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3試合連続完封負けで露呈する「戦力不足」と「クリーンアップ」の差。大瀬良離脱で今季もとうとう借金生活??

Mageちゃんが斬る!
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 「阪神4-0広島」(15日、甲子園球場) 広島が3試合連続となる完封負けを喫し、勝率5割に逆戻りとなった。

情報源: 広島3試合連続完封負けで勝率5割に逆戻り 打てない31イニング連続無得点
[ytmr_bb_scoreboard fsize=”1.2″ width=”900px” tm1=”広島東洋カープ” tm2=”阪神タイガース” scr1=”0/0/0/0/0/0/0/0/0″ scr2=”2/0/0/2/0/0/0/0/X”]
【広島】 ●床田(1勝1敗) コルニエル 中田 藤井
【阪神】 ○秋山(2勝1敗) 岩崎 スアレス
[本塁打] 大山1号(神) 佐藤輝5号(神)

甲子園球場というのは歴史のある球場で名物が色々あるよな。高校野球の影響もあるだろう。甲子園の「土」は高校球児にとっては甲子園出場の「証」みたいなものだし、「アルプススタンド」という呼び名も甲子園ならでは。球場を覆う「ツタ」も有名だよな。パッと外観をみただけでそれとわかる。そして内野席には大きな「銀傘」がある。高校野球では金属バットがボールをはじき返す音がこの銀傘にこだまするのを聞くと「夏だなぁ」と感じる。あ、春もあるか(笑)。昨日までの甲子園でのゲームは阪神打線の強烈な打撃音が銀傘にこだましていた。その音を聞くたびに「やられた!?」とビクビクしていた。逆にカープ打線が繰り出す音はあまり聞こえなかったように思う。甲子園の銀傘がカープ打線の調子の悪さを教えてくれたような、そんな空しさだけが残る関西遠征だったよな。

3試合連続完封負けで貯金ゼロ。菊池の連続ヒットも止まった

このゲームのひとつのポイントであった苦手・秋山の攻略はこの日もできなかった。まぁ敗因はここだろうねぇ。昨日の秋山は突然先頭打者に四球を与えたように突然コントロールを乱していたし、表情もさえなかった。決していいとは思わなかった。ゲーム序盤で今日は何点か取れそうという予感がかなりあった。しかしカープ打線は秋山をとらえることができなかった。この辺は解説の濱中さんも言っていたけど、カープ打線がかなり秋山や前日の西を意識してるように思う。カープのひ弱さが露呈した印象だったよな。なんか怖がりながら野球をやっている。Bクラスに長年浸かっていた時の姿が蘇ってきたよな。打線の強いチームと当たると投手だけではなく打者もシュンとしてしまう。困ったもんだよな。
具体的な秋山攻略法もベンチからどんな指示があったのか読み取ることができなかった。追い込まれるとフォークがあるからと、ファーストストライクを狙っていけという定番の指示だけだったような気がする。とにかく早いカウントから打ちに行ってフライを打ち上げる。そんなシーンが多かったよな。いい当たりも内野の正面をついたり、いいところに内野手がいたりとツイていない部分もあった。色んな意味で「あと一本が出ない」というのがまたまだカープナインにズシリと圧し掛かる非常に重たいゲームだったよな。初回の秋山の調子から言って球数を投げさせるといった戦法を徹底してもよかったように思うし、それを実践していた選手もいた。特に下位打線の長野や広輔は良く球を見ながら四球を選んだりしていた。逆に會澤は初球打ちが目立ったし、龍馬も早打ちが目立ったように思う。まぁもちろんプロだから選手それぞれの考え方に基づいてプレーしていいんだけど、苦手投手相手ならチームが一つの方針に向かって攻略して行くことも必要だろうねぇ。それと阪神バッテリーは途中から組み立てを変えてきたようにも思う。決め球のフォークを見せ球にして真っすぐで仕留めるパターンが中盤以降カープ打線を惑わせたように思う。まぁ今回も秋山に抑えられた形になった。これで3ゲーム連続の完封負けで貯金もゼロになった。そして開幕から続いていた菊池の連続ヒットもストップ。色んな意味でこれまで頑張ってきたことが全て飛んで行った。そんな感じだよな。

クリーンアップの迫力の無さが露呈

やはり阪神打線というのは怖い。戦前は調子のいい糸原が要注意だった。一発の出ていない大山を打たせないことも大事だった。1,2番を上手く抑えることができたけど、クリーンアップにはかなり打たれていた。このゲームでもクリーンアップに対して10打数5安打2四球で.500打たれている。そら点も入るわな。カープ打線は12打数2安打。2本のヒットは5番に入った坂倉のバットから出たもの。3,4番に当たりがなければ完封負けも当然。龍馬と誠也はこの阪神とのカードでは揃ってノーヒットだもん、点なんか入らんよな。片や阪神打線は3,4,5番揃ってヒットを打っているし、これだけクリーンアップが打てば6番に座るルーキー佐藤輝もノビノビやれるよな。
カープ打線はやはり「5番打者」の人材難ね、ここがポイントのように思う。この日は坂倉を5番に起用して2安打。でもやはり坂倉あたりが下位にいないと打線の怖さは感じないよな。ここに松ちゃんとクロンがいないというだけで、内容はともかくとして見た目にも迫力がない。困ったもんだよな。

アタクシは昨オフに補強を訴えた理由がココ

今季はまだ始まったばかりなのに故障者が多いよな。野手では松ちゃんとクロン。この二人がいないだけでかなりひ弱な打線に見えてしまう。投手では大瀬良が離脱とのニュースが飛び込んできた。これは痛いよな。で、カープと言うチームはまぁもともと人件費をかけられないチームではあるけど、一人二人主力で故障者が出ると、それ以上に戦力がダウンしてしまう印象がある。特にクリーンアップや先発ローテ投手、勝ちパターンの投手といった重要なポジションが抜けるとガタガタし始める。一人抜けただけで2,3人抜けたようなパワーダウンの仕方をする。この辺はメンタル面の弱さもあるのかもしれんけど、アタクシは明らかなチーム全体の「戦力不足」だと思う。この辺は語りだしたら一晩じゃ足りないんだけど、一言で言えば「似たような選手に偏っている」こと。例えば、内野の二遊間の選手は沢山いる。俊足好打の選手ね。だからこの辺が抜けてもあまり大きくはない。ただ、クリーンアップを打つような選手というのはカープには少ない。球団もファンも誠也がいれば、クロンがいればそれでいいと。だから補強はクロン一人でいいとなる。しかし、クロンが使えなかった時、誠也が不調の時、どうやってクリーンアップを形成していくかとなった時にもう「役者がいない」のよ。なのでアタクシは助っ人補強でクロン一人で野手は打ち止め、スコット再契約には大反対した。長打力不足というのはファンも球団も共通の課題だったように思う。それを助っ人一人取っただけで、克服した気になっているってのはね、本当におめでたいなぁと思うわけよ。
今のカープ打線の状況ってのはね、アタクシは十分予見できたと思うし、今更戦力不足を嘆いていても笑われるだけよ。困ったもんだよな。

長野という「戦力」をなぜクリーンアップに入れないのか??

これも何度も書いているんだけど、捕手を5,6番に入れるのもどうなのかなぁと。別に坂倉がいけない、會澤がいけないというわけではない。選手には全く罪はない。でも5番じゃねぇだろ??とは思う。もちろん6番でもねぇよなと。坂倉と會澤は両方スタメンで出すというのはむしろ賛成なのよ。ここに5番不足というのをベンチもかなり意識しているのが伺える。でもちょっと待てと。5番を任せられる人材がいるのではないか??そう長野の使い方ね、アタクシはとても不満なんだよな。長野を5番にはめるだけでアタクシは打線がスッキリすると思う。誠也も5番が可愛がっている後輩の坂倉より、実績は申し分ない長野の方が「繋ぎやすい」ように思う。もともと3連覇時代も「繋ぐ」意識を持って打線がつながっていた。その中で誠也や丸、バティスタ、エルドレッドに一発が出た。繋いで繋いでドカンといった感じ。そら点が入るよな。
今の打線を見ていると選手個々が「自分がやらなきゃ」という状況になっているように思う。そこにはクリーンアップの弱さであったり、故障者が出ているのが理由にあると思う。やはり中軸に結果がダメでもこの選手につなげば…という選手がクリーンアップに座るべきなんだろうと思うんだよな。龍馬はいいだろう、誠也もいいだろう、でも5番がいない。じゃ、誰を座らせるかと言えば、みんなが納得するのは長野以外にいないように思うのだがどうだろうか??

今のカープ打線は10年前の状況に逆戻り。強打者の補強は急務

3試合連続完封負けのカープを見ていると今から10年くらい前のカープ打線を思い出す。
2011年シーズンの開幕スタメンオーダーを覚えている人はなかなかいないだろう。アタクシも1番梵、2番東出、4番栗原くらいしか思い出せない。このシーズンは3番が廣瀬(現1塁ベースコーチ)で4番は栗原ではなくトレーシーだった。5番が栗原、6番岩本、7番赤松、8番石原といったオーダー。この時期もやはり長打力不足に悩んだシーズンだったと記憶している。4番に座ったトレーシーは6月に帰国するまで打ったホームランはたったの1本。その後獲得したのがバーデンでこっちの方は少しは打った。チーム最高は栗原の17本。この時も得点力不足が悩みの種だった。3連覇を経て、またこの状況に逆戻りしている予感は新井さん、エルドレッドの引退、丸のFA移籍、バティスタの契約解除で予測はできた。何もこの4人が一気に抜けたわけではなく、一人抜け、二人抜けと時間はそれなりにあった。それでも球団は手を打たなかった。その結果が10年前と同じような迫力の無い打線、一人抜けるともうダメダメの打線しか組めない編成になってしまった。アタクシはこれを予感していたのでずっと補強、補強と言ってきたんだよな。今は世界中がコロナ禍の真っただ中。助っ人の補強も難しいのかもしれない。でも今季はオリンピック休みなどもあり、例年より長いしまだ時間はある。それとトレードね、守備は少々目をつぶっても打撃のいい選手を入れることもした方がいい。若い林や正髄、中村奨を1軍に上げてボヤっとしている先輩の尻に火をつけるのもよろしかろう。大瀬良が離脱なら打って勝つチームに方向転換するのも一つの手だろうねぇ。
まぁ今はチームの状態が非常に悪くなっている。調子のいい選手も少ないからどうしても貧弱に見えてしまう。選手たちには奮起してもらって、今日アタクシがおっぱじめたうんちくを吹っ飛ばすくらいのゲームをやってほしいよな。
今日からは名古屋のバンテリンドームで中日戦だよな。この中日も貧打に悩まされている点はカープと同じ。どんな貧打線が繰り広げられるのか??楽しみというより、見るのが怖いよな(笑)。

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コメント

  1. MAX より:

    こんにちは。
    昨日は結局試合見る時間取れなかったのですが、ついに菊池の連続安打止まってしまいましたか。

    田中は四球は選べるようになったのか、投手の調子が良くなかったのかは試合を見ていないのでよく分かりません。首脳陣が四球を選んだから田中を使うのであれば開き直って1番や2番の方がいいんじゃないかと思いますけどね。8番なら次投手だから歩かせてもいいって場面もあると思いますし。
    別に打たなくてもいいので中島卓也みたいにファウル稼ぎまくるのでもチームへの貢献だと思いますよ。
    ただ、これで打てない、四球選べないなら二軍行きで。
    選手会長だからとか関係ないですよ。

    長野を使わないのはポジションや左右の問題、春先はイマイチだからちょっと…的なものではないのですか?
    正直55番の人より長野をスタメンで使って欲しいとは思っていますけど、最近の調子もいまいちですし、なんかなあって思います。
    まあそもそも外人打者1人獲得してドヤ顔してもらってもとは思います。
    そもそも2019年もエル退団したけどバティメヒでええわみたいなことしてたら、バティは薬、もう1人の方は言うまでもないですね。
    控えの選手は必要なんです。控えの期待値低い外国人選手が活躍して来年の契約をゲットするみたいなこともありますし。

    ただ、今年は赤字うんぬんかんぬんや、大瀬良と九里のFAもありますから、かなり支配下枠に変動があるんじゃないのでしょうか。
    正直、なんで残したの?って選手は多いですし、資金確保などの面から見ても今の支配下69から最低10人は切らないといけないと思いますし、減俸になる選手も多いと思います。
    2、3年かけて支配下枠を作り直す必要がある時期なのでしょう。

    • MAXさま。そうなんですよ。誰かが抜けたら補強しなきゃいかんのですよ。それをアイツとコイツがいるから大丈夫と補強を怠ってきたのがこの体たらくなんですよねぇ。打てないなら打てないなりにファンには何かを見せなきゃいかんのですよ。広輔もヒットはでなくても出塁することはできますしね、アタクシはベンチが色々サインを出す打順として2番に置いておいた方が戦力になる気がしています。MAXさまは攻撃的2番がお好きですけど、広輔の2番は超消極的な2番です(笑)。バントはそれなり出来ますし、ある意味エンドランでバットを振らせることも大事なような気がしますねぇ。
      コメント、ありがとうございました。

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