「オープン戦、阪神2-2広島」(9日、甲子園球場) 広島・玉村昇悟投手(20)が4回2安打無失点の好投。開幕ローテの座をほぼ手中にした。順調なら開幕2カード目となる29日からの阪神3連戦(マツダ)での先発が濃厚。昨季2勝0敗と好相性の虎キラーがようやく開幕に間に合った。
情報源: 広島・玉村 開幕ローテ確実 間に合った4回0封 佐々岡監督「違うものを見せてくれた」
この阪神との2連戦ね、1軍キャンプに抜擢された若手たちの「最終選考」という位置づけだったよな。ギリギリ結果が出た選手もいれば、本来の力を発揮できずに降格する選手もいる。この辺を色々見てみようかねぇ。
玉村、本来の投球を取り戻し「開幕ローテ5番手」を手中
昨日のゲームの先発は玉村。ここまで期待に応えられずに開幕ローテ決定を混沌とさせて一人だよな。残念ながらというか、今季、玉村を見たのは初めてで、悪かった玉村を見ていないので、アタクシには昨日の投球は「いつもの玉村」という印象だった。低めに球を集めて真っすぐをどんどんインコースに投げ込んで最後は変化球でタイミングを外すというね、投球スタイルも昨年と何ら変わっていなかった。初回のピンチにも動じずに後続を冷静に抑えたし、非常にいい投球だったよな。まぁ昨季2勝している阪神相手ということで、気持ち的にも楽だったのかもしれん。昨日の投球を見る限り開幕ローテの5番をほぼ手中にしたといってもいいだろうねぇ。
先発3本柱が全員右ということで残り3席にはやはり左投手は2枚は最低でも必要だろう。キャンプ前にはこの玉村、高橋昂、ドラ2の森と3人入ってほしいという佐々岡監督の理想形はあったと思うけど、揃いも揃って結果が出なかった。昨季はオープン戦の最終戦まで抑えが決まらなかったけど、今季は先発がなかなか決まらないってのはね、ファンとしても不安材料を抱えて開幕を迎えるのは気持ちのいいものではないよな。そういう意味ではオープン戦中盤にきて5番手が好投してくれたのは大きいよな。玉村は昨季4勝7敗。100イニングを投げた。非常にいい経験をしたシーズンだった。3勝目がなかなか難しかったけど3勝目をあげて続けて4勝目をあげたように昨季中に一皮むけた印象がある。今季はぜひとも昨季の成績の逆「7勝4敗」くらいで貯金を作れる先発になってほしいよな。
森は2試合連続でゲームを壊し2軍へ
その玉村と先発の椅子を争っていたドラ2の森は残念ながら2試合連続でゲームを壊しファーム行きが決まった。残念だけど、現実を受け止めて出直してほしいよな。おそらくだけど、森の中では「こんなはずじゃなかった」というのが正直なところだろう。まだまだ自分の力を投球で実現できていないという印象だよな。基本である真っすぐのコントロールが定まらなければ、なかなかいい投球はできない。この真っすぐの力とコントロールを取り戻すことがまず第一だろうねぇ。まぁ社会人からの入団で即戦力の期待がかかっていた投手だからな、1軍キャンプ抜擢は当然といえば当然だけど、森には少し荷が重かったというか、プロのレベルにちょっと面食らった側面もあったのかなぁと思うねぇ。しっかり地に足をつけて自分を見つめなおして這い上がってきてほしいよな。
玉村との違いはやはり真っすぐをどれだけ右打者の懐に投げ込めるかだろうねぇ。以前にも書いたけど森は一昨日の阪神戦でもなかなかインコースに投げ込めなかったし、それでいて生命線である外角へのコントロールも定まらなかった。ここが大きな違いだろうねぇ。この1軍キャンプの経験は今後に生きるだろう。頑張ってほしいよな。
外野争いは宇草が脱落…
今キャンプの一番の注目は外野手争いだよな。社会人即戦力の末包、中村健、野間、宇草、大盛、中村奨といったところが当落上にいるわけだけど、ほぼ確定の龍馬が左打者だからな、まず振り落とされるのは左打者だろうねぇ。野間はあまり結果は出ていないけど、守備や走塁のことを考えれば1軍には必要な戦力。野手のキャプテンもあるしな。と、なると宇草か大盛が言っちゃ悪いけど筆頭候補になる。大盛は日曜日の西武戦で結果を出しているし、宇草が紅白戦や練習試合でいい働きをしていたけど、オープン戦に入ってからはアピールの打撃が下降。守備でも精彩を欠いていた。個人的に1番宇草というのは結構想像していただけに残念だけど、もう一度出直しだよな。
逆に大盛が非常に力強くなっているというか、非常に前向きに野球に取り組んでいる印象がある。三振の多さが打撃での課題だけど、結構改善されている印象がある。足と守備には定評があるだけに飛躍のシーズンになるか注目だよな。
坂倉、松山、長野、広輔が昇格!!
この阪神とのオープン戦を終えて、森、宇草、韮澤が2軍降格。韮澤も棚ぼたの1軍キャンプだったけど、アピールができなかった。やはり野手は打ってなんぼだからな、打撃を磨いてほしいよな。
下がる者がいれば上がってくる者もいる。ベテランやコンディション不良だった坂倉がいよいよ1軍に呼ばれた。これからは開幕1軍と開幕オーダー争いが始まることになるよな。ここからさらに絞り込まれていくことになるだろうねぇ。
坂倉の復調具合も気になるけど、個人的には広輔ね、気になるんだよな。このまま簡単に小園にポジションを取られてしまうのか??維持を見せるのか??打撃が戻ってくればまだまだ使える選手だと思う。ショートだけではなくサードもできるしな、ファーストも練習しておいた方がいいかもしれん。あとは松っちゃんがどれだけスリムになっているかってのも楽しみにしているよ(笑)
育成・持丸が支配下争いに残った!?
このキャンプの楽しみとしてもう一つ、育成契約の3人が抜擢されたってのがあった。木下はコロナで残念な結果になったけど、持丸と二俣は必死に食らいついてきた。二俣はキャンプで監督賞だっけ??MVPだっけか忘れたけど、佐々岡監督の評価も高かった。持丸も1発打っているし、この二人は背番号が2ケタになる可能性は高かったよな。しかし残念なことに二俣は下半身のコンディション不良でファームへ。非常に悔しい思いをしているだろうねぇ。
結局は持丸だけになってしまった。この持丸だけはぜひともオープン戦終了まで完走してもらいたいよな。そしてぜひとも開幕1軍メンバー選考のテーブルに「持丸」というカードが並んでほしい。テーブルに並ぶということ、それは「支配下登録」を意味するわけで夢が一つかなうことになる。エース大瀬良とバッテリーを組んだりと打撃だけではなく捕手としてもいい経験をした。まだまだ野球小僧っぽい幼さが残る顔も印象に残る。頑張ってほしいよな。
末包は久々のヒットで監督も「もう少し我慢」
カープのここまではまだ助っ人も来ていないし、ベテランや坂倉がここから合流ということでまだまだ戦力のイメージがわいてこない。湧いてこないからこそ、誠也の後釜候補である末包や中村健にどうしても目が行ってしまう。中村健は阪神戦の初戦でマルチヒット、末包は昨日の2戦目で久々にヒットを打った。佐々岡監督も「もう少し我慢」して見守っていくようだねぇ。昨日のヒットは2打席目。秋山のカーブをしっかりと逆方向に打ち返していた。1打席目は同じ大阪ガス出身の近本にファインプレーされたけど、やはり逆方向にいい打球を打ち返していた。いい方向に行っている印象だよな。やはりあの体だからホームランを期待していしまうけど、慣れてくるまではああいったバッティングで首脳陣への顔をつなぐ意味でも大事だろう。何よりも末包本人が4番を打つという自覚を持っているところ。もちろん内心は不安でいっぱいなのだろうけど、ベンチが4番として送り出している以上はその自覚をもって打席に立ってくれている。これがアタクシはうれしいし、頼もしさを感じるし、ぜひ成功してほしいと思うねぇ。巨人とのオープン戦で打ったホームランがあまりにも強烈すぎてアタクシもどうしてもホームランを期待してしまうし、末包本人もあのホームランを引きずっている印象がある。あれはあれで切り替えてね、素直にボールを打ち返すことに専念すれば、あのガタイだからな、勝手にボールがフェンスを越えてくれるだろう。頑張ってほしいよな。
開幕まであと2週間くらいか…早いねぇ(笑)。これからは開幕1軍の切符を争っていくことになる。特に外野手ね、ルーキーの二人と中村奨、大盛といった面々は「生き残り」をかけることになるだろう。どんどんアピールしてベテランや実績組を弾き出すくらいの気持ちで頑張ってほしいよな。
こんばんは。
16番の人は仕方ないですねもう。
とりあえず左で投げている人からランクアップしてもらいたいですね。
外野争いで宇草が消えたのは仕方ないですね。
結局あの守備なら他球団もウィークポイントとして宇草のいる位置を狙うでしょうし、かと言ってホームランを40本以上打つ、打点100超えている、打率3割超え出塁率4割超えでもない。
守備がダメでも構いませんがそれならラミレスぐらい打てよとは思います。
持丸はまだまだ見てみたいということなんでしょう。
三塁が多かったと思いますが、三塁の林も確定ではないでしょうから打撃や守備でアピールできれば支配下も見えてくるかもしれませんね。
捕手での守備も少しやっていたと思いますが、内野や捕手が左打多めになってしまうのがネックになるかもしれませんね。