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森下メジャー挑戦表明!?当然そこを目指さなきゃいかん投手 2位の割にはちょっと地味な契約更改から見えるカープの課題とは??

愛すべき赤ヘル戦士
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情報源:デイリースポーツオンライン 広島・森下暢仁、球団に「(メジャー挑戦の意向を)前々から伝えている」2000万円増の1・3億円更改

12月に入るとあっという間だよな。カープの契約更改も昨日で終了なのかな??トリは森下が務める形になった。その森下の今季の成績は9勝6敗防御率3.01。どうだろう??契約更改のトリを務めるはちょっと寂しいよな。これがBクラスのチームなら理解できるけど、リーグ2位、CSファイナル進出というチームの成績を考えると物足りなさを感じるのはアタクシだけだろうか??この辺の物足りなさから来季へ向けてのカープの「課題」が見えるような気がするねぇ。

森下メジャー挑戦&開幕投手奪取宣言!!

契約更改のトリとなった森下は2000万円アップの1億3000万円で更改。成績は9勝6敗だからリーグ2位に貢献してくれたといっていいだろう。昨オフに手術をして今季は出遅れてこの成績だから開幕から出ていれば床田を上回る成績の可能性が十分にあっただろう。
その森下が将来のメジャー挑戦の意思を報道陣の間で披露した。どうだろう??カープファン的にはさほど驚きはないだろう。いずれは行くだろう、そんな風に見ているカープファン同志は多いと思う。もちろん球団側にも契約更改や雑談でも「メジャー、考えてる??」という話は森下ならあって当然だと思うし、本人も周囲も「そのつもり」という空気ではあるよな。

ロッテ・佐々木朗希が一時、今月15日が締め切りのポスティングシステムでメジャー移籍を希望しているというニュースが先週あたり流れた。もちろん佐々木朗希がメジャーで投げる姿は見たいけど、ハッキリ言って「時期尚早」という意見が大半を占めた。まぁ当然だろうねぇ。佐々木朗希は今季も肉離れかな??シーズンを離脱しているし、これが無ければロッテが優勝していた可能性あっただろう。規定投球回数も一度もクリアしていないし、まだまだロッテにしっかり「貢献」してからというのが筋だろうし、多くの野球ファンもしっかりロッテで成績を残してから羽ばたいてほしいというのが「理想」と考えているからだろう。

カープでも過去に黒田さん、マエケンがメジャーに行ったけど、二人とも文句ない成績を残し、ファンも納得の上で羽ばたいていったわけで、佐々木朗希同様、森下もこの手順をしっかり踏んでメジャーへ行ってほしいというの共通の願いだろうねぇ。

と、なれば我らが森下もまずは開幕投手ね、ここを狙ってこのオフを過ごすことになるだろう。森下が入団してからはずっと大瀬良が開幕投手を務めてきたわけだけど、今季の大瀬良を見るとやはり「衰え」がささやかれるようになった。もちろん大瀬良自身も奮起するだろうけど、この大瀬良が来季も開幕投手となれば、それはそれで来季のカープには不安がつきまとうことになる。なんとしてでも森下や床田が開幕投手をもぎ取るような形になっていかないとカープの将来も危ういものになるだろう。そういった意味でも森下には来季なんとしてでも手に入れたい「称号」になってくる。その「称号」を手に入れたシーズンでぶっちぎりの成績を残さないとその先の「メジャー」には手が届かなくなる。森下にとって来季は本当に「勝負」のシーズンになるだろうし、カープにとっても森下の成績が順位に直結してくるだろう。来季のキーマンであることに間違いないだろうねぇ。

島内4700万円アップ、矢崎2年で8倍、栗林1億突破

この契約更改の傾向をみるとやはり給料が上がったのは「勝ちパ」の面々。最優秀中継ぎのタイトルを獲得した島内はなんと4700万円アップの7000万円、抑えとセットアッパーの二刀流・矢崎が倍増の5600万円、22年が700万円だったから実に8倍に給料が増えた。出遅れた栗林も盛り返して1億突破。大道も113%アップで更改。中崎も久々に給料がアップした。こうしてみると今季2位の原動力は中継ぎ投手陣の頑張りということで間違いないだろう。本当にみんな頑張ってくれたよな。

カープ唯一のタイトルを獲得した島内。もともと力はある投手だったけどゲームで力を発揮できなかった。今季開花した要因は色々あるんだろうとは思うけど、やはり首脳陣、特に藤井ヘッド、石原バッテリーコーチといった新しい考え方が入ってきたというのは大きんじゃないだろうか??捕手に真ん中に構えてもらった方がいいのでは??というアドバイスで思い切って投げられるようになったのが大きかっただろうねぇ。とにかく島内の真っすぐを弾き返すというのは至難の業。これでカウントを取ってチェンジアップで崩す。ピンチでも動じなくなったし、自信も身に着けたことだろう。来季、さらなる進化を期待したいよな。

矢崎も倍増。栗林不調の中、クローザーの役割を担ってくれた。これが本当に大きかったと思うよな。だいたいBクラスに沈むチームというのはエースが故障して先発ローテが組めない、4番や主力打者が離脱で打線が組めない、守護神が不在でブルペンがバタバタというところから大きく崩れていく。栗林不調は本当にカープにとって大ピンチだったわけで、そこを矢崎が「救ってくれた」と言っていいだろう。栗林が戻ってきてもしばらくは抑えをやっていたし、結果勝ちパに厚みが出来たことは確かだよな。

大道の成長も見逃せない。球団もしっかり評価してくれたよな。大道の今季は投げるたびに成長していくのが手に取るようにわかった。敗戦処理や先発が早々に崩れたゲームを立て直したりしながらベンチの信頼を勝ち取った。最後は勝ちパのメンバーに入ってきたわけだから、大道にとってきっと忘れられないシーズンになるだろう。よく頑張ってくれたよな。

こうしてみるとやはり今季のカープの一番の売りはブルペンだったと思う。この辺は新首脳陣や黒田アドバイザーの存在も大きいように思う。さらなる飛躍を来季は期待したよな。

力を発揮できなかった「高年俸組」

2位という順位への貢献度はこれまで書いたように勝ちパの投手の奮闘が何よりも大きいだろう。勝ちパが結果を出すということは文字通り「勝ちにつながる」わけで、接戦をしっかり拾えたことでこの順位を確保できたといっていいだろう。
ただ、一時は9ゲーム差をひっくり返して阪神を抜いて首位にも立ったわけで、決して優勝が遠かったわけではない。けど、残念ながら9月に失速して阪神に大きく水をあけられた結果になった。まぁこの辺は「打てない」というのもあったし、こういった勝負所で力を発揮して欲しい実績のある選手が火を噴かなかったというのもあるだろう。年俸通りの活躍をしてくれる選手が多ければ、優勝にも手が届いたのではないか??まぁこの辺も契約更改に表れているような気がするねぇ。

大瀬良・九里・秋山といった複数年契約組はそろって現状維持。まぁアップがないということはやはり目を見張る活躍が出来なかったということだろう。大瀬良、九里は二けた勝てなかったし、大瀬良に至っては貯金が出来なかった。秋山もシーズン前半は持ち味を出してくれたけど、後半は失速した。
菊池は複数年が終わって再契約。新たに2年契約を結ぶも年俸は5000万円ダウン。今季もスタメンから外れる場面も多かったし、ベテランの域に差し掛かってきており来季もフル出場は難しいだろう。そういったことを考慮しての減俸なのかなぁと。曾澤もダウン更改だしな、まぁベテランだし仕方ないのはあるけど、今季の順位というフェーズから見るとこの辺の活躍に物足りなさがあったのは否めないよな。来季はもう一度奮起してもらって頑張ってほしいよな。

野手のアップ組から見る来季の構想

複数年契約組からは目覚ましい活躍は見られなかったけど、この契約更改でアップした野手陣の顔触れをみると来季のカープの姿がおぼろげながら見えてくるように思う。この辺を整理してみよう。
まずは末包。二けたホームランをかっ飛ばして1200万円アップの2500万円で更改。ほぼ倍増といったところだよな。来季は今季以上の一発を期待したいし、率も求められるだろう。人望もあるようだしチームを引っ張っていく存在になってほしいよな。打順も下位が多かったけど、上位を打てるような存在にステップアップして欲しいよな。

野手一番のアップは捕手一本でスタートした坂倉が3000万円アップの1億2500万円で更改。億を取れる選手の仲間入りだよな。捕手としての成長は本当に目覚ましかったと思う。この辺は捕手一本でという坂倉の強い意志が成長のスピードを加速させてくれたと言っていいだろう。ベテラン曾澤のフォローや藤井ヘッド、石原コーチといい先輩に囲まれて順調に捕手として成長してくれているよな。まぁ願わくば打撃の方もね、来季は頑張ってほしいよな。

堂林、野間といった中堅どころも給料が上がった。堂林はシーズン終盤を4番を打ったし、自己タイの12HRをマーク。まぁ堂林はこの12HRが一つの壁になっているけど、来季はこれを超える活躍をしてほしいよな。堂林は今季打撃で何かを掴んだように思うねぇ。この「何か」を掴んだ選手は急激に成績を伸ばす。今季はシーズン終盤にスタメンに名を連ねたけど、開幕から安定した打撃を見せてくれれば、かなりいい数字を残せそうなムードがようやく出てきたよな。

野間は2番打者としていい働きを見せてくれた。今季もHRは0だけど単打に徹して勝負強さも発揮してくれた。まぁ野間の悪い癖は調子が上がってくると故障するというパターンね、これを来季は何とかしてくれると面白いんだけどねえぇ。後はポカをやらんことは永遠のテーマだろうねぇ(笑)

上本もアップ。契約更改ではユーティリティプレーヤーの査定について意見を出したようだねぇ。自分のためというよりも後輩たちのためにということで球団に提案したようだ。確かに上本が常時スタメンという形は理想ではない。誰かが調子を落としたり、故障時にどこでも守れるという特徴が初めて生きてくるわけで、上本も自分がスタメンで出るようではダメと立ち位置をしっかり理解してくれている。新井監督にとっては本当に頼れる存在だろうねぇ。

若手では小園がようやく出て来てくれたといった印象だよな。侍JAPANでも存在感を見せてくれたし、CSでもいい活躍をしてくれた。調子の波を小さくしてもらってね、シーズン通して、1番や3番を打てるようになればチームの骨格もできてくる。自覚も芽生えてきたようだし、来季は期待したい選手の一人だよな。

矢野の活躍も素晴らしかった。特に守備では菊池の後継者と言ってもいいだろう。矢野も小園に対してライバル心バチバチで守備走塁では自分が上と挑戦状を叩きつけている。非常にいいことだよな。この秋には小園に劣っている打撃を追求。打てるようになって小園をサードに追いやるプランまで披露した。こういうチーム内外に戦う姿勢を持ち込んでくれる選手の存在は個人的には必要だと思っている。来季も楽しみな選手になってきたよな。

1軍出場の機会を得た選手も少しだけど上がっている。韮澤や田村、中村貴といった選手が1軍を経験した。来季はこの当たりの選手がチャンスを活かしてどれだけアピールしてくるか??だろうねぇ。

こうした契約更改から見る来季の野手の構想は非常に面白いなぁと思うねぇ。末包や小園が秋山、堂林、そして助っ人陣と争ってどういった中軸を作っていくのか??というのは非常に楽しみだし、二遊間争いも面白い。菊池のセカンドもフル出場は難しく、羽月や上本、そしてショート争いの小園と矢野、この辺がバチバチにやってくれると本当にレベルの高い内野陣になりそうだよな。こうした争いにはじき出される形で坂倉が7,8番にいると打線の厚みも増す。まぁ助っ人がどんなもんかというのがポイントだけど、この助っ人陣のレベルも高ければ課題である得点力も増すだろう。チーム内の競争という意味でも新井監督になって各選手の意識が高まっているのがわかるよな。

野手陣で欲しい「チームの顔」

色々書いてきたけど、それでも結局は今季の契約更改は盛り上がりに欠けた印象が残る。3連覇のタナキクマルがどのくらい上がるのか??誠也の成長とともに給料がどのくらい上がるのか??そういったものがない。今季5年ぶりのAクラス入りにも関わらず…だ。やはり野手で「チームの顔」になる選手がまだいないというのが一番大きいような気がしている。別の言い方をすればチームの顔になるような選手が出てくれば来季のカープの成績も明るくなる、そんな気がしている。
例えば小園が矢野を蹴落としてシーズン通してショートを守り通せばその資格は出てくるのだろう。末包が30発以上打てばその資格が出てくるだろう。田村が100試合くらい出て率を残せば未来への可能性を感じることができるだろう。カープがさらに上に行くにはこうした存在の出現が不可欠なんだと思うねぇ。さて、来季はどんな選手が契約更改のトリを務めるのか??楽しみだねぇ。

これで今季の球団行事もほとんど終わったと言っていいだろう。残っている仕事もオリックスにFA移籍した龍馬の人的補償くらいだろう。この辺はすでにオリックスからプロテクトリストはいただいているということでカープはじっくりと考えて決断を下すことになるだろう。
丸の時も長野獲得は年明けだったしな、今のカープの選手枠を考えると金銭で話をまとめる可能性もかなりあると思う。
このオフは補強の話題などは少なかったんで記事の更新は少なくなってしまってけど、もう少し今季を振り返ってみたい気もするし、ドラフトで獲得した選手のことも書いてみたい。今年はもう少しだけ、お付き合いをお願いしますな。

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