広島の床田寛樹投手(27)が交流戦初勝利を挙げた。日本ハム戦で8回2安打無失点、プロ6年目で自己最多の12三振を奪い、リーグ最多に並ぶ5勝目。登板に向けて「先… – 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)
情報源: 【広島】床田寛樹プロ6年目で交流戦初勝利 リーグトップタイ5勝目 日本ハム戦8回無失点 – プロ野球写真ニュース : 日刊スポーツ
久々にカープ戦をテレビ観戦。とはいえ、日ハム先発の加藤の前に淡泊な攻撃を繰り返すカープ打線をみるにつけ、どんどん怒りみたいなものがこみ上げてきた。その怒りが徐々に静まってきたのは先発・床田の好投。日ハム打線をバッタバッタと12奪三振の好投ね、よかったよな。菊池がもぎ取った8回の1点を栗林が気迫の投球で逃げ切った。笑顔でうれしいというよりは、ホッとしたというが正直なところ。ヒーローインタビューで口にした「絶対に勝つつもりで投げた」というフレーズにね、床田の成長を感じるとともに、カープに欠けている何かを気づかせてくれた様な気がしてね、床田よ、成長したなぁと。オジさんはうれしかったよ。
床田交流戦初勝利でハーラートップタイの5勝目
床田にとって交流戦は初勝利。やはりこの交流戦というのはあまりいいイメージがなかったのだろう。昨季も先発ローテを守りながらも、交流戦で滅多打ちにあってファーム落ちを経験したもんな。そこから自分を見つめなおしてシーズン後半はいい投球ができるようになった。今季は初戦のロッテ戦ではいい投球をしていたけど、走者を出したイニングで失点をしてしまった。やはり勝てないのか??そんな不安な気持ちにもなっただろう。それでも床田は自分を奮い立たせ、この日のマウンドに上がったのだろうねぇ。その気持ちが非常に投球に表れていたように思う。前回の反省からか先頭打者を慎重、かつ大胆に仕留めたよな。比較的苦手にしている左打者にもツーシームをインコースに見せておいてスライダー、ゲーム後半は大胆にストレートで、右打者にはズバッとインコースに真っすぐを勝負球にしていたよな。12奪三振で8回を無失点。本当によく頑張ったし、8回の投球は非常にチームを奮い立たせるものだったよな。菊池と並んでのヒーローインタビューでは「絶対に勝つ」というフレーズを口にした。どこか控えめな印象がある床田がこういう言葉を口にするのは珍しい。よほど、前回の登板が悔しかっただろうし、交流戦で何とか勝ちたいという気持ちが今日の素晴らしい投球につながったのだろう。これでハーラートップタイの5勝目。これからもどんどん勝って行けそうだよな。
栗林、さすがの投球。1-0での登板でも存在感
チームは連敗中。スコアは1-0。こういうシチュエーションというのは守護神にとって一番難しいマウンドだろう。今季も1-0で勝ったゲームは3回あった。一つは大瀬良が投げ切ったけど、後の2試合は栗林がしっかり占めてくれていた。絶対守護神にとってはこの1-0のプレッシャーね、しっかり対応できているよな。先頭打者を出すも慌てる様子は微塵もなかった。特に先頭の松本剛を出して、上川畑の送りバントの処理を曾澤がコケて無死1,2塁。こういう局面になるとカープの投手はからきし弱いんだけど、やはり栗林は違うよな。BIGBOSSはこの場面で杉谷を代打に送り出した。まぁかなりの確率で送りバントだよな。ここで栗林は凄味を見せてくれた。ボール1からの2球目インコース低め、あれはフォークかな??カットボールかな??ボールゾーンに切れ込んでくる球ね、あれは絶対にバントできない球。杉谷もバントに行ったけど、よけながらといった感じだったよな。あの球を見せられるとちょっと打者はバントやりづらいよな。3球目は真っすぐだけど、杉谷はまた同じ球を警戒してか腰が引き気味になり打球をうまく殺せなかった。栗林が素早くダッシュして3塁封殺。見事だよな。
絶対に3塁にはいかせないという気持ちを感じるプレー。この守護神の存在は心強い限りだよな。
堂林「三振前の…」ジンクスを覆す強烈なツーベースでチャンスメイク
これって最近はあまり言わなくなったけど、子供のころ近所の子供が集まって空き地や公園で野球をやっているとよく「三振前のバ〇当たり」なんてのを言っていた。ものすごく大きな打球や強烈な打球を打つも惜しくもファールでその直後に三振してしまうのを揶揄する表現なんだけどな、8回裏、代打の代打で登場してきた堂林の3球目だったかな??日ハム・宮西の独特の角度から入ってくる真っすぐを鋭く振りぬくとものすごい打球がレフトポール際目指して飛んで行った。その打球の角度、速さから言って距離的には文句なしにホームランといった感じだった。しかし惜しくもポールの外側でファール。テレビでも見ていても球場のどよめきが伝わってきたよな。まぁこうなると堂林はファールで粘る技術については乏しいし、カウントがフルカウントになった時点で申し訳ないけど、期待はしていなかった。ところが1球ファールで粘って7球目。宮西の投じた真っすぐは先ほどのファールとほぼ同じコース、高さで入ってきた。これを堂林は見事にとらえた。ファールした球に比べるとややうち寄りだったかねぇ??今度は打球は上がらずも先ほどのファールと同じような鋭い打球がレフト線に抜けていった。無死からのツーベース。大チャンスメイクになったよな。
ここのところの堂林は調子が落ちていると感じていただけに、この大ファールだったり、ツーベースはアタクシにとってはかなりの青天の霹靂だった(笑)こんな打球が打てるとは本当にびっくりだよな。たぶんだけど宮西の投げるまっ直ぐの角度というか入り方が堂林のスイングの角度にビッタシハマるんだろうねぇ。これはこの3連戦、かなり強力な武器になりそうだよな。日ハムベンチも宮西を起用すれば堂林が出てくる。起用のタイミングが難しそうだよな。まぁ仮にこれで堂林が覚醒した??となると面白いんだけどな、ちょっとこのカード、堂林を見るのが楽しみになってきたよな。
貧打戦は相変わらず。曾澤は8番でいいのでは??
勝つには勝ったけど、どうもカープ打線は点が入る気配が全く感じられないよな。日ハム・先発の加藤に非常にいいテンポで抑えられた。加藤の持ち味であるテンポとコントロールでその術中にはまった感じがするよな。この加藤とは初対戦ではないはずだし、それでも初めてお会いしましたみてぇな打撃が多かったよな。特に曾澤は全くタイミングが合わないといった感じで1打席目は外の変化球に踊らされて3球三振。2打席目はその変化球に合わないと見たのだろう。前の打席が全部変化球だったので初球の真っすぐにすぐに手を出してサードゴロ。このゲームに限らず、曾澤のバットがかなり湿っているよな。それでも打順は7番のままだし、今の状況で曾澤の打撃に期待するのは酷なように思える。8番でいいような気がするねぇ。
先発が頑張って…というのがカープの勝ちパターン
カープの連敗は4で止まった。今季も連敗が多いんだけど、すべて4で止まっている。昨季はかなり大型連敗をしたんだけれど今季は4で止められるというのはやはり先発投手がある程度は安定しているということなのだろうねぇ。
交流戦に入ってから先発陣が打ち込まれているのを見て、「疲れ」が出ているのではという記事も見受けられたけど、そればかりではないだろうねぇ。やはりパ・リーグ相手に気後れしている部分が投球に影響しているように思うねぇ。この日の床田の「絶対に勝つ」「絶対に0に抑える」という強い気持ち、栗林に見られるような絶対に先の塁にはやらない」という強い気持ちね、精神論みたいになっちまうけど、この部分ってなんやかんや言っても大事なことのように思うねぇ。
盗塁阻止率の悪さをささやかれている捕手陣も「絶対に刺す」という部分が欠けているように思う。盗塁されたらどうしよう、頼むから走らないでみてぇな気持ちでいるから、送球は乱れるしな、易々と決められてしまうのだろうと思うよ。アタクシはプロ同士、そんなに力の差はないと思う。カープだけ特別に劣っているとはこれっぽっちも思わないし、それはたくさんのカープファン同志が感じているだろう「怖がっている」という部分ね、パ・リーグのチームに勝つのではなく、この気持ちの部分をやっつけることができれば、アタクシは交流戦、そんなに大負けはしないと思うんだけどねぇ??
それでもなんやかんや言っても今季のカープはやはり先発が最少失点で中盤まで行って、打線がそれまでに得点をもぎ取って栗林に託す。このパターンが一番勝てるのだろう。スコアが1-0でも4つ勝っていることでわかると思うけど、勝ちパターンの構築よりも先発を引っ張った方が勝てるというのが一番現実的な戦略のかもしれんねぇ。まぁとにかく連敗が止まった。ここからしっかり巻き返していきたいよな。今日の先発は遠藤。前回のロッテ戦では非常にいい投球をしてくれたし、遠藤も負けん気の強い投手。ゲームを引っ張っていくような投球を見せてほしいよな。
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