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栗林登録抹消…やはり体調が万全ではなかったのか??心も体もしっかりリセットして戻ってきてほしいよな。

愛すべき赤ヘル戦士
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 広島の栗林良吏投手(26)が1日、出場選手登録を抹消された。4月30日の巨人戦(東京D)の試合前練習で右内転筋に強い張りを訴えたという。同日はベンチ入りメンバーから外れていた。新井監督は「一日たって

情報源: 【広島】栗林良吏、右内転筋の張りで抹消 代役守護神は日替わり 新井貴浩監督「プルベンみんなで頑張っていく」

昨日の午後に「栗林登録抹消」のニュースが飛び込んできた。どんなことがあっても守護神は栗林と新井監督が明言していただけに、驚いたカープファン同志も多かったんじゃないかねぇ??

矛盾が生じた理由

4月29日の巨人戦で中田翔にサヨナラHRを打たれ4敗目を喫した栗林を新井監督は翌日のゲームではベンチから外した。新井監督はゲーム直後、「抑えは栗林」と明言していたので少し不可解だった。ゲーム後に新井監督と栗林の間でそれでも抑えはお前で行くという話し合いが持たれ、その中でとりあえず明日は休めという話でこうなったと勝手に想像し、納得していた。ただ、あのゲーム後にそれでも抑えは栗林という発言と翌日ベンチから外したという行動に多少なりとも矛盾は感じていた。

しかし記事によると30日にトレーナーから右足内転筋に張りがあると報告を受けて様子を見るためにベンチから外したようだねぇ??となれば一気に全容が見えてきたように思う。新井監督の「それでも抑えは栗林」という想いはやはり「事実」で、それに栗林が応えようにも体調が万全ではないということだ。それでも栗林は「大丈夫です」という男。その気持ちを汲んで「1日様子を見て」と判断を後ろにずらしたのも新井監督の気持ちというかねぇ、「それでも抑えは栗林」というのがにじみ出ていると思う。無情にもドクターストップ。体調が万全でないのであれば、仕方ないだろうねぇ。新井監督も栗林も苦渋の決断だった思うねぇ。

クローザーは四番打者と同じ!?

SNSを見るとこの栗林の処遇について色々な意見が散見された。人それぞれ、性格もあると思うし、野球を経験している人、していない人、スポーツ経験の有無、自分と置き換えて考える人もいた。まぁ他人がとやかく言ったって投げるのは栗林だし、決めるのは新井監督。大きなお世話といえばそうなんだけど(笑)、見ていて感心させられること、首をかしげてしまうこと、色々で興味深かったねぇ。

昨今のプロ野球では投手分業制だから、チームは「クローザー」という役割の選手を作らなきゃいかん。そして、そのクローザーは「エース」「四番」の選手とともにチームの精神的支柱にも仕立て上げられてしまう側面はどうしても生まれてしまうよな。
「エース」で負ければ、連敗が始まるかもしれんし、「四番」が打てなければ点が入らなくなりムードが悪くなる。「クローザー」が不安定なら登場しただけで球場がどよめくのはカープファンならよく知ってるだろうけど(笑)、ファンだけではなくチームも勝ち切れないゲームが続けばなかなか上にはいけないよな。

そしてそういった選手たちは常に「プレッシャー」とも戦っている。結果が出ないとそのプレッシャーに押しつぶされてしまう選手も何人も見てきた。恐らく、ファンは栗林がこの「プレッシャー」に押しつぶされてしまうのではないか??ということが一番の心配事なんだろうとSNSをみて感じたんだけど、個人的にはそのポジションにいる以上はやらなきゃいかんと思うし、それでも抑えは栗林という新井監督の判断は支持したいと思う。そう簡単に外せるポジションではないし、前にも書いけど、精神的支柱の存在でもある。不調でファーム行かされた小園あたりとは全然意味合いが違うと思うんだよね。

もちろんまだシーズン残りゲームは沢山あるんだし、一度ファームで再調整という考えもありだと思う。ありだとは思うけど、個人的にはそう簡単なことではないと思うんだよね。野手で言えば「四番」を外すことと同じなんで。
「エース」と違うところはローテーションで回っているところ。クローザーは下手すりゃ何連投もするわけだし、その登板が全て「勝ち」につながる。どちらかといえば常時ゲームに出る「四番」と感覚は近いのだと思う。

四番打者というのはベンチも不調だからと言ってなかなか外すことはできない。ゲームに出ながら調子を上げていってもらいたいという起用が多いよな。現にマクブルームは4月不調だったけど1度も外されていないし、その結果ようやくこの巨人戦で当たりだしてきたよな。これはカープに限らずどのチームもそうだろう。ヤクルトも村上が不調でも4番を外していない。例えチームが黒星先行でも絶対に変えないよな。

クローザーも同じだと思う。クローザーに任命しておきながら、オマエ、調子悪いから代われと言えないポジションなのよ。それは新井監督も、栗林もよ~くわかっている。わかっているのよ。わかっているから難しいんだよな。

メンタルやフォームとコンディションは別

選手たちは結果が出ないと色々考える。フォームのチェックだったり、コーチに見てもらったりしてね、まぁそれで結果が出れば、「あぁ これが原因だったんだ」と気持ちも前を向けるようになる。しかしそれでも結果が出ないとやはりメンタル面でどうしても弱気になったり、後ろ向きになったりする。人間だからな、仕方ないよな。
栗林はシーズン中に滅多にフォームチェックでゲームの無い日にブルペンには入らなかったそうな。そら、入団してから2年間は絶対守護神で無双を誇ってきたわけだから、そんな必要はなかった。メンタルも安定していただろう。

しかし今季はWBC代表にも選ばれて早めの調整に取り組んだ。合宿で腰に違和感を感じ代表から外れた。ならばと開幕に標準を合わせて調整してきた。そして開幕してからは失点が目立ち、自身もフォームの見直しなどでブルペンで調整したりといろいろやってきたのだろう。失点すればチームに迷惑がかかるとメンタル面も弱気になってしまっていただろう。
ただ、それが理由ではクローザーは外せないのよ。大変なポジション、チームに一人しかいないポジション。だからこそ、ゲームに出ながら上げていかなきゃいかん立場なんだよな。新井監督がそれでも抑えは栗林という判断はチームのためにも栗林のためにもアタクシは正しいと思う。

ただ、不調の原因がコンディションなら話は別。特に投手はね。野手なら衣さんや金本さんのように誤魔化しながらプレーはできるかもしれん。いやいや、あの御仁方の体力・精神力は凡人を遥かに超越しているからな、やっぱりすごいのよ。でも投手は投げてなんぼ。そして投げるには体全体のコンディションが万全でないといいパフォーマンスは出せない。そういう意味では投手のコンディションの悪化を放置しておくととんでもないことになるのは想像に難くないよな。

栗林の不調の原因がコンディションにあるのであれば、本人が大丈夫と言っても投げさせるべきではないだろう。たぶん栗林本人も感じてはいたのだろうけど、口にしなかった。トレーナーからの報告ということだから、栗林は感じていながらもそれを言い訳にしたくなかったのだろう。案外、トレーナーが栗林の状態を見かねて「助け舟」を出してくれたようにも感じたねぇ。このまま栗林が意地を通し続けるのではないかと危惧した側面もあったのかもしれんねぇ。新井監督もそういうことならと刀をおさめることができたわけで、言い方は適切ではないかもしれんけど、丸く収まった感じになったよな。

こうなった以上は栗林も焦らず、万全の態勢でまた戻ってきてほしいよな。ただ、栗林も入団からずっとクローザーで身を削ってきたし、今季もWBCで無理してしまった側面も否めない。こうなった以上はしっかり体も作り直してね、万全で戻ってきてほしいよな。

クローザーは日替わり??

さて、栗林抹消で生まれて来るのが「クローザー問題」だよな。栗林が留守の間、このポジションを誰がやるのか??注目だよな。新井監督は「日替わりクローザー」でやっていくと明言している。あれ??どこかで聞いたな(笑)
佐々岡監督の1年目かな??やはり中崎がクローザーで結果が出ずに抹消。後釜に適任者がおらず同じように「日替わりクローザー」を示唆した。まぁそのシーズンはどうだったかは思い出したくもないよな(笑)。
あの時と今ではだいぶ状況が違うし、個人的には「日替わりクローザー」は新井監督の煙幕のような気もしている。恐らく意中の投手がいるように思うねぇ。メンタル面であれば矢崎がいいと思うし、松本竜だっていいと思う。1軍に上がってきた大道だって「育てる」という意味では面白い。栗林と同期入団だしな、燃えるものがあるかもしれん。あの時と違って中継ぎ陣はだいぶ粒がそろってきていると思うねぇ。どういった継投策を見せてくれるのか楽しみではあるねぇ。
それと打線の爆発にも期待したい。特に両助っ人が当たってきたんでね、継投に悩むことなく打って勝つゲームを増やせれば、ブルペンの負担も軽くなるだろう。栗林離脱をチーム全体でカバーして欲しいよな。

首位・DeNA、2位阪神と6連戦

栗林ショックで揺れる中、今日からDeNAと3連戦、その後は地元に戻って阪神を迎え撃つ。1位、2位との直接対決だよな。栗林がいない中でどう戦って行くのか??難しい戦いを強いられるだろうねぇ。特に今季のDeNAは地元ハマスタで圧倒的な強さを誇る。おっかねぇよな。受け身になるとあっという間に飲み込まれる怖さはある。ただ、今季のDeNAは「猛打」というよりは投手を中心として非常に守りが充実しているように思うねぇ。これまではイケイケだったのが落ち着いて野球をやりだしているところが強さにつながっているように見えるよな。

チーム打率はDeNAが1位で.250、ついでカープが2位で.241。まぁ打っているといえば打っているけど、セ・リーグ打率10傑は両チームの選手が半分を占めているのを考えると当然だろうねぇ。DeNAは宮崎と関根がいて、カープは秋山、菊池、龍馬といる。
ホームラン数はなんとカープが20に対し、DeNAは15。得点はカープ、DeNAともに81と互角だ。と、なると投手勝負となる。防御率はDeNAが2.63、カープが2.78とまだ差は開いていないけど、DeNAの投手陣がいいなと思うのは四球の少なさなんだよな。DeNAは52と阪神に次いで2位。カープは75とリーグワーストだ。この辺が出るとハマスタということを考えればやられてしまう可能性を感じてしまうよな。
まぁいずれにしても投手陣に不安を抱えているカープだから打線がどれだけ奮起するかがポイントだろう。チーム状況を考えれば今はDeNAが上。とにかく一つ勝って嵐が過ぎ去るのを我慢するといった3連戦になりそうだよな。

栗林が抹消されたのでなんとなくモヤモヤが吹っ切れた気もしている。もちろん栗林がいないというのは大変なことだけど、新しいヒーローが出てくれば、栗林が戻った時にはより強いブルペンになるだろう。雨降って地固まるともいうしな、鯉のぼりの季節に苦しい展開だけど、みんな、頑張ってほしいよな。

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