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「勝ち切る為に何が必要か?」欲しいのは成功体験と佐々岡監督の「勝ちへの執念」

Mageちゃんが斬る!
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 「広島-ヤクルト」(19日、マツダスタジアム) 広島は課題の救援陣が踏ん張れず、1点リードの九回、同点に追いつかれた。

情報源: 広島またもやリリーフ陣が踏ん張れず… 九回、菊池保が痛恨の同点打許す

昨日は実家に顔を出し、墓参りを兼ねてお盆供養の打ち合わせ。夜は家族で会食。なので試合を観たのは延長10回の表裏のみ。もちろんスマホで経過は追っていたけど、7回に逆転して1点差9回。もしここを勝ち切れると非常にデカいと思っていたけど、結果はいつもどおり「勝ち切れなかった」。カープが優勝戦線に踏みとどまるにはここを早い段階でクリアしていかないと、首位との差がどんどん広がっていくばかり。

同志のみなさまも色んなお考えがおありでしょうなぁ。SNSでは監督批判も日に日に高まってきている。この辺ね、アタクシなりの佐々岡監督へ提案と言ったら偉そうだけど、今シーズンのこれまでの反省を踏まえて書こうと思う。

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打ち勝つ野球にどれだけ徹するか!?

今のカープはなぜ勝ちきれないのか?答えは簡単だよな。勝利の方程式が確立されていないからに他ならない。

でも勝つ方法はいくらでもある。試合前半で相手先発を圧倒し、負け展開で出てくる投手も打ち込んで早々にゲームを決める展開だよな。

ただ、打線は水ものというように毎試合できるわけではない。なのでこの戦法は余程打線の力が強くなければ、この野球でペナントを制することは難しい。

優勝できる打線の破壊力のお手本といえばリーグ連覇している西武。投手は全然ダメだけど、それを打線が補っても余るほどだよな。

セリーグで言えば古い話で恐縮だが、85年のバース・掛布・岡田のクリーンナップで優勝した阪神。マシンガン打線の異名を持つ当時の横浜ベイスターズがそれだろうねぇ。この打線のメンバーに琢朗さんがいた。

カープもそういった打線になれるのか?可能性はあると思う。堂林が今のような調子でシーズンをゴールできて、なおかつピレラ、メヒアあたりが25本くらいホームランを打てるのであれば、いい感じになる。

ただ、肝心かなめの指揮官がそういう野球ができるのか?と言えば佐々岡監督の本意とは違うだろうし、そういうチーム作りをキャップからやってきていない。この辺は佐々岡監督自身の方向転換が大前提だよな。

仮にその野球にシフトするとなれば、打撃だけではなく塁に出たら動くということも必要だろう。攻撃中にカープベンチの「無策ぶり」にあきれる投稿をSNSではよく見かける。いわゆるカープ伝統の「機動力野球」を追い求めているわけだけど、それを引っ張るだけのコーチがいない。守備走塁コーチが山田、廣瀬となればそれも無理はないだろうねぇ。

なので佐々岡監督の中で「打ち勝つ野球」というのは本当に「打つのを待つだけ」の状態になっている。ここを変えていくのはシーズン中では難しいだろうねぇ。なんせ、「投手を中心とした守りの野球」を目指してキャンプからやってきているわけだし、そのつもりで投手編成をしている。ブルペンの主要どころを助っ人に任せる構想で来たが、彼らの不振でグチャグチャになっている。まぁ同情する部分もあるんだけどな。

なので「打ち勝つ野球」をやるのであれば、どれだけ野手陣をのせることができるか?ある意味、選手任せになっちまうよな。そうなるとチームリーダー的存在、いや、アタクシは今季のカープは「誠也のチーム」だと言ってきているけど、誠也がどれだけ打線を引っ張るか?選手たちが自主的にそういう共通の意識を持って試合に臨んでくれるか?そう言う流れに佐々岡監督がカープ打線という船をのせることは采配でできるような気がするんだよな。

攻めていると感じさせる一番の方法は積極的な選手起用

佐々岡監督になってめっきり控え選手の出番が減ってきている。レフトの守備固めに野間、サードの守備固めに上本、それ以外は投手の打順で代打。そんな印象だよな。

別に悪いことではない。個人的にはスタメンというのは固まっていた方が強いチームだと思うし、それに控えが追いつけ追い越せと精進するのがいい形だとは思う。

ただ、中にはあたりの止まっている選手も出てくるし、そういう部分は積極的に別の選手にチャンスを上げることもやらなきゃいかんと思う。

それともう一つは「勝負所での積極的な代打策」だよな。試合中盤でもここぞという場面で畳みかけていく。こういう選手起用をするとレギュラー選手もうかうかしてられない。チャンスで代打を出されるというのはスタメンの選手にとってはある意味屈辱。そうならないよういい緊張感を持続していかなきゃならない。

控え選手もいつでも準備しておくという張りが出てくる。試合前の練習から「オレを使え」というオーラをどんどん発していく。チャンスが来たとなればバットを抱えて監督の横にいるくらいの気持ちのある選手が一人でも多くなればいいだろう。今のカープベンチを見ても控え野手が「ヒマそう」に見えるのはアタクシだけかねぇ。選手が心のどこかで「オレの出番はない」と決めつけてしまっていないだろうか?そういう緊張感は一度緩むとなかなか戻せない。

こういうベンチのムードを作るも壊すもこれは監督次第というのもある。攻撃野球で活路を見い出すなら、この辺から手を入れんといかんだろうねぇ。

保っさんで締める勝利を1日でも早く実現すれば変わる!?

帰宅してテレビをつけるとちょうどカープベンチが映し出されていた。塹江と保っさんが並んでいるシーン。塹江が何か話しかけているけど、保っさんは顔を真っ赤にして視線はグランドに注がれていた。そうとう悔しかったんだろう。

本来の役どころとは違う。でも、保っさんはそれを言い訳にしたくない。悔しくて悔しくて…そんな心境が映像だけでも伝わってきた。

佐々岡監督は保っさんの配置転換を考えていないと明言した。アタクシも保っさんで行くと決めたらある程度「答え」が出るまで辛抱しなきゃいかんと思う。

でもその辛抱の代償も小さくない。僅差試合を勝ちきれなければ借金がどんどん増えていく。首位との差もどんどん広がっていくだろう。1日でも早く「保っさんが締めて勝つ」という成功体験が欲しいよな。

カープは開幕してから1か月。まだセーブを記録したのが1,2試合しかないんだってな。よく借金4で持ちこたえているといった方がいいだろう。まだ、挽回可能な借金のうちに当面戦える「型」が欲しい。佐々岡監督の頭の中はそれで一杯なんだと思う。

昨日のゲームはそのチャンスがあった。Twitterでこれで勝てたらデカいとつぶやいたんだけど、その意味はまさにこれ。「保っさんで締めて勝つ」。今季初めてといっていい方程式の成立というのが、チームのムードを変えるきっかけになると思っていたんだけどな、結果は失敗しちまった。残念だったよな。

早く成功体験を作らないと保っさんの負担がどんどん大きくなる。一人の安定感のあるリリーフを潰すことにもなりかねない。ここはファンとベンチの我慢比べといったところかねぇ。

先発投手を抑えに回す劇薬を使えるか?

このまま保っさんの結果が出るまで待つのも悪くないとは思うけど、この借金4くらいの段階で早めに手を打つというのも、案外「劇薬」になったりするかもしれん。

その手は先発から抑えの配置転換。本音としてはアタクシはこれしかないと実は思っている。

まぁそのことはこのブログでも何度も書いているんで、「またこのオッサンほざいている」笑われるんで今日は具体的に名前を出しちゃおう(笑)

一番の適任は九里亜蓮。そう、アタクシの推しメンよ。

先発では今一つ精彩を欠いている。キレイに打者を打ち取ろうという意識が結局球数を多くして最後は捕まるという感じだよな。

九里が適任と思うのは「三振」を取れる球を持っているということ。ツーシームもいいし、真っすぐでも空振りが取れる球を持っている。気持ちも熱いし、性格もあっていると思う。

もちろん、九里本人は先発へのこだわりもあるだろう。しかし、中継ぎ経験も豊富だし、チームに流れを呼び込むピッチングもできる。

佐々岡監督の頭の中では投手はまず先発の頭数を揃えるというのが優先順位として上なんだろう。だから先発をいじるのを怖がっているようにも思う。

でも、今、チームが落ち着いていないのは勝利の方程式が不安定で勝ちきれない。だからチームも乗り切れない。今、やらなきゃいかんのは「勝ち切る型」、「勝利への拠り所」というかねぇ、何かそういうシンボル的なものが欲しい。「心の拠り所」といえば、神様、仏様。「守護神」なんてぇうまくネーミングしたもんだよな(笑)

そういう意味から見れば、リリーフ陣の中から選ぶよりは、実績のある投手を座らせるのが一番いいだろう。

この決断は早ければ早い方がいい。「保っさんで勝つまで待とうホトトギス」なのか「勝てぬなら壊してしまえホトトギス」なのか?監督の決断が重要なポイントになるだろうねぇ。本来なら監督が「勝てぬなら勝てせてみせようホトトギス」とならなきゃいかんのだけどねぇ。

佐々岡監督1年目の時間をどう使うのか?

これまでの戦いぶりを見れば、投手と野手、ベンチと選手、監督とコーチといった関係が上手く言っているとは思えない。3連覇の時のような1枚岩になっていないよな。

そこには黒田さん、新井さんという精神的支柱もいない。琢朗さんや河田さんのような野球を知っているコーチもいない。その中で実に半世紀ぶりに投手出身の監督が指揮を執っている。正直、この1年は佐々岡監督にとって勉強の期間だろうねぇ。

もちろん1年目から結果を出す監督は他球団で過去にもたくさんいる。でも1年目から結果が出たのは何も監督の手腕だけではない。新しい監督を迎えるにあたって球団も補強を積極的に行い、これまでの改善点に取り組んだ結果でもあると思う。

残念ながらカープの場合、監督人事は会社の人事異動と同じで内部昇格が多い。なので、佐々岡監督が監督就任するにあたって、特別なことは何もしていないのよ。しいて言えばFA選手が全員残留したこと。戦力ダウンだけは防いだ。やったとすればそこだけなのよ。

コーチ陣もほとんどが配置換えにとどまり新しい顔はほとんどいない。ヘッドコーチに関しては優勝を逃した責任は緒方監督が取る形で高コーチは現職にとどまった。

本来なら高ヘッドが攻撃の陣頭指揮を執り目立たなきゃいかんのだけど、その辺がいるんだかいないんだかわからん程、存在感がないよな。

これまで野手出身の監督に仕えてきただけに投手出身の監督にやりづらさを感じているかもしれない。ベンチを見ても二人の会話のシーンもほとんど見かけない。

こういう部分も1年目、やってみなきゃわからん宿題もたくさん見えてきているように思う。佐々岡監督も色々考えていることは沢山あるだろう。でも、色々な遠慮があるのか知らんけど周りを動かせてないように思う。この1年という時間を口出すことを我慢して秋季キャンプで改革していくのか?まぁそういう時間の使い方も悪くはないと思うよ。今季、捨てられるならね。

勝敗の責任は監督。このムードを払しょくするには佐々岡監督の「行動」にかかっていると思う。明日から好調阪神相手。借金8を完済して勢いに乗っているよ。まだまだ試合数は十分ある。カープだって一つのきっかけで上に上がる要素は十分持っている。頑張ってほしいよな。

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