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新井カープらしい??サヨナラ勝ちで再び貯金1!!菊池1500安打&5安打の大活躍!!栗林は江夏の21球を彷彿させるスクイズ外しでピンチ脱出!!

Mageちゃんの「熱視線」
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広島が延長12回の死闘を制し、連敗を止めた。同点の12回。2死一、二塁から5番西川の申告敬遠により満塁となり、最後のベンチ入り野手となった韮沢が代打で出場した… – 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)。

今朝は3時起きなんでね、昨日の延長戦はしんどかった(笑)。やはり歳食ってくると睡眠は大事。若い時は何時でも大丈夫だったけどな、最近はトイレで夜中に起きたりするだけでとんとなく朝がツラい(笑)。困ったもんだよな。…ということで昨日のゲームは延長11回を終了した時点で就寝。サヨナラ勝ちの瞬間を見届けることはできなかったけど、昨日の記事投手陣乱調でリズム作れず連敗&貯金ゼロ&大瀬良故障!?捕手・坂倉の課題も浮き彫りにで書いたように負ければ借金というゲームをどう持ちこたえていくか??ってのは秋に効いてくる。勝ち方は押し出しサヨナラだけど、勝ちは勝ちだし、貯金は貯金。勝ち方も粘って粘ってどんな形でも1点をもぎ取ってというのはね、新井監督、新井カープらしいよな。

菊池1500安打達成&5安打の大暴れ!!

まずは菊池が中日・柳からサードへの内野安打で通算1500安打を達成した。菊池本人が言うように「汚いヒット」だったけどね、あぁいう当たりで1塁へ全力疾走&ヘッドスライディングで内野安打を何度ももぎ取ったものも1500安打の中にかなり含まれているだろう。右打者でありながらもあぁいう形で塁に出られる。本当に菊池らしい1500本目だったよな。
その後も反撃の糸口をつかむツーベース、サヨナラのおぜん立てをするヒットで出塁と5安打の固め打ちで打率もグンと上がったよな。今季の特徴は1番打者ということもあって自由に打てる打席が増えた。そしてこの日も5安打の内4本が引っ張りの打球。このブログで何度か書いたことがあるけど、菊池は基本的にプルヒッター。引っ張って強い打球が三遊間を抜けるヒットが出るのが好調のバロメーターだと勝手に思っている。最多安打のタイトルを獲得した時もこうしたヒットが非常に多かったよな。
開幕前に菊池が1番を打つというのを想像していたカープファンはそれほど多くないと思う。アタクシも8番でいいのでは??なんて言っていた(笑)。ところがなんのなんの1番という打席で躍動しているよな。今後も休みを入れながらということにはなると思うけど、最後までカープの1番打者として頑張ってほしいよな。

柳もそうだろうけど九里も「勝たせたかった」

先発は九里、対する中日は天敵・柳。前日負けているだけあってこの柳の先発というのはカープ打線にとってはかなりの難敵と感じていただろう。予感通りに柳の投球術にハマりなかなか連打を奪えなかった。上手にタイミングを外されてね、相変わらずと感じだよな。ところが聞くところによると柳は今季まだ未勝利。中日ベンチからするとなんとしてでも勝たせたいというのが起用から伝わってきた。ただ、それが結果的に裏目に出てしまったよな。8回表、2死ランナーなしの場面で柳の打順。ここで立浪監督は代打を起用した。まぁ代打起用されたブライトがヒットを打ち追加点のきっかけをつかんだので決して間違った采配ではないと思うんだけど、カープ的には柳が変わってくれてラッキーだったろう。投球数も100球を超えたあたりだったので、もう1イニング行かれて直接マルチネスにつながれたら0-1で負けていたような気がしないでもない。柳に代わった田島が連打を食らって勝ち星に逃げられてしまった形になった。案外勝てていない投手というのはこういうもの。皮肉な結果になったよな。
対するは九里。非常に九里らしいいい投球を見せてくれたよな。こちらも勝たせてあげたいと思わせる内容だった。九里の特徴は多彩な球種を駆使して球種を絞らせないことだろう。ゲーム前半は真っすぐやツーシーム、シュートといった速球系の球で打者を詰まらせてアウトを重ねた。後半は右打者にはスライダーを増やして内外角を上手に投げ分けていた。2安打1失点で7回を終えた。失点もエラー絡みということで文句ない内容だっただけに勝たせてあげたかったよな。

マクブルームがエラー帳消しの同点タイムリー

この中日戦を見てもなかなかカープに点が入らない。まあ その要因としては両助っ人の打率が1割台というのが大きく響いているのは間違いないよな。マクブルーム、デビッドソンともにさえない表情を時折見せる。苦しんでいるんだろうねぇ。バッティングが冴えないと守備のミスも出てしまう。まぁよくあることだけどな。
0-1の8回表に2死からブライトのヒットと島内のボークで2死2塁。岡林の打球は高いバウンドのファーストゴロ、マクブルームが好捕して1塁送球もベースカバーの島内がちょっとだけ遅れた。送球も少し高かったかな??これが悪送球となり2塁ランナーの生還を許した。
このプレーはマクブルームが左利きがゆえに、起きたミスだろう。と、いうか左利きのファーストの泣き所だろうねぇ。右利きだとあのゴロを捕球して踏ん張ればすぐに送球体制が作れるしカバーに入る投手の姿も目に入りタイミングも合わせられる。逆シングルで捕球すれば、体を動かすことなく送球できるから安定感もある。しかし左利きだと捕球は右手でする。投げるときには体を一度1塁方向に向けないと安定した送球が出来ない。この場面でもマクブルームは捕球後に体を1回転させて送球した。当然ベースカバーに入ってくる島内の姿は確認できない。練習通り1塁ベースに向けて送球。それに合わせて島内が入ってこなければいかんのだけど、間に合わなかった。非常に難しいプレーだったと思う。厳しいチームだと2塁にランナーがいたので「投げちゃダメだ」と教えるコーチもいるくらい難しい場面でのプレーだった。まぁ仕方ないといえば仕方ないよな。
それでも記録はマクブルームにエラーがついた。終盤での追加点に責任も感じていただろう。そしてその裏、1点を返してさらにランナーが3塁の場面でマクブルームに打席が回ってきた。センター返しの強烈な打球は前進守備の二遊間をあっという間に抜けてタイムリー。見事な集中力だったよな。
マクブルームも2年目で相手も研究してきている。この打席のようにまずはセンター返しを心がけてね、調子を取り戻して欲しいよな。

栗林「江夏の21球」を彷彿とさせるウエストボール

なんとか同点に追いついた。イニングは9回。当然サヨナラ狙いのためにカープはリリーフをいい投手の順番に繰り出す形になる。ここで新井監督は迷わず迷える守護神栗林をマウンドに送り出した。こうした展開で今季は結果が出ていないだけに先頭打者が出ると非常にイヤなムードになる。なんとか先頭打者を抑えれば…という想いで見守っていた。
しかしイヤな予感は当たるもので先頭の石川がヒットで出た。恐らくスタンドも「大丈夫か??」というムードに包まれたことだろう。
それを敏感に感じ取ったのか栗林がワイルドピッチでなんなく得点圏にランナーを進めてしまった。送りバントを決められ1死3塁。イニングから考えれば大ピンチだよな。続く加藤翔を打席に迎えた。ここは栗林がコントロールに苦しんだのか??意図的だったのかはわからないけど、インハイへの配球が目立った。一つコントロールミスすれば外野フライは十分あり得るんだけど、バントをしにくいコースでもある。おかげで早めに追い込むことができた。カウントは2-2。ここで中日ベンチはスリーバントスクイズを敢行した。加藤翔がバントの構えをした時には不味いと思ったけど、次の瞬間、栗林は高めの緩い球、カーブを投げ込んだ。これに加藤翔はバットを合わせられず空振り。見事に3塁ランナーを挟殺しゲッツーが成立した。最後は栗林が追いかけ追いかけ3塁ベース手前でタッチした。何が何でもアウトにするという気持ちが伝わってきたよな。
このスクイズの空振りの瞬間、「江夏の21球」のシーンを思い出したオールドファンもいたんじゃないかな??あの時も江夏さんはスクイズを察し、咄嗟にカーブでウエストボールを投げた。栗林もなんとなく、あの江夏さんの投じたカーブのウエストボールに似たような球を投げたように見えたし、投球モーションの中で咄嗟に判断して投げたように感じたねぇ。
栗林も苦しい中だけど冷静さもあったと思う。ただスクイズを外した瞬間は「よっしゃ!!」と熱くなったのだろう。ガムシャラに3塁ランナーの背中にタッチした。栗林のうちに秘める「熱さ」を感じた瞬間だった。これで前進できるといいよな。

中日ベンチに助けられた??サヨナラ劇

最後は韮澤が気持ちで四球をもぎ取ってサヨナラ勝ちをしたわけだけど、どうだろう??このサヨナラ劇、中日ファンは納得いかないという感じがしてるんじゃないだろうか??2死1,2塁でランナーを3塁に送る申告敬遠で満塁にして押し出しだからな、同じ負けるにしても、むしろ龍馬と勝負してサヨナラヒットを打たれた方が納得の負けだったように思うねぇ。
まぁカープファンブログだから、よそ様の采配を批判するつもりはないけど、あれは投手の砂田にはかなりプレッシャーがかかる指示だったと思う。ランナーが3塁に行けば、打たれるだけではなく、バッテリーミスでも点が入るし、打ち取っても内野安打なら点が入ってしまう。砂田を追い込んでしまった感じは否めないよな。この辺は投手出身の監督ではやらない作戦だろう。
もう一つ。守護神マルチネスを10回裏に起用した。これはハッキリ言ってカープサイドから見ると11回、12回とサヨナラの機運が高まる起用だったと思う。マルチネスはからきし打てないからな、それを先に使ってくれたのは正直ラッキーだった思うねぇ。ちょっとこのサヨナラ負けは中日サイドにとっては1敗以上の重みがあるような気がするねぇ。

さて、打線が湿り勝ちの中、投手が踏ん張って連敗を止めたし、借金生活もまぬかれた。どんな勝ちでも勝ちは勝ちだし、貯金は貯金だ。前を向いていこう。両助っ人が打率1割台で低迷しているけど、今は投手が踏ん張って、苦しい夏場にガンガン打ってくれることを期待しよう。GW中は開幕カード以来の関東遠征。東京ドーム⇒ハマスタと続くわけだけど、巨人も調子を上げてきたみたいだし、DeNAのハマスタでの強さは脅威だよな。一難去ってまた一難だけど、立ち向かっていかなきゃな。どんな形でもみんなで勝ち取った1勝。案外新井カープは雨とかね、こういう泥臭い勝ち方をすると勢いがつくような気がしている。頑張ってほしいよな。

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