「広島春季キャンプ」(2日、沖縄) 広島の九里亜蓮投手が初のブルペン入り。120球を投げた。その内、30球以上が今春に完全習得を目指すカーブだった。投球の幅を広げるための遅球。「いろんな握りを試したりした中で、受けてもらっている捕手の意見も聞きながら、少しずつ自分が思っているような軌道だったり、確率が上がってきていると思う」と振り返った。
情報源: 広島・九里が完全習得を目指すカーブに手応え「確率が上がってきていると思う」
昨日はなんと124年ぶりの「2月2日」の節分。やれ恵方巻だ、豆だとね、毎年節分は大騒ぎよ。毎年食品ロスのヤリ玉に上げられる恵方巻だけど準備した分は完売。夜の8時前には売り切れてその後に来たお客さんにはブーブー言われたみたいでね、ん~こういうのがあるともっと準備しておけばよかったとなる。と思って翌年増やすと大量に売れ残ったりするのが「コンビニあるある」(笑)。まぁだから商売は面白いんだけどな。
世間では緊急事態宣言が出されている地域がある。アタクシの住む東京も夜8時ともなると駅前のネオンも消えて本当に寂しくなる。夜の8時ごろ売り切れたからね、まぁそれに合わせる形で売り切ったんでヨシとするかねぇ。
その緊急事態宣言が3月7日まで延長されることになった。それに伴って外国からの入国制限も延長された。これでまだ来日していない助っ人選手の調整がますます難しくなっちまったよな。
バード&ネバラスカスは開幕1軍は困難!?
これによってまだ来日を果たしていない新助っ人のバードとネバラスカスの開幕1軍は厳しくなった。鈴木本部長も現場を預かる佐々岡監督も頭の痛いところだよな。ちなみにこれまでは「ネヴァラウスカス」と表記していたけど、登録名が「ネバラスカス」に決まったようで、今後は登録名で書いていくことにしますな。
ただ、若手投手にとっては大チャンスだよな。特に1軍キャンプに抜擢されたルーキーの栗林、森浦、大道にとってはキャンプ・オープン戦の結果次第では開幕1軍も十分考えられるよな。フェニックスで頑張った高橋昂や育成のコルニエルの支配下登録も十分に可能性があるよな。やっぱりプロ野球選手は1軍に出てナンボだからねぇ、さて、どんな投手がこのチャンスをモノにするのか!?キャンプ・オープン戦の見方も変わってくるよな。
九里がキャンプ2日目で100球越え!!やっぱ気合入ってるわ
キャンプ前半はCS放送でキャンプの模様を夜、晩酌しながら見ることができるんだけど、最近は子供が大きくなってきて「あれ見たい」「これ見たい」と我が家に一台しかないテレビのチャンネル権への主張が強くなってきた。今キャンプもなかなか映像で確認することができなかった。昨夜はそのチャンネル権をゲットしたのもつかの間、チャンネルを合わせると雨がグランドに叩きつける風景のみ(笑)。困ったもんだよな。
そんなキャンプ二日目も屋根のあるブルペンは活気があったようだねぇ。昨季「何かをつかんだ」九里亜蓮がキャンプ2日目にもかかわらず100球以上投げ込んだそうな。まぁ九里は入団以来故障らしい故障はしていないタフネスだからな、少々の投げ込み位では驚かんけど、この時期の投げ込みは九里が今季に賭ける気持ちの表れのように思う。気合入ってんなぁと。まぁ昨季完投完封も経験して自信がついたのだろう。オフの間もキャンプインを今か今かと待ち望んでいたのだろう。一気にそれをブルペンで解放した。そんな感じだよな。やはり目標や自信のついた選手というのは早くプレーしたくてウズウズするんだろう。気持ちはよくわかるよ。まぁ気合入りすぎて故障だけは気を付けて開幕投手を是非狙ってほしいよな。
新球カーブは大きな武器になりそう?
その九里は多彩な変化球を投げ分ける投手だけど真っすぐも先発投手としてはそこそこの速さだよな。まぁそれ以外にシュート、フォーク、ツーシームなどの速球系変化球、そしてスライダー、チェンジアップもある。ここにカーブを加えようと取り組んでいるようだねぇ。
どうだろう?近年この「カーブ」というのが見直されているように思う。アタクシが子供の頃見ていたカーブというのはいわゆる「しょん〇んカーブ」といってね、本当に山なりのボールだった。これでストライクが取れる投手は非常に楽だった。ただ、コントロールミスをするとやられる球でもあった。よく言う「肩口から入る」カーブはホームランしやすく危険と隣り合わせだった。どちらかと言えば決め球よりカウントを稼ぐ球種といったイメージだよな。江川さんや堀内さん、現ソフトバンクの工藤監督もカーブの使い手だった。あ、ちなみに佐々岡監督の現役時代のカーブも素晴らしかった。江夏さんもよかったよな。
その後はスライダーという球種が進化した。元ヤクルト伊藤智仁さんが代表するように「高速スライダー」は決め球になりえた。その後はチェンジアップを投げる投手が増えて「カーブ」という球種は絶滅危惧種になった。その後もツーシームなどの速球系の変化球が主流になりますますカーブは肩身が狭くなった。
そんなカーブもしっかり投げれば十分使えると再び市民権を得たのは現楽天で当時西武だった岸の出現からのように思う。その後もソフトバンクの武田といった使い手が現れ、カープでもマエケンや森下といった勝てる投手は必ずカウントを稼いだり、時には勝負球でカーブを投げる投手が増えてきたよな。
個人的には九里がカーブを覚えるのは大きな武器になるように思う。まずはその投球フォーム。あれだけ多彩な変化球を投げながらもフォームにばらつきがない。やはり1軍で活躍できない投手というのは投げる球種で微妙に投球フォームに変化が出てしまう。例えば中村恭平は1軍で勝てなかった時、真っすぐとスライダーのフォーム、特に腕の振り方を見て、素人のアタクシでも一発で見分けがついたくらい。そういう意味では九里は器用な投手なのだろう。
しかし打者から見れば九里は闘志むき出しで投げてくる。変化球が多彩なだけにタイミングを取るのも大変だろう。そんな中でブレーキングボールを投げられると非常に厄介だよな。鬼のような形相で緩い球を投げられちゃぁ呆然と見送るしかないだろうねぇ。この覚えたてのカーブでカウントを稼げるとなると非常に投球が有利になる。ぜひともマスターしてもらいたいもんだよな。今季は何としてでも九里自身が経験したことのない「二けた勝利」。そして「開幕投手」。ぜひとも狙っていいシーズンを送ってほしいよな。
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