情報源: 【広島】大瀬良大地、今季最多8失点「自分を見つめ直してまた頑張ります」2戦連続背信
しかしさ、ここの所の夏ってのは本当に暑い。9月に入っても連日35度だぁなんだって日が続いているよな。オリンピックでも日本の暑さが問題になってマラソンが札幌で開催となったくらい、身の危険を感じる暑さ。
こんな気候だってのは大体わかってるんだからさ、なぜ9月の1週目でデーゲームとか入れるのかね?これ、お客さんだって大変よ。この辺はもう少しNPBもセリーグも考えなきゃいかんだろう。パリーグに比べてドーム球場が少ないセリーグはドーム以外は9月一杯くらいはナイトゲームにした方がいいよな。
そんなこんなで昨日は久々のデーゲーム。土日仕事のアタクシは当然、観戦できなかった。仕事中に速報見たらすでの1-9。正直、ここの所大瀬良が投げるゲームがよく壊れる。困ったもんだよな。まぁその件については後で書こう。
大貫に完投を許したカープ打線。どれだけDeNAを助けているのか!?
まずは打線。予告先発で大瀬良VS大貫の顔合わせを見て、正直「今日はイケるかも」と思っていた同志も多いだろう。大貫には悪いけど、先発投手の格が違う。打線が早々に大貫を捕まえて、DeNAの疲れがたまった中継ぎ陣を1イニングでも早く引っ張り出せば、一方的なゲームになる可能性の方が高かっただろう。
しかし、その大貫に完投まで許した。この意味は非常に大きいと思う。
恐らくだけど、ゲーム展開が大貫の完投を後押しした感じがする。大瀬良が初回に失点。いきなり追いかける形になった。大貫はスピードボールがあるわけでもなく、アウトコースの出し入れを駆使してコントロールで勝負するタイプ。理にかなったフォームで球数は投げられそうな印象だった。
初回、3回と失点。3点差あたりで少し打線に焦りが出たのかもしれん。右打者は外の球を待ちきれずに引っかけ、左打者もインコース寄りの球を強引に引っ張る感じ。もう少しじっくりこちらまで引き寄せて打てばなんてことない。それを一番実践していたのは途中出場のメヒアくらい。完全に焦りから来る強引な打撃で大貫の術中にはまった印象だよな。
その辺、打撃コーチが術中にはまる前に何かしら対策を施せば、まだ変わっていたのかもしれん。まぁ打撃コーチもそのうち打つだろうなんてのんきに構えていたかもしれんけどな、それじゃ困るよな。
結局4回に一挙6点取られて野手陣がキレた感じだよな。あとはなすがまま。さすが、最下位を争っているチームらしい、「負け方」だよな。
矢崎課長、決め球はあえて「高めの真っすぐ」で勝負してみては?
昨日は仕事の後、下の坊主のランドセルを選びにいって戻ってきたらすでにゲームは8回表。アタクシ的に「気になるアイツ」矢崎課長が登板。まぁメガネをしなくなった時点で「課長」っぽくなくなっちまったけど、あえて課長と呼ぼう(笑)
まぁ守備に足を引っ張られたねぇ。この辺も野手がすでに「キレて」いたからに他ならない。もう草野球レベル。飛球のお見合い、イージーなセカンドゴロも後ろにそらす。困ったもんだよな。
矢崎課長もマウンドでブツブツと念仏…いや、呪文を唱えるように自分に何かを言い聞かせながらの投球。非常にいいものを見せてもらったように思う。
この連戦で火をつけてしまった感のあるソトに対し、三球三振に仕留めた。すべて真っすぐ。追い込まれると矢崎の真っすぐを打者は「振ってしまう」。そういう破壊力というか球の強さね、これを武器にしなきゃいかんなぁと感じたよな。
どうしてもコントロールに難のある投手というには高めの甘い球を防ぐために「低め、低め」を要求しがち。
矢崎のようなパワーピッチャーはそうやってコントロールを要求するとどうしても強い球が影を潜めてしまう。
この辺ファームでバッテリーを組んだ経験もある白濱がよく理解していたように思う。とにかく最初から真っすぐを要求し続けたよな。
8回も先頭の倉本や大飛球を打った桑原に投じた球はやや低めの真っすぐ。この辺はコントロールを意識して投げていたように思う。なのでここはプロ。そのくらいの球は150キロでも打つわな。
桑原の大飛球の後、打者はソト。怖いよな。しかし、ここで開き直ったのか真っすぐをど真ん中狙って投げた。これまで打たれた球よりはやや高め。ベルトの位置より少し高め。ここに強い真っすぐを3球続けて投げ込んだ。ソトはその剛球をバットに当てることすらできなかった。解説の浩二さんも「おぉ」と唸っていた。あの球は簡単に打てるもんじゃない。
くしくも今季引退を表明した、阪神・藤川球児も若い頃は高めの釣り球で三振を取っていた。真っすぐに力がある投手というのはそういう芸当ができる。矢崎にその「可能性」を感じた。細かいことを要求せずにただ、ひたすら渾身の真っすぐを投げる方向に導いてあげた方が、結果が出るような気がする。キメ球を高めの真っすぐっていう投手がいても面白いよな。
大瀬良は体に力が入らない!?
さて、試合を壊した張本人、エース大瀬良の背信投球ね、この辺をアタクシなりに考えてみた。
実際に投げているところは見ていない。先週も夜出かけていて戻ってきたときには大瀬良の姿はマウンドになかった。
ただ、昨日の中継で打たれるシーンを見ることができたんだけど、一番の印象としては「球に力がない」。
まずフォームに力感が全く感られない。左足を踏み込んだ時のグローブをはめた左腕が完全に死んでいる。この左腕が全然上がっていないから、投げる時の力が全くない。いわゆる「手投げ」といった感じだよな。これでは球に力が出るわけがない。
ここの所、結果も出ていないから、表情もさえないんだけど、悔しさというよりは本人の中で「やっぱりダメか」という、少しあきらめの入った表情のように見えた。つまり、ここの所の背信投球の理由を大瀬良本人は「わかっている」のだろう。それが「何なのか?」が非常に気になるところだよな。
コンディション不良?夏バテ?それとも…!?
さて、この大瀬良の不調はどこから来るのだろう?
一つは「コンディション不良だよな」。今季は一度7月25日にコンディション不良で登録抹消されている。どこが悪いというのは球団から発表がなかったけど、その再発というのも十分に考えられるよな。となれば、再び登録抹消も考えられるけど、佐々岡監督は「考える(間隔をあける)」と抹消はしない方針。
それほど心配ないようにも思えるが大瀬良が違和感を抱えながら投げるのは本人の選手生命にもかかわる問題。首脳陣はよく大瀬良と話し合って最善の道を用意してほしいよな。
二つ目はいわゆる「夏バテ」。
大瀬良はこれまでも脱水症状で足がつったりした経験が何度かある。最近はそういった対策を万全にやっているようだけど、決して暑さに強い方ではないと思う。ましてや昨日の広島の暑さもかなりのものだったろう。
まぁこの不調の原因が夏バテなら涼しくなってきたら解消もされよう。しっかり体を休めることもやっていかんとな。
最後はアタクシのあくまで個人的な心配なんだけど、一つのトラウマがある。それは「病」なんだよな。
「病」ときいて古いファンがピンと来るのは炎のストッパーの異名をとった津田さんね。アタクシは津田さんの最終登板が頭から焼き付いてずっと離れないんだよな。
あの年は1991年4月。開幕してこれまでストッパーとして期待されていた津田さんの登板はなかった。「どうしたのだろう?」と心配していた。
そして4月14日の巨人戦で津田さんがマウンドに。その変わり果てた姿に愕然としたのを今でも強烈に覚えている。
頬はこけ、表情に生気が感じられない。投じた球はかつての剛速球とはかけ離れていた。もうかつての津田さんの姿はそこになかった。その津田さんの姿を見た時のショックは大きかった。自然と涙が溢れた。投球練習から涙が止まらなかった。
その剛速球で巨人・原を骨折に追いやった伝説を持つ津田さんがその原にレフト前にタイムリーを打たれた。リリーフ失敗で負け投手に。そこでなんとなく津田さんがもう見られなくなるよう気がしてまた涙。
何かの記事で読んだけど、そのゲーム後ベンチで津田さんは号泣したそうな。「もう投げられない」と。それから津田さんをマウンドで見ることはなかった。
このシーンがアタクシの頭にこびりついて離れない。もう30年も前の話。恐らく死ぬまでこのシーンは忘れられないだろう。
だからね、精彩を欠くような投球をする投手を見ると、津田さんの姿がどうしても頭をよぎっちまう。困ったもんだねぇ。
大瀬良もそういうことはないと信じている。だから、早く元気な姿を見せて欲しいよな。
自力優勝消滅。さて、今日からどう戦う?
昨日の敗戦でとうとうカープの自力優勝が消滅した。まぁ巨人が大型連敗でもしようものなら、自力優勝が復活することは数字上はあり得る。でも、この連戦中のカープの戦い方を見ると、とてもとても大逆転優勝なんて望める戦力ではないよな。それに、選手の気持ちがね、同じ方向に向かっていないようにも思える。これじゃ、ダメよ。
大きな目標を失われた後、カープはどう戦うのだろうか?これが来期に繋がってくるだろうねぇ。
ある意味、佐々岡監督も大胆に選手を使える環境になった。この辺を注目して見ていこうかねぇ。CS制度があれば3位狙いの闘いに切り替えができるんだろうけど、それも今季はないわけで、来季に向けて新しい形を色々試せるだろう。そういった選手起用をしてくれれば、ファンもある程度は納得するだろうねぇ。
昨日はプロ入りして6年目の桒原が1軍に上がった。いきなりやらかしたけどな(笑)、あれでもっと練習しなきゃという気持ちにもなっただろう。個人的には入団時から期待していた大型内野手。どんどんチャンスを上げて欲しいよな。
それと2軍で抑えをやっている田中法も見てみたい。最後の10試合くらいで抑えを試すのも面白いかもしれないないよな。
古いファンは弱いカープの楽しみ方を知っている。強くなってからファンになった同志は今季の闘いぶりにストレスがたまっているだろう。ファンを離れるものもいるだろう。それはしょうがないよな、弱いチーム応援したってちっとも楽しくないもんな。そう言う気持ちを責める気にはならない。
ただ、弱いからこそ「明日が見える」。勝敗に関係なく、その「明日」への希望を燃やしてくれる若い選手の頑張りを見る楽しさね、これも悪くない。佐々岡監督もファンに沢山の「明日」を見せられる起用がどれだけできるのか?そんな感じにアタクシも徐々にシフトしていこうかと思っているよ。
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