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敗因は「準備不足」と「慢心」。この悔しさをバネにもっともっと強くなれ!~CSファイナル第5戦~

2017年記事
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情報満載デイリースポーツ/DeNA19年ぶり日本シリーズ!“セ界最大下克上”リーグ初3位から 5発圧勝

情報源: DeNA19年ぶり日本シリーズ!“セ界最大下克上”リーグ初3位から 5発圧勝/デイリースポーツ online

まずは横浜DeNAベイスターズ、クライマックスシリーズ突破、日本シリーズ出場おめでとうございます。CSの戦いざまを見れば日本シリーズに出場する力のあるチームであることには間違いない。健闘をお祈りいたします。そしてセリーグの代表として応援したいと思います。

うん、強かった。ベイスターズは本当に強かったよな。負け惜しみなんて言いたくない。今日書く記事は負け惜しみではなくカープの黄金時代を確固たるものにするために「足りないもの」について書きたいと思ってるよ。ぶっちゃけ、個人的には連覇してもずっとずっと思っていたことなんだけど、今夜ならオールドファンから最近ファンになった人まで耳ならぬ目を傾けてくれると思うんで書こうかなと。

恐らく去年の日本シリーズ、そして今年のCSファイナルとね、カープの短期決戦の弱さを痛感した同志は多いんじゃねぇかなぁ?連覇をしておきながら頂点に立てないってのは相手が強かったとか、流れに乗れなかったなんて言ってる間は絶対に日本一にはなれない。一言で言えば「甘い」のよ。それは「言い訳」。言い訳言ってる間は絶対に「王者」にはなれんのよ。絶対に。

今日の試合を見てもわかるようにね、CSファイナルのカープの野球に「セリーグ連覇」の誇りと自信を感じ取れた人がどれだけいるだろうか?感じ取れたという人は個人的にはどうかしていると思うよ。残念だけどそんな誇りや自信は微塵にも感じ取れなかったよな。

だって、まともに勝った試合は1試合もない。あれだけセリーグをぶっちぎりで優勝したのにまともに勝った試合は一度もねぇのよ。どっちが優勝チームか?そんなシリーズだったよな。

一言で言えば「慢心」。この一言に尽きるよな。

まずDeNAのCSファイナルでの投手起用を見れば一目瞭然だよな。そしてカープ投手陣は打たれてはいけねぇ選手に打たれている。一つは筒香に試合を決められる一発を浴びたり、投手が打席に入ってもろくに抑えられない。残念ながら「慢心」からくる準備不足。アタクシはこれに尽きると思ってるんだよ。だから怒られるかもしれんけど、この敗退はCSファイナル第3戦、0-1で負けた試合ね、この時点で予感はしていた。いや、直感的にそう感じたんだよな。

公式戦終了から2週間以上開いたよな。この時間をカープはどのように使ったのだろうか?試合勘は鈍るかもしれん。そこは昨日書いた。社会人との練習試合をこなして「調整」していたんだろうけどな、肝心の「CS対策」はしてきたのか⁉筒香、ロペス、宮崎への攻略方法はあったのか?苦手投手が多いよな。今永、ウィーランド対策をしてきたのか?打線の組み換えでできると踏んでいたのか?黒田の教えはどこにいった⁉今日の試合もそうだけど全く内角への勝負球がない。ベイスターズバッテリーとは対照的だった。そら16安打も打たれるわな、真ん中より外しか投げねぇんだから。その辺の準備、対策をしてきたのか?してねぇならそら「慢心」してたと言わざるを得んのよ。

古い話になるけどな昭和59年。1984年な。ここまでで一番最近日本一になった年の日本シリーズ。下馬評では圧倒的に阪急が優位。三冠王ブーマーがいて世界の盗塁王福本、好打者の蓑田、若手の有望株松永、カープから移籍した水谷、投手では山田、今井、山沖、佐藤の四本柱。タレント揃いの阪急に対してカープは投手力で何とか優勝してきたチーム。

その下馬評をひっくり返したのは徹底した三冠王ブーマー対策。これが功を奏して日本一になった。最後のほうはブーマーどころか阪急のほかの選手までカープ投手陣の内角攻めにイラついてね、しっかり準備した結果日本一になった。戦力的には劣るけど、短期決戦は何が起こるかわからない。準備を徹底してチームが一丸となって戦っていく。そんな戦いざまがもたらした「最後の日本一」だった。

残念ながら今年のカープはCSファイナルに向けて対策や準備はしてきたのだろうか?アタクシは自信をもって「NO」と言える。だから負けたのよ。チームもファンも慢心していた。短期決戦のCSをペナントの延長として考えていた。だから負けたのよ。

片やDeNAはしっかりCSの準備をして明らかにペナントとは違う戦法を取ったよな。小刻み投手を変える。点を取られる前に投手を変える。こんなんペナントでやったらチームは1カ月で潰れるよ。でも何も失うものがないDeNAの選手はその戦法を理解して一丸となっていたよな。

一方のカープ。投手起用に関してはペナントと同じ。さすがに最後の試合は惜しげもなく投手をつぎ込んだけど時すでに遅し。この両チームの対象的な投手起用が明暗を分けた。ファーストステージを戦いながらもファイナルを視野に入れながら準備をしたラミレス監督。自分たちの野球にこだわった緒方監督。どっちがいいかってのは別にして、このファイナルに関してはラミレス監督の用意周到な準備が最終的にはDeNAに流れを引き込んだ。そういうことだと思うよ。

その典型が0-1で負けた第三戦。アタクシはこの試合で決定的にDeNAに流れが行っちまった。そう思ってるんだよ。まずは決勝点の1点は投手・井納のタイムリー。ゼロに抑えていた井納を6回のピンチでは一人一殺の継投で切り抜けた。この継投策をカープベンチは予測してただろうか?ここで同点、逆転の芽を摘まれてしまったよな。このシリーズの流れはここだったと思うよ。

特筆すべきはDeNAバッテリーの大胆な攻めの投球。一発で流れが変る怖さを恐れずにカープの打者相手にインコースや高めを意識して使っていたよな。そして最後は低めのボール球で打ち取るパターンが確立していた。そんな流れが出始めたのもこの試合だろうねぇ。

投手起用が積極的でなおかつ結果を残しているのではあれば打線にも火がつくことは容易に想像できる。その集大成が今日の試合。16安打?打たれすぎだよな。

さて、同志の皆さん、このCS敗退の原因は何だと思いますか?

アタクシはこれまで書いたように「慢心」と「準備不足」だと思っています。

負けるべくして負けた。アタクシはそう思います。

敗戦のあとのじっと下を向いて悔しさをこらえている松山の姿が印象的でしたね。悔しい、本当に悔しい。ファンもそうだけど選手はこれ以上ない悔しさと不甲斐なさを感じていることだろうねぇ。

下剋上という言葉は野球界に出てきたのは2010年。パリーグ3位のロッテが日本一まで上り詰めたシーズン。パ・リーグファイナルステージでロッテに敗れたパ・リーグの覇者・ソフトバンクの選手たち、ベンチで号泣していたよな。悔しかったろう、不甲斐なかったろう。本当にその時の涙は印象的だった。それと同時にこのチームはますます強くなる。そう感じたのを覚えているよ。

そのシーズンのリーグ優勝は7年ぶり。その年を境にソフトバンクは強くなった。以降7年の間に4回優勝している。あの時の悔しさをバネにして今日があるんだろうと今でも思えるほどあの涙は印象的だったよな。本当に悔しかったと思うよ。

CSの制度を見直せ!嘆く同志も今夜あたりは沢山出没するだろうねぇ。確かに長いシーズンを戦って優勝しながら日本シリーズに出られないことに疑問を持たないわけではないけどな、ルールはルールよ。過去のデータを見ても圧倒的にリーグ優勝しているチームが日本シリーズに出てるわけで、そういう声は負け犬の遠吠え以外の何物でもないのよ。

つまりカープは確かにセリーグを連覇したけどな、まだまだなのよ。連覇した王者の誇りや自信がプレーに表れていない。何かが足りないのよ。何かが。まだまだ脆さを持ち合わせている。ここを克服できなければ真の「黄金時代
」はやってこない。この悔しさを糧にして真の王者を目指さんと。

ここまでカープを強くしてくれた功労者、石井・河田両コーチにとっては最後の試合になっちまった。後任をどうするのか?個人的には内部昇格的な人事になると思うけどな、ここは外部の血をもっと入れるべき。四半世紀にわたり辛酸を舐めてきたOBコーチではなく、勝つことを知っている人に是非後任についてほしい。ソフトバンクOBやかつての黄金時代を築いた落合中日からでもいい。まだまだ足りないことが「日本一」なるために多いってことが分かっただろうに。

カープは今、第二次黄金時代を迎えていることは素直に認めます。だから、だから日本一の称号が欲しいのです。この悔しさをバネに来期は絶対に日本一を狙ってとってほしい。この言葉で今シーズンを締めくくりたいと思ますな。

最後に選手・監督、コーチ、そして裏方の皆さんには心よりお疲れ様、ありがとうと言いたい。本当にご苦労様でした。

また明日から「日本一」への道のりが待っていますね。

今シーズンセリーグ連覇という結果は一ファンとしては大変満足しています。

でも、やはり「日本一」になりたい。その夢はまた来期。

この悔しさをバネにもっともっと強いカープになってほしい。

そして一緒に戦った同志の皆さんも本当にお疲れさまでした。

また宿題が残りました。この宿題をやり遂げるにはもう、

「よく頑張った」だけではダメだと思います。

もっと厳しい目でカープを見守る必要があると思います。

いいプレーには拍手と大声援を。でも、日本一になるにふさわしくないプレーや采配には

厳しい声を届けるのもファンの役目。

もう、Bクラスに低迷するチームではないのです。

「日本一」目指すチームなのです。黄金時代なのです。

だから私たちファンもカープを日本一になるチームに育てましょう。

今まで通りではダメなのです。強いカープを願うにはそれだけじゃダメなのです。

チームもファンも日本一になるために足りないものを見つけていきましょう。

そして来年こそは笑顔と涙でシーズンを終えましょう

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2017年記事
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Mageちゃんの鯉恋日記其の4~The road to strong CARP revival~

コメント

  1. ホークス命 より:

    天草市だからホークスファンですが本音は広島カープとの戦いが見たかったですが、ベイスターズとの試合も良かったですね、ここまでホークスを苦しめるとは思ってなかったです。セ・リーグ代表にふさわしいチームだったと思います。しかし本当に強くなりましたよベイスターズはたからカープファンは落胆することは全くありません、だってベイスターズはこんなに強いから、来年は脅威ですね

  2. 匿名 より:

    鷹ファンです。でも、結構拝見してます。
    カープと闘いたかった。二年連続で、夢破れ寂しいです。きっとヒリヒリするような試合になったと思うので。
    ホークスには、秋の風物詩と言われる時期がありました。いつまで臥薪嘗胆をやればいいのか?と毎年叫びたくなる時期がありました。
    しかし、それを自分達の力で払拭しました。
    それまで、どこか思いきりの悪かった采配を捨て、全戦力をその一試合のためにつぎ込んだ。
    短期決戦に、常識的な戦力は関係なく、その時ベストな戦力が、相手を退けられるか?ただそれだけなのだと思います。
    緒方監督の去就は解りませんが、カープには、時に合わせてそういう思いきった采配が出来る監督に、就いて欲しいと心から願います。
    シーズン最速で100万人を突破。日本のどこで戦ってもカープにはファンがいる。
    市民球団で、そんな偉業をどこのチームが達成できるでしょうか?その、球団一丸の底力と日本一を賭けて闘いたい。心からそう思います。
    お疲れさまでした。

    • Mageちゃん より:

      匿名の鷹ファンさま。
      アタクシはなかなかパリーグの試合まで目が行き届いていないので、偉そうなことは言いませんがホークスの今の強さがあるのはおっしゃるようなつらい時期があったからこそだと思うんです。万年Bクラスのカープとは違って、勝負の中での経験や悔しさをたくさんしているからこそだと思います。

      このブログのタイトルにあるようにカープの黄金時代を心から願っています。理想は今のホークスです。お世辞抜きでそう思っています。
      資金力はとても敵いませんが(笑)ホークスもしっかり若手を育成していますし、カープと似た部分もあると思います。

      だから日本シリーズでホークスと肌を合わせたかった。この戦いから得るものはたくさんある。その願いもかないませんでした。それが残念なんですね。

      また一からやり直しです。ぜひ来季こそはホークスと日本一を争えるチームに成長したいと思います。
      コメントありがとうございました。

  3. 鯉の新井 より:

    本当に残念でした。ただおっしゃり通り開幕前にこのルールでやると決めた以上CS自体をどうこう言うのは違うと思います。やはり勝負事は勝たなきゃ駄目だし負けたら何を言っても言い訳になってしまいます。やはり去年同じ相手に割りと楽に勝てたので油断があって、漫然と本番に入ってしまったのではと推察します。ただ、雨で二日空いて迎えた四戦目。ちょうど流れを変える先制の三点を取ったのに投手交代が後手に回ったのが残念でした。薮田を引っ張りすぎたしあそこは九里ではなかったと思います。前にも話題に出ましたがここらへんをピッチングコーチに全権委任してやっているのか緒方監督が決めているのかわかりませんが以前から交代の決断が遅いんですよね。特に短期決戦は相手もいい投手をどんどんつぎ込んでくるのでリードしてるままいかないと絶対駄目だということを前の二試合でわかってそうなもんですが、、、。

    あとはやはり左投手の獲得ですね。今回ラミレス監督の采配に目が行きがちですがベイスターズは毎年左のいい投手を獲ってるんですよね、今永、石田、濱口、エスコバーと。短期決戦では特にポイントになるのでフロントに真剣に取り組んでほしいですよね。

    最後に今シーズン、面白い、そして興味深い観戦記ありがとうございました。
    いろんな角度からの問題提起も楽しかったです。これからも楽しみにしています。

    • Mageちゃん より:

      鯉の新井さま。
      本当に残念でしたね。
      おっしゃる様に次々とリリーフを繰り出してくるベイスターズ投手陣をみるとカープの中継ぎ陣のコマ不足というバラエティ感というか、左投手の有無はこうした短期決戦でモノをいいますね。

      ペナントレースは何とかやってこれても一発勝負の短期決戦では明らかにカープの方が戦力は劣っていましたね。
      カープの投手陣の戦力はこれから下り坂に行くと思います。ドラフトでは中村くんの話題でもちきりですが即戦力投手の獲得がアタクシは3連覇の必須条件だとおもうのですが…

      こちらこそ、お付き合いいただき本当にありがとうございました。オフも記事は更新して参りますのでよろしくお願いします。

  4. 地元のオールドファン より:

    おはようございます。
    終わってしまいましたね〜、まあ先制しても全く勝てる気はしませんでしたけど。
    管理人様がいつも仰るように、短期決戦は一度傾いた流れを引き戻すのは至難の技。今のカープにその力はないと言うことですね、残念ながら。
    なら強引に流れを持って来なければいけないんですが、その方法が分からず相変わらずの普段着野球。響きはいいが、仰るように結局核となる対策を何も立ててないと言われてもしょうがないですよね。
    翻ってラミレス監督の超積極采配は観ててため息ものでした。
    勝ったからそう見えるのではなく、勝つにはこれしかないという信念が感じられました。見事に結果もついてきました。
    普段着野球からあえて外れたことをする勇気、失敗することを恐れない勇気、我らがカープの指揮官とはここが決定的に違って見えました。
    失敗することを恐れて、やるべきことをやらない(そもそもやるべきことがわかっているのか疑問)。
    いや、ペナントレースと同じ戦いをすれば勝てるんだと言われれば、ファンは見守るしかないんですか…。
    まあ今回は全てにおいてベイスターズが上だったと認めるしかないです。おめでとうございます。

    話は変わって、84年の日シリのブーマーへの攻め、思い出しましたよ! 凄かったですよね内角攻め。
    あの年は衣笠さんがキャリアハイでコージもそこそこでしたが、あとはいわゆる小粒(笑)。豊富な投手力と古葉監督の卓越した手腕で勝ち抜いたイメージです。
    打線の爆発力なんて今と比べれば花火とミサイルくらい差があるんじゃないですか?
    でも強かった。
    あのチームと短期決戦やったら…やっぱり負けるでしょうね。

    どうでもいいですが、水谷さんもブーマーに倣ってミズマーなんて呼ばれてましたよね(笑)。ああ懐かしい

    長々と失礼しました。これからもご活躍を楽しみににしています。

    • Mageちゃん より:

      地元のオールドファンさま。
      残念でしたね。応援お疲れさまでした。
      本当の「強さ」。まだ身についていないんだと思いますね。おっしゃる様にペナントならまだしも、ポストシーズンでも「自分たちの野球」にこだわっている。こだわっているというかそれしか引き出しがないんでしょうねぇ。緒方監督ではここまでが限界かもしれません。

      84年の日本シリーズは圧巻でした。福本や蓑田が出塁しておぜん立てをしてもブーマーで打ち取る。痛快でしたね。あれで阪急は焦りを感じだしましたし、カープに流れがきましたもんね。さすが古葉監督。名称でしたね。

      シーズン終わってしまいましたが、これまでたくさんのコメントいただき、また当ブログにお付き合いいただきありがとうございました。オフも記事の更新はしていきますのでこれからもよろしくお願いします。

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