巨人に完全に圧倒されまくって大敗。何が必要なのか?コーチの入れ替え?3連覇メンバー優遇の見直しも!?


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 広島は巨人戦5連敗で6カード連続勝ち越しなしとなり、借金は今季ワーストの7。過去9回の優勝年の借金は1979年の6が最大で“デッドライン”を越えた。

情報源: 【広島】巨人戦5連敗で“デッドライン越え”の借金7 3回4失点の床田寛樹は2軍降格

昨日は1日外出。ゲームを見ることはできなかった。でも、まぁ「思っていた通りの大敗」を喫し、正直「観なくてよかった」というのが本音。家庭の平和の為には無様な負け方をするカープ戦を見るというのは自殺行為に等しいからねぇ(笑)

試合を全く見ていないので、まぁスマホでスコアだけ追っていただけなので、誰がどういう場面でどういうプレーをしたかというのはわからん。いい機会だからね、最下位に喘ぐカープの問題点、改善点という視点でダラダラと書いてい見ようと思う。長くなるよ(笑)

その前に、床田がまたもや背信投球でとうとう佐々岡監督も堪忍袋の緒が蹴れた。ファーム行きを命ぜられたよな。

SNSなんかをのぞくと佐々岡監督の床田への厳しいコメントを残していることに不満を示す投稿も見受けられる。この辺は個人的には佐々岡監督の心情を考えると肯定派なんだけど、これをパワハラと感じる人もいるんだろうねぇ。やりずらい世の中になったよな、なんでもかんでもさ。

佐々岡監督の床田への想い

別に佐々岡監督に聞いたわけでもなく、これから書くことはアタクシが佐々岡監督だったらという前提で書くので誤解なきよう。

まず、佐々岡監督が監督を引き受けるにあたって、今季のカープの戦い方のイメージというは当然持っていたと思う。

それは3連覇メンバーを中心に戦いながらも、「三連覇を知らない選手たちの台頭」というのが一番の課題と考えていたと思う。

その想いは行動になって表れていたように思う。FA権を持った4選手の引き留めに一役買った。「戦力ダウン」をせずにキャンプを迎えることができた。これはアタクシ達ファンも望んでいたことだろう。

一方、ドラフトでは将来性のある高校生ではなく、即戦力の森下を一本釣りに成功した。この辺、佐々岡監督の思惑通りに進んだと思う。

そして、若手投手の底上げ。その一番手として上がっていたのが恐らく床田だった思うんだよな。そして、大卒2年目、高卒3,4年目の若手にかなりチャンスを与えていると思う。遠藤の先発ローテ入り、高橋樹やケムナ、島内といったところがそれにあたるだろう。

特に床田に対しての想いというのは大きかったと思う。しかし、肝心の床田がキャンプからなかなか調子が上がらなかった。監督の想いとは裏腹に床田の内容がどんどん悪くなってくる。床田のファーム行きはもちろん結果が出ないからというのが一番だけど、監督も床田も一度、距離を置いて頭を冷やそう。アタクシは今回の床田のファーム行きにはそんな意味もあるのではないかと思ってるんだよな。とにかくジョンソンに続く貴重な先発左腕。その自覚と佐々岡監督の鼻を明かすくらいの気持ちでリフレッシュして1軍の戻ってきて欲しいよな。

今の巨人戦の負け方は3連覇以前によく見た光景

巨人の圧力屈した負け方ね、一方的にやられる展開、先制してもひっくり返される展開、終盤のリードを守れない展開、どんな展開でも最後は原監督が笑う展開ってのは野村謙二郎政権時に何度もみた光景。長くファンをやっている同志なら、ピンと来るだろう。ただ、3連覇中にファンになった同志にとっては、あの強いカープはどこへ行ったんだ!?と頭を抱えているだろうねぇ。

なぜ、昨季まで対戦成績のよかったカープが巨人にこれほどまでにやられているのだろうか?

まずは巨人が「カープ潰し」に本腰を入れてきたこと。これが実っているというのは絶対にあると思う。まずは丸という中心選手を引き抜き戦力をダウンさせた。

専属スコアラーをつけて徹底的に分析。そのスコアラーはかなり優秀な人と聞く。そのデータでカープは丸裸で巨人と戦っているような気がする。なんの武器も持たずに完全武装した相手と闘うとなれば、闘う前からこっちはあきらめムードというか、本当は戦いたくないという戦意喪失状態になる。善戦しても最後は力負けをする。カープの選手がもし、そういったことを感じながらやっているとすれば、形勢逆転するにはカープベンチ、球団は相当なことをやらんと克服は難しいだろうねぇ。つまり、今季はこうやって巨人の白星供給係になると結論付けてもいいだろうねぇ。

それともう一つは今季から巨人の打撃コーチに就任した石井琢朗コーチの存在ね。これも大きいかもしれん。今の主力メンバーのほとんどがタクローさんの指導を受けている。打撃だけではなく守備走塁コーチもやっていたし、野手陣は結構世話になった選手は多いだろう。

ただね、石井琢朗コーチがカープの選手の情報をベラベラとやっているかと言えばそうではないと思う。やはり打撃理論とコーチとしての様々な引き出しを持っているコーチだからその手腕を買われてのことだろう。決してスパイ的なコーチ就任ではないと思う。2年間ヤクルトのコーチをやってから巨人入りしているので、カープの情報を当てにしてのコーチ起用ではないだろう。

それに琢朗さんには「武士の情け」的なものを持った人という印象をブログなんか読んでいると感じていた。むしろ巨人のユニフォームを着て座っている姿を見て、カープのベンチが「イヤだなぁ」と勝手思っているだけのような気がするけどな。まぁお互いプロ。そういうことはないと信じたいけどな。

優勝経験は選手の方が豊富というアンバランスさ

今のカープの状況を打破する方法はあるのだろうか?かつての巨人への苦手意識を払しょくし3連覇を達成したのはなぜなのか?今すぐできることはとても少ないと思う。ただね、ファンとしては出来ることはやってもらいたいよな。

ひとつは指揮命令系統が機能していないのでは?という感じがする。もちろん投手の場合はその投手の状態というのが一番影響してくる。マウンドに上げたらあとは投手に任せるしかないよな。床田は今、先発マウンドには上げられない。そういう状態だからファーム行きになったわけで。

でも、攻撃陣にはかなり「淡白さ」が目立ってきたように思う。打撃陣の指導は朝山コーチだよな。選手の育成には定評がある。しかし、勝ち負けのかかった1軍での経験はゼロ。朝山コーチ自身も選手時代の優勝というのは恐らくないだろう。

チームが苦しい時、打線が湿ってしまっている時、どうすればこの現状を打破できるのか?そういう引き出しを持てといってもそれは酷だと思うんだよな。

守備走塁コーチ。今は山田コーチだよな。この人もカープのコーチ歴は長い。でも3連覇時代にはベンチにもいなかった。2016,17年は河田コーチ、2018年は玉木コーチが主にその役割を担っていた。広瀬コーチは2018年の優勝は経験しているけど、その時コーチ1年目。ある意味玉木コーチの補佐的な役割だったように思う。

山田コーチは印象だけど、攻撃的な守備・走塁よりも言葉は悪いが「無難な」守備・走塁コーチのように思う。ポジティブリストのコーチングではなくネガティブリストのコーチだろう。この場面ではここへ投げちゃいけない、この場面は無理せず先の塁は狙わないといった感じ。まずアウトを無難に取ろう。とかね。

それとこれは何度も言っていることだけど、連覇を逃した責任を緒方監督を始め、東出コーチ、畝コーチなどが責任を取る形で退団、2軍コーチとそれなりの処分を受けた。でもヘッドコーチである高コーチだけはそのままだった。佐々岡監督を映し出す映像のそばに高コーチってあんまり見かけないよな。何やってるんだろうと思う。

この高コーチもどちらかと言えば、ネガティブリスト重視のコーチだと思う。細かい野球をやるのであれば、適任だろうけど、現状打破するアイデアの引き出しに乏しい。現状のカープにとってはある意味、こういう考えのコーチは「足かせ」にしかならないだろう。

で、こういうコーチがやりがちなのは、「選手任せ」になってしまう。今のカープのメンバーを考えるとそうなってしまうのも仕方ないことだろう。なんせ、優勝を、3連覇を、日本シリーズを経験している選手が沢山いるからな。そいつらに任せておけばいい。こいつらが何とかしてくれるだろう。負けた理由も三連覇の選手たちの調子が悪いから。で済ましがちのような気がする。本当のところはどうかわからんよ、あくまでもアタクシの持っている印象だからね。

コーチ陣も頭っから選手任せだから、指導やアイデアで調子を取り戻す、こういう時だからチーム一丸となって粘り強く相手投手を攻略して行くといった方向に持っていけない。こうなるとチーム自体が悪い方に固まってしまい。ある意味、淡々と黒星を重ねていってしまう。現状のカープはまさにこれだと思うんだよな。

1,2軍のコーチ入れ替えも一つのアイデア。オフには外部の血を入れるべし

そうなると2軍のコーチの方が優勝経験が豊富だよな。永川コーチ、赤松コーチといった面々。1軍のゲームを見て思うところが少なからずあるだろう。

現状を打破するには、ムードを変えるにはこういったある意味、禁じ手をまだ試合数が残っている間にやっておくのも手かもしれん。

それと今季は無理だろうけど、オフには1軍コーチに外部の血を入れることは絶対にやるべきだろうねぇ。

巨人への苦手意識を払しょくしたのも横浜で優勝経験のある琢朗コーチが打撃コーチに就任、カープOBでありながらパリーグの経験が長い河田コーチの加入が大きかったと思う。彼らは「こういう場面でこういうのもOK」という「ポジティブリスト」をもとにした野球を叩きこんでいた。

この場面で走ってくるの?この打球で突っ込んでくるの?カープの打者はアウトひとつをとるのがしんどい…といった相手に驚きを与えるプレーを「やっていいよ」というコーチだった。これで選手たちの可能性が広がり、自信を持てるようになった。

投手陣にはメジャー経験が豊富な黒田さんの加入がとても刺激的になっただろう。捕手を含めたバッテリーの考え方もこれまでとはガラリと変わったよな。

やはり、外部の血というのが入ってくるのは、新鮮に感じるのだろう。選手が前を向き自信を持てるきっかけにもなる。

ただ、カープを知らない外部のコーチは難しいだろう。かつてはパリーグ中心で始動していた新井コーチを入団させたけど、上手くいかなかった。古い話だけど浩二さんが監督就任して、大洋の主砲だった松原さんをヘッドにしたけど、上手くいかなかった。あくまでカープと外部の両方を知っている人が入ってくれるとだいぶ違うんじゃねぇかねぇ。

ファンもあえて「引き離す」ことも大事

昨日のゲーム、途中から見るのを止めた同志も多かっただろうねぇ。「そんなん、カープファンじゃねぇ!」なんて声が聞こえてきそうだけどな、アタクシは観るのを止めることも「ファンの声」だと思う。

今季のカープを見て、にわかファンが離れるなんてぇ投稿をSNSで見かける。これで真のファンかどうか見極められるなんてぇ考えている熱心な同志もお見掛けする。まぁそれはそれで別にいいんだけど、ファンがファンを攻撃的にみるという風潮はね、個人的には「大きなお世話」だと思うのよ。

ファンはカープの勝利を見たい。もちろん勝ち負け気にせず応援するというファンもいる。そういうファンを別に頭おかしいとは思わない。ファンが十人十色なら、応援の仕方、見守り方も同じだよな。みんなそれぞれのスタイルがある。

それをとやかく言うのはどうかしているかなぁと思う。現状のカープの巨人との戦い方ははっきり言ってストレスが大きい。正直、見ない方がいいだろう(笑)。

アタクシは今日も巨人戦があるけど、あまり「観る気がしない」。選手のうつむく姿やお茶の間で繰り広げられるであろうため息の嵐を想像するだけで心が痛む。だから今日のゲームもテレビのチャンネル権は子供たちに譲ろうとさえ思う。

そんなん、カープファンじゃねぇと思う人もいるかもしれんけど、それはその人の勝手だからな。好きにさせてあげなよと。

恐らくテレビの視聴率や、グッズの売れ方にも影響が出るだろう。仮に来季、正常に開幕してもひょっとしたら、チケットの売れ方に影響が出るかもしれん。それは素直な「ファンの反応」だと思う。大事なのはそれを球団がどう考えるのか?

少し、悲観的な見方だけど、佐々岡監督には5年やらすだろう。連続最下位でも3年。コーチ陣もそれほど入れ替えはしないだろう。FA選手も採らんし、補強にはかなり消極的だろう。3連覇の選手たちが動ける間はね。それだけでも気を失う同志がいるかもしれん。でもカープはそういう球団なのよ、今の松田元オーナーになってからずっとよ。

広島にいるとカープのいい面ばかりマスコミで取り上げられるけど、それも危険だと思う。ダメなものはダメというファンの「厳しい目」が黄金時代を継続する上では絶対に必要なんだよな。だから現状のカープにファンが距離を取るということも、立派な応援の仕方だと思うよ。

そのファンの態度にカープ球団が松田元がどう動くのか?ファンの役割というのはそういう部分もあるってことなんだよな。

巨人ファンは本当に厳しい目を持っている。活躍できなきゃいらない。他球団から引っ張ってくる。カープとは対照的な球団運営だよな。でも、現実勝っている。ファンの厳しい声に球団が応えなきゃという使命感を持って動いている。これは本当に大事なことだし、さすが球界の盟主といわれるだけの努力をしていると思う。

カープに巨人のように金を使えとは言わんけど、頭は使ってほしい。今、カープは思考停止状態に陥っている。このペースで行けばシーズン終わるころには借金25くらいになるよ。

引き出しの無い首脳陣だから、3連覇のメンバーに頼るのはしょうがない。なのでむしろ3連覇のメンバーにとっては真価が問われるシーズンになるだろう。龍馬や誠也、松ちゃんは頑張っているけどな、広輔や菊池は精彩を欠いている。このメンバーを佐々岡監督がどういう形で上手に使っていくのか。少し距離をおいて見守ろうかねぇ。

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Mageちゃん

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 東京生まれの東京育ち。なぜか広島東洋カープに魅せられファン歴もうすぐ50年のカープ応援ブログ「Mageちゃんの鯉恋日記」を運営しています。「強いカープが見たい!!」をコンセプトにゲームの感想、勝てば大絶賛、負ければ…それはお楽しみということでぜひ足を運んでみてください!!

巨人に完全に圧倒されまくって大敗。何が必要なのか?コーチの入れ替え?3連覇メンバー優遇の見直しも!?」への2件のフィードバック

  1. いつも拝見させていただいております 的確なご意見感心して見ております。
    さて、色々な綻びが出始めてチームとしての機能が衰えていますね
    私は、野球はゲームではなく戦いと思っています そして監督はチーム軍隊を率いる指揮官、大将ではないでしょうか
    戦いには、勝ち戦もあれば負け戦もある 要は負け戦の時にどうリーダーシップを取るかが、重要ではないでしょうか 少しでも戦局を有利に導き相手にダメージを与える たとえ負けてもそれが明日の戦いに影響する負け戦をすることが大切と思います
    振り返って、佐々岡監督はどうでしょう 星野監督の激しさも、野村監督の老獪さもありません又、原監督の経験もありません 確かに1年目という(初陣)を考えれば、仕方ないかもしれませんが、相手を震撼させる気迫さえ感じません 何か遠慮がちで、決断が遅く 進む退くといった戦いの感が無いように思えます 
    例えば 投手がピンチの際、何故コーチに任せマウンドに行かないでしょうか ルール変更でもあったのかな 監督が行くと交代になるならごめんなさい
    一昔前は監督が檄を飛ばしに行ってませんでしたか 気合をいれて立ち向かえと言えば多少違ってくるのではないでしょうか 大人しい性格が災いしてベンチも何時も静か 馬鹿をやる選手もいない 
    まず、指揮官が変わらないと連戦連敗の負け戦になります、選手を敗戦後責める前に、指揮官が変わることが明日のカープへと繋がる気がします
    西武の山川選手やソフトバンクの松田選手のように パフォーマンスをする選手を監督が指名して、もっと賑やかに面白く戦ってほしいと思います 松山選手か堂林選手(殻を破る意味でも)が最適ではないでしょうか 負けても明るく明日の戦に勝利するために 毎回祈ってます

    1. poulnew男さま

      野球は戦。まさにその通りですね。この対象ではどれだけ戦死者が出るかわかりません。
      個人的には佐々岡監督が就任すると聞いた時、恐らく動きの悪い監督かなぁと感じました。恐らくそう感じたファンはかなりいたでしょう。実際に監督やらせてみるとその通りで(笑)、悪い意味で期待通りといったところでしょうか。

      このブログでも書いたと思うんですが、佐々岡監督就任はいわゆる「カープ的」人事なので仕方ないところはあります。大将が愚将なら、せめてナンバー2の「家老」には経験豊富な人をつけて欲しかった。少しにぎやかな人でもいいかなぁと。例えばですが、今、社会人セガサミーの監督の西田さん。彼は長く独立リーグの監督をされてました。高橋慶彦さんにこのタイミングでカープに復帰してほしいとも感じましたねぇ。

      そういう意味では現家老の高ヘッドにも物足りなさも感じます。どんどん監督の尻を叩くようなヘッドコーチがいるとだいぶ変わるような気がしています。

      コメント、ありがとうございました。

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