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サヨナラ勝ちも楽勝で勝たなきゃいかん試合 森翔平に感じた「成長と課題」新井監督が認めた大道の成長

Mageちゃんの「熱視線」
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情報源: 広島が今季5度目のサヨナラ勝ち 新井監督は初回2死走者なしからの3得点を高評価「選手の意識の高さ」

まずは阪神、西武、カープOBの古沢憲司さんがお亡くなりになられた。心からご冥福をお祈りします。

古沢さんといえば、最近ではドミニカのカープアカデミーの指導者としてご活躍されたのが印象的だったねぇ。実はアタクシ、子供の頃に古沢さんに握手してもらった思い出がある。古沢さんが阪神時代の話。アタクシは両親に後楽園球場に連れて行ってもらった。巨人VS阪神、伝統の一戦だ。球場周辺を歩いていると関係者出入り口に首にタオルをかけた古沢さんが球場周辺の人の流れをぼんやりと見ていた。別に阪神ファンでもなかったけど、古沢さんは独特の投球フォームで子供のころよくマネをしていたので一発で古沢さんだと分かった。今考えると大変失礼だと思うけど、アタクシは古沢さんを指さして「あ!フルサワだ!」と叫んだ。それに気づいた古沢さんが笑顔で「おっ元気だな!」と言って握手してくれて頭をなでてくれた。それがうれしくてますます古沢さんのマネをするようになったよ(笑)。まぁその後母親から「人を指さしてはいけません」と叱られたけどな(笑)。
古沢さんはなんと16歳でプロデビューしたそうな。阪神で先発投手、その後西武に移籍。そしてカープに来た。子供の頃の思い出があったからね、カープに来た時はうれしかったねぇ。引退後は阪神、カープのコーチ、そして海を渡りドミニカのカープアカデミーで指導。本当に長きに渡ってカープのためにご尽力いただいた。今、古沢さんが在籍してたカープと阪神と優勝争いをしている。天国から見守ってくれていることだろうねぇ。

初回2死から3点先制は見事

先発はカープが森翔平、ヤクルトはベテランの石川。前回森は神宮でヤクルト打線の餌食になった。リベンジを誓ったマウンドだったろう。その森を援護すべく打線は初回、2死から3点を先制。見事な攻撃だったよな。
2死から小園がヒットで出塁。龍馬の2球目に盗塁を決めた。この辺、前日DeNA東に手も足も出なかったのを振り払うかのように積極策に出たよな。その小園を龍馬がライト前タイムリーで還した。龍馬はいきなり4番の仕事だよな。続くデビッドソンはレフトスタンドへ2ラン。ようやくヤクルト戦でも一発が出たよな。2死走者なしから3点を先制。連敗中のヤクルトには相当堪えただろう。この初回を見る限りは楽勝かなぁと思った。しかし先発の森翔平がピリっとしなかったよな。

自分を信じて投げ込んで欲しい

初回は上々の滑り出しだった森だったけど、3点をもらって少し投球が変わったような気がする。一言で言えば守りに入って投球が慎重になってしまった感じだった。
2回先頭の村上にヒットを打たれるとオスナ、サンタナに連続四球。この辺は神宮でコテンパンにやられたシーンを思い起こさせた。当然森の頭にもあったように思うねぇ。先頭の村上を抑えればなんてことなかったけど、ゲーム序盤はヤクルトのクリーンアップね、意識しすぎたように思うねぇ。実際に満塁から犠牲フライと内野ゴロで2点失っているわけだけど、打たれたのは最初の村上だけだからねぇ、森自身も「もったいない」と感じただろう。やらなくてもいい2点だったと思うねぇ。
3回もそう。2死からヤクルトのクリーンアップ。山田にツーベース、村上には追い込んでおきながらレフトへタイムリー。勝負球が甘く入ったよな。これで初回の3点リードを吐き出してしまいゲームは振り出しに戻った。

森は恐らくこのゲーム投げながら猛省したのだろう。4回は開き直ったような投球を見せてくれた。しかし5回に石川にヒットを打たれた。ここでヤクルトは不味い攻撃で石川を1塁に置いたまま2死となった。この辺はカープバッテリーが上手く攻めたと言えるだろう。しかしここから課題のクリーンアップだ。山田にヒットでつながれてまたまた村上の登場だ。スコアは3-3。ここで失点するとヤクルトに流れが行くだろう。踏ん張りどころだよな。当然長打は喰らいたくないから外中心。しかし初球、2球目とはずれてボール2となった。個人的にはランナーを進めるけど、臭いところを突いて勝負を避けるのもありかなぁと。3球目。森が渾身の真っすぐを投じた。高めに行ったけど非常に生きた球だったように思うねぇ。思わずバットを出した村上の打球は高く上がった内野フライ。ピンチを切り抜けた。あの3球目は森も開き直って自分の球を信じて投げ込んだと思う。せっかくいい球をもっているんだからピンチになっても自分を信じて投げ込んで欲しい、序盤の3失点ではそれが見られなかったよな。いい経験をしたと思うねぇ。

未体験ゾーン7回は投げ切れず

6回を投げ切った森。ここでお役御免かなぁと思ったけど、新井監督は森を7回もマウンドに送った。まぁ打線は下位打線の8番から。2死を取ればなんとかなるかなぁといった感じだろう。8番の丸山が左打者ということもあったと思う。7回は森にとって「未体験ゾーン」。ここを経験するにはいいシチュエーションだったように思う。まぁ本来なら負けられない戦いでどうしても継投策に目が行きがちなんだけど、新井監督、藤井ヘッドにはそういった力みよりも来期以降も見据えた余裕というかねぇ??そういったものが感じられるよな。
しかし森は先頭の丸山にヒットを許し、続く三俣に送りバントを決められて、大道にマウンドを譲った。また一つ、越えなきゃいかん山が出てきたよな。この日のマウンドは森にとって収穫も課題も多かった。これを糧に頑張ってほしいよな。

大道「自分で掴んだポジション」で成長を見た

この森の後を受けてマウンドに立ったのは大道だ。非常に内容のあるマウンドだったように思うねぇ。1番の濱田には真っすぐで押してセンターフライ。2死となってヤクルトベンチは切り札の川端を起用してきた。後半のヤマ場だよな。
この場面、ようやくポジションを掴んだ大道に対して、代打成功率の高い川端は首位打者も取ったことがある。「格」という角度から見るとやはり川端の方が上だし、大道のキャリアを考えればどうしてもこの場面は川端のペースになりがち。現に若い投手は大体そうなるもの。コントロールを乱しボール先行でストライクを置きに来たところを狙い打たれたり、力みすぎて逆球になって痛打を浴びるなんて絵が大体想像つく。しかしこの対戦ね、アタクシは主導権は大道が握っていたように思えた。
振り返ってみよう。この日の大道は最初の打者・濱田にたいして真っすぐが浮き気味だった。それを抑える意味でカットボールを上手に使って打ち取った。そして川端の場面も初球、2球目とカットで入るもボール2となった。投手不利のカウントになったよな。ここから真っすぐを2球続けてこれを川端は見逃した。両方ともストライク。カウントを2-2と整えた。この辺は立派だよな。この時の川端の見送り方ね、何を待っているのか??読めなかったように思う。そして5球目。サインもなかなか決まらなかったけど、投球フォームに入る寸前で大道は一度プレートを外した。何かイヤな予感がしたのだろう。アタクシはこの場面で大道の成長を感じたねぇ。恐らく大道は投球フォームに入る寸前に今自分が「川端の間」に入ってしまっていることに寸前で気づいたように思う。「おっといかん」と。この辺、若い投手というのはいい打者であればあるほど、その打者の間にハマってしまいがちなもの。そこに入りかけたのを大道が察知した。非常に冷静だったと思う。逆にこの間で川端は拍子抜けした感じになって逆に大道の間に誘い込まれてしまったように思う。個人的にはここで勝負あったように見えたねぇ。最後はカットボールでタイミングを外された川端の打球はボッテボテの捕ゴロ。見事な大道の火消ぶりだったよな。

ゲーム後の囲み取材で新井監督は大道について話しながら目を細めた。今のポジションは大道が自分でつかんだものと認め成長を喜んだ。監督の口からそういったことを言ってもらえると大道もやりがいを感じるよな。これからも思い切って腕を振ってたくさんの火消を見せてほしいよな。

2つのエラーでサヨナラ勝ちももっと楽に勝てるゲームだった??

最後は坂倉の犠牲フライでサヨナラ勝ちとなった。まぁヤクルトも2つエラーをやらかしてノーヒットでサヨナラだから「もらった白星」と言えよう。高津監督も頭痛いよな。
個人的にはこのゲーム、3点先制した時点で楽に勝たなきゃいかんと思っている。それを最終回まで3-3できてしまったのは先発森の慎重さがゲームを重たくしたように思うしそれにつられて打線も石川を打ちあぐねてしまったよな。
まぁそれでもこの時期はどんな形でも勝てばいい。阪神は巨人の戸郷を打ち崩して大勝。強いよな。この強さがずっとシーズン終了まで続けば仕方ない。新井監督も阪神のことはコントロールできないと言っているし、カープはとにかくに一戦一戦食らいついていくしかない。でも、それを続けていくことでチームに力がつくし、短期決戦になったら案外その力を発揮してくれるような気がしている。とにかく次に阪神と戦うまでファイティングポーズを取り続けたいよな。

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