「巨人5-6広島」(14日、東京ドーム) 広島の先発クリス・ジョンソン投手は5回3安打3失点で2年連続4度目の規定投球回に到達した。試合後は「チームが勝ったことが何より」と言ったが、1点リードの四回、丸に一時逆転2ランを浴び、思わず恨み節が口を突いた。
今季、最初で最後の生観戦。今回のお相手は7歳の娘。この日は野球観戦組と遊園地組と家族を二手に分けて休日を過ごした。
娘は下の子が生まれるまでは結構野球場に連れて行ったけど、1,2歳の頃で試合の半分は寝てたりね(笑)、野球球場に行ったことはあるけど、野球は全然見てない。ま、当たり前だけど、今回はどんな反応をするか楽しみだった。
前の日、アタクシのカープグッズのコレクションを物色。カンフーバットを自分用とアタクシ用、そしてスライリーの応援パペットをリュックに詰め込んでいた。昔、応援グッズの主流だったメガホンバット。これカープのホームユニがタテジマだった時代の年代物まで入れようとしたからね、「そら、恥ずかしいからやめて」と(笑)。まぁ気合が入っていたのがよくわかる。
せっかくだからな、東京ドーム行ったら子供用のレプリカユニがあったら買ってやろうと。でも、やはり今季東京ドームのカープ戦はCSであたらない限りは最終戦。グッズ売り場もだいぶ寂しくなっていてね、子供向けのユニはどこも在庫切れ。さぁ 困った。
試合が始まったけどな、巨人先発の澤村にカープ打線は手も足も出ず。ジョンソンもカリカリしながらも巨人打線を抑えていた。「ん~、試合展開上つまらない、帰ると言われそうだ…」ということでコンコースを散歩することに。
いろんな売店を回って子供向けのユニを探したんだけど、見つからず結構歩いた。その時、大歓声が聞こえた。モニターを見ると誠也が先制の一発。見逃しちまったよ。
席はネット裏の席だった。今から考えるとアタクシ達は1塁側の方へ歩いて行ったので見つからなかった。折り返して三塁側へ。するとあるじゃねぇか!?カープグッズが沢山ある。聞いてみるとそれでもユニの在庫はなし、あきらめかけたその時、売店の店員さんのメガネがキラリと光り、「Tシャツならございます」と。さすがと思ったね。
娘の身長を聞いて奥へと消えていった店員さん。するとまた大歓声が!?丸の逆転ホームランの瞬間だった。見なくてよかったよ(笑)
店員さんが出てきた。手には2種類のTシャツ。誠也と菊池だ。
「菊池、来年いねぇかもしれんから誠也にしたら?」と勧めてみた見た。イヤだねぇ大人は(笑)。娘が選んだのは菊池。昔から菊ちゃん、菊ちゃんとはしゃいでいた。誠也はタイプじゃないらしい(笑)
早速、Tシャツを着て、次はカープガチャガチャとすみっこぐらしのカープ巾着を購入。いいよ、いいよ、娘がカープファンになってくれるなら、父さん、たばこ我慢してもグッズ買ってあげるのよ。親バカだねぇ(笑)
席に戻ると試合が動いた。1-3から誠也、松ちゃんの連打でひっくり返すと娘は大興奮。外野スタンドから聞こえる宮島さんを上機嫌で歌ってた。
遊園地組の妻と下の子がだいぶ煮詰まってきた。点が入らんうちは娘もつまらなそうで、4時半になったら球場を出るといってたので、そのつもりでいたんだけど、帰る間際になって「まだ、見たい」と言い出した。来年も連れていくってことでようやく球場を後にした。まぁ野球観戦を面白いと言ってくれたのが何よりよ。あとは菊池には来年もいてもらってだ、今日勝ったTシャツのもとは取りたいねぇ(笑)。
来年はチケット取るのに忙しいかもな(笑)。
球場を出る時は7回表、中村恭平がマウンド。四球出したのを見届けてから出た。そこからはスマホ観戦よ。
22番ゲートで妻と待ち合わせをしていると背後から怒涛の声援が響いてきた。「あぁ、恭平クン打たれたのね」とスマホに目を落とすと岡本のタイムリー。どうも四球が絡むとどうしても守る時間が長くなる。この辺はCSに向けても課題になるだろうねぇ。
その後、またカープが松ちゃんで勝ち越し。さぁ1点差でフランスワ登場も同点に追いつかれた。どうもこの1点差というのを守る野球ができないよな。
最後は三度目の正直で今村が巨人の反撃を封じ込めて勝った。それでもこの辺のブルペン陣の不安というのはシーズン通して何度も露呈した。これじゃCS出ない方がいいじゃねぇかくらい、カッコ悪いのよ。なんとかせんといかんだろうねぇ。
話は変わるけど昨日の席はバックネット裏の2階席に前から2列目。ちょうどホームベースを見下ろす場所だった。なので横の変化球の動きが結構よく分かった。
いろんな投手の球筋を見たけどやっぱりジョンソンは一級品だと改めて思った。とにかくベースの本当に手前で曲がってくる。特に右打者に対してのソトスラは見事。あれは打てんよ。
本当に横の出し入れは素晴らしかったけど2回くらいから少しジョンソンがイライラし始めた。引用した記事にあるようにどうも球審の判定が気にいらんようだったねぇ。上から見ていてもイライラが伝わってきたよ。
まぁこういう四球もありながら、ある程度まで抑えるんだからジョンソンというのは大したもの。当然、CSの先発の軸になってほしいよな。
ただ、何度も言うように短期決戦向けの投手編成は絶対に必要だろうねぇ。下剋上するにはさ。ま、緒方監督がその辺の「欲」があるかなんだけどな。
個人的には前に書いた来季の抑えは先発陣からの抜擢を!! 一押しは何といっても…!?のように、先発の一人を抑えに組み込むってのは、ある意味、一気にブルペンが安定する効果がある。正直、ポストシーズンでフランスワを抑えではなくストッパーとした方がアタクシはいいと思う。
先発が何とか6回までしのいでくれれば7回は中村恭や保っさん。ピンチになればフランスワ。そのまま8回も投げる。そして抑えは先発からの抜擢。さぁ、人選は誰にしようかねぇ?
個人的には三振の取れる投手。となれば、野村は外れる(笑)。すると床田?九里?
床田は抑え向きではないだろう。コントロールで勝負するタイプ。九里は来季の抑え候補として記事にしたけど、タフネスさを考えると先発は中4日で回すとすれば九里は先発に置いておきたい。となると…!?
そう、アタクシは大瀬良を抑えにしたい。そう考えている。セリーグの奪三振は今永と山口で争っている。だいぶ水をあけられてはいるけど大瀬良はリーグ5位につけている。なんかのテレビで見たけど今永や中日の大野は三振を真っすぐで取っているのが多い。山口はフォーク。そして大瀬良はカットボールで三振を取るパターンが多いそうな。これを使えんかなぁと。
当然、先発から抑えに転向。それもポストシーズン限定でとなれば、大瀬良本人が一番戸惑うだろう。でも、カープがチーム全体、ファンを含めて「下剋上」で日本シリーズにという、気運が高いのであれば、アタクシは絶対にやるべきだと思うよ。
大瀬良が後ろに回ると先発が足らなくなる。そんな声も聞こえてこよう。でもね、3位でCS滑り込んでいるわけよ。それで満足なの?選手もファンもさ。それでいいなら、普通にやって横浜から帰ってくればいい。横浜の後、東京でやるなら、というか関東でのCSってのは久しぶりだろ?一生懸命応援してきた関東のファンをもっと喜ばしてやろう位の気概がねぇかねぇと。その気持ちがあるなら、シーズンとは違う戦いをやるぞ!位のことはやってもらいたい。
「自分たちの野球」「一戦一戦」で3連覇をしてきた。それはそれで素晴らしいこと。緒方監督もカープの歴史に名を十分に刻めるだろう。でも今、ファンはその緒方監督に「変化」を求めている。これが緒方野球の限界だと。
その緒方野球の集大成でCSで終わるのか?それともこれまでにない柔軟なアイデアを出し合って下剋上を狙うのか?
いやいや、アタクシは緒方監督に「勝ち」に行ってほしいと思うのよ。今まではどっしっと構える野球だったけど、相手の首を取りに行く野球をしてみてほしいのよ。そのためには凝り固まった編成を一度ぶっ壊す必要があると思うんだよな。
まぁ恐らくだけど、それは期待薄だろう(笑)。ただね、この試合を観ても強力な抑えがいれば、展開上4-3で終わらせるのが強いチームだと思う。ここに強力な抑えがいれば全部前倒しで展開が変わってきただろう。
長いシーズンを考えれば、それは無謀だけど、今季のカープはポストシーズン一番下よ。パリーグを合わせてもCS出るチームで勝率が一番低いだろうねぇ、3位で出ればさ。
だから負けてもしょうがねぇってのはナシよ。そこからてっぺん狙ってやるくらいの意気込みをファンに見せてほしい。
同志の皆様はどうですかねぇ?CSもいつもの野球で勝てると思います??
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