。ダイエー時代もかなりの補強費を使っていた。しかし急激に親会社の業績が悪くなり身売りせざるを得なくなったという背景がある。もともと強いチームという歴史であることに間違いはないだろうねぇ。
このカープとダイエー/ソフトバンクの力の差というのは交流戦始まったころから、かなりあったと記憶している。

圧倒され始めたのはバク宙ホームインのあの人が監督になってから…??

交流戦開始当初はホーム&アウェイを3戦ずつ戦う計36試合。3年目から2戦ずつに短縮されて24試合、現在の3試合制になったのは2015年から。当初は1か月半くらいかかる長丁場だった。昔から人気のセ、実力のパと言われていた通り交流戦となるとパリーグの強さが光った。ロッテの2005年2006年と連覇で始まり、ソフトバンク3回、オリックスと日ハムが1回ずつ。セリーグが初めて制したのは巨人の2012年だから7年かかったわけだ。

カープとソフトバンクとの対戦を見ると2005年が2勝3敗1分 2006年が3勝3敗と決して苦手ではなかった。ただ2007年ホーム&アウェイ2連戦方式に代わってからは一つ勝つのがやっとになった。この辺はソフトバンクも補強に力を入れ始めてきたしな、力の差がどんどん開いていったように思う。
2009年ソフトバンクは長年監督を務めてきた王さんが退任。秋山幸二さんが監督に就任した。秋山幸二さんといえば、オールドカープファンなら鮮烈に覚えているだろう。日本シリーズでの「バク宙ホームイン」。非常に悔しい思いをしたよな。
その年はソフトバンクに1勝3敗と負け越したもののカープが交流戦3位になった。優勝したのはソフトバンクだった。2010年は2勝2敗の五分。しかし2011年、2012年と0勝3敗1分が続いた。2014年秋山監督最終年は0勝4敗とスイープされた。アタクシはこの辺からカープがソフトバンクに対して苦手意識、そしてソフトバンクはカープに対して負ける気がしない。そんな関係性ができたように思うねぇ。秋山監督が退任した2015年工藤監督の最初のシーズンは2勝1敗でカープが勝ち越した。これもカープが「秋山コンプレックス」だったことを裏付けるような結果になった。まぁこれはアタクシの頭の中だけの話だけどな、秋山監督が辞めてくれてよかったと思ったよ。ただ、その後もカープはソフトバンクに交流戦で勝ち越すことができなかった。勝ち越したのが2015年シーズンだけ。交流戦の対戦成績も20勝43敗5分。もう苦手以外の何物でもないよな。

交流戦以外でも開幕直前のオープン戦はソフトバンクとの3連戦が恒例。ここでケチョンケチョンにされて自信を失って開幕を迎えたシーズンも多かった(笑)。日本シリーズでは1勝1分で優位に立ちながらもそこから4連敗した。
ここまで書くとカープはソフトバンクに無茶苦茶にされている印象なんだけど、実は各ゲームに落とし込んでみると非常に接戦が多い。交流戦でも5つの引き分けがあるし、日本シリーズも中盤まで接戦ながらも終盤に引き離される。勝ち越される。こういう負け方が多い。でもこういう負け方というのは「最後は力負け」という印象がどうしても残ってしまうよな。

今季もロースコアの接戦

そして今季の交流戦。やはりロースコアの接戦ながらも最後は寄り切られて負ける印象だよな。初戦は菊池の一発で先制するもその直後に大瀬良が失点。そのまま終盤までもつれ込んで島内が勝ち越された。
このゲームでも菊池に1発出たもののその後は打線は沈黙。先発のモイネロに全く歯が立たないといった印象だよな。

2戦目の昨日は本当に断片的にしか見ていない。先発玉村が3回に矢野の悪送球を皮切りに2失点。それでも6回を投げ切ったからゲームはしっかり作ってくれた。しかし打撃陣がソフトバンクの投手陣の前に沈黙。今季9度目の完封負けを喫した。どの試合もホームが遠く、投手も抑えてはいるんだけど踏ん張り切れない時がある。この2試合を見ると失点のきっかけは失策から。初戦の初回はファースト坂倉の捕球ミス、昨日は矢野の悪送球とね、エラーが絡んでいる。これまでカープは失策数は少なかったけど、交流戦に入って目立つのも気になるけど、こうした失策が起こるというのは守備でもソフトバンクの「圧」を感じているような気がしているし、打線もソフトバンクの投手陣に圧倒されているイメージで見てしまう。この辺は交流戦の歴史を見てもわかるようにカープがソフトバンクを「苦手」にしていることから生まれてくるものなのだろうねぇ。まぁカープはセリーグでも苦手投手を攻略できないように一度「苦手」と感じてしまうと蛇ににらまれた蛙のようになってしまう傾向は強いように思う。まぁそういうことだからなかなか勝てないし、優勝から遠ざかっていた期間も長かったし、平成の時代に一度も日本一になれずに「平成ジャンプ」しちゃったわけで、「苦手克服」「苦手を作らない」というのはカープが日本一になるためには本当に大事なところなんだなぁとソフトバンク戦を見るたびに感じてしまうんだよな。

今日は何としてでも勝ってほしい

個人的にはカープの交流戦のヤマは今週のオリックスとソフトバンクの6試合ね、この結果が大きく影響してくると読んでいた。幸先よくオリックスに連勝し勝ち越した。しかしソフトバンクに連敗で3連敗中。この展開は絶対に止めなきゃいかんだろうねぇ。今日は何としてでも勝たなきゃいかんゲームになってくる。今日勝って今週3勝3敗ならアタクシは御の字だと思っている。
仮に負けるとすると今季初の4連敗。投手陣には力があるんでここまで大きな連敗をしていないカープだけど、交流戦での連敗となると交流戦に対しての「苦手意識」がどんどん大きくなってくるような気がする。何が何でも勝つという姿をファンにぜひとも見せてもらいたいよな。ただ、仮に負けたとしても気持ちの整理、考え方を整理する、引きずらないことも大事。阪神の岡田監督のように年3試合しかやらないんだからと切り替えられるようであれば、そんな心配ではないし、新井監督もそういったムードで選手に前を向かせるだろう。でも、やっぱりソフトバンクに一泡吹かせてほしいというのがファンの本音だよな。

今日の先発はアドゥワとベテランの和田。カープは交流戦で和田も全くと言って程打てていない。こうした部分も吹き飛ばしてくれるような野球を見せてほしいよな。

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コメント

  1. MAX より:

    おはようございます

    そもそもチームがゆるい部活みたいな雰囲気ですし、エラーしても即交代されることもないし二軍に行くこともない
    そんなチームがどう勝つんだって話にも思えます

    この前の小園のエラーも即交代させるべきでしたし、去年の開幕カードで野間がやらかした時も二軍に落とすべきだと今でも思っています
    まずいプレーを庇い気味で、監督に近い選手からしたらやりやすい環境かもしれませんが、監督と面識の薄い選手からしたら非常にやりづらいようにも思います

    家族だどうだ言うなら厳しいことも言ったりスタメンから外したりひどいプレーしたら即交代ぐらいやってもらいたいです

    今日の試合では矢野をスタメンから外して小園にチャンスを与えるのも1つの手かなと思います
    二俣はサードをやったこともありますし、エラーしたからサードでは使わないと言うのであれば矢野をショートで使う意味もないですから

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