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ミスから簡単に失点する悪癖がある限り上位進出はあり得ない。初回の攻防が今のカープの実力。

Mageちゃんが斬る!
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 「阪神-広島」(16日、京セラドーム大阪) 広島が初回、ミスから先制を許した。

情報源: 広島ミスから先制許す 田中広がファンブル チーム30失策…前夜は落球2つで大敗

いやいや毎日暑いが続きますなぁ。東京も連日35度。アタクシは朝早いんだけど、ここ数日が朝から30度近くある。店に着くころには汗だくでね、汗が引くまで仕事どころじゃない。

お盆休みが終わり今日からお仕事の方も多いだろうけどね、無理せず夏を乗り切りましょうねぇ。

まぁ寝苦しい夜が続くわけだけど、ことカープの戦いぶりに関しても不快指数MAXの同志も多いことでしょうなぁ。

昨日のゲームも特に大きな盛り上がりもなく、最後は相手のミスに助けられ、黒星はつかなかったものの、こんな有様で希望を見いだせない。そんな戦いが続いているよな。

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初回の攻防はカープの問題点が満載だった

阪神先発は前回やられた秋山だよな。正直言って先週よりかなり「悪かった」ように思う。初回から1死満塁と攻めたてたよな。今日の秋山の調子から言えば、初回に2,3点取れてもおかしくはなかった。

ところが満塁のチャンスで松ちゃんが浅いレフトフライで龍馬はホームに帰れず、続く堂林は三振。このチャンスは相手の失策もあっただけに初回から潰せるチャンスは十二分にあったと思う。

例えば満塁のチャンスで阪神バッテリーはどっかの赤い帽子のチームみてぇにアウトコース一辺倒の配球だった。

あの辺、セオリーと言えばセオリー。そして秋山の調子もよくないとなれば、なおさら「外」なんだよな。これ2球くらい投げたところで、松ちゃんレベルの選手なら気づいてもおかしくない。それでも踏み込めなかったのは秋山のフォークを警戒していたんだろうねぇ。外とわかれば松ちゃんレベルの打者なら、何とかできると思うんだけど、出来なかった。アタクシはここにカープがなかなか勝てない「勝負弱さ」「球際の弱さ」を象徴していると思うんだよな。まぁ球際の弱さについては前回書いているので打率トップ、出塁率もトップ、得点2位でも最下位争いの不思議。結局は「球際の弱さ」と「勝負弱さ」ご確認いただければと思う。

さて、満塁のチャンスを逸したカープはその裏、同じように内野のエラーで出塁を許すと、遠藤もペースを掴めずに無死満塁となる。

カープは初回、満塁で点を取れなかった。阪神はどうだろう?個人的にはこの結果で大体試合の流れが決まってしまう。そんなふうに思っていたんだよな。

4番大山をゲッツーに仕留めて3塁ランナーがホームイン。この1点は仕方ない。むしろこの1点に抑えれば、阪神サイドも満塁で1点しか取れなかったと上昇気流とはいかないだろう。初回から遠藤の踏ん張りどころだった。ここでボーアを打ち取れば、まだまだ試合になるかなぁと。

しかし、残念なことにボーアにタイムリーを浴びた。この1点でね、今のカープの力を考えるとかなりの確率で負けるだろうと思った。恐らく同じように感じた同志も多いだろうねぇ。

遠藤は踏ん張ったけど、「勝てる投手」になるには

その後遠藤は踏ん張って阪神打線を6回まで初回の2失点で終えた。本来であれば、「よくやった、よく頑張った」と言っていいだろうねぇ。

ただ、この日も白星はつかなかったわけで、今後勝てる投手になるにはチームの置かれている状況を考えながら、初回からバシッといかないといかん展開もある。風を読むというかねぇ、自分の投球でチームのムードを変えてやるくらいの投球を見せなきゃいかん時もある。それが昨日のゲームだったように思う。

もちろん、今季から先発にまわった遠藤に対しては厳しい注文だろう。でも、先発でやるからには勝てる投手にならんと意味がない。ローテを淡々と守るだけでは、勝てる投手にはなれんのよ。初回の広輔のエラーを帳消しにして上げる投球があの場面は必要だったし、秋山と投げ合う意味でも、秋山は満塁を抑えて、遠藤は抑えられなかったわけで、試合中の小さな勝負でも勝ちを積み上げていく意識は必要だとは思うわな。

そういう部分を取り外してみれば、初回以外は落ち着いたピッチングだったように思うし、次回にも期待がかかる。その部分は自信にしてほしいよな。

エラーの多いチーム同士、お互いにもったいない試合

この日対戦したカープと阪神。失策1位、2位対決にふさわしく(笑)、最後は守備のミスで阪神の白星が逃げた。こういうのを見ると「守備の大切さ」が身に染みる。矢野監督の表情にそんな思いを見るようだったよな。

カープが同点にさせていただいたのも2つの失策がらみ。龍馬がヒットで出塁。龍馬は少し状態が上がってきたように思う。表情も少し和らいできたようにも思う。

磯村が送って1死2塁。さぁて、問題はいつもここからなんだよな。続く長野はボッテボテのセカンドゴロ。まぁ進塁打で最低限とあきらめた瞬間にセカンドの植田がファンブル。もうけたよな。さぁてこれで1死1,3塁。点が入りやすい状況になって、誠也が登場。

しかし誠也、力んだねぇ(笑)。スイングの凄さの割には全くボールが飛ばんかった(笑)。この辺、4番の重圧を感じているなぁと思ったね、誠也も苦しんでいるよな。

3塁ランナーの龍馬はよく踏みとどまったと思う。これで2死2,3塁。松ちゃんに今日二度目の重圧がかかる。

正直、この日の岩崎を打てる印象はなかった。初球のストレートにタイミングが合っていないように思えた。バッテリーとしてはスライダーで仕留める算段がここでできていたように思う。

2球目はそのスライダー。大きく外れてこれがワイルドピッチ。カープ打線に圧し掛かっていた重圧を相手がほぐしてくれた。ラッキーだったよな。

もし、カープが強いチームなら、これをきっかけにひっくり返せた。しかし松ちゃんは岩崎に全くタイミングが合わずに三振て同点どまり。まぁこれが現状のカープの力なんだろうねぇ。

今、カープだけ取り残されつつあるセリーグ

これでカープは借金5のままで最下位転落。中日が巨人を3タテし、ヤクルトもDeNAに勝ち越し、下位チームが突き上げにかかっている状態。その中でカープは相変わらずの状況。このまま取り残されそうな臭いがプンプンしてきたよな。

メンバーを見渡してみても主力は3連覇時代とは変わらない。むしろ打線に関しては戦力はアップしているように思えなくもない。まぁ歳だけはとってるんでアレだけど、とても同じメンバーが野球をやっているように思えないんだよな。

まぁこの辺というのはやはり、ベンチのムードというかねぇ、その辺が毎日葬式やってるみてぇな感じのように思える。

いいプレーに盛り上がり、ミスにはみんなで励まし合う。その辺はコーチ陣も1枚も2枚も噛まんといかんだろう。すごく重たいムードで野球をやっているよな。菊池や誠也にも笑顔が消えたし、チームのムードが「これから上がっていく」というふうにはどう贔屓目に見ても感じられないのよ。

この辺、監督がヌボーっとしているのは、就任時からわかり切っていること。やはりコーチ陣が様々な工夫を持って盛り上げていかんといかんだろうねぇ。

今週は巨人、DeNAと下から突き上げを食らっているチームとの対戦。上位2チームだよな。カープにとってはチャンスだと思うし、全部勝つくらいの鼻息でやってほしい。

しかしながら巨人、DeNAもカープ戦を機に再度上昇気流に乗りたいという思惑もあるだろう。そうは問屋が卸さないとカープベンチがなれるかどうかが焦点だよな。

そして地元での6連戦になる。今季は地元で分が悪く、調子の悪いチームも広島で元気になるという都市伝説も出回っている(笑)。意地を見せる6連戦か?それとも脱落する6連戦になるか?何とか踏ん張ってほしいよな。

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