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似たような野球をやるのになぜ首位と最下位??その差はいったい何だろうか!?

強いカープがみたい!
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情報源:ニッカンスポーツコム 【広島】大瀬良大地が開幕から無傷4勝 連続無失点は29イニングに 33歳右腕は進化止めず
<中日1-3広島>◇22日◇バンテリンドーム

やったぜベイビー! 広島大瀬良大地投手(33)が7回3安打無失点の好投で開幕から無傷の4勝目をマークした。連続無失点を29イニングに伸ばし、17日に授かった第2子(長女)に贈るウイニングボールをゲットした。リーグトップの防御率は0・87にアップ。ベテラン右腕はチームの連敗も2で止め、2位阪神とのゲーム差を再び2・5に広げた。

昨日の記事でも書いたけど前半の拙攻が響き12度目の完封負けも考えなきゃいかん「対中日戦」。優勝への障害になる可能性も??やはりバンテリンドームでのこのカードはなかなか点が入らないし、先制点を取った方が有利になる。初戦はカリステの一発だし、2戦目は末包の一発で勝負が決まったみたいなもの。両チームとも点を取るのが本当に大変だよな。ただ、このゲームを見ていて感じたのは同じような野球をやっていても首位と最下位の違いというかねぇ??見えた感じもしたし、昨日の勝ち方を見るとカープはまだまだ首位を走りそうな予感もしてきたねぇ。

大瀬良無双!!29イニング無失点を継続!!

カープの先発は大瀬良。この日もいい投球をしてくれたよな。ゲーム序盤は見られなかったけど、中盤からも非常に落ち着いた、四隅をしっかり投げ切るいい投球だったよな。特にカットの使い方が非常によかったよな。まぁカットボールを操る投手は沢山いるんだけど、なかなか左打者のインコースひざ元に投げ込めるコントロールを持っている投手はそうはいない。この日の大瀬良は対左打者に対してカットボールを非常に有効に使えていたよな。ひざ元に投げ込んでファールや内野ゴロを打たせたり、横に滑るような曲がりをするカットで空振りを誘ったりね、冴えていたよな。
大瀬良が良くなった要因としては「三振にこだわりがなくなった」ことが大きいような気がしている。真っすぐに力があったころはカットのとのコンビネーションで三振の山を築けたけど、真っすぐの出来が悪いとカットを狙われる傾向があった。この日も三振数は5個にとどめ、打たせて取る投球を貫いた。昨季はチームが2位ながらも6勝11敗。ヒジにメスを入れたし、リハビリしながらいろいろ考えたこともあっただろう。
体調の心配がなくなったことで大瀬良は生まれ変わった。スピードや変化球のキレよりもコーナー四隅をしっかりつけば打たれない。曾澤とのコンビを重ねていくことで「ピッチング」というのが見えてきたように思うねぇ。これで29イニング無失点。記録も継続中だ。防御率は両リーグ唯一の0点台。この大瀬良の活躍を予測した人はいなかっただろうし、非常に驚きだよな。
ただ、これから大瀬良がちょっと苦手にしている「夏」が来る。おそらく大瀬良もその辺のことは考えているだろうし、対策はもちろん、夏場の切り抜け方のイメージも持っているだろう。この夏場を無難に抜ければ10勝が見えてくるし、夏も変わらぬ活躍をすれば15勝、優勝も見えてくる。これからも大瀬良の登板が楽しみだよな。

末包が2ランで先制も負傷退場…

中日の先発はロメロ。右の速球派だよな。カープ打線は初回にチャンスを作る。2死から野間、小園の連打で1,3塁のチャンスをつくり打席には末包。しかしスライダーにタイミングをズラされて2飛に倒れた。この打席、結構悔しかったのだろう。その悔しさを原動力に4回、野間が四球で出ると1死後末包が弾丸ライナーでレフトスタンドに突き刺した。豪快な一発だったよな。
このイニングに限ってだけど、ロメロは真っすぐのコントロールに苦しみ野間を歩かせた。続く小園に対しても真っすぐが入らずに苦しんでいたように見える。まぁそれとセットボジションとなれば球威も落ちるしこの辺、ロメロに微妙な変化があったように思うねぇ。
続く末包の初球。ひざ元の真っすぐに末包が反応。まさにドンピシャリのタイミングだった。こうなれば末包のパワーならあっという間にスタンドインだ。前日はカリステの一発に泣いたカープだけど、この日は見事にやり返した形になったし、中日サイドにはズシリと重い一発だったよな。

これで気をよくした末包。守備でスライディングキャッチの際に足を痛めて途中退場。太ももの裏側というから俗にいう「ハム」。ここをやると結構長期離脱、肉離れといった重症にもなる可能性がある。新井監督は「軽傷」を主張しているけど、今日のゲームの出場は微妙だよな。長打力に欠けるカープにとって末包の離脱はデカいよな。ちょっと心配だよな。

矢野が貴重な追加点!!

さてゲームは末包の一発の後は両軍とも静かな攻撃となり淡々と終盤へ。中日はロメロを5回であきらめ橋本⇒斎藤とつなぎカープ打線はチャンスは作るものの封じ込められた。
大瀬良は7回で100球越え。2点のリードを保ち8回から島内に託す。このまま2-0で終わるかなぁと。前日の逆パターンで終わるかなぁというムードも漂っていたよな。もちろんカープサイドからすればもう1点2点欲しいし、中日も点差を詰めて終盤を迎えたい。まぁそれでも点がなかなか取れないのがこの両チームの特徴でもある。
9回、ようやくスコアボードに点を刻んだのはカープだった。菊池がツーベース。続く矢野が初球を「狙っていた」のだろう。見事にショートの頭を超えるタイムリーヒット。先にカープが追加点を取れた。非常に大きな1点だったよな。

この日のCS解説は中日OBの矢沢さんだったけど、矢野はこの初球を狙っていたと解説。打球の飛ぶ方向までイメージできていたのでは??と絶賛していた。矢野もスタメンに名を連ねることで打席数も増えて打力も上達してきたよな。過去にも守備でレギュラーを取った選手は結構いる。ヤクルトOBの宮本慎也さんは2000本打っているし、西武・ヤクルトOBの辻発彦さんも守備から入った。外野手では横浜・ソフトバンクOBの多村さんなんかも守備固めから入った選手。守備で出場機会を得ながら打撃が向上している流れは見ていても非常に選手の成長を感じるし、応援したくなるよな。

矢野も打撃を向上を目指すうえで、ショートやセカンドの頭を超える打球を意識していると思うし、この日のタイムリーはまさにイメージ通りだったのだろう。矢野の成長に目が離せないよな。

似たような野球をやるのに…

まぁ何度も書くけど本当にバンテリンドームでのゲーム、いや中日戦というのは本当にロースコアの展開が多いよな。その理由は当然両チームとも投手がいい。昨日のゲームを見てもビハインドで出てきた橋本や斎藤も非常にスピードがあっていい投手だし、中継ぎのレベルが高い。先発陣は他球団はそうでもないけど、カープを得意としている投手が多いよな。柳、高橋宏、松葉といった面々をカープは打てないでいる。
打線はバンテリンドームという球場の特性から考えても中日球団はここができてから長打力よりも俊足好打の選手をそろえる補強をやってきたけど、やはり強かった時期はタイロン・ウッズやブランコ、和田といった長いのを打てる選手がしっかり中軸を打っていたし、ここでホームランを何本も打っている。やはり一発は球場の広さに関係なく絶対必要だろうねぇ。確かに今季、中田翔を補強、細川の成長で打線っぽくなってきてはいるけど、やはり小粒感はあるよな。この辺が一発打ち始めると打線の迫力は出てくるだろう。まぁカープも同じようなタイプが多いけど、長打に関しては中日と変わらない。カープのHRは27本で広いバンテリンをホームに持つ中日が29本と下回ってさえいる。なのにカープは貯金6で首位。中日は借金6で最下位。この差はいったい何なのだろうか??まぁその答えがこのゲームにはちりばめられていたように思うねぇ。

結局は「チーム力」の差??

実はこの疑問を昨日のCS放送の実況アナウンサーが解説の矢沢さんにぶつけていた。矢沢さんは総括すれば「チーム力」なぁと。この「チーム力」というのは「戦力」と違ってチームの団結だったり、同じ方向に選手たちが向いていたり、チームのムードだったりという「数値化」できないもの。本当に漠然としているけど、結局はこの差なのだろうと。
矢沢さんがカープを褒めていたのはここぞというときにチームで点を取りに来る。3番打者4番打者だろうがポイントと見れば送りバントや代打が出てきたりする。中軸にバントや代打なんて首脳陣すら遠慮するような采配はカープは普通にやってくる。これって本当はスゴイことなんだと。そういうことをやって何とか点をもぎ取る野球がカープにはできて中日ができていないと。ん~矢沢さんは中日OBだからもどかしさのようなものを感じてのコメントだと思うけど、確かにその辺の違いを感じることができるよな。矢野の追加点になったタイムリーも「チーム力から生まれた」と解説してくれていた。
確かに戦力的には似ているけど、「チームカラー」となると結構違うような気がする。まぁ監督の生い立ちからしても180度違う。立浪監督は名門PL学園で甲子園春夏連覇。ドラフトでは中日と南海が競合し中日が獲得。入団後は当時ショートのレギュラーだった宇野をセカンドにコンバートさせて開幕からスタメンショート。その後も輝かしい成績を残し、ミスタードラゴンズとも言われている。まぁエリート中のエリートだよな。
新井監督は大きな声では言えないけど縁故採用的な入団経緯もあるし、ハッキリ言って野球は下手だった。それでも持ち前の体の強さとド根性で這い上がってきた。浩二さんに4番に抜擢されるも結果が出ずに悩んだ時期もありつつも最後はHRキングにまでなった。カープ以外の球団も経験している。ある意味「経験豊富」だし、選手にも前を向かせることを徹底しているよな。

昔から名選手は名監督にはなれないといわれている。まぁ名選手の監督は選手時代に簡単にできたプレーだったけど、それができない選手を見るとどうしても「なぜ、できないのか??」という発想になってしまい選手たちと溝ができてしまうそうな。
立浪監督がどうかは中日ファンの判断にお任せするとして、カープ・新井監督は若手のころは本当に下手〇ソだったから、どういう練習をして上達したのか??どういう考え方で練習に取り組んできたのか??ダメな時が続いたときにどう考え切り抜けてきたか??など、選手誰もがぶち当たる壁を乗り越えてきた人。当然、自分の時のコーチの指導も為になったものもあれば、「だまされた」と思うものもあっただろう。そういった経験をもとに今の新井監督の指導法が出来上がっているのだろう。失敗をしても責めずに前を向かせる、チャンスをしっかり与える、選手との対話も欠かさない。そういった地道な行動があったからこそでき上ってきたのが「チーム力」だよな。新井監督のマネをしようと思ってもできないと思うし、一朝一夕の真似事をやってもいずれボロが出る。いろいろな経験をしてきた新井監督だからこそ作り上げることができた「チーム力」。開幕前の評価が低くてもこうして上位に上がってきているわけで「野球エリート」の解説者には到底理解できない「力」を新井監督は作り上げているのだろう。頼もしいし、誇りに思うよな。
もちろん新井監督の野球をみんながみんな好きなわけではないと思う。ただ、「結果」は出ているよな。この辺の差がこれから「順位」に反映されてくる。見守っていきたいねぇ。

さて、日本全国雨の予報だけど、バンテリンドームは雨は関係ない。ゲームは必ず行われる。このカードは1勝1敗だから、どちらも勝ちたいゲームだよな。どちらのチームが勝ち越しをもぎ取るのか??「チーム力」の見せ所になるだろう。先発は玉村と松葉。中日にプレッシャーを与えるためには先取点が必須。末包の状態も気になるけど、ニューヒーローの出現があるとまた盛り上がる。勝ち越し目指して頑張ってほしいよな。

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