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もう交流戦は鬼門じゃない!!4カード目の勝ち越しからみるカープナインの自信と誇り。これはひょっとしたらひょっとする!?

強いカープがみたい!
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情報源:ニッカンスポーツコム 【広島】通算1万試合に到達 楽天除く11球団で最遅で到達 消化試合数の差などの影響
<日本生命セ・パ交流戦:西武-広島>◇13日◇ベルーナドーム

広島が、この日の西武戦で05年創設の楽天を除く11球団で、最遅での通算1万試合に到達した。前日の通算9999試合時点では4653勝4965敗381分けで勝率4割8分4厘だった。

今季は50年の2リーグ分立後1万試合に、楽天以外の11球団が到達したが、到達日が異なるのには理由がある。シーズンの途中打ち切りや引き分け再試合制が採用された…

カープが通算試合数1万試合に到達したそうな。1万試合…想像もつかないよな。なんでも楽天を除く11球団で一番遅い達成。昔はシーズンが途中打ち切りになったり、引き分け再試合といったこともあり、各球団まちまちなんだとか。カープが遅いということは球団創設期の苦労を思い起こさせる。様々な改革や進化を遂げて今でも多くの観客を動員するプロ野球。歴史を感じるよな。

さて、僕らのカープは交流戦5カード目となる西武戦を2勝1敗で勝ち越した。これで交流戦勝ち越しは4カード目。ゲーム差がすでに首位楽天と4ゲーム離れているんで交流戦優勝とは成らずも、これまでのカープの交流戦の戦いぶりにほとんどのカープファン同志が満足しているだろう。新井監督になって2シーズン目。「交流戦は鬼門」というムードもかなり薄まったんじゃないだろうかねぇ??

九里 気合衰えず130球完封!!

カープ先発は九里。立ち上がりエラーと四球でピンチを作るもこれを切り抜けた後は危なげない投球で8回まで投げ切った。この時すでに124球。5点差あるし交代でもよかった。アタクシも交代かなぁと。ところがTV画面は新井監督が汗を拭いていた九里に歩み寄った。恒例のねぎらいかと思いきや新井監督の唇が「かんぷう」と動いているのがわかった。九里にどうするか聞いたんだろう。もちろん、九里の答えは「Yes」。気合満々で9回のマウンドに向かった。球数が結構気になってはいたけど9回は大盛のファンプレーもあり6球で終了。130球2安打で見事な完封勝利だ。
前日の西武・隅田は99球で完封。マダックスを達成した。九里は130球を要したわけだけど、この辺は「九里らしさ」というか持ち味を存分に発揮した結果だろう。多彩な変化球を繰り出し、時には気合十分の真っすぐで勝負する。しっかり球数を使って打者を打ち取るタイプなので130球くらいは九里にとっては「ちょうどいい」球数だったろう。
思えば開幕投手に指名されながらもなかなか勝てなった。交流戦前にようやく勝ってこれで3勝目。エンジンがかかってきたよな。来週はゲームがないのでしっかり調整してもらって次の登板に備えてほしいよな。

矢野が流れをつなぎとめた先制タイムリー

初回からカープ打線は前日の完封負けのうっ憤を晴らすべく西武先発・ボーを攻め立てるもなかなか点が入らない。ちょっと前日のゲームと流れが似てきてしまっているなぁという感じで見ていた。
そして4回。末包のヘッスラで奪った内野安打、松山四球、広輔の送りバントは内野安打になった。これで無死満塁。大チャンスだけど、無死満塁は点が入らないとよく言われる。まぁこれが野球の面白いところだけど、続く坂倉が三振、佐藤がどん詰まりの1ゴロで点が入らない。嫌な感じになってきたよな。ここで打席は矢野だ。ボール先行してカウント3-1。5球目はボールかと思われたスライダーがストライクの判定。このゲーム、カープの打者はこのボーのスライダーね、特に左打者に対してのストライクゾーンを球審が広くとっていた。これに少々惑わされた感じだったよな。これで2死満塁フルカウントだ。最後は甘く入ってきたチェンジアップをきれいにセンター返しで2点タイムリー。見事だったよな。
この矢野が凡退すると流れが一気に西武に傾く場面だったように思うし、それを矢野が見事につなぎとめてくれた。矢野はこの交流戦でまた一回り成長したように思う。守備だけではなく打でも頼もしくなってきたよな。これでカープは終始ペースを握ってゲームを展開できたよな。

ラッキー7 きっかけはやはり「内野安打」

九里が西武打線を抑えている間に何とか追加点が欲しい7回に先頭の小園が内野安打で出塁。2球目に盗塁を決めて末包がライトへのポテン。これで無死1,3塁。ここでこの日スタメンの松山がレフト戦へツーベース。走者二人を招き入れた。センターから逆方向を意識していた松山に対しておあつらえ向きのシュートが来た。これを松山が見逃さなかったよな。しかし広輔、坂倉と倒れて2死2塁。ここで途中出場の大盛がしぶとくライト前。これで5点目。非常に大きな3点になったよな。
交流戦を見ているとカープは内野安打から突破口を開くケースが目立つ。まぁ投手からすれば打ち取った打球がヒットになるわけだから、気持ち悪い走者ではある。そこを見事について得点。まぁこの3点で勝負あった感じだよな。
こういったケースで得点を重ねるシーンが続くと相手が勝手にイメージを膨らませて嫌がったり、ミスをしたりもしてくれる。足の速い走者が1塁に出ると盗塁を警戒するようにカープが先頭を内野安打やエラー、四球で出すと厄介と相手が思い込むようになるだけでもこちらにはプラスになる。上位争いをするうえで非常に大きいと思うねぇ。

投手力と守りで圧倒??

今季の交流戦、というか新井監督になってからのカープはパのチームに「圧倒される」シーンがかなり少なくなったように思うねぇ。まぁ今季はしいて言えばソフトバンクとの3連戦だけであとはむしろカープの方が投手力と守備力でパのチームを圧倒しているように見える。もちろん攻撃面からみると地味だし、ぱっと見判断が難しいけどパの打者を見ているとカープの投手陣から連打は難しいというイメージを持っているようだし、ヒット性の当たりも菊池や矢野、小園に阻まれているし外野守備も球際の強さを見せている。ちょっとカープから点を取るのは苦労するぞ、そんなイメージで戦っているように見える。
ちょっと前まで投打に圧倒されていたのがウソのようにカープの選手たちがノビノビプレーしてくれているよな。
やはり新井監督の影響が大きいと言わざるを得ないだろう。このゲームでも象徴的だったのは8回終わった九里に完投を打診しているシーン。あれ、普通は投手コーチが打診にいくもの。ましてや野手出身の監督ならなおさら判断が難しく、投手コーチが行くのが普通だろう。それを新井監督が九里の横に座って目を見ながら「どうだ??」とやっている。
新井監督も九里なら行ってくれると思っていただろうし、九里もそのつもり。にも拘わらず監督が自ら言って確認しに行くというのは選手もうれしいだろう。ただ、新井監督は一つ条件を付けている。「1点取られたら代える」と。まぁむしろ新井監督はこれを言いに行ったようにも思う。この辺は新井監督が九里に9回を託すにあたって展開次第ではムクムクと起き上がってくる「温情」を断ち切りに行っているようにも思える。「あくまで続投の理由は「完封」であって、それが消えればチームの勝利を優先すると監督の口からしっかり伝えることでベンチも投げている九里もモヤモヤしたものが消える。点差は5点ある。むしろ1点くらい取られてもまだ「完投」があるじゃないかと引き延ばしてしまう監督もいる。監督としては「完封」「完投」ってのは選手はもちろん、ベンチとしてもありがたいもの。だからついつい引き延ばしてしまい、結局取り返しのつかない結果になるパターンは実はよく見かける。新井監督の性格を考えるとそれは十分あり得るよな(笑)。そこを新井監督はわかっていてあらかじめ九里に1点取られたら代えると宣言することで自分の中で出てきそうな迷いを最初に消しに行ったのではないだろうか??投手交代は難しいといわれるけど、やはり人間がやることだから、「情」であったり、チームの事情だったりってのがいろいろ絡んでくることによって判断が鈍るのだろう。そこを「点とられたら代える」と監督が九里に直接伝えることで九里も納得できるし、ブルペンの準備もできる。ベンチの迷いも消える。非常にスッキリした形で9回裏の守りにつけたよな。アタクシは新井監督がこういう選手たちの不安や心配、そして自信を失いかけた時にサッと対応する力ね、非常に素晴らしいなぁと感心する。

鬼門と言われている交流戦、選手たちも不安は少なからずあっただろう。その辺も新井監督は「そんなの関係ないから」と内外に発信してきた。実際に交流戦に入って苦手であるオリックスに連勝。早々に勝ち越せた。ソフトバンクには3連敗したけど「圧倒された」印象は残らなかった。ロースコアの連続でカープに今一つ力が足らなかった。その差だったと思うし、新井監督もそこを「課題」としてチームが成長する上での目標にうまくすり替えたように思う。だから次カードの日ハム戦の初戦を取られながらも連勝でカード勝ち越しを決めた。これで日ハム、ロッテ、西武と3戦目でカード勝ち越しを決めたあたりね、苦手意識は完全に消えてしっかり勝ちに行けている。そんな実感を選手たちもつかんできているように見える。非常に頼もしく見えてきたよな。確かにロースコアのゲームは多いけど、そんなゲームを取ることでカープナインに「自信」と「誇り」が芽生えてきたような気がする。これからの戦いも非常に楽しみだよな。

楽天相手にカード勝ち越しをもぎ取れるか??

さて、今日から交流戦最後のカード、楽天戦だ。交流戦首位のチームだよな。この交流戦ではカープのライバルである阪神・巨人をそれぞれ3タテしている。大変お世話になっている相手だよな。楽天もこのカープに勝ち越せば全カード勝ち越しを決めるわけで、この辺はいいモチベーションでカープに対峙してくるだろう。どんな戦いになるか??楽しみだよな。

カープとしては楽天戦一つでも勝てば交流戦5割以上が確定。勝ち越せば貯金2。上出来だよな。そういう意味ではカープも平常心でぶつかれるだろう。まずは初戦を全力で取りに行ってほしいよな。もう交流戦は決して「鬼門」じゃない。我々ファンもそう思える形で終わったら素晴らしいよな。新井カープがこれまでの「負の歴史」をどんどん清算してくれているように思うし、どんどん成長しているように思う。これからの戦いも楽しみだよな。

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