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大瀬良63日ぶりの白星で連敗ストップ!!残りゲームは短期決戦のつもりで??それがカープが一番苦手な戦い方

強いカープがみたい!
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 「広島2-0DeNA」(2日、マツダスタジアム) 広島・大瀬良大地投手(31)が、7回6安打無失点でチームの連敗を3で止めた。8月12日以来の1軍復帰登板。7月1日以来、63日ぶりの8勝目の権利を手にした。「散々、迷惑を掛けていた。何とか勝って、連敗を止めたい気持ちが強かった」と懸命に腕を振った。

情報源: 広島 1軍復帰先発の大瀬良が63日ぶりの8勝目 「散々、迷惑を掛けていた」

勝負の9月。優勝はもちろんのこと、各チーム順位争いも熾烈。セ・リーグの個人タイトルはどうやら村上が50本のホームランを打ってまず本塁打、打点は確定だろう。打率も.337だからヤクルトも早く優勝を決めてサポートしたいだろう。久しぶりの三冠王の誕生はかなり現実的だろうねぇ。

カープもCS争いを演じているんだけど、やはり決め手に欠ける。まぁ阪神も巨人も決め手に欠けるのは同じでね、最後は案外監督の采配の差が出るんじゃないかと思うねぇ。残りゲーム、短期決戦的な戦いが求められるよな。

そんな中、今季のカープの野球というのは勝てる形が非常に少ない。継投で勝つのはまず無理だし、打線も安定感に欠ける。細かい野球もできないしな、唯一勝てる形は先発が先制点をやらずに中盤まで踏ん張って、その間に打線が点を取り、矢崎、栗林で逃げ切る。これだけ(笑)。昨日のゲームはこの形が出来て連敗ストップ。うれしいやら悲しいやら複雑ではあるんだけどな(笑)

大瀬良63日ぶりの白星「迷惑かけた」

この日の大瀬良の先発は正直言って佐々岡監督の「苦肉の策」といった感じが透けて見えた。先発陣が早々にマウンドを降りる。中継ぎ陣への負担もどんどん重くなってきた。中盤の6,7回が鬼門になってどうしても栗林につなげない。佐々岡監督は2軍で調整中の「大瀬良」にすがるしかなかった。この辺からもカープの戦い方のバリエーションの少なさがにじみ出ているよな。

なので、正直、大瀬良が2軍落ちする直前のような投球をした場合には完全に今季は終わる覚悟もあったんじゃないかねぇ??

さすがに立ち上がりから不安を隠せない投球のように感じた。大瀬良もその辺は感じていたんだろう。真っすぐには力が感じられなかったし、逆球も多かった。正直、打順一回りしたくらいからヤバいかなぁと感じていた。

ところが4回くらいから大瀬良の本来の投球が戻ってきた。体全体を使うフォームに戻ってきた。投げながら何か感触をつかんだ、そんな感じだよな。大瀬良が良くない時は腕が下がる。下半身を使えていないから、疲れが早く訪れてどんどん腕が下がってくる。しかしこの日は中盤からしっかり腕が振れるようになってきた。徐々にDeNA打線を手玉に取るようになってきたよな。DeNA打線の早打ちにも助けられて7回を投げ切った。これで63日ぶりの白星で8勝目。今季も大事なところで抜けてしまったけど、まだまだ2ケタ勝利の可能性が残る。頑張ってほしいよな。

大瀬良の不安を払しょくした曾澤のリード

大瀬良が安定しだしたのは5回くらいからだったけど、きっかけは4回にあったように思うねぇ。

この回は先頭の牧にヒット。バットの先っぽに当たってバットが砕け、打球は内野と外野の間にポトリと落ちるヒットだった。投手はこういうヒットをあまり歓迎しないよな。

続く打者は宮崎。ミートが上手いからエンドランなんかもできる。DeNAベンチもそんな動きがあったように思うけど、大瀬良がここでボール先行になった。ボール2、3-1、そしてフルカウントになった。四球も出したくないしな、できればゲッツー、次にフライアウト、次に三振が望ましい。一番最高なゲッツーを取るにはスライダーをひっかけさせるのがいい。打者の宮崎も大瀬良のスライダー次にカットボールとこの辺を狙っていた感じだったよな。

スライダーをひっかけずに逆方向に行けば、1,2塁間を抜ける。フルカウントだから走者の牧もスタートを切れるし、一気に1,3塁のケースを作れる。DeNAサイドはそれをやりたいオーラがビンビン出ていたよな。

それを曾澤が察したように思う。フルカウントから曾澤は大瀬良にスライダーを要求せずに真っすぐとフォークという宮崎が予想してない球をどんどん要求。宮崎もファールで逃げるのが精いっぱいといった感じだった。

ファールを続けている間に1塁ランナーの牧のスタートが雑というかね、どうせ牽制なんてないでしょ??といった感じになっていたのを大瀬良と曾澤バッテリーは気づいていた。なんとなくリードを取った牧を感知して素早い牽制球。逆をつかれた牧は牽制アウトとなった。この辺も曾澤がよく見ていたように思うねぇ。

まぁせっかく牽制アウトにしたにもかかわらず宮崎には最後の球に力が入りすぎて四球を出してピンチを作ったけど、アタクシはこの辺から大瀬良が変わってきたように感じたねぇ。何が何でも宮崎に打たせない。その気持ちが大瀬良本来のフォームを思い出させてくれたように思うし、あの場面で真っすぐを要求した曾澤のリードも光ったよな。

西川龍馬が先制タイムリー!!矢野の走塁も光る

この4回のDeNAの攻撃は無死1,3塁を作る思惑を見事にカープバッテリーが打ち砕いた。逆にカープ打線は6回に2死1塁から龍馬の長打で先制した。アウトカウントなんかは4回のDeNAとは違うけど、龍馬の打撃はDeNAバッテリーの思惑を見事に利用して狙い打った感じだったよな。

2死1塁で4番の龍馬だからここは長打警戒。3番の秋山の時は1,2塁間を抜かれるのがイヤなんで外中心の配球で三振に打ち取った。これで2死だから一発だけ警戒だよな。と、なるとインコース要求には慎重になる。案の定DeNAバッテリーは外低目の1,2球目だった。これが両方とも外れた。3球目はストライクを取りに真っすぐ。これが外高め。4球目は同じコース高さに来るツーシーム。いずれにしても直球系だよな。これを龍馬が見事に押し込んで長打にした。1塁ランナーの矢野に対して牽制すらやらなかったのが功を奏したのか好スタートを切った。一気にホームを駆け抜けて先制点。矢野の走塁も光ったよな。

龍馬があの外の球を押し込んで打てることができるのが特徴。本人は感触があったのだろう。打ってからしばらく打球を見送っていた。少々打球が低かったか、風かわからんけど、スタンドには届かなかった。ただ、あぁいう打撃ができる左打者はそんなにいない。素晴らしいタイムリーだったよな。

最終打席にタイムリー!!マクブルームには大きなヒット

6回にカープが先制。しかし今のカープ投手陣を考えると1点のリードなんてないようなもの。これを守りに継投策に入っても矢崎以外の中継ぎ陣は誰が出ても不安だよな。その不安を大瀬良が7回まで投げ切って消してくれた。これは大きいよな。

それでも追加点が欲しいカープ。8回に龍馬のツーベースを皮切りに2死3塁からマクブルームがライトへのタイムリーヒット。これはチームにとってもマクブルームにとっても大きな1点になったよな。

ここの所、打撃不調で6番に降格していたマクブルームだけど、兆しはこのゲームあったように思うねぇ。6回龍馬のタイムリーの後坂倉が敬遠で2死1,2塁の場面で登場。惜しくもサードライナーに倒れたけど、非常にいい感じでコンタクトで来ていたように思うし、マクブルームも感触があったのだろう。8回は逆らわらずに右方向へ打ち返した。

どうだろう??アタクシは今日から4番に戻してもいいのではないか??そう思わせるタイムリーだった。非常に大きかったよな。

栗林、圧巻の投球で大盛を救った!?

8回裏に貴重な2点目が入った。ここで守護神・栗林の登場だ。この8回の1点は栗林にとって大きな励みになっただろう。

しかし先頭の宮崎に粘られる。この辺はDeNAが上を目指しているというチーム状況がうかがえるよな。何とか栗林から出塁したいとなんと15球も粘られた。最後はセンターへのライナー。これを大盛がダイビングキャッチを試みるも後逸。スリーベースにしてしまった。宮崎の執念が勝ったよな。

この大盛のプレーには賛否両論あっただろう。無理に飛び込まずに回り込んでシングルにとどめておくのも考え方の一つ。
ただ、大盛もコロナ組が戻ってきて出場機会が減っているしな、アピールしたい一心で出たプレーなのだろう。ダイブしたことを否定的に考えるのはちょっとかわいそうだよな。

これで無死3塁。1点はしょうがないけど、DeNA打線に火をつけてしまったかもしれんという不安が湧き上がってきた。これでランナー貯めて一気にひっくり返される。そんな絵を頭に思い描いたカープファン同志も多かったんじゃないかねぇ??

しかしさすがは絶対守護神・栗林。ここからマウンドで仁王立ちだ。続く楠本に対して、いきなりカーブでストライクを取った。真っすぐか??フォークか??でガチガチの楠本をあざ笑うようにカーブでストライクを取った。この辺曾澤のリードも素晴らしかったと思う。これで楠本の頭の中に真っすぐ、フォーク、そしてカーブが邪魔するようになった。

2球目は一転真っすぐ。楠本が慌ててバットを出した感じでキャッチャーフライ。捕球した曾澤の表情にはしてやったりといった気持ちが出ていたよな。

続くは代打オースティン。おっかねぇよな。しかし今季は出場機会がないオースティンだから狙いは一発オンリーだろう。それをあざ笑うかのようにフォークを3つ続けて三球三振。これも見事。最後は大和に対して真っすぐを続けて、これまたキャッチャーフライ。無死3塁のピンチで栗林はフェアグランドに打たせなかった。見事な投球だったよな。これでゲームセットだ。

残りゲームは短期決戦のつもりで…大丈夫か??

これで連敗が止まった。巨人と阪神が引き分けてくれたので半歩前進といったところだよな。カープが本当にCSを諦めていないのであれば、勝負の9月は戦い方を変えていかなきゃいかん。ダメな先発は早々に交代させてゲームを壊さないことも必要だし、野手に関して言えば調子のいい選手を積極的に使うことも必要だろう。このブログでよく話題になる「名前」で野球をやっている場合じゃないよな。ファームでも元気な若手がいれば積極的に上げて使うことも大事。

それよりも何よりも先のことを考えずに目の前の1戦をしっかり勝っていくこと。この際、勝ち方なんかどうでもいい。そういう野球をやっていかなきゃいかんよな。

ただ、そういった野球が今の首脳陣にできるのか??選手たちができるのか??前にも書いたようにカープの勝てる形が凄く少ない中で、どんな手を使ってもという野球ができるのかといえば、不安しかないよな。

例えば9回の大盛のダイビングキャッチ。失敗したけどアタクシは非常に評価したいと思っている。2点差あったからできた芸当だけど、あぁいう一か八かの仕掛けができる選手がどれだけいるのか??失敗を恐れて無難に行く選手がカープには多いように思うねぇ。もし、あれを大盛がキャッチしていたらスーパープレー。勢いも生まれるだろう。そういう思い切ったプレーをカープの選手たちが腹をくくってできるのか??勢いというのはそういうことをしないと生まれないからな、誰が出てくるのか??心配でもあるけど、楽しみでもあるよな。

さて、9月に入ると土日はデーゲームだよな。アタクシは土日仕事なんで観戦は出来ない。カープファン同志の皆様、応援頼みますな。それと明日は記事更新の時間が取れそうもないのでお休みします。ご了承ください。

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