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森下登板回避は妥当なのか?それとも逃げなのか?久々のタイトル争いの駆け引きが消化試合を面白くさせる。

愛すべき赤ヘル戦士
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 広島の佐々岡真司監督(53)は7日、最優秀防御率のタイトルを争う森下暢仁投手(23)を今季の残り2試合で先発登板させない方針を明かした。この日の試合前に本人と話し合い、最終的に決めたという。 指揮官は「今年は新人であそこまで投げて、相当疲労がたまっている。本人の気持ちを尊重した。(森下は)1年目で10勝、(防御率)1点台にこだわりを持ちたいということだった」と理由を説明した。

情報源: 広島・森下 今季残り2戦先発見送り 防御率「1点台にこだわり」と佐々岡監督

さて今季のプロ野球もセリーグはCSがないからな、各チームとも残りゲームが1,2試合となった。

カープは4位DeNAと1ゲーム差。それぞれ残りゲームが2試合づつ。カープが4位に滑り込むには残りゲームを全部勝ってDeNAが1敗1分が条件。DeNAが一つ勝てば決まってしまうのだろう。

そんな状況の中、佐々岡監督は今季のカープの「エース」ともいえる森下の登板回避を示唆した。この決断に賛否両論あるのかもしれん。

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少しでも上の順位で終えることも大事

ファンにはいろいろな考えがあって当然。これまでの森下の成績を考えれば「よくやった」という人もいれば、最後までベストを尽くして少しでも上の順位を目指すには森下の登板は不可欠という人もいるだろう。どちらも間違っていないよな。

ただ、プロ野球は一つでも多くファンに「勝利」を届けなきゃいかん。それは使命だよな。少しでも上の順位でシーズンを終えることは大事だよな。では残りゲームをどうやって勝つのか?

10日火曜日のゲームは「予定通り」九里が先発するだろう。DeNA相手に完封劇を演じてから、色々なものを「つかんだ」。それからずっと連勝で来ている。このゲームに関してはベストを尽くす布陣で臨めるだろう。まぁ打線がまたトンチンカンなものを組まなければね。どちらにしてもここで負けたら4位はほぼないだろう。

問題は11日の中日との最終戦。ここで防御率争いを演じている大野が投げてくるか?アタクシは森下が先に登板回避を表明した時点で大野の登板も「ない」と思う。それはなぜか?

答えは簡単。大野雄の防御率タイトルが確定するからに他ならない。もう最多勝はないしな、これでタイトルは確定だろうねぇ。

佐々岡監督がそれを聞いて森下の登板回避を撤回する可能性もあるかもしれん。でも、それやったら大きな批判がでるだろうねぇ。

これがCSがかかっていたら、両チームともそれどころじゃないだろう。森下も大野雄もチームの勝ち頭。登板させない手はないよな。まぁこれが消化試合のタイトル争いね、両チームの駆け引きの面白さだよな。

となれば、カープが残りゲーム連勝する可能性は高くなる…かもしれん(笑)。案外若手投手を打てずに4位に届かず…という結果になりそうだけどな。まぁそれはそれで「カープらしい」のかもしれん。大事な1番での弱さは伝統だからな。まぁまずは11日のゲームに勝ってからでないとな、話はそれからよ。

森下の10勝、防御率1点台の「こだわり」は色んな意味で大事なこと

森下登板回避の理由は様々だろう。政治家じゃないけど「総合的に判断して」決めたことだろう。もちろんそこには森下本人の考え方や「こだわり」も影響しているように思う。

考えても見て欲しい。まずルーキーで二けた勝てる投手はそうはいない。カープの歴代のドラフト1位は結構二桁勝っている投手はいるにせよ、他球団を見渡せばそうそういないのよ。なので、これは本当にすごいこと。

防御率1点台も素晴らしい。それよりも規定投球回数を達成しているというのは間違いなく「一流」の証拠。個人的には新人王は当然、そして森下の「価値」を語る上で、この規定投球回数をクリアしたことが最大級の評価に値すると思っている。だから、「もう、投げなくていい」と思う。

それよりも何よりも、登板回避の理由に森下の「こだわり」が反映されているなんてぇ記事も見かける。この「こだわり」を持つ投手というのは伸びるし、間違いなくチームの柱になる。大事なことのように思う。

勝ち星は減らない。でも防御率は打たれたら悪くなる。防御率のタイトルを取りに行って2点台になってしまったら?たった1試合打たれただけで、これまで積み上げてきたものが「無」になってしまう。当然周りはそうは思わないし、森下の評価は変わらないけど、森下の中でそれが大事なことであれば、尊重するべきだろう。佐々岡監督も投手出身だけに、その辺の森下の気持ちは十分理解できたのだろう。こだわって登板回避。立派で勇気のいる判断だと思う。

2年目のジンクスを打ち破るには「プロの体」を手に入れるべし

2年目のジンクスに陥る要因とは?

ルーキーで10勝、防御率1点台とくれば、ファンは当然来季への期待が膨らむよな。15勝、最多勝、沢村賞などなど、森下ならいずれは獲れると期待している同志も多いだろう。アタクシもその一人よ。

では、新人王をとった選手に「2年目のジンクス」はあるのか?

少し古い記事だけど、参考までにリンクを貼っておこう

フルカウント・過去10年で検証 新人王選手に「2年目ジンクス」はあるのか?

野手では新人の時がキャリアハイという選手がチラホラいるけど、投手の場合は大体、チームの柱に成長している。となれば、森下も来季も十分成績を残す可能性が高いだろう。

カープの選手に絞ってい言えば
野村が1年目9勝11敗0S 0H 防御率1.98だった。ローテを守ったけど打線の援護がなかった。防御率は1点台だったよな。これは評価できる。2年目は12勝6敗0S 0H 防御率3.74防御率は悪化したけど、貯金を6つ作れる投手になった。

大瀬良は10勝8敗0S 0H 防御率4.05で新人王。二けた勝利はしたものの、防御率は森下と比べればかなり悪い。そして2年目は3勝8敗2S 20H 防御率3.13。こちらは少し2年目のジンクスにハマったような記憶がある。シーズン初勝利をあげるのにかなり時間がかかったように思う。その後も調子が上がらず中継ぎにまわった。まぁそういった経験を経て大瀬良がエースになったのは間違いないよな。決して2年目で消えたわけではない。

まぁ2年目のジンクスは野手の方に多いだろう。故障に見舞われるケースも多いようだねぇ。ルーキーで1年やってくれば、体力、スタミナの足りなさを痛感するだろう。無理なトレーニングや、新しい練習方法を取り入れてやってしまう選手も少なくないという。

また一昔、ふた昔前くらいだと「天狗」になってしまう選手もいるようだ。新人王に限らず、タニマチの多いチームの若手は、この誘惑に負けてしまう選手多くいると聞く。野球に集中できない環境だと、十分な練習や体力づくりができない。まぁ最近の選手はストイックな選手が多いから、昔ほどではないんだろうけどな。

と考えれば、森下も2年目のジンクスにハマる可能性は低そうだねぇ?

まずは休養。そして本当のプロの体を手に入れること

森下も規定投球イニングをクリアしたわけで、それはかなり過酷なシーズンだったと思う。
大学からプロ入りし、毎日野球をやるのも初めての経験だろう。まぁ先発投手の場合は登板がなければ遠征に参加しない場合もあるから、常に帯同ということではないにせよ、これまでに経験のないタフな毎日であったことは間違いないだろう。

1年目ということで先輩選手や慣れない環境で気も張っていただろう。披露しているのは想像に難しくないよな。

まずは体を休めてね、プロ1年目の自分のやってきたことを噛みしめて欲しい。

そして自主トレから、しっかりプロ2年目に向けての体づくりに取り組んでほしいよな。

世間では「球数信者」というのは沢山いるし、彼らを否定的な眼で見たりはしないけど、それが全てではないとも思う。

先発はやはり一人で投げ抜くのが理想だし、チームに一人でも二人でもそういった先発がいればリリーフの整備もしやすい。今季中日の成績が伸びたのは大野雄の完投「10」というのは非常に大きいと思う。そのおかげでブルペンの負担が減り、勝利の方程式が確立できたし、6回までリードを奪えば37連勝という神話も生まれたわけよ。

大野はプロの飯を食って何年もたっている。プロの体になっているし、理にかなった投球フォームで疲労の蓄積も回復もその術を身に着けているだろう。

しかし1年目の森下には相当キツイシーズンだったと思う。森下も大野のような体を手に入れることが何よりも大事だろうねぇ。特に足をあげて一度タメを作るフォームなので下半身の負担は大きいだろう。この辺をしっかり作ればもっと投げられる投手になるだろうねぇ。

森下にはまだまだ「将来」がある。目先の勝利も大事だけど、これから森下がカープに、カープファンに沢山の勝利をもたらしてくれるのなら、そっちの方がいい。個人的にはこの登板回避は賛成。また来季、いいピッチングを見せて欲しいからねぇ。今季は新人王だけで十分よ。

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