下位打線に生まれてきた「つながり」。遠藤、佐々岡監督の「親心」でようやく3勝目。「次は自分の力で」恩返しを

下位打線に生まれてきた「つながり」。遠藤、佐々岡監督の「親心」でようやく3勝目。「次は自分の力で」恩返しを

 「広島9-3阪神」(7日、マツダスタジアム) 先発した広島・遠藤は5回6安打3失点(自責点2)で、8月2日以来、約2カ月ぶりの3勝目を飾った。

情報源: 広島・遠藤が3勝目 佐々岡監督は注文「次回は自分の力で勝てるように」

プロ野球というのは実力の世界。結果が出ないものはどうしても活躍の場を奪われる。しかし、今季はコロナ禍での戦い。通常のシーズンとはかなり違うよな。ロッテや阪神のようにチーム内で感染者が増えたとなれば、普段はファームや控えに甘んじていた選手にもチャンスがある。今季はそういう意味では「掘り出し物」の戦力が出てくるかもしれんよな。

カープからは幸い厳しいが出禁止令が出ているようで、コロナ感染者は出ていない。なのである意味、故障者以外はベストメンバーで戦える。

それでもカープは打てない、勝てない選手を使い続ける。それは「育てて勝つ」ことが球団の方針だから。そして、これはどこのチームでも同じだろうけど、監督がこれだ!と思う選手は批判覚悟で「我慢」して使い続けることもある。

この日の先発の遠藤はまさに佐々岡監督が我慢して使い続けている投手。開幕からローテを守りつつも2勝しかしていない。普通ならファームや中継ぎ降格であってもおかしくない。それでもローテで経験を積ませてもらっているというのはね、やはり佐々岡監督の遠藤には将来カープのエースになってほしいという「親心」から来るものだろう。個人的にはこういう起用は嫌いじゃないのよ。

恐怖の下位打線!堂林、長野が打点を荒稼ぎ!

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5番會澤の勝負強さは「決めて、フルスイング」の徹底

遠藤の話の前に先に打線の話をしておこう。

誠也3番、松山を4番に置いてからカープ打線のつながりが出てきた。この繋がり方は3連覇時代を思い出させてくれる。

この打順でポイントは5番に「捕手」を入れているところ。個人的には捕手はいくら打撃が良くても7,8番でいいと考えているし、その捕手が打撃がいいとなれば、それはそれで下位打線でも息が抜けないと相手投手にとっては脅威になる。

しかし、今のところはこの5番捕手がいい働きをしているよな。昨日のゲームでは會澤が5番に入った。坂倉も頑張っている。

逆転に成功した5回。上位打線が作ってくれたチャンスに2死から逆転のツーベース。早いカウントからしっかり振っていったよな。

會澤のいいところはやはり「思いきりの良さ」。中途半端なスイングでアウトになるシーンはあまり見ないよな。

この辺は狙い球を決めてフルスイングというポリシーを感じさせる。この辺を徹底できる心の強さね、素晴らしいよな。

會澤と言えば「死球」。この日も最初の打席で食らっているよな。それでも怖がらずに踏み込んでフルスイングという自分のスタイルを徹底してくれる。これはなかなかできないこと。それだけ會澤という選手は固い意志を持って野球に取り組んでくれている。リーダとしての資質を感じるんだよな。

30を過ぎて角が取れたというかね、その表情が柔和になったなぁと感じるようになった。それでもアタクシは「恐いアツ」として睨みを利かせて欲しいなぁと。監督が優しいからね、捕手はゲームでは監督の代わりみてぇなもの。エラーが多かったりってのを見てるとね、會澤には遠慮なく「喝」を入れて選手を鼓舞していってほしいよな。

長野の勝負強さ。意外性。今までにカープにはいなかった「才能」

その會澤のあとを打つ長野も夏はとっくに終わったけど、ここに来て存在感が増しているよな。2点先制された後に反撃の狼煙となるタイムリー。センター前に弾き返した。

長野はその明るさと気配りですっかりカープの一員として1軍ベンチには欠かせない存在になってきた。

移籍直後はカープ球団も長野も遠慮があったように思う。しかし長野は長年1軍で第一線で活躍した選手。やはり1軍においてなんぼなんだろうねぇ。

今季は開幕から1軍でゲームに出る時には勝負強さを、ベンチの時にはムードメーカーとしての役割を果たしてくれている。

意外性というのも長野の特徴だろうねぇ。それを象徴するのが7回の追加点の場面。投手は若い齋藤。コントロールが定まらない。なかなか見ることができない松ちゃんのスリーベースのあと1死3塁。ここで齋藤は外中心の攻めで2ストライクと追い込んだ。ただ、この追い込み方もたまたまストライクゾーンに来たというだけで、どうも球を絞り込むには難しい投手。いわゆる「荒れ球」だった。

3球目。捕手・梅野は大きく外に体を動かして構えた。遊び球の要求だよな。あそこまで外側に体を動かせば、長野の視界に入る。「あぁ1球外してくるな」と誰もが思うだろう。

ところが齋藤の投じた球は中に入ってきた。それもインコース寄りに。これを長野は待ってましたとばかりにライト前にはじき返した。

どうなのだろう?外に外すと明らかにわかっていたにもかかわらずインコースに来た球に反応できる打者というのはそうはいないだろう。

長野は齋藤が「荒れ球」であることを考慮してストライクゾーンに来るぞという準備ができていたのだろうか?じゃ、ないとあの打撃の説明がつかない。この思いもしない球を打ち返すあたりに長野の意外性という魅力を感じる。天性のものというかねぇ?カープの選手のように努力では身につかない「何か」を長野は持っているように思うんだよな。

この長野のタイムリー2本はいいポイントで出てくれる。そして続く堂林にある意味「楽な気持ち」で打席に立たせている。堂林の調子が上がってきたのもその前に長野という打者がいるからこそ。そんな気もしてるんだよな。

沈みそうで沈まない。堂林が「本物」になってきた!

その長野のあとを打つようになった7番・堂林。この日は3本のタイムリー。ポイントゲッターになってくれた。

これまでの堂林なら、調子が良くてもいずれ悪くなりまたファーム。こんな繰り返しだった。

だから7月くらいまで打率4割も「そのうち…」というのが大半の見方だったように思う。

案の定打率が4割切りだすと瞬く間に打率が落ちていった。「やはり…」と思い出した途端に調子を上げて踏みとどまってきた。

長いシーズン好調と不調を繰り返しながらある程度の打率でフィニッシュするのが「1軍」の選手。

そういう意味では2014年フル出場して以来1軍にとどまれなかった堂林にとっては今季程「充実しているシーズン」はないだろう。打率も.280台をキープ。このまま完走すれば来季も戦力として十分に期待を持てるし、ベンチも戦力として計算してくれるだろう。ようやくという印象だけど、本当によくここまで頑張ってくれたと思うよ。

この日は3本のタイムリーで「勝負強さ」も見せてくれた。これまではチャンスだろうがどうしても相手投手のペースでやられていた。外側のボール球にまんまと手をだしたり、インコースにズバッと投げ込まれてバットが出なかった堂林はここにはいない。外の誘い球に踏みとどまり、インコースのさばき方も身に着けた。それが自信となっているんだろうねぇ。

この下位打線がこの連勝中はポイントゲッターになった。くしくもこのカードの初戦は會澤・長野・堂林はスタメンから外れた。この辺ね、調子のいい選手を積極的に使っていかんと連勝はできないという教訓でもある。左打者を並べてアンダースロー対策するのもいいけど、折角のつながりを生んでいる打線を引っ込めるというのはもったいないように思う。打線が調子がいい時に白星を重ねるのも立派な戦略のひとつ。この流れをベンチは大事にしてほしいよな。

ローテ投手遠藤がようやく3勝目

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さて、先発の遠藤。まぁここまでローテを守ってきたのは評価できる。しかしながら、いまだに2勝どまり。勝てない投手がローテにいれば、そらチームの白星も伸びないよな。

ジョンソン、大瀬良がいない先発陣に置いて、なんやかんや言っても遠藤が故障もせずにやって来てくれているので何とか先発6枚をキープできている。この辺は佐々岡監督の「親心」からくる我慢の積み重ねの結果のように思う。

佐々岡監督が投手コーチ時代に見いだされた投手。先発にこだわりがあるというのも佐々岡監督が一番の理解者だったのかもしれん。今季キャンプから「先発で」スタートしたのも、そういった背景があったからなんだろう。

巨人戦で完投。これは遠藤にとって非常に貴重な経験だった。これをきっかけに今季7,8勝くらいするのではないか?そんな期待さえ持った。

しかし、ここまで遠藤はローテを守りながらも、その巨人戦以来2か月勝っていない。この辺は毎度同じ失敗の繰り返しだったように思う。

まずは立ち上がりの制球の悪さ。ストライクとボールがはっきりしていて、そのストライクを狙い打たれる。これを何度も繰り返してきた。そのたびに佐々岡監督から「1週間何やってんだ?」と苦言が出た。まぁファンからは負けたのを選手のせいにするなという意見もあるけど、試合を作るのが先発の仕事。それができないのなら「何やってんだ!?」は当然口にしていいと思うけどな。

佐々岡監督は苦言を呈しながらも遠藤をローテから外さなかった。この辺は投手出身監督らしい「厳しさ」と「親心」がにじみ出ている。遠藤を何とか一人前に。そんな眼差しで遠藤をみてきたのだろうねぇ。

この日の投球もこれまでの「悪い遠藤」とさほど変わらなかった。むしろ悪いくらいだった。同点になっても追いつかれる。先発投手としての踏ん張りが足りなかったよな。

それでも打線が5回に逆転してくれて白星となった。もちろん先発投手が勝ち星を伸ばすうえで「勝ち運」というのも絶対に必要。この日の遠藤にはその「勝ち運」があった。これでようやく3勝目。2か月振りの白星だよな。

同じように苦しんでいた床田が一つ勝ったらポポンと連勝したよな。先発投手にとって「白星」ってのは元気の源。これで遠藤もポポンと連勝できるといいよな。

とはいえ、佐々岡監督の談話にあるように「次は自分の力で」というのは本当に大事。いつも打線が打ってくれるとは限らない。相手投手が好投手でもチームの為には投げ勝つくらいの気持ちを持ってもらわなければいかんよな。

4勝目はぜひ、「今日は遠藤で勝った」と誰もが認める投球をしてほしい。「次は自分の力で」という佐々岡監督のメッセージはね、遠藤を見守る親心が伺える。遠藤もそれに応えてね、立ち上がりの制球の悪さや球が行かないという課題に取り組んでほしいよな。

さて、これで引き分けを挟んで4連勝だ。今季初?かな?打線がつながってきているので点は取れる。その安心感からか安定した戦いぶりだよな。

シーズンの試合数も少なくなってきた。少しでもいい印象で終わりたい。そのためにはAクラス入りね。ここに向かってスパートしてもらいたい。どうやってシーズン終わるかってのは来季に向けて「助走」の意味もある。

CSがない分、秋季キャンプでしっかり時間が取れるだろう。若い選手も出てきた。3位?2位?目指して頑張ってほしいよな。

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