情報源:デイリースポーツオンライン 広島の代打・石原が値千金の同点ソロ 八回にDeNA・山崎から左翼席へ
「DeNA-広島」(25日、横浜スタジアム)広島が1点を追う八回、石原貴規捕手(26)の一発で試合を振り出しに戻した。
八回2死。山崎の148キロ直球を力強く振り抜いた打球は高く舞い上がり、そのまま左翼ポール際へ吸い込まれた。赤く染まった左翼スタンドは大きく揺れ、三塁ベンチは大興奮に包まれた。
昨日は自宅に戻ったのが17時ごろ。14時プレーボールならもうゲームが終わってもいいところだけど、延長12回だからな、17時から見ても1試合分堪能できたよ(笑)。連日の延長戦を制して2連勝。貯金も4になった。移動ゲーム、ナイトゲーム翌日のデーゲームとおまけに両試合とも延長戦。過酷な条件の中、赤ヘル戦士たちはしっかり戦ってくれたよな。これが勝つと負けるじゃ全然違うし、勝ったことで首脳陣、選手、そして我々ファンもカープに力がついてきている、そんな実感も湧き始めてきたように思うねぇ。
石原が「展開負け」を吹き飛ばす一発!!
初回、2回と1点ずつ取ってこのゲームはカープが主導権を握ってそのまま行くか??と思ったけど2回裏にDeNAの打者一巡の猛攻で一挙5点を失いDeNAにペースを握られたかに見えた。ただ、この時点で「あ~ダメか」となったカープファン同志はあまりいなかったのではないだろうか??つい2,3週間前なら3点のビハインドはもうゲームが終わったようなもの。とにかく点が取れずにあえいでいた時期だったからねぇ。しかし地元で巨人を3タテ、首位攻防は負け越したものの阪神と十分に渡り合える手ごたえのようなものを感じたよな。そして横浜に来て初戦の延長戦で1イニング3発とね、最近のカープの点の取り方も繋いで1点をもぎ取るだけでなく、HRで得点できるようにもなった。この辺はカープの選手たちの成長と自信を感じ取ることができるよな。
ゲームは中盤から膠着状態になった。DeNAが1点を勝ち越した後はDeNA中継ぎ陣からなかなかチャンスを作れなかった。DeNAサイドは当然、勝ちパの山崎康→森原で逃げ切る計算をしてくるよな。これまでのカープならこれで押し切られて負けてしまう。「展開負け」の典型だよな。だか、ここの所のカープは違う。
8回表、山崎康は矢野の粘りに苦しんだものの2死を奪って打席には石原だ。あくまでも個人的な印象だけど石原という打者はこういう場面で「一発狙う」という発想ができると思っているんで、そんな気持ちで打席に入れば何か起きそうな予感はしていた。
しかし石原は山崎康の初球、2球目と見逃して追い込まれてしまった。一発警戒からかDeNAバッテリーは外中心。並行カウントから伊藤光は外側にミットを構えた。そこから真っすぐでズバット来るか、ツーシームで落とすかといった狙いだろう。しかし山崎康の投じた球は構えたミットよりも内側に入ってきた。それを石原が見逃さずに思い切りたたいてレフトポール際へ。非常に高く上がった打球だったけど何とかポールの内側、カープファン同志が待つレフトスタンドに吸い込まれていった。見事な同点アーチ。滞空時間が長かった分、HRと分かった時のその喜びの爆発ね、すごかったよな。石原らしい思い切ったスイングから生まれた一発には力強さを感じたし、ここからでもカープは点を取るんだぞ!!という頼もしさというかねぇ??苦しい中でも一発で点を取る野球ができるようになったチームの成長に対する喜びというかねぇ、なんかワクワクするような野球ができるようになったよな。
こうして石原の打撃やリード面を見ても「つかってみたい」というムードが出てきている。これからも非常に楽しみだし、思い切りの良さはパリーグ相手の交流戦でもプラスに働くように思う。これから目が離せない選手の一人だよな。
黒原 与死球にもメゲずにプロ初勝利!!
8回に同点に追いついたカープは8回島内、9回栗林、10回矢崎と勝ちパ投手を繰り出すも9回~11回まで味方打線が沈黙。両軍とも早めに勝ちパを繰り出してブルペンに残っている投手もどんどん少なくなってくる。ブルペンに残っている投手は相当な緊張感で準備をしていたことだろう。できることなら回ってきてほしくない、早く決めてくれという気持ちもあっただろう。
11回裏。マウンドには黒原が上がった。まぁここの所の活躍を見れば順当な人選だろう。その黒原が死球は出したもののしっかり抑えてプロ初勝利をマーク。ようやくプロ野球選手としての証を残せた。よかったよな。ただ、このゲームでも関根の背中に当ててしまった。開幕カードでもあったこの対戦、黒原は2戦目の先発を任されたものの先頭の度会に3球目を頭にぶつけてしまい危険球退場の経験がある。以前にも巨人・吉川尚に当ててしまい吉川尚は長期離脱となった。黒原もそれを機にそのシーズンは1軍マウンド投げることはなかった。死球というのは当てられた方も痛いけど、当てた方が心に少なからず傷がつくもの。それを機に投げられなくなってしまった投手だってたくさんいる。苦しい日々を過ごしたこともあっただろう。だからこのゲームでも関根にぶつけた時にはイヤな予感はあった。あったけど黒原は冷静に後続を退けた。この辺の気持ちの強さも「成長」の証だろう。とにかくプロ初勝利、おめでとうといいたよな。
矢野「味わいたっぷり」の猛打賞!!
この日12回というのはあるけど、打ちまくって19安打。秋山が4安打と本来の力を発揮してくれているし、矢野が猛打賞。マルチ安打は野間、小園、坂倉と主力選手がしっかり力を発揮してくれている。そら、野球になるよな。
その中でも矢野が猛打賞。課題の打撃で結果を出し始めてきたように思う、打率も2割そこそこから.263まで上げてきた。
その守備はとにかく天下一品。入団後10年はカープのショートは決まりといわれていた小園をサードに追いやって、自慢の守備でポジションをもぎ取った。これは本当に素晴らしいよな。ただ、打撃はやはりプロの投手に対して「力負け」してしまう印象がどうしても強かった。矢野自身も悔しい思いをしてきただろう。このキャンプでも打撃練習を相当やってきたと聞いている。まぁ一番大きいのはショートのポジション取って打席数をこなせるようになって打席の経験を積めるようなったことだろうねぇ。
昨季までは引っ張ってのヒットというのはあまりなかった。どうしてもプロの投手の力、特に真っすぐに押されてしまい詰まった打球が多かった。打てるとしたら外側の球を合わせて三遊間を抜ける打球、足を生かしての内野安打が目立ったよな。
この日はライトへ引っ張って打ったヒットが2本、ショートへの内野安打はヘッスラでもぎ取った。粘ってもぎ取った四球もあるし、三振を喫してもフルカウントまで粘る。本当に矢野の打席を見るのが楽しくなってきたカープファン同志もおおいんじゃないだろうか??打撃にもある程度自信を持てるようになれば、2番あたりにいると相手は本当にイヤだろうねぇ。着々と成長してくれているよな。
坂倉 ようやく出たタイムリーで決勝点も
勝ち越し点は悩める坂倉のバットから出た。以前の記事大熱戦もあと一歩及ばずも新井カープの明るい未来を予感させる選手たちが放った様々な「光」を覚えておきたい書いたけど、坂倉を「正捕手」として考えるのであれば下位を打たせた方がいいのでは??と書いた。チャンスでなかなか結果の出ない坂倉の姿を見ていたたまれなくなって書いたわけだけど、チーム事情を考えたらやはり坂倉の打撃はどうしても必要。仕方ないとはいえ、もう少し気楽にプレーさせてほしいなというのはあった。
その坂倉、やはり金曜日のゲームでも小園、末包でチャンスを作りながらも自分で途切れるというのが3回あった。かなりモヤモヤしていただろう。ただ、最終打席でヒットが出て、野間のツーランを呼び込んだ。少し肩の荷が下りたのかもしれん。
そして迎えた昨日のゲームで5回に同点タイムリー。やっと仕事ができたよな。吹っ切れただろう。12回には勝ち越しのタイムリーも出た。よかったよな。これで波に乗ってくれればカープの得点力も大幅にアップするだろう。頑張ってほしいよな。
二俣 バント失敗を取り返す
今、カープの選手の中でどんどん成長してる選手は沢山いる。矢野や小園、石原などなど。その中でも個人的には二俣の成長ね、非常にうれしく思っている。
この日は延長10回、1死から矢野が内野安打で出塁。ここで林に代わって「ピンチバンター??」として起用された。二俣で送って代打松山で何とか勝ち越しをというシナリオだったのだろう。
しかし二俣のバントはホームベース上に高く跳ね上がった。主審はフェアの判定。これを伊藤光が打球をもぎ取りセカンド送球、二俣も伊藤光と交錯を避ける形になりすぐに走り出せずにゲッツー成立。悔しい結果になったよな。まぁ普通ならしょんぼりするところだ。
しかしその失敗を12回表で取り返す。坂倉の勝ち越し打の後、走者二人を還すタイムリー。これで勝利を確信したカープファン同志は多かっただろうねぇ。失敗しても取り返してやる!!そういう気持ちをしっかり持った選手。この辺も失敗を取り返すためにチャンスをどんどん与えている新井監督の方針のもと伸びてきた選手だよな。甲子園でも必死の形相で四球をもぎ取ったり、何かしてくれそうなムードを持っている。これからの成長が楽しみだよな。
もっと書きたいことがたくさんあるけど、残念ながらタイムアップ。仕事もしなきゃいかん(笑)。これでDeNAとのカード勝ち越しも決まって貯金は最多タイの4だ。もちろん今日も勝ちたいのはヤマヤマだけど、両軍とも中継ぎ陣を使い込んでいる。先発投手の出来がそのまま結果につながるゲームになりそうだよな。先発はアドゥワと大貫。カープは大貫に少し苦労しているところがある。アドゥワが粘って少しでも長いイニングを投げるような展開になると、中継ぎが苦しいDeNAは分が悪くなる。先発投手の出来がカギを握りそうだよな。
こんにちは
長い試合になりましたが、相手打線も9回に連続代走してどうだろうと言った感じでしたし、その後関根は出塁してますが柴田はセンターフライでチェンジと相手打線の期待値は下がりましたし9回で決まらなくてもここに宮崎がいたらどうだろうとも思いました
ゲッツーが怖かったのかもしれませんが、宮崎交代は結果的には失敗しててそのおかげで助かった部分もあったかなと思いました
石原は打席で結果残したのでスタメンでもうちょっと見てみたいですね
黒原は横浜ファンからブーイングされていましたが、ブーイング程度で萎縮するようなら緊張感のある試合で使えないでしょうから、今の調子を続けてもらいたいですね
度会に危険球した時はどうなるやらとは思いましたが、現時点では開幕から今までの短い期間の中で修正して成長していると言えるでしょう