栗林「20」森浦「13」大道「12」ドラフト上位3人の背番号だけでもその期待値は大きい。今季の投手崩壊が来季の「投手王国」設立のきっかけになる!?

栗林「20」森浦「13」大道「12」ドラフト上位3人の背番号だけでもその期待値は大きい。今季の投手崩壊が来季の「投手王国」設立のきっかけになる!?

 広島のドラフト1位・栗林良吏投手(24)=トヨタ自動車=が30日、名古屋市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1600万円で仮契約を結んだ。背番号は、北別府学氏(6

情報源: 【広島】ドラ1・栗林良吏が仮契約 背番号は20に決定「チームで一番の成績を残して引退できたら」

田中広輔のカープ残留のニュースで今週は晴れやかな気持ちでスタートできた同志も多いことでしょうなぁ。残留会見を見ても広輔自身はスッキリした表情だったし、来季はやるぞという気持ちが伝わってきた。膝の具合もシーズン後半からしっくり来ている印象があったしな、早くも来季は1番ショートでという声も出ている。去年の今頃は小園にポジションを取られるのではないか!?そんなムードすらあったと記憶しているけどな、やはりプロは1年1年が勝負。厳しい世界だよな。
広輔残留で小園の成長を妨げるのでは??という声も聞こえるけどな、ショートへのこだわりを捨ててサード、セカンドの練習もというのもありなんだろうけど、菊池を超えるのは本当に菊池自身の衰えを待つしかない。堂林だって、今季以上の成績を残すかもしれん。小園にとってショートを捨てても壁は高い。ならばアタクシはショートにこだわり続けた方がいいと思う。広輔という高い壁を乗り越えてこそ、カープのショートは10年先まで安泰となる。ぜひ小園には広輔に追いつけ追い越せでね、成長して行って欲しい。決して腐ることなくね。

ドラフト上位3人の背番号から見る球団の期待の高さ

栗林はペイさん、永川コーチの「20」を継承

まずはドラフト1位の栗林が「20」。大学時代もつけていたなじみのある番号らしいねぇ。そしてカープの歴史を見てみれば、名球会投手北別府さん、そしてカープのクローザーとして一時代を築いた永川コーチがつけていた番号。長きに渡って「主力投手」の番号だよな。それだけ球団の期待度の高さが伺えるよな。
社会人No1投手の呼び声が高い。まぁこういう投手はプロに入って外れるということはまずない。先発なら10勝は出来る力はあるだろうねぇ。場合によってはクローザーだって考えらえる。年齢的にも今24歳だからバリバリやってもらえるだろう。もう完成された投手だけど、プロに入ってどれだけ投手としての幅を広げられるか?という角度で見ればまだまだ伸びる要素は十分あるだろう。今季の森下同様に新人王候補になるくらいの活躍を期待したいよな。

期待の左腕森浦は「13」。即戦力の期待がかかる大道は「12」

左腕不足に長年泣いているカープ。ジョンソンが退団して今のところ左の先発は床田しかいない。寂しいよな。そんな中、大卒左腕森浦を2位で指名した。まだまだ伸びしろが期待できる投手だよな。背番号は「13」。最近では矢崎課長がつけていた。その前は助っ人野手。キラ、グスマン、プライディとキラ以外は印象がない(笑)。堂林が入団時に着けていたのもこの番号だった。その前はやはり森浦のような左腕投手、菊地原、佐竹といった印象もある番号だよな。
森浦自身はどうだろう?大学時代の映像を見るとプロの体としてはまだまだ時間がかかるようにも思える。まずはプロの体力を身に着けることからといった印象だねぇ。体力がつけば球速も上がるだろうし、先発の椅子を狙えるように成長してほしいよな。

大道は個人的にはプロ向きの投手のように思う。非常にいい球を投げるし、マウンド度胸もいい。常に攻める姿勢で打者をこっちのペースに持ってこれる「雰囲気」を持っているように思う。個人的には中継ぎ向きだと思うけどスタミナもありそうだからな、順調にいけば開幕1軍に入る力を持っている。イケメンだし人気も出るだろう。いい投手を取ったと思う。背番号は「12」。やはり気持ちで投げる九里の印象が強いよな。バッタバッタと三振の山を築き雄たけびを上げる姿が目に浮かぶ。「マウンドで絵になる投手」。そんなイメージを持っている。非常に期待しているよ。

ドラフト上位3人にこれだけ「軽い番号」を与えるのも珍しいだろう。それだけ、今季のドラフトで獲得した投手に球団はかなり期待をかけているのがわかるよな。個人的にはいずれ「投手王国」になる予感がしている。でも今季の前半は完全に「投手崩壊」を起こしてた。なぜ、これだけ劇的に印象が変わったのだろうか?

やはり若手の成長が投手王国の土台になる

振りかえってみれば今季は勝利の方程式が決まらないという、最悪事態を引き起こした。まぁこれに関して言えば佐々岡監督のチーム作りの失敗と言っていいだろう。1年目、投手出身の監督は半世紀以上ぶりというのを考えれば、この混乱はある程度必然だったのかもしれん。しまいには日替わり守護神まで言い出すようになったもんな。かつての3連覇をけん引した中崎、今村、一岡といった面々が揃って使えない。佐々岡監督からしてみれば痛かっただろう。そしてジョンソンの不調により未勝利、大瀬良故障離脱、野村も故障離脱した。こちらも3連覇をけん引してきた先発陣がシーズンを全うすることができなかった。3連覇の戦力に胡坐をかいてきたツケが今季モロに出たよな。

そんな中で一時は最下位に低迷。ここで優勝をあきらめた同志も多かっただろう。しかしシーズン終盤に九里が完封を経験してから一皮むけた。遠藤、床田も負けが先行しながらも次第に長いイニングを投げるようになりゲームを作れるようになった。ルーキー森下もいい投球をしてくれた。中村祐太や薮田も大瀬良、野村の離脱をカバーした。先発がしっかり6枚揃い、終盤に大型連勝をして一気に勝率5割が見えてきた。このシーズン終盤での連勝というのは個人的には来季へ向けて、いい助走をつけることができた。そんな印象を持ってシーズンを終えることができたのは良かったと思っている。これは今季を通して若手が成長を遂げた一つの証だと思う。中継ぎの塹江、島内、ケムナも出番が増えて非常にいい経験をした。

そして来季に向けて助っ人投手2名を獲得。この辺はまだまだ未知数だけど、大瀬良、野村が戻ってくる。揃って減俸更改した一岡、今村、中崎、岡田も奮起するだろう。今季は1軍に出られなかった山口や2年目になる玉村も面白い存在になるだろう。高橋昂也も先発の椅子を狙ってくるだろう。そして栗林や大道といった即戦力ルーキーが加わる。ホレ、かなりレベルの高い投手陣になりそうな予感がビンビン伝わってくるよな(笑)。

カープが優勝から一気にBクラスに転げ落ちたのは初めてではない。初優勝から2年後にはやはり今季と同じように5位に転落した。この時も投手陣が崩壊、77年だった。ここで若手を積極的に使い北別府が出てきた。のちに抑えのエースになる小林誠司さん、大野さんや日本シリーズで活躍した山根さんも77年の投手崩壊の時に出てきた投手たち。後の昭和の黄金時代を築いた「投手王国」の礎になった。この時の記事を最近デイリースポーツで元中国新聞記者で「球炎」を担当していた永山さんがコラムを書いていたのを読んで懐かしく思えた。リンクを貼っておくので読んでみてはいかがだろうか。崩壊から開けたカープ投手王国への道 今年の状況とかぶる1977年の大不振

もちろん、出てくる投手がいれば、力が衰えてくる投手もいるだろう。3連覇の中心だった投手たちも三十路を過ぎてきたメンバーが多い。世代交代の風も吹くだろう。野手陣も脂が乗ってきた選手も多いけど、若手にもどんどんいいのが出てきた。来季の開幕直前の順位予想で堂々と「カープ優勝」を予測できるかもしれん。若い選手たちには特に頑張ってほしいよな。

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