「ヤクルト0-0広島」(12日、神宮球場) セ、パ両リーグは12日、3、4月の大樹生命月間最優秀選手(MVP)を発表し、セの打撃部門で広島・菊池涼介内野手(31)が3度目の受賞を果たした。リーグトップの打率・352、45安打、21得点をマークしたことが評価された。セの投手部門では巨人・高橋が初受賞。パは5度目となる楽天・涌井、ロッテ・マーティンが初めて選ばれた。
情報源: 広島・菊池涼、3、4月月間MVP “セ3冠”打率・352、45安打、21得点
チームとしてはしょっぱいゲームばかりやっているカープだけどな、何も暗い話題ばかりじゃない。月間MVPの発表があり我らが菊池涼介がセ・リーグの野手部門で見事にMVPに選ばれた。開幕から好調をキープ、打率.352、45安打21得点はどれもリーグトップ。こんなに素晴らしいリードオフマンがいるのに何でカープは点が入らんのかねぇ(笑)。
ファームでは明るい話題が結構ある。大瀬良はどうやら来週には復帰との話も出ているし、新助っ人のネバラスカスも4回を無安打無失点と完璧な日本球界初戦を飾った。この二人が1軍にとなるとローテーションもだいぶ楽になるよな。あとは打線だよな。でもこれは結構深刻な貧打病のように思う。
大瀬良の復帰は大きい
今朝ね、まぁ歳とってくると夜中に何度も何度も…なんてぇCMやってるけどな、まだアタクシはそこまででもない。ただ、今朝は3時起きだったんだけど2時半ごろにトイレに行きたくなってね、布団から出る時に足がつった(笑)。ふくらはぎの部分ね。トイレまで距離を歩くのがつらかったよ。大瀬良もふくらはぎをやったらしいねぇ。ふくらはぎってのは結構大事なんだよな。力が入らなくなる。そんな故障から大瀬良が復帰となれば、先発ローテが引き締まるだろうねぇ。森下や九里の精神的負担も軽減されるだろう。カープの中継ぎ陣も佐々岡監督の中では塹江、栗林以外の投手の信用度は今一つのように思う。6回、7回を誰に託すのか??まぁこの辺ね、先発が6,7回を投げ切ってくれる人材がいればいるほどその辺の悩みは解消される。そういう意味でも計算の出来る大瀬良の復帰は佐々岡監督も心待ちにしていたことだろう。復帰戦は恐らく5回、80球くらいが目安でいいだろう。まだまだ試合数はあるしな、大瀬良も焦らずにしっかり一歩一歩踏みしめてね、エースの座に帰ってきて欲しいよな。
ネバラスカスはクレバーな投手??中4日とかいけねぇかなぁ??
助っ人のネバラスカスがヴェールを脱いだ。4回を完全に抑え込んだ。いいニュースだよな。内容も完璧だし、四球がないところがいい。球種も豊富で時折クイックを交えたりして打者のタイミングを外す芸当も見せた。この辺は「投球」というものを知っている選手。クレバーな投手といった印象だよな。
さて、ここで疑問がある。アメリカでは先発投手は中4日がスタンダードだよな。でも日本に来ると中6日の間隔になる。この辺ね、アメリカから投手からみると「空きすぎ」て違和感がないのだろうか??むしろ慣れ親しんだ「中4日」で回した方がローテも楽になるしいいんじゃねぇかなぁと思うことがある。もちろん100球メドだろうけど、どうなんだろうかねぇ。
以前阪神にいたメッセンジャーは中4日で投げていたように思う。無論、馬力のある投手だったので中4日でも結構なイニングを投げていた。中5日でもいいように思うし、何もみんながみんな中6日でなくてもいいように思うけどな。まぁ助っ人のローテ優先となれば大瀬良や森下、九里の登板間隔も不規則なるから難しいだろうけど、その辺は投手コーチが頭使ってやりくりしたら何とかなるような気がする。ネバラスカスも馬力がありそうだしな、早く1軍のマウンドで見てみたいよな。
今のカープはどんな勝ち方が一番勝てるのか??
5月も中旬といったところだけど、カープは5月1勝4敗2分け。この引き分けも1-1、0-0とロースコアの内容だっただけにかなり「勝っていない」気がしているのはアタクシだけではないだろう。とにかく点が入らない。今のカープに関してはこれに尽きるのだろう。
点が入らなければベンチの動きも勘も鈍る。ベンチから繰り出す攻撃のサインはことごとくいい結果を生み出していない。不運な部分もあるとは思うけど、この場面でバント??この場面で代打??と相手が嫌がる攻撃を仕掛けられないでいる。まぁこの辺の愚痴は昨日の記事で書いた。
またも貧打で20イニング無得点。「得点」よりも「失点」を優先している時点で白星は回ってこないよ
まぁ一度ね、首脳陣は今のカープの戦力で「どうすれば勝てるのか??」一度冷静に考えて見て欲しいんだよな。
今のカープで絶対に自信がある戦力と言えば栗林大明神だよな。いかにリードを保って栗林につなぐのか??当たり前のようでいてなかなか今のカープには難しい野球なんだろうねぇ。打線が打てば投手が今度はおかしくなって守りの投球をしてしまう。もう1点差くらいじゃぁ負けているみたいな錯覚に陥る時がある。ファンも選手もカープの野球に疑心暗鬼になっている。そんな気がしているのも今のカープには「こうやって勝つ」というモデルケースが開幕してから全く見つかっていないんだよな。3連覇の時は打線が少々のリードを奪われてもゲーム中盤の集中力で逆転し、一岡、今村、ジャクソン、中崎で逃げ切った。これが「勝つ形」だった。中盤で3点差あれば絶対に勝ち。そんな野球だったよな。
現在首位の阪神も前半から得点を重ね、中盤からは鉄壁のリリーフで反撃を抑え込んだ。阪神に勝つには先発投手を打ち崩すと案外行けるように思うのでまだまだ「強さ」は感じない。
昨季の中日はAクラスに入ったけど、こちらも6回までにリードを奪えば37か38位の連勝記録を作った。中日は昨季もあまり打線が機能しない中Aクラスに入ったのが自分たちがどうすれば勝てるのかを選手もベンチも理解できたからなんだろうと思うんだよな。
となれば、やはりカープも今のメンバー、調子で勝てる野球とは何か??アタクシは一度整理してみたら案外みんなスッキリするのでは??そんなふうに思っている。
3連覇の野球を追いかけていたらシーズン終わっちまう
今は選手もベンチもファンもね、「3連覇」の野球の再現を何とかやりたい。そうすれば勝てる。まだまだそう思い込んでいるように思う。でも3連覇時代とは大きくメンバーも戦力も変わってきていることに気づいていないのか、直視したくないのかわからんけど、いい加減「現実を見ろ」と言いたくなる。もう無理なのよ、あの野球をやるのはさ。
3連覇時代にあって、今のカープにないものは色々あるだろう。コアなカープファンなら、黒田さん、新井さんといった精神的支柱がいない。石井・河田両コーチと「外の野球」を見てきたコーチがいてそのコーチにみっちり若手がみっちり鍛えられた。もっと言えば、野村謙二郎元監督に今の主力は鍛えられた下地があったことも影響している。
打線もエルドレッド、丸、バティスタと20本以上を打てる打者が今は誠也くらいしかいない。目をつぶってもこのくらいはスラスラ出てくるだろう。これだけでも戦力的にもメンバーも違うのに同じ野球をやろうといっても所詮無理なんだよな。
今の戦力に見合った野球を首脳陣が「開発」していかんと、求める方向性が違ったら、そら、伸びるのも伸びないよな。
チャンスの場面では思いきり打たせればいい。選手は何かを気にしているように思う
チャンスは作れど、その場面で出てくる選手からなかなか快音が聞かれない。この辺も3連覇時代の亡霊が邪魔をしているように思う。例えばゴロでも点が入ればOK。ここは犠牲フライでもいいから外の球に目付をする、積極的な走塁なら暴走もOKなどなどね、この辺は3連覇時代に徹底されていたことだろう。もちろんそういった心がけはいいことだと思うけど、その辺が今季は空回りしているように思う。もっとシンプルに野球ができないかなぁと思うんだよな。こうした3連覇の野球はもっとチームが成熟してこなきゃできないだろう。河田ヘッド下で2年目後半から芽が出てきて、3年目で花開く。そのくらいの時間はかかると思う。今、上手くいっていないのはなまじ3連覇時代の選手、特に広輔と菊池が元気だから。河田ヘッドがタナキクの復活を提唱していたのはここから来るものだろう。しかしその目論見は広輔の不調により崩れてしまったのが現状だよな。ならば、方向転換じゃないけど、それよりも下の世代に河田ヘッドの3連覇時代の走塁や守備を叩き込んだらいい。もう次の世代に目を向けてやり直す方がいいように思うねぇ。
今の選手たちは力もないのに3連覇時代の野球をやろうとしてドツボにハマっている気がする。もうチャンスならもっとシンプルにセンター返しを心掛けるとか徹底して逆方向とか、そういったシンプルな指示であとは思いきり振って来いと送り出した方がいいように思う。もう一度3連覇時代ではなく「基本」に戻ってやって欲しいよな。
今の誠也や龍馬が4番ならクロンを4番にしても変わらない??
カープ打線が点が入らないのはいうまでもない、中軸が全く打ててない。ここに尽きるだろう。誠也に至っては5月は打率1割台。日本の四番と呼ばれながらも結果が出ていないよな。この誠也と龍馬が3,4番とつながっている。ここもアタクシは一度、話した方がいいように思う。気分転換に龍馬を1番にするのもいいだろう。誠也の打順を下げるのであれば、クロンを4番にするのもいいだろう。現状の誠也や龍馬が4番なら、クロンでもあまり変わらない。むしろ一発の怖さという部分ではクロンの方が相手からすれば脅威かもしれん。きちんと投げれば抑えられるけど、ミスると飛ばされる。現状の誠也とクロンを比べたらクロンの方が「不気味さ」があるように思う。
大きく打線を組み替える。2番小園、3番菊池も面白い
こうなったらこれまでの固定観念を吹っ飛ばして大胆に打線を組み替えるのもいいだろう。アタクシなら1番龍馬、2番小園、3番菊池、4番クロン、5番誠也もいいかなぁと思う。中軸が全部右だったり、1,2番が左だったりってのはあるけど、現状のカープ打線を考えたら左右なんて言ってられないだろう。1番羽月にして龍馬を6番なんてぇのもいいかもしれん。下位打線にはどんどん下から抜擢してゲームに出した方がいいだろう。捕手は8番でいい。特に好調な小園と菊池を並べるのは話すよりはずっといいように思う。とにかく何か大きな変化をつけて打線を活気づけたいよな。
今のカープの戦力なら栗林につなげば僅差のゲームは勝てるだろう。いかに点を取るかが大事なんだけど、先発も安定してくれば3点取れば勝負が見えてくるといった野球を目指した方がいいように思う。そのためにも上位打線に調子のいい選手を並べてゲーム序盤で点を取っていく。それを投手陣がしっかりと抑えて栗林までつなぐ。今はこの戦法しかないだろうねぇ。同志の皆様も色々な考えを頭に張り巡らしていることだろう。とにかく点が入らないと勝てないわけで、1点でも2点でも多く取らんといかん。難しいことができないのならシンプルにチャンスの場面はチーム打撃を徹底すればいい。とにかく今季のカープの「勝ち方」ね、これを早く確立したいよな。
コメント
こんにちは。
菊池を固定してるのは、菊池の調子を崩したくないってのがあると思います。
2番は小園でもいいです。
西川は外してもらって構いません。
クロンは100打席ぐらい4番でもいいかもしれませんね。