「広島7-4ヤクルト」(11日、マツダスタジアム) コンディション不良により、戦線を離脱していた広島の西川龍馬内野手(25)が8月25日のDeNA戦以来となる1軍復帰を果たし、即「5番・中堅」でスタメン出場。1イニング2安打を放つなど猛打賞2打点の活躍でチームを勝利に導いた。
情報源: 広島・西川が1軍復帰即スタメンで猛打賞「野球が久々にできて楽しかった」
昨日はゲーム前半、誠也のタイムリーで先制したのを見届けて買い物へ。コロナ禍となってもう半年以上たつけどな、どこのショッピングセンターもかなり混雑していた。家に帰ったのが本当にゲーム終了間近。フランスワが最後の1球を投じる場面だった。
ゲームの方は中盤にライアン小川を打ち崩し、中村祐太が何とか6回を投げ切った。ケムナ・塹江には不安があったけど何とか逃げ切ったゲームだったよな。これでカード勝ち越し。借金を一桁に戻した。
帰ってきた龍馬がいきなり猛打賞!
まぁ今季振り返ってみるとやはり主力の故障というのが響いたよな。野手では中軸を担う西川龍馬の離脱はこれまでの成績を見ればかなり影響があったように思う。
もちろんそれによって副産物も生まれた。誠也が3番を打つようになり、若手の外野手、大盛、宇草が出てきた。まぁ誰かがいなくなれば、誰かが出てくるのが世の常だけど、やはり「龍馬の代わり」は誰もいない。改めてカープにとって欠かせない選手なんだなぁと感じたよ。
この日は5番で出場。いきなりの猛打賞で復帰に花を添えた。これで中軸が安定してくると打線のつながりも期待できよう。
中村祐は持ち味出して6回1失点で2勝目
先発は中村祐。前回久々の白星で相手も同じヤクルト。まぁヤクルト打線はリベンジに燃えただろうねぇ。
ランナーを出しながらも粘りのピッチング。困った時には得意のスライダーでピンチを切り抜けた。
真っすぐはMAXで140キロ程度。その投手が三振を投球イニングより多い7つ奪っている。普通三振を取れる投手というのは真っすぐが速かったり、三振を取れる決め球がある。フォークとかね。
でも中村祐太はそういった「武器」は持ち合わせていない。それでも三振が取れる。不思議だよな。
確かに打者はタイミングの取りづらい投手だとは思う、以前にも何度か書いたけど中村祐は球持ちがいい。なので打者はスピードガン表示よりも速く感じているのは確かだろうねぇ。
もう一つは「腕の振り」。解説の達川さんも言ってたけど、どの球種も腕の振りが同じ。なので打者がどうしても球種を察するのに時間がかかる。真っすぐと同じ腕の振りでスライダーが来る。
奪った三振の球種は真っすぐで2つスライダーで4つ、チェンジアップで1つ。空振りと見逃しは半々。140キロそこそこの真っすぐでも空振り三振が取れる。この辺の内訳を見ても真っすぐのスピードが遅い分、真っすぐなのかスライダーなのか判断を難しくしているのが持ち球の長さと腕の振りなんだと思う。案外、打ちづらい投手なんだよな。
だから打たれる時は大体置きに行ったりするとき。それとどうしても慎重になる立ち上がりね。道理でなるほど、先頭打者に一発打たれるわけだ(笑)
確かに立ち上がりは甘いスライダーが結構あった。まぁそれをヤクルト打線が見逃してくれていたってのは大きい。そういう危険性をはらんではいるんだけど、この投手は相手にとっては厄介な投手だろうねえ。
打つ方でもタイムリーヒットを打った。もともとバッティングのいい選手。まぁ何でも器用にこなすセンスを感じるよな。
かつては「マエケン2世」といわれた投手。マエケンも打席に立てばそれなりに打っていたよな。ホームランだって打った。中村祐も似たようなタイプ。決して打撃が苦手ではない。好きなんだろうねぇ。
伸び悩んでいたけどな、ようやく巡ってきたチャンスをモノにした。このままシーズン終了までローテをもまもって来季は開幕ローテ狙ってほしいよな。
龍馬・小園昇格で野間がファーム。その意味は!?
龍馬の昇格と同時に小園も1軍に上がってきた。今季初めてだよな。ここに来てフォームでの成績が良くなってきての昇格。まあまんまと2年目のジンクスにハマっちまったということかねぇ?
佐々岡監督も今後スタメンで使うと明言している。残り20試合といったところで来季を見据えての起用というのも増えるだろう。
そして秋季キャンプで誰を強化指定していくかの品定めもあるだろう。今後はガラッと違ったスタメンが見られるかもしれないよな。
昇格する選手がいれば、落ちる選手もいる。まぁプロ初ヒットを打った林はまぁしょうがないにして、ファームに行くことになった外野手が野間。この辺ね、野間の尻にいよいよ火がついてきた。そんな入れ替えだよな。
本来なら宇草か大盛、どちらかだろう。数少ない右の長野はまずないからねぇ。
確かにここの所の活躍を見れば、宇草がその非凡な才能を見せてくれるし、ハッキリ言って野間より盗塁のセンスがあるように思う。大盛もパンチ力を見せて大事な場面で一発を打っている。
その活躍ぶりから消去法で行ったら、確かに野間がファームとなる。現状を素直に評価しての入れ替えだよな。さぁこれに野間はどう思うのか?身体能力だけではもう1軍には残れない。出ればやらかすチョンボを減らすか、相当打たないと使ってもらえない。この辺、このオフどう変わっていくのか?見守っていきたいよな。
なんとか追い上げてAクラスに滑り込め!
先週は3勝2敗1分けで借金を減らした。一桁に戻って9とした。4位はラミレス監督が今季限りとなったDeNAが失速する形で落ちてきた。ゲーム差は3。3位の中日も借金1。3位まで4ゲーム差。残り24試合。何とか3位に滑り込みたいよな。
決して不可能の数字ではないだろう。
先々週の神宮でのヤクルト戦前、カープはヤクルトと最下位争いにいた。でも直接対決を5勝1敗で終わってみれば10日で5ゲーム差をつけた。
まぁ相手が下位のチームだから、連敗もある。だから短期間でこれだけゲーム差がついたってのはある。でも、シーズン終盤になって各チーム色々なモチベーションに変化しつつある中で、このままズルズル落ちてくるチームもあるだろう。
カープは龍馬が戻ってきて、若手もアピールしている。そして先発ローテも何とか6枚ある。ヤクルトに5ゲーム差つけたことで見る方向は「上」のみだろう。
大事なことはチーム全体で「その気になる」こと。無理かもしれんけど、そこに向かって戦っていくことには価値があると思う。
チームがその気になるには明日からの巨人戦ね。ここ次第だと思う。
巨人にコテンパンにされれば、その気も失せるだろう。でもせめて勝ち越しとなればアタクシはその気になるのでは?と思う。その次が3位の中日相手なので、ここで一気に並ぶ可能性は十分あるよな。
中日も久々のAクラスとなれば、また違った緊張感も生まれて来よう。今シーズン下を向くことが多かったカープファンにとって、その気になって追いかければ何か起こるかもしれん。そういう楽しみが出てくるかもしれんよな。
シーズン最後の最後でAクラスという目標が少し見えてきたような気がする。明日からの巨人戦。大事だよな。まずは菅野を何とかできるかどうか?初戦がカギだろうねぇ。
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