交流戦の度に浮き彫りになるカープ投手陣の「気の弱さ」。ガムシャラさよりも持ち合わせて欲しい「プロの誇り」

交流戦の度に浮き彫りになるカープ投手陣の「気の弱さ」。ガムシャラさよりも持ち合わせて欲しい「プロの誇り」

 「広島-日本ハム」(3日、マツダスタジアム) 広島の床田寛樹投手が3回8安打5失点(自責点4)でKOされた。

情報源: 広島・床田3回5失点でKO 雨が降り続く中、投手の金子に痛打食らう

雨が降り続く中、床田と金子の投げ合いというか打たれ合いの展開で「泥試合」の予感がプンプン漂ったゲームも結局は雨でノーゲーム。恐らくだけど、日ハムファンは1勝を損した。そんな気分だろうねぇ。逆にカープファンのSNSをのぞけばノーゲームで良かったというのがほとんどだろう。それほどまでに昨日の床田の出来は「最悪だった」よな。佐々岡監督もオカンムリで2軍行きを通告。あの内容では仕方ないよな。
どうも交流戦となると毎度のことだけど、特に投手陣ね、非常に弱気というか怖がって投げている印象がどうしてもぬぐえない。この辺ね、アタクシは同じ人間がやっている。それもプロ同士。それほど力の差ってのは本当はないんだと思っている。ただ、大きな差を感じるのは「メンタル」。この辺に交流戦になると負けが込むチームは劣っているというか、その弱さがどうしても顔を出してしまう。以前にも書いたけどアタクシは交流戦もそうだし、今季で言えば阪神打線を必要以上に怖がっているように思う。ここから脱却しない限り同じことの繰り返しのように思うし、こういう姿がある意味カープの伝統でもある。首脳陣を外部からというファンの声が大きいのもこういう場面を見せつけられれば当然だろうねぇ。

床田からもにじみ出ていた「ビビり」

カープ投手陣がこの交流戦で見せる姿のひとつとして打たれだしたら止まらないというのがある。この打たれだしたら止まらない典型は2009年のロッテ戦で1イニング15得点された。これね、カープ的にはかなりのトラウマになっているように思う。もちろん若いファンの方はこの屈辱は知らないという人も多いだろうけど、現地観戦していたアタクシは今でも鮮明にあの屈辱を覚えている。カープが交流戦で弱さを露呈する象徴的なゲームだっただけにパ・リーグは打つぞ、打線が怖いぞという印象は脈々と受け継がれているように思う。ただ、アタクシは確かに怖いことは怖いけど、必要以上に「警戒しすぎている」ように思う。普通にサイン通り投げていれば結構あっさり三振したりする打者もパ・リーグは多いし、これも何度も書いているけど、守備の粗さや野球の緻密さに関して言えばセ・リーグの方が優れている点もある。やるべきことをやっていれば勝てるゲームもたくさんある。結局は警戒しすぎてメンタル面でゲームが始まる前から押されている。ミスが出る。やるべきことができない。そんな印象を持っているんだよな。特に投手に関して言えば、そういったある意味、伝統的に「洗脳」された下地の上に自身の調子の悪さが加わるとパ・リーグの打者の餌食になる。昨日の床田はまさにその典型と言っていいだろう。明らかに日ハム打線を必要以上に怖がっていた。アタクシの目にはそう映ったねぇ。

林の落球でグダグダに

そういった心理状態の投手というのは一つのアウトを取るのに非常に精神的スタミナを使う。が、ゆえに味方のエラーなんかがあると一気に崩れていく。折角打ち取ったのに…という気持ちが先に来て投球に集中できなくなり、そしてそれを引きずって投げてしまうんだよな。
典型的な場面があった。2回表に先頭のロドリゲスが叩きつけた打球で内野安打。続く石井の場面で打ち上げたサードのファールフライを林が落球した。雨も降っていたし、経験の浅い林にとっては難しい打球。真後ろに下がりながらといった追い方で一瞬打球を見失ったかもしれん。床田としては折角打ち取ったのに…といった気持ちが強かっただろう。落球直後の球をレフト前に打たれた。この辺にね、床田の余裕のなさというか、日ハム打線相手にかなりメンタルのスタミナを使って投げているのがわかった。余裕がないんだよな。
解説の金石さんも言っていたけど、「折角打ち取ったのに…」ではなく、「(落球した)林の為にも何としてでも打ち取ってやる」という気持ちになってほしい。それが投手と野手の信頼関係に発展していくと思うんだよな。林の落球を帳消しにする投球をすれば、林だって「床田さんの為に…」という気持ちが芽生えるはず。こういうのが大事なように思う。昔は投手はお山の大将じゃなきゃ務まらないなんて言っていたのはまさにこのこと。床田にはもっともっと大きな視野を持って、俺が投げなきゃ野球は始まらないくらいの大きな気持ちを持ってマウンドに上がってほしいよな。

投手の金子に四球出してさらにグダグダ

この石井のヒットのあとに雨粒が大きくなり中断。このピンチの最中に中断というのはさらに床田のメンタルのスタミナを食いつくす可能性もあった。しかし40分以上の中断後に再開された直後、8番清水をゲッツーで打ち取るという最高の結果になった。これで9番の金子を打ち取れば無失点で切り抜けられる。金子は野球センスはあるし、普段打席には立っていないけど真ん中に来れば反応できる。警戒することには越したことはないけど、普段打席にも立たないわけで「安パイ」には変わりないよな。ところがボール先行で結局四球。交流戦でセの投手が一番やってはいけないイロハのイをやらかしてしまった。床田はこの金子への四球も引きずる形になった。直後の初球を1番の淺間に狙い打たれて失点。その失点を引きずって2番高濱に四球でまた満塁。これもまた引きずってワイルドピッチで失点。完全に床田の一人相撲の2回だったよな。

止めは金子にタイムリーを打たれてKO

正直、アタクシが監督なら床田の2回の内容を見て、これ以上投げたらゲームが壊れると判断するだろう。恐らくカープファン同志も同じように感じた方も多数いるだろう。それでも佐々岡監督は床田をマウンドに送った。恐らくファームへ行くか否かの「最終テスト」の意味合いがあったように思うねぇ。この回から立ち直れば佐々岡監督も見方を変える。床田は佐々岡監督の「親心」に応えなきゃならんかった。しかし残念ながら床田に変化は見られなかったよな。2死2,3塁の場面で打者は9番の金子。まぁ抑える確率は高いはずなのにど真ん中の球を見事にセンターにはじき返された。今回はカウントが有利ながらもなぜか真ん中のストレートを投げた。ヒョイと曲げれば空振りする打者になぜ床田はここまで苦しんだのか??それは四球を出した前の打席を引きずっていたし、メンタルのスタミナが完全に電池切れで余裕がなかったのだろう。非常に残念な結果だけど、ここまでの内容なら佐々岡監督も決断に時間はかからなかっただろう。完全に床田はゲームを壊してしまったよな。

床田に限らずカープ投手陣が交流戦や阪神戦で見せてしまう醜態

今日の内容は完全に床田に対しての失望以外の何物でもないんだけど、こういった床田のような醜態をカープ投手陣はたびたび晒してしまう。これはなぜなのだろうか??例えば野村や遠藤、中村祐、岡田、薮田といった先発候補の投手に多いように思う。その前の世代でも篠田や小松、齋藤といった投手も同じような傾向があった。いわゆるBクラスの常連だった時代の先発投手だよな。篠田や小松は確か球団に残ってマネージャーかなんかやってるのかな??ベンチで姿を見かけるよな。この辺ね、スカウティングも影響しているのかなぁという気がしないでもない。どちらかというと「いい子」を取りがちなカープのスカウトの傾向を見るとそういった部分が交流戦や打撃の強いチーム相手になると性格が出るというかね、似たように崩れ方をしちゃう影響なのかなぁとふと思ったりもするんだよな。

ベンチも「がむしゃらさ」よりもより理論的な指導も必要なのでは??

床田の2軍行きを決めた佐々岡監督のコメントね、まぁこの人のコメントはちょっと誤解されることが多いんだけど、このコメントにカープ首脳陣の欠点というかね、問題点が詰まっているような気がするんだよな。
「もっと考えながら投げないといけない。もっとガムシャラにというか、マウンドでそういう姿が見えない。こんな投球では無理でしょう」
まぁまさにおっしゃる通りなんだろうけどね、考えながら投げなきゃいけないというけど、その思考のヒントであったり、組み立て方であったり、メンタルの持って行き方だったりってのを投手コーチがきちんと指導しているのか??本人任せにしていないか??という素朴な疑問が湧き出てくるし、打たれてもガムシャラさがあればいいのか??と言えばそれだけでもいかんだろうしな、まぁ無様な投球を見せたのは床田本人だし、下へ行くのは当然なんだろう。でも、野村なんかもそうだけど、一度下へ行って上がってくると1,2試合はいいけど1軍にいればいるほど投げるたびに内容が悪くなってくるのは、1軍での投手陣に対してのコーチングであったり、メンタル面のサポートであったりってのがね、機能していないのでは??結局は本人任せなんじゃないのか??という疑問も湧いてくるわけよ。
森下や大瀬良クラスならほっといてもいいんだろう。高橋昂も「ほっといてくれ」というタイプと思うだけど、そこがマウンドでの強さに繋がっていると思う。色んな意味でカープの投手への指導というのは中途半端というかねぇ、放っておくことに手を出し、手を出さなきゃいかんところを放置している。なんとなくチグハグしているような気がするんだよな。投手出身の監督になって、この前々から思っていた部分が改善されて強い投手陣を作ってくれるかなぁと期待していたけど、どうやらそっちの方向にはいかない感じだよな。

なんやかんや言ってもまだ交流戦は借金1っってのは楽しみでもあるし、怖さもある

この交流戦ね、2勝3敗1分けで借金は1。検討しているようにも見えるけど、負け方、やられ方の方が印象に残るゲームが多いだけに数字以上にやられている印象を持っている同志も多いだろう。アタクシもその一人よ(笑)交流戦はまだ12試合残っているしな、当然ここから連勝していけばまだまだ望みはあるようにも思える。しかし昨日のような戦えていない投手をみるとこの先もっとコテンパンにやられるのではという怖さもある。どっちに転ぶかは紙一重だろう。
明るい材料と言えば先発陣の森下と高橋昂が戻ってくるし、誠也や長野とった「顔」も戻ってくる。振り返ればロッテの3連戦がどん底で戦力的に言えばアゲアゲの方向だろう。松ちゃんの故障は痛いけど、どんどん主力が戻ってきて、そこにこれまで林とか宇草、中村奨といったどん底を支えて経験を積んだ選手とどう絡んで力になっていくのかは楽しみだよな。
ただ、野球は投手。床田のような弱さを見せるとパ・リーグやリーグ戦再開後も打線の強いチームにはやられるよ。とにかく投手陣に踏ん張ってもらってね、上位争いに踏みとどまってほしいよな。今日の先発は中村祐。ちょっとこれも心配だけど、とにかく怖がらずに思い切って投げ込んでほしいよな。「プロの誇り」を持ってマウンドに上がってほしいよな。

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