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折り返し地点で「借金6」接戦の弱さ、延長の弱さは自信の無さの裏返し。フランスワも勝負弱いがベンチもダメよ

Mageちゃんが斬る!
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 「広島3-5阪神」(30日、マツダスタジアム) 広島は今季8度目の延長戦に敗れ、2カード連続の負け越しで4位浮上を逃した。延長戦は8試合で2敗6分けと、今季まだ勝利がない現状だ。

情報源: 広島が延長で勝てない…2敗6分け 佐々岡監督は「四球というのは、こういうことに」

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巨人3連勝はやっぱりまぐれだったのか!?

この週末、ようやく腰を落ち着けてカープを観戦できる。かなり気合が入っていたんだけどな、初っ端から遠藤がスリーランを被弾。今日も追いかける展開。正直、今のカープに3点差は重い。

何とか追いつくも勝ち越せない。結局は粘り切れず延長戦の末敗戦。非常に厳しい敗戦だよな。

1週間前、巨人に3連勝した。よし、これをきっかけに!と心躍った同志は多かっただろうし、アタクシも同じ気持ちだった。

ところがこの6連戦でね、「あぁ あれはまぐれだったのね…」と思わせるような「弱さ」を露呈した。折り返し地点で結局は借金6。巨人戦3連勝は結果的にカープに何ももたらさなかった。まぁこういうのを活かすも殺すもチーム次第。

今季のカープはこういうチーム。これ以上の上積みも感じられない。個人的にはCSもないし、来季を見据える戦い方にシフトしてもいいだろう。若い選手をどんどん起用して経験を積ませる。まぁラッキーボーイが出てくりゃ儲けもんって感じで行った方が活路を見い出せるかもしれんねぇ。

遠藤よ、ナイスピッチだけど、このチームでは先制許したら勝てないよ

先発の遠藤。立ち上がりいきなりスリーランを浴びた。その後の投球が素晴らしかっただけに悔やまれるよな。

3回以降は非常によかった。マウンドで躍動していた。ようやく先発の椅子の座り心地の良さを実感し始めたようだねぇ。

それでもやはり立ち上がりは難しいよな。打たれたのは外高めのボール球だったように思うけど、遠藤にしては力のない球だった。カウントはフルカウントだっただけに勝負に行ったのだろうけど、コントロールミスだったようだねぇ。そういうボールは案外バットに当たると飛ぶ。よく「逆球」という言葉があるけどな、あれは飛ぶのよ。

2回以降は5回かな?投手秋山に四球を出して木浪のツーベースでピンチを作ったくらい。個人的に遠藤は糸井を苦手にしているような気がするんであの場面は緊張が走ったが、見事にファールフライに打ち取った。この辺も成長かなぁと。

前回の巨人戦との大きな違いはカーブの使い方かな。巨人戦の時は會澤がマスクをかぶり、カーブを有効的に使っていた。

昨日は初回にカーブがあまり決まらなかったせいもあってか少なめ。変にカーブに固執せず打ち取れる球を早めに探してゲームを作った。この辺も立派だなぁと思う。

内容から見れば「白星」を上げたい内容だった。それだけに、初回の3点が悔やまれる。なんせ、今のカープ打線にとって「3点はあまりにも重たい」からねぇ。

誠也の打撃がチームを焦らせているように見える

好調を維持していた堂林がこの日はスタメン落ち。まぁ明日から始まる13連戦かな?それを見据えての休養なんだろうけど、今の打線で堂林が抜けるというのは非常にしんどいものがあるよな。

龍馬も故障。堂林もいない。広輔は完全に打撃が崩れている。長野もDeNA戦から打席のリズムが悪い。ある程度期待できそうなのは5~7番。松ちゃん、ピレラ、坂倉といったあたり。この辺がチャンスを作る場面もあるし、今のカープ打線で唯一つながりが期待できる。

そういう打線なので4番に座る誠也が非常に苦しんでいるように思える。特に龍馬が抜けてから打席で「俺が決めなきゃ」というオーラを出しまくって力みを感じるよな。

最近の誠也の打席は捉えたと思った球を打ち上げるシーンが非常に多い。そのスイングには力強さというよりは「力み」をどうしても感じてしまう。点がなかなか取れない打線の中で何とかしようという気持ちの表れだろう。責任感を持ってやってくれているよな。

そして誠也の打てなかった時の悔しがる姿ね、この「ナニクソ!」という気持ちが成長の原動力になっている。アタクシは否定はしない。

ただ、「4番」の椅子に座っている以上、その言動は場合によってはチームに様々な影響を与えることもあるように思う。

もちろん、打って答えを出すことが一番。でも今、誠也はその答えを出せずにもがいている。いわゆる「4番の重圧」なんだろうねぇ。

この4番の背中から発するメッセージがナインにとって重たく感じるのであれば、いい傾向ではないように思う。まぁ本人が一番イライラしているのは間違いない。

この苦しんでいる4番に助け船を出すのがベンチ、首脳陣の仕事だと思う。攻撃ではどんどん動いてね、下位打線や1,2番で点を取るような姿勢を見せて欲しい。今のベンチは「ただ打つだけ」。

それでもやはり4番を打っている以上、誠也が結果を出すのが一番。ここを抜け出すことができれば、さらなる成長をするだろう。誠也よ、苦しいだろうけど頑張ってほしいよな。

フランスワは抑えの器ではない

さて、ゲームは菊池のスリーランで同点。いよいよ後半勝負。ただ、今季のカープはこの展開で勝てない。だから5位なんだよな。

当然ベンチは「延長」も視野に入れての継投策。塹江を2イニングは正しい選択だと思うし、塹江もよく投げてくれた。2回以降の遠藤も含めて、この二人は本当によく投げてくれたよな。

それもこれも「最後はフランスワ」につなぐためのベストな選択をベンチはしてきたわけだ。

しかしフランスワがいかん。同点、1点差といった競った場面ではどうも力が出ない。正直、ビビりながら投げているのがわかる。

先頭打者からフォームが小さいし、球を置きに行っているのがわかる。置きに行っているから球に力がない。力がないから空振りが取れない。キメに行った球もカットされる。空振りが取れないといいところへ投げようとコントロールが乱れる。なぜならそれは腕が振れていないから。まぁ毎度おなじみのパターンだよな。

先頭の近本に四球を出した時点で多くの同志は「こりゃダメだ」となっただろう。フランスワは先頭を出すとかなりの確率でそのランナーの生還を許してしまうからねぇ。

四球を出した場面も近本は一度もバットを振らなかった。これはすでに投げた瞬間にボールとわかるからなんだと思う。それほど早く見極められてしまうのは腕が全く触れていないからなんだよな。おっかなびっくり投げている証拠なのよ。

続く木浪には見事に送りバントを決められた。この辺も何としてでもバントを阻止するという姿勢がない。インコースを突くとか、力のある真っすぐで押すとかというのがない。決められた球も「どうぞ」と言わんばかりの140キロの真っすぐ。何やってんだよ!?と言いたくもなるよな。

坂倉も今日の真っすぐに力がないと判断したのかもしれん。続く江越は変化球を3つ続けて三振。これでツーアウト2塁。なんてことない場面だよな。

それでもフランスワはサンズとの勝負を避けた。まぁこれは仕方ないけど、クローザーなら勝負してほしいところ。でも、サンズを空振りさせるほどの真っすぐがないとの判断でベンチも歩かせたんだろう。

そして大山。初球を変化球で入った。当然、四球の後の初球は打者は狙ってくる。これをかわすために初球はスライダーで入った。でもこれが抜けちまったよな。投げ切れていない。この辺、フランスワが追い込まれているように思えた。

その後は150km近い真っすぐを投げ込むも明らかなボール。カウントはボールスリー。この場面、打者は狙ってくるよな。そこへ投げ込んできた真っすぐを大山は打ち上げた。「ヨッシャ、ライトフライ」アタクシはそう叫んだ。よく打ち取ったと思った。

外野を映す映像に切り替わった。「あれ?外野がいない!?」

そう、カープベンチはバックホーム態勢の為に外野を前に出していた。誠也、長野の必死の背走もわずかに届かず。これで勝ち越し点を許した。これはベンチのミスだろうねぇ。これはこの後書こう。

これでフランスワは今夜も自ら出してしまった先頭打者を期待通りに返してしまった。困ったもんだよな。

個人的にはフランスワは抑えの器ではない。そう改めて感じたねぇ。それを証拠に勝ち越し点を許した後、ボーアに対しては凄くいい球投げていた(笑)。重圧から解放された瞬間だったんだろうねぇ。困ったもんだよな。

ベンチの指示にも感じる勝負弱さ

さて、話を戻そう。大山の打球は通常ならライトフライ。それを三塁打にしてしまったのはベンチの守備位置の指示があまりにも」マニュアル的」だと感じた。まぁもちろんプロのコーチにモノ申すわけで、素人に何がわかるんだ!?と言われればそれまでだけどな。

あの場面、2死1,2塁だよな。2死だから2塁走者の近本は打った瞬間打球に関わらずスタートをかける。強い打球が外野の正面に打つヒット以外なら近本の足ならホームを駆け抜けるだろう。

カープベンチはなぜかそれを防ぎに行った。外野前進守備で阻止することを考えた。でも、ちょっと待ってほしい。

まずは「ツーアウト」ということ。アウトを取ればいいわけよ。それでチェンジ。外野手の正面を突くヒットとアウトの確立とどっちが高いかと言えば後者だろう。

そして、2塁ランナーの近本は「サヨナラのランナー」ではないこと。1点を取られれても裏の攻撃がある。でも、あの守備陣形は「無死、ないしは1死1,2塁でサヨナラ負けを阻止」する目的のように見えた。

ここで大事なのは勝ち越されても1点で済ませる。2点、3点取られる方がいかんよな。ならば、1,3塁線を狭め、外野は定位置でいいはず。

そして打者は大山ということ。中軸を打つ打者だし、当たれば飛ぶよ?これが木浪や上本のような打者なら外野の頭を超える打球を打つ確率は低い。それなら無理くり理解もできる。

カープがサヨナラ勝ちした時、阪神ベンチは外野手を前進させていた。あれは確率の問題だよな。上本が外野に飛ばす確率と内野の間を抜いて打つヒットとどちらが可能性が高いかと言えば後者。そして、1点取られれば阪神はサヨナラ負けをする。そういう状況なら外野を前に出してもいいと思うし、外野の頭を抜く打球を上本が打ったのなら「仕方ない」となるだろう。あの場面は「上本が打者」で「点を取られたら負け」という背景があったからなんだよな。

でも、昨日の大山の場面は違うよな。アウトを一つ取れば済む話。ヒットを打たれても長打でなければ1点で済む。裏の攻撃もある。そんな状況で「サヨナラ負け阻止」みてぇな守備陣形を取るってのはどうかしていると思うよ。

確かにあれが「広島野球」のマニュアルには書いてあるのかもしれん。でも、相手の打者は今置かれている状況を考えるとあの守備陣形はないと思うよ。この辺はベンチも「勝負弱い」。なにも選手だけの話じゃないと思うけどな。

13連戦が最後のチャンス!?

さて、これで前半戦を終えて借金6。大事な折り返しの試合の内容を見るとお先真っ暗といった感じだよな。恐らくBクラスでフィニッシュする可能性が相当高くなっていると思う。

ただ、最後の最後、明日から始まる13連戦ね。ここが最後のチャンスだと思う。そして、この13連戦が終了したあたりでAクラス、Bクラスのすみわけが大体できてくるだろう。CSがないからな、そこからは「消化試合」ということになるだろうねぇ。

カープとしては何としてでもこの13連戦で大きな貯金を作って借金を返したい。大事だよな。

ただ、連戦というのは1度悪い方向に行くと立て直しが難しい。つまり、連勝するチャンスもあれば、連敗するリスクも大きい。そういう意味では順位を決める連戦と言ってもいいだろうねぇ。

この辺をどう戦っていくかというのがポイント。それとこれは幸いと言っていいかわからんけど、9月21日~巨人⇒DeNA⇒巨人というカードが組まれているけど、そこまでの間はDeNAの3連戦以外は全部、勝率5割を目標とするか、そこをウロウロしているチームのとの対戦が多い。ここらでカープは意地を見せて欲しいよな。

ただ、佐々岡監督が言うように、「追いつける」けど「勝ち越せない」もどかしさね。この辺はすぐに改善とはならんだろうねぇ。この辺はやはりチームがどことなく自信を失っているから。ある意味、一度崩して、土台から作り直すくらいのことをやらんと、この問題は解決しなようにも思う。個人的にはもう優勝はないと断言する。残りの後半戦60試合で、何を得られるか?そういう視点でこれからは見ていこうと思う。

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コメント

  1. かずのすけ より:

    Mageちゃんさん、こんんちは!

    今年はシーズンの開始が遅れたせいで季節感がなくまだ半分が終わったころ…ということは例年で言うと交流戦後が終わったあたりですかね。4位に終わった昨年の交流戦終了時は貯金6の2位で首位巨人は貯金8…その差2。同じく4位に終わった2015年は借金7の最下位で首位巨人が貯金2でその差9。今年はその差20もあるんで普通に考えれば絶望的ですね。まだ折り返しというところで諦める時期でもないですけど、毎年「ああもうだめだ」という決定的な試合があったのですが今年はそれもなくただずるずるといって終わってしまいそうです。

    • かずのすけさま。

      確かにシーズン中に優勝戦線から脱落を感じさせるゲームってあるはずなんですが、今季は開幕からおっしゃるようズルズルと落ちてい行く。本当にいいところがありません。巨人を3タテしたくらいですかねぇ?確かにあきらめる時期ではありませんが、反撃のきっかけになりそうなゲームもありません。先制されると終わり。延長戦なら終わり。接戦でも終わりといった感じですね。せめて打線が打ちまくってくれればと思いますが、それもない…困ったもんですねぇ。明日からの13連戦。ちょっと怖いです(笑)

      コメント、ありがとうございました。

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