日本野球機構(NPB)は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて3月20日からのプロ野球のシーズン開幕を延期することを9日、決定した。Jリーグと行った第2回の対策… – 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)
情報源: プロ野球難しい日程再編、東京五輪がネックに/解説 – プロ野球写真ニュース : 日刊スポーツ
とうとうNPBもJリーグも開幕、リーグ戦再開を断念。NPBは4月中の開幕を目指すということのようだねぇ。
SNSをのぞいてみると、やはりカープファンの場合は必死こいて手に入れたチケットが夢、幻となった。肩を落とす同志も多いことだろうねえ。元気、出そうな。
中には仕方ないと割り切る者、延期になった試合にはチケットを持っている人を優先的にといった意見もある。個人的には4月3日のチケットを持っているけどもう諦めているよ。仮にこの試合の振り替え試合を優先的に割り振ってくれると言われても家族6人都合つけるのは無理。もう旅行代金も払っちまったし、それもひっくるめて面倒見てくれるなら真剣に考えるけどな(笑)。
チケットを持ったファンだってアタクシのように前々から予定していた同志もかなりの数いるだろう。それよりもカープを、プロ野球を取り巻く人たち、主にそれを飯のタネにしている人たちにとっては本当に「死活問題」。チケットがどうだって話は小さいもんよ。本当に苦しい人、先が見通せない人が沢山いるんだよ。
コンビニで20年商売をやっていると色々な光景を目にしてきた。リーマンショックで飲食店が打撃を受けデフレが始まり、東日本大震災ではモノ不足が発生した。そして今回のコロナウィルスではマスクやトイレットペーパーが不足。ドラッグストアに長蛇の列ができた。
今回のコロナは何もマスクや紙製品だけではない。いつ収束するかわからない、出口の見えない長いトンネルに入ってしまっていることにまだ気づいていない人が多い。
震災なら復興すれば、街を作れば、家を作ればいいだろう。金融危機も各国が介入やテコ入れすれば回復するだろう。陥った時には絶望しかないところから少しずつ回復や復興の兆しが見え始めれば希望も湧いてくる。
しかし、コロナウィルスはどうやら夏になっても収まるもんでもないらしい。そして最初はそんな大事にはならんと思っていたものが、ズルズルと長引くとそれはそれで「終わりが見えない」ことを意味する。これは景気に大きな影響が出てくるだろうねぇ。
学校も基本今は休みだけど、最初は卒業式どうするとかって話からもうすでに入学式はどうする?5月の運動会は?なんてぇ話も出てきている。こうなるといつまでこういう日が、日常を取り戻せるのがいつなのか?人々の不安というのが日に日に大きくなってきているよな。
マスコミも感染者や世界中での広がりばかり強調した報道をしている。その裏には回復した人が沢山いることの報道がされていない。恐らく視聴者が飽きるか、他に大きな問題が起こるまでこのあおり運転は続くだろうねぇ。
今季のプロ野球もオリンピックが絡む関係で最初から変則日程。それに輪をかけてこの騒ぎ。今季は野球なんてできないのでは?なんて声もチラホラ。
高校野球は無観客で、大相撲も無観客で行われている。プロ野球もそうしたらという意見が見られるけど、それはどうなの?と思う。
プロ野球は大きな金が動く。Jリーグだってそう。試合消化するためだけにやるわけないだろ?無観客だと収入がないからやらないなんてけしからんという人もいるけど、そんなの当たり前だろ?と。
プロ野球の経営は各球団に委ねられている。残念ながらNPBには無観客でシーズンやっても各球団に補填するほどの体力は持っていない。あくまでも日本のプロ野球を束ねる役割で経営はノータッチよ。
試合を開催するとなればそれなりに金がかかる。警備の費用、電気代、グランドの整備など必ず「出費」が伴う。
その出費もペイできるように客を入れて収益を得る。当たり前の商業活動だよな。選手の年俸だって払わなきゃいかん。その収入源は入場料や球場にファンが落としていってくれるお金なのよ。それをなしで試合やれってのは乱暴な意見だろうねぇ。
簡単に言えば、居酒屋でタダで飲み食いさせろと言っているようなもんよ。誰がそんなことをやれるかっての。
大相撲は無観客でやってるじゃん?高校野球は?という話もあろう。
大相撲は公益社団法人で税金払わんでいい。これはものすごく大きなこと。潰れる心配もないから資金も融通できる。
高校野球はあくまで教育の一環という大前提がある。いわば「もうけなくてもいい」のよ。
それでも大相撲ならそれに関わる御茶屋さんや出入り業者、周辺の飲食店、高校野球だって応援団や観客が宿泊するホテルは大打撃だろう。いいことないのよ。
これがずっと続く。経済には本当に本当に大打撃だろうし、今後倒産する観光業や飲食店は続出するだろう。観光地のお土産屋さんだって同じよ。恐らくこれまで経験したことのない「大不況」に陥る可能性はリーマンや大震災の比じゃないと思う。みんな、それでいいのか?って話よ。
確かに大震災は沢山の死者も出したし、行方不明者もたくさんいた。野球やサッカーなんてやっている場合じゃないという空気だったし、開幕延期もやむをえなかった。
今回のウィルス騒動は最新の情報でも日本では死者は7人。でもコロナが死因というよりは基礎疾患や抵抗力の無い人が感染して重篤化し肺炎を起こしたのが原因。こういうケースはインフルエンザでもあり得る。むしろインフルエンザで年間3000人以上が亡くなっている。でもインフルの流行で学級閉鎖はあるけど、プロ野球は中止にならんし、大相撲も客を入れてやっているよな。
まぁ新型コロナに対しての特効薬がないというのが大きな不安の要因であることは間違いない。けど、国民が人混みを避け、手洗いうがいをし、マスクをつけて気を付けていれば、ある程度封じ込めには成功しているよな。もちろん感染者はいることはいるけど、症状のない人、ただの風邪程度の症状の人がほとんどだよな。この状態で全ての経済活動を停止するってのは、その先の方がはっきり言って怖いよ。
こうなると暗くなり始めた世の中、やはり「光」が欲しい。この「光」ってやっぱりスポーツだと思うんだよな。
今回の開幕延期騒動の中、アタクシは本当に個人的な願望だけど日本のプロ野球にその「光」の役割を期待した。
結果は延期ということだけど、1日でも早くこの停滞したムードに「光」を差し込んでほしい。
もしかしたら感染者が増える結果になるかもしれん。でも観戦ルールを徹底し、入場者が各自感染しないように心がければアタクシはどうってことないと思う。
無責任なこと言うなという怒られるかもしれんけど、この場はアタクシのブログなので言いたいこと言わせてもらう。不安を煽るだけの情報をこれでもかと流し続けるテレビ・マスコミの方がよっぽど無責任。それに比べればカワイイもんでしょ?
アタクシは大好きなプロ野球にこの「光」の役割をぜひ担ってほしい。以前にもこのブログで書いたけど、プロ野球は「日常」を演出する。シーズン中はほぼ毎日やってるもんな。勝った負けたと一喜一憂する毎日。アタクシは「日常」を取り戻す力をプロ野球は持っていると思う。まぁ野球に興味のねぇ人から見れば、球場で感染してうつされたらたまったもんじゃねぇと思うだろうけどな、そういうのはワイドショーでもみてろっての。
一つ光が差し込めばJリーグだってやってくれるだろう。その他のスポーツだって追随するだろう。なんせ、夏にはオリンピックがある。スポーツは人の心を明るくしてくれる。勝者の笑顔、敗者の涙、スポーツマンシップってのは人の心を動かすからな。
長年、プロ野球を見てきたアタクシにとって、その役目ってプロ野球がやることが一番いいと思う。そしてファンも開幕したら今まで以上にプロ野球を盛り上げようじゃないか。
こんな時だからこそ、やったらいいんだよ日本プロ野球は。頑張ってほしいよな。
Mageさん、こんにちは。鯉の新井です。
広島の原爆資料館や宮島の水族館なども現在休館に
なってますので4月にもし来られる場合は確認された
上で行った方がよいかと思います。
おっしゃる通り、こういう時こそスポーツの力って
大事だと思うんですがね。残念なかぎりですね。
鯉の新井さま。
そうですか…今年小学3年になる娘を原爆資料館に連れて行こうと思ってましたんで、貴重な情報ありがとうございました。
3月10日は東京大空襲の日です。午後から空襲や関東大震災で亡くなられた方の慰霊碑に手を合わせに行く予定です。
幼い子供たちにもそろそろ戦争の悲惨さや、二度と戦争などやってはいけないと教えるいい機会だと思っていたので再開してくれることを祈るばかりです。
コメント、ありがとうございました。