広島・長野久義外野手（３５）が１２日、マツダスタジアムで契約更改交渉に臨み、５０００万減の１億７０００万円プラス出来高払いでサインした。移籍１年目は自己最少の７２試合の出場に終わったが、再起へ向けてオフは走り込みを増やす予定。また来年のキャンプは１軍の日南ではなく、温暖な気候の沖縄で開始する２軍でキャンプインするプランも浮上した。万全な状態をつくり、スタートダッシュを目指す。（金額は推定） 広島で初の契約更改となった長野は約４０分の交渉後、決意を新たにした。「今まで一回も金額を言ったことがないので、今年も控えさせてください」と自身の口から明かすことはなかったが、５０００万の大減俸。１億７０００万円プラス出来高払いで来季の契約を交わしたベテランは、今季のふがいない思いを言葉に変えた。
情報源: 長野 再起約束 カープファンに「かっこいい姿」見せる ５０００万の大減俸
今年の正月明け、家族と買い物をしていた時に、長野がカープに来るというニュースを知った。個人的にはあるかな?と予想はしていたけど、現実になると知れば喜びもひとしお。実績・経験は申し分ない「一流」がカープにやってくる。心躍ったもんよ。
しかし開幕してもなかなか調子が上がらない。丸の穴を埋める責任感もあっただろうし、長野自身が「スロースターター」であるということもあり、その注目度はペナントが進むたびにしぼんでいったよな。
9月には本領発揮といった印象だったけど、年俸は５千万円減。まぁベースが高いからな、減俸額もデカい。巨人なら現状維持だったかもしれんけど、長野本人が納得しているしな、まぁ妥当な評価だろうねぇ。
ただ、今季の長野を見るとね、力が発揮できなかったのは長野自身の不調だけで片付けていいのかなぁと、なんとなく引っかかる。
その引っかかる部分というのが、首脳陣が長野との距離をうまくコントロールできなかったような気がしてならない。その部分がお互いの遠慮であったり、言いたいことが言えない、伝えられない、よそよそしさの中で時間だけが過ぎていった印象でね、やり方次第ではもっといい成績や出場機会があったのではないか?なんとなくモヤモヤしてんのよ。
夏場の苦しい時期、SNSでもこのブログでもさかんにファームで燻っている長野を今こそ使え!という声が高まったよな。結局、優勝争いから脱落し、ベイスターズの背中が遠くなりかけてようやく背番号5の姿を見ることになった。遅すぎたよな。
チャンスは何度もあったはず。それでも長野を上げなかったのはなぜだろうか?
迎コーチは本来のスイングにはまだ時間がかかるなんてぇことを言っていた。本調子ではないと。でもちょっと待てよ。実績のない若手ならその話も分かるけど、長野を何だと思ってるんだ?それを聞いてそんな気持ちになったよな。
巨人で実績を残し、年俸2億2000万の選手だよ?何のために獲ったのよと。困った時にはベテランの力と昔から言われているし、巨人のしっぽを掴みかけた時、ベイスターズとの2位争いを演じている時になぜこのカードを切らないのか?長野の経験と勝負強い打撃は今こそ必要では?そんな気持ちに何度もさせられた。納得できなかった同志も多いことだろうねぇ。
なんとなくだけど、首脳陣と長野との間に見えない壁というかねぇ?首脳陣は無理強いさせたくない「遠慮」があり、長野は長野で成績を残さなきゃという気持ちが強すぎてベストな状態で打席に立ててない自分が１軍に上がるのが申し訳ない、それなら若手にチャンスをという気持ちがあったのではないか?もちろんアタクシの想像の域を出ないけど、そんなお互いの遠慮があったような気がするんだよな。
長野クラスになれば、修羅場になれば「顔」で十分勝負ができる。「経験」で勝負ができる。いくらスイングが鋭くてもタイミング外されれば終わりだし、調子が悪くても配球の読みであったり、厳しい場面での対処の仕方で結果が出る場合もあるよな。実績からすれば、「長野でダメなら仕方ない」という域には当然達している選手だと思うしな、使わない手はないわけよ。
緒方前監督と同じ佐賀出身ということも「遠慮」が生じる要因だったかもしれん。そう思わせてしまうほど首脳陣の長野扱い方に疑問が残ったよな。
来期から監督が佐々岡監督になる。また試合もしていねぇのに評判は上々（笑）。まぁ前監督とは180度違うぬるーいムードの持ち主だからなんだと思うけどな、この監督交代が長野にとってもいい風になれば、来季はどんどん試合に出てやってくれるんじゃねぇか?そんな気がするよな。
FA宣言せずに残留してくれたのも今季は何もできなかったという部分が大きいからだろう。来期は必ずカープファンにカッコいい姿を見せてくれることだろう。頑張ってほしいよな。長野の力で巨人からV奪回、想像しただけで鼻血が出そうよ。
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