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まんまと巨人の継投策にかわされた??左の先発には敏感なのに、左のリリーフのことは考えないのかい?

Mageちゃんが斬る!
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 「巨人5-5広島」(15日、東京ドーム) 広島が今季13回目の延長戦で10試合目の引き分け。12年以来8年ぶりの2ケタ引き分けとなった。九回を無失点に抑えた守護神・フランスアが十回も続投。丸に四球を与えたが、後続を断った。

情報源: 広島今季10回目の引き分け 松山同点2ラン フランスア2回無失点

野村の緊急降板でゲーム序盤はワンサイドかと思ったけど、打線が諦めずに追いついて、ブルペン陣もしっかり投げてくれた。まぁ勝てるチャンスはカープの方に沢山あったように思うけど、負けゲームをドローに持ち込んだんだからよしとするしかないだろうねぇ。

菊池が開幕からの無失策の記録を塗り替えた。素晴らしいよな。若い時のような派手なプレーというのは少なくなったとは言え、そこに堅実さも加わったように思うし、磨きもかかっているように思う。本当に菊池が阻止したヒットや点数はかなりのものになるだろうねぇ。それでも今季の投手防御率はあまりよろしくない。あと菊池が何人いれば改善されるんだろうねぇ(笑)。

首位巨人との3連戦。まぁ10月に入って状態は上向いている。負け越さんでよかった。まぁ 願わくば昨日のゲームをとればね、かなりムードもアゲアゲで地元に帰れたんだろうねぇ。

同点に追いつきながらも、勝越せなかった。ひっくり返させなかった。守備では長野の好返球もあったし、中村恭、ケムナと中継ぎが流れを相手に渡さなかった。

まぁ振り返ってみれば巨人の中継ぎ陣をこの3連戦、最後まで打ち崩せなかった。アタクシはここに尽きるように思う。

巨人の中継ぎ陣は素晴らしい。こいつらが出てくる前にひっくり返したかったんだけど、この辺は原監督の勝負勘から来る絶妙な継投策ね、それもあるけど、その起用に応える投手たちが素晴らしいよな。

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継投のタイミングを作ってしまったカープのスタメン

まず昨日のスタメンを振り返ってみよう。

  1. 宇草(左)
  2. 広輔(左)
  3. 誠也(右)
  4. 松山(左)
  5. 西川(左)
  6. 會澤(右)
  7. 堂林(右)
  8. 菊池(右)
  9. 投手

まぁこれがベストオーダーなんだろうねぇ。先発が左だと1番に長野を入れる感じになるのかな?個人的には現状の対左投手のベストオーダーは打率の上がってきたタナキクを1,2番にして長野を6番、あとはひとつずつずらしてというのがいいかなぁとは思う。現状はね。

巨人の強さはブルペンの強さ。特に左の2枚が強力

さて、今季の巨人の強さはなんだろうか?開幕前、巨人の下馬評は山口が抜けたことで「先発が足りない」という意見が多かった。

当然、先発の補強を巨人は考えただろうけど、上手くいかずに開幕を迎えた。ここで巨人が仕掛けてきたのは中継ぎの補強だった。恐らくだけど、原監督から、現場からの要請だろう。

これが功を奏した。楽天から獲得した高梨は非常にいい投手だった。若手の大江も成長著しい。この「左の2枚看板」が巨人の中継ぎ陣を支えているといってもいいだろうねぇ。

原監督は先発を引っ張ることをせず、ブルペンで勝っていく。今季はそういう戦術で戦い抜いているよな。

左が続くスタメンを逆手に取った巨人の継投策

先発のサンチェスが打たれた。楽勝から僅差のゲームに切り替わった。中継ぎ勝負の展開になった。

後半はカープ打線の方がチャンスを作った。しかし、残念ながらこのゲームも巨人自慢の左の中継ぎに攻撃の芽を摘まれた格好だよな。

まずは6回。サンチェスをせめて無死1,2塁から菊池が送りバントを決めて1死2,3塁。外野フライでも1点だよな。

ここでカープベンチは代打に小園を起用した。9番に小園を起用することで小園⇒宇草⇒広輔、一人誠也の右をおいて松山⇒西川とここまで左投手一人に任せられる打順になる。まぁ代打を出すとなれば宇草のところくらいで、西川まで左打者が続くのは目に見えているよな。

原監督はサンチェスを6回のマウンドに送ったのはどちらにしろ打順で9番の代打から左の大江でと考えていたのだろう。それがサンチェスが連打を食らったことでピンチの場面に9番に打順が来た。ある意味巨人ベンチは早まっただけでピンチの有無にかかわらずここから大江でと決まったいたのだろう。これはカープのスタメンがこうさせた側面もあるよな。6回をしのいで、7回も続投。まんまと予定通り西川まで大江はしっかり仕事をしたよな。

8回の場面も同じ。6番から右が3人並ぶ打順ではビエイラ。9番に代打の場面で坂倉が登場すると坂倉(左)、長野(右)、広輔(左)となる。考え方として1死1,3塁。この広輔までの打順で二つアウトを取る。特に坂倉には絶対に打たせないことが条件。ここで左の高梨を投入した。坂倉を打ち取れば長野と無理に勝負しなくても広輔でというシナリオができる。まぁこの場面は坂倉一人でアウト2つ稼げた。1点勝負の終盤でこの強力な左の中継ぎを投入するタイミングをカープベンチはこのスタメンで与えてしまったように思う。

大事なのは相手がやられると困る作戦をベンチができるかどうか?

もちろん、このスタメンに異論を唱えるつもりは毛頭ない。むしろ原監督がカープの打線を見て上手に強力な2枚の左投手をいいポイントでつぎ込んできた。さすがと言っていいだろうねぇ。

スタメンは当然、先発投手を攻略してこちらに有利な展開に持ち込むために考えて組むもの。ゲーム終盤での展開なんてぇのはゲーム開始には想像もできないし、そこだけを考えてもそういう展開にならなければ、無駄になるもんな。

ただね、相手に勝つ為には相手のいいところを消したり、力を発揮させなかったりすることも大事なことのように思う。特に巨人は菅野以外は完投できる投手はいない。8勝している戸郷でさえ完投させていない。つまり今季の巨人は継投で勝ってきている。巨人に勝つには先発攻略も大事だけど、この中継ぎ陣をどう崩していくのかもテーマになるように思う。

ならば巨人自慢の左の中継ぎ、大江と高梨をどう攻略するのか?いかに出させないようにするのか?出るにしても巨人ベンチを迷わす、惑わす野球ができないか?その辺も大事なことのように思う。

緒方前監督は「ジグザグ打線にこだわった」

3連覇をした緒方前監督はこの辺の駆け引きは決して得意な監督ではなかった。なかったが故にスタメンでは「ジグザグ打線にこだわっていたように思う。並べても右打者。左を連続して並べるようなスタメンは組まなかった。

この辺はそういった相手の継投策にハマらないようにした防衛策だったように思う。

今のカープ打線はあくまでもいい流れと選手の調子重視なんだと思う。もちろんそれを否定する気はない。

ただ、スタメンからジグザグを組めば、継投は難しくなる。特に左の中継ぎをどこでつぎ込むのかというのは勝負のあやになる。言い換えれば「スキ」が無くなる。昨日のカープのスタメンには付け込むスキがあったということだろうねぇ。

結局は首脳陣の勝負勘の差!?

確かに昨日のゲームに関して言えば、野村のアクシデントで早めに代打の需要があったという不運もあって、終盤のリリーフ勝負で右の代打が少なくなっていたというのもあるだろう。ピレラや上本を早々に代打で出したからねぇ。

ただね、さっきも書いたけど、巨人に勝つには左の中継ぎを攻略することも重要。それを頭に入れて置いたら、やはりピレラや長野をそこにぶつけたい。そういう考えになっているかどうか?ってのは大事なような気がするわけよ。先の展開を読んで、どんな場面でどんな代打をぶつけていくのか?結構そういう想像力って大事なことのように思う。

6回の1死2,3塁で小園がコールされた。そこで大江にスイッチ。小園をそのまま打たせた。まぁ小園は将来カープをしょって立つ選手。ここで代打の代打ってのはやっちゃいかんと思う。でも何かあるよと臭わせるようなことはベンチから指示してもいいように思う。それが左対左、それも投手は変則とくれば、少しでもコントロールを乱したりするような援護もやらなきゃいかんだろうねぇ。

それにピレラや長野を出しても次も左打者が続くし2,3塁だから歩かされるだろう。ならば菊池に送らせずに打たせた方が点が入ったかもしれん。もちろん結果論だけど、巨人ベンチは菊池が送りバントをしてくれたおかげで、大江を迷わず出せる形になったんだよな。

8回も坂倉には代打の代打は出しづらい。なぜなら、そうなると控えの捕手がいなくなるから。巨人ベンチはそこまで見越していたのかもしれない。足元見られていたかもしれない。まぁこの辺、両軍ベンチの勝負勘の問題になってくるんだけどな。

もし、大江か高梨のどちらかでも攻略したり、出させないような攻撃やベンチワークができるだけで、巨人がカープに持つ印象は変わってくるだろう。そういうことをやっていくことも大事だよな。

これは巨人に関わらず、負け越しているチームに対してもどこを潰せば相手が嫌がるのか?阪神で言えば西と秋山だろうし、近本と大山だろう。DeNAなら宮﨑、佐野といったところに痛い目にあっているよな。投手では大貫。こういうところを血眼になって潰していく、研究して攻略して行く。そういう姿勢を見せるだけでも相手の見方はかなり違ってくるように思う。いつも同じ相手にやられて下を向く。これではV奪回なんてできないからねぇ。

今日から5連勝中の中日が相手。Aクラスへ大事な3連戦

昨日は本音を言えば、4点差を追いついた時点で勝ちたかったゲームだった。まぁ負けなくてよかった。Aクラスへの望みは残ったように思う。

上を見れば2位が入れ替わっていた(笑)中日が阪神を3タテして2位に浮上。非常にいいチームになってきたよな。5連勝中よ。

今季のカープは中日を苦手にしていない。マツダでやればかなり勝率がいい。でも、それを跳ね返すくらいの勢いは今の中日は持っていると思う。

流れを見ていると阪神が失速。DeNAも失速してきたけど、ヤクルト戦で持ち直した。しかし、今日からは苦手としている巨人が相手。DeNAとのゲーム差は3.5。ここは巨人に頑張ってもらって、少しでもゲーム差を縮めたいよな。

まぁそれにはカープが勝つのが前提。とにかく中日に3つ行きたいところだよな。カープは床田、中日はロドリゲス。中日は後ろのリリーフが充実しているからな、ここに勝つにはやはりそういう展開に持って行かないこと。床田が踏ん張り打線が早々にロドリゲス攻略と行きたいよな。

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