広島の佐々岡真司監督(54)が2日、マツダスタジアム内の球団事務所を訪れ、松田オーナーに今季の戦いを報告した。その後、指揮官は取材に応じ、原点回帰を宣言。リーグ優勝したヤクルトを参考に、これまで以上にチームに一体感をもたらして、一丸で歓喜の瞬間を手繰り寄せると誓った。 佐々岡監督が初心に立ち返った。63勝68敗12分けで3年連続Bクラスに終わった今季。指揮官にとっても2年連続で味わう悔しい戦いだった。黒星が先行した要因を自己分析。来季へ向けて、さらに一体感を高めることをテーマに掲げた。
情報源: 広島・佐々岡監督 ヤクルトに学べ 今こそ原点回帰の一体感
ペナントレースが終了して2日しかたっていないけど、各球団来季へ向けての補強や首脳陣の人選など活発に動き出している。カープは3年連続Bクラスなんだから、この辺、本当はしっかりやらんといかん立場。まぁそれでも各チームのコーチ陣の退団のニュースを見て、「この人、カープにくるかも??」と胸躍らせることはまずない。ささやかな希望だった石井琢朗コーチもどうやら古巣のDeNAに復帰するようだねぇ。
佐々岡監督、松田オーナーに今シーズンの報告
佐々岡監督は昨日、恒例のシーズン終了の報告を行った。まぁ続投が決まっているし、カープのことだから目新しいものはないというのは最初から分かっていたけど、いざ、何もないとなると寂しさや怒りすらこみ上げてくる。
63勝68敗12分。この数字はよくやったのか??それとももっとできたのでは??なのか?あくまで個人的な印象だけど、「この戦力なら」妥当な成績と言うかね、「まぁこんなもんだよね」というのが正直なところ。コロナのクラスターは予想外だったし、気の毒な部分はあるんだけど、監督として、首脳陣もそうだけど、「あそこが痛かった」と言っている間は強くなれない。あのクラスターの中、何とか振り落とされずに踏ん張ったか否かで結果が変わってきているよな。コロナの影響はカープはそれなりに大きかったけど、カープだけじゃない。阪神だって、ヤクルトだって主力を欠いた時があったわけで、その苦しい時期を大きな負け越しをせずに切り抜けての1位、2位だからな。この辺はベンチの差というものが少なからず影響はしているように思うねぇ。
ただ、このコロナのクラスターで大きく負け越した星をシーズン後半は取り返せたよな。これを機に小園、林がスタメンに名を連ねるようになった。坂倉も1塁と併用で出場が飛躍的に伸びた。打率もリーグ2位と大躍進を遂げた。10月には宇草がトップバッターとして存在感を示した。投手でも玉村が高卒2年目でローテーションに入ってきた。勝てない時期が続いたけど、一つ勝つことで連勝した。今季の宿題を今期中に終えることができたのも来季への大きな収穫だったように思う。そういった戦力が活躍して9月10月は勝ち越した。これで交流戦の借金をある程度、返すことができたよな。この辺は来季への明るい材料だよな。
ヤクルトに学ぶ??物まねは絶対に本物を超えられないのよ
そんな中、佐々岡監督もヤクルトとのベンチワークの差を痛感したと言っている。ヤクルトに学べと。まぁ自分のところの問題点を浮き彫りにしていくことは大事。ただ、ヤクルトの真似をすればいいというわけではない。物まねは本物を超えられないというからねぇ。その辺はカープの色、佐々岡監督の色を出しながら一体感を持って戦っていくことだろう。あくまでも佐々岡色を出し、それをコーチ陣がしっかり理解をして監督が何を考えているのか??を察知してしっかりサポートしていく必要もあるだろう。この辺は来季の1軍スタッフね、そこをしっかりと考えながら人選して欲しいよな。
それとヤクルトとカープでは選手構成と言うかねぇ??若手はカープの方が出てきているけど、ベテランね。この違いは大きいと思うねぇ。ヤクルトは青木と石川。特に青木の一生懸命さと言うのは敵ながら心を打たれる。この姿を見たら中堅、若手も気合が入るよな。カープは投手陣ではベテランはいないけど、野手では松山と長野。ん~ 決してプレーでチームを引っ張っているという存在ではないよな。
代打陣も川端や内川、捕手でも嶋がいる。ゲームに出る場面が多くなくてもその存在感と言うのは大きかったと思うねぇ。残念ながらカープにはそういった選手がいない。首脳陣と選手との橋渡しをするような選手がいない。この辺もベンチワークの差になってるんじゃないかねぇ??…と、なればカープはヤクルトの真似なんかできない。カープはカープで、佐々岡監督は佐々岡監督で自分たちの力で「一体感」を追求していかなきゃいかんだろうねぇ。
小窪がコーチとしてカープに復帰
各チームは着々と組閣作業をしているよな。DeNAは三浦監督と優勝を経験した選手がコーチとして続々と集まってきている。タクローさん、鈴木尚典両打撃コーチと斉藤隆投手コーチとね、少しDeNAの野球が変わってくるかなぁという予感があるよな。中日も立浪新監督を迎えて組閣も進んでいる。こちらも立浪監督が現役時代から気心が知れている人材を集めているよな。結果は別にして、球団は監督がやりやすい環境を整えるために努力している部分はうかがえるよな。これがカープにはない。
シーズン途中からロッテに入団し、シーズン終了後引退したカープOBの小窪がコーチとして復帰するそうな。これに反応したカープファンはほとんどいないだろうねぇ。確かに現役時代はキャプテンシーはあった。あったけど、指導者としてはまだ出発すらしていない。しいてプラス材料を探すとすれば、3連覇時代に在籍していたことかねぇ??まず、首脳陣が1,2軍含めて優勝した経験者が極めて少ない。この辺は小窪コーチが入って少しは薄まるかもしれんけどな。ただ、中心選手ではないんでね、なんとも言えんよな。
恐らく最初は3軍や2軍の育成コーチといったところからのスタートだろう。ひょっとしたら佐々岡監督の後の東出、東出の後の小窪と松田元は考えているかもしれん。まぁ当たってほしくない想像だけどな。
No.2の河田ヘッドコーチがカギ
昨年の今ごろかねぇ??河田ヘッドがカープに復帰するということで喜んだカープファン同志は多かっただろう。ただ、ファンが期待した足を使う野球はみられずにバントを多用していたように思うし、カープの選手たちのダイナミックな走塁を見ることもできなかった。勝負を賭けた守備陣形も河田ヘッドがいるにもかかわらずおとなしいものだったように思うねぇ。この辺はやはり守備走塁コーチとしてではなくヘッドコーチという立場が邪魔をして浸透できなかったようにも思える。
河田ヘッドは就任時に「コーチも育てる」といったコメントしていたのを思い出す。今季の反省を生かして秋のキャンプからその辺を河田コーチではなくその他をコーチを通して浸透させていくことを考えているのかもしれん。まぁそのくらいカープの1軍首脳陣のレベルが低すぎた。ベンチワークが上手くいかなかったのはこうしたものも影響していたのかもしれんよな。
シーズン最後の試合まで河田ヘッドは佐々岡監督のそばに付きっきりでしきりに話をしていた。監督が何を考えているのか??どんな野球をしたいのか??を聞き出したいと言っていたけどな、それはもちろんのこと采配についてやコーチ陣についても色々話をしていたのだと思うねぇ。
ヘッドコーチが直接作戦を決めるわけではない。あくまでも決断は監督で、ヘッドコーチは様々な作戦を提案し、決断は監督だよな。佐々岡監督の勝負勘の無さはこれまで何度も書いてい来たけどな、この辺の反省や考え方なんかを佐々岡監督すり合わせているようにも見えた。
代打や代走の準備なんかもゲームの流れを読めないコーチがいるからなんだろうというのはある。もちろん選手もそう。控えの選手がスコアボードの打順を見ながら、そろそろ出番と自分から準備ができるのか??この辺はコーチも選手も受け身だからチグハグしてしまう部分もあるのだろう。一言で言えば、「野球を知らない」選手、コーチが多いという部分もあるだろうねぇ。
わが青春のスター。高橋慶彦さんがYoutubeチャンネルを開設している。見られているカープファン同志も多いだろうねぇ。アタクシもたまに見る。たまに見るからすごく印象に残っているのは慶彦さんの口から現役時代は古葉監督から徹底的に「野球を教えこまれた」という言葉がでる。あの時代に強かったのは選手たちが野球を知っていたからと言うのは結構大きな要素のように思う。選手が野球を知っていたのは首脳陣が野球を知っていたから。いい伝統だったように思うけど、現元オーナーになってからコーチ職は選手の天下り先になった。それも現役時代に主力になり切れなかった人が目立つ。本当にこれでいいのか??と。カープ戦は何をやってくるかわからないと相手に思わせるためにも野球を知っている選手、首脳陣をどれだけ集められ、浸透させていくのか??アタクシはそういう意味では河田ヘッドの存在はね、結構カギを握っているように思う。まだ、コーチングスタッフの発表はまだだけど、佐々岡監督の3年目というよりも河田ヘッドの2年に注目してみたいと思っているよ。
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