「広島紅白戦、紅組-白組」(9日、天福球場) 今キャンプ初めての紅白戦が行われ、白組の先発だった遠藤淳志投手は2回4安打4失点(自責点1)。紅組の先発・山口翔投手も2回3安打3失点だった。
情報源: 広島・佐々岡監督「ちょっと残念」期待の遠藤、山口が打たれる
いよいよ紅白戦が始まったよな。ここから沖縄に行ける選手が選別されてくる。若手にとってはとにかく結果を求められることになるよな。
大体、紅白戦やオープン戦の初戦というのは今シーズン期待のかかっている投手が先発したり登板する。
となれば、この日先発の遠藤、山口の20歳コンビに対する佐々岡監督の期待度、注目度の高さが伺えるよな。
映像では1回の表裏しか見られなかったんで、それが話のベースになるけど、二人ともいい球はあった。外角にスーッと伸びのある真っすぐはあった。ただ、両人ともコントロールに苦しんだよな。
特に遠藤は高めの球が多かった。紅白戦というのもあって真っすぐ主体の組み立ての上、球が高いとなれば打者が目付してくるのは容易だよな。新助っ人のピレラもヒットを打ったけど、完全に真っすぐ高めに目付をしているからすんなりバットが出た。シーズン中なら変化球から入るなんてぇこともやるんだろうけどな、紅白戦初戦となればまぁ仕方ねぇかなぁとも思う。
先頭打者をエラーで出してしまったとうのも不運と言えば不運だけどな、やはりいい投手になるにはこういうところを抑えることで野手との信頼関係が築ける側面もある。
JSportの番組で「がんばれ日本プロ野球リターンズ」とうのがある。あれは「リターンズ」の前からよく見ていたんだけど、この間は小園が出ていた。そしてMC金村さんの相方は何とあの高橋慶彦様。
その話の中で慶彦さんがエラーをして、マウンドにいる投手に声をかけに行く際、投手に「絶対に抑えろ」と言っていたそうな。普通は「ゴメン」の一言があってもいいと思うけどな(笑)。
その意図は野手はエラーしてもバットで取り返せる。この日の上本のようにタイムリーエラーを犯してもバットで返しているよな。でも投手は味方のエラーやミスをきっかけに崩れたら次は使ってもらえない。そういったミスを帳消しにする投球をせんと評価が上がらない。だから「抑えろ」と。まぁ、おっしゃることはごもっともなんだよな(笑)。
遠藤はその最初の野手のミスを点につなげてしまった。この辺も佐々岡監督の評価を下げてしまったかもしれん。
山口は高いというよりは左右の逆玉が目立った。球の力はある程度あったと思うし、初回だけしか見ていないけど、遠藤よりはよかったように思う。
初回からランナーを背負う場面があったけど、球の力で後続を断った。そんな印象だよな。ただ、2回に宇草に一発打たれたりして3失点。
こちらも得点経過を見ると野手のミスから点を重ねた印象だよな。どちらの投手もブルペンではいいものを見せていただけに、実戦で結果が出ないというのは歯がゆいだろうし、悔しいだろう。まだチャンスはあるからな、しっかり結果を出してほしいよな。
野手では広輔が元気な姿を見せてくれた。初回の2塁から一気にホームを狙うベースランニングを見れば、足の方はもう心配いらない印象を受けた。小園とのショート争いは見ものだよな。
松ちゃんも貫禄のタイムリーといったところか。この辺調整は順調に思える。誠也の後ろを打つ5番として存在感を示してくれたよな。
何と言ってもドラフト2位の宇草ね。この選手の評価がどんどん高まっているよな。最初のホームランは見逃してしまったんだけど、2打席目のセカンドライナーもいい打撃だったよな。
打席に入り、足場を固め、体の正面にバットをブラつかせてから構える独特のルーティン。あれでタイミングを計るリズムを作っている印象だったよな。
バットがボールを捉える角度というかねぇ、非凡なものを感じた。体も大きいし将来の主軸に成長する予感がビンビンきたよ。
1軍の試合に沢山出るようになれば、あの独特の構えをマネするチビッ子も増えるだろうねぇ。あ、その前に上本にマネされるかもな(笑)。いずれにしても1軍定着となれば人気実力ともにトップクラスになる予感を感じさせてくれたよな。
まぁ いいところ、悪いところがいろいろ出てくるのが実戦練習なんでね、結果が出た選手はまた次に向けて準備するだろうし、結果が出なかった選手はまた、練習よ。特に遠藤と山口は悔しい紅白戦だったろう。また次、頑張ってほしいよな。
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