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中崎崩れて惜敗…今季もヤクルトに苦しめられる??絶不調小園を今後どう使うのか??

Mageちゃんの「熱視線」
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 「ヤクルト3-1広島」(12日、坊っちゃんスタジアム) 広島が競り負け、連勝が3でストップ。首位陥落となった。

情報源: 広島敗戦で首位陥落 連勝3で止まる 八回に中崎が崩れる
昨季は優勝したヤクルトにカープはかなり貯金を許した。今季はここまで開幕から好調だけど、そのヤクルトとは当たっていないからな、昨日からの2連戦、カープがヤクルトとどう戦うのか注目していた。両チームとも打線が少し下降気味。そんな流れの中で、ヤクルトが勝利をつかんだ。この辺は試合巧者としてヤクルトが1枚上といった結果になったけど、今季はそれほどはやられないのかなぁとという印象も持ったねぇ。

九里は四球を出しながらも7回1失点

先発は九里。前回登板では四球が目立ったけど、今回も四球をちりばめた投球だった。ただ、やはり前年のタイトルホルダー。中盤から持ち味を出して九里らしい投球だった。特に変化球のフォーク、チェンジアップが非常にいい高さに決まっていたように思うねぇ。7回を2安打3四球で1失点。好投だっただけに白星をつけてあげたかったよな。今季はマウンドで余裕が感じられる。昨季までは投げるときに大きな声を出して力投している印象が強かったけど、今季は力が抜けて非常にリラックスして投げている印象があるよな。これも最多勝投手の余裕というかね、何か投球というもののコツを新たにつかんだように思うねぇ。今季も最多勝争いに顔を出しそうだよな。

菊池・上本で泥んこコンビで同点に

さて、カープ打線は前回の阪神戦で助っ人投手ガンケルに完璧に抑えられた。マクブルームの1発で取った虎の子の1点を守り切ったわけだけど、このゲームのヤクルト先発はやはり助っ人のサイスニート。昨季の印象では攻略できるかなぁといった印象だったけど、力のある真っすぐに押されてなかなかヒットを奪えなかった。オスナの犠牲フライで先制されて迎えた6回、先頭の上本が内野安打で出た。1塁へヘッドスライディングね、気持ちが出ていたよな。カープ好調の要因として間違いなくあるのはこの8番からの攻撃。上本も決してヒットででるということではなく、今回のような内野安打や粘って四球をもぎ取ったりね、こういう形で出られるというのは本当にイヤだろうねぇ。そして9番の投手がつないで上位にまわる形ね、これもカープの得点パターンの一つだよな。この上本の出塁で九里が送りバント。2度失敗して早々に追い込まれてしまったけど、よく決めたよな。西川は倒れたけど菊池がこれも追い込まれながらもしぶとくレフト前。これがタイムリーになった追いついた。この菊池も初回にヘッドスライディングで内野安打を記録した。この泥んこコンビの同点劇で追撃態勢に入ったかに見えたよな。

中崎が無死1,3塁のピンチを作る

ゲームは1-1のスコアで終盤。先行のカープはここから勝ちパターンを出していくことになる。中崎が8回のマウンドに上がった。先頭の代打宮本にかなり粘られた。中崎も結構厳ししいコースを投げていたけどことごとくカットされてね、打たれた球が一番甘かった。決していい当たりではないけど三遊間を抜けるヒットを打たれた。まぁこれだけ粘られてね、最後は根負けして四球よりはよかったと思うけどな。ヤクルトにとっては願ってもない勝ち越しのランナーが出たよな。
そして打順は1番の塩見。この塩見のヒットエンドランの成功ね、これが一番効いたよな。この辺の勝負手というのはやはり高津監督の日本一の経験だと思ったねぇ。この辺を少し詳しく書いてみよう。
同点、それも1-1のロースコア。流れからして1点取れば勝てる展開で先頭が出れば当然送りバントがセオリーだろうねぇ。ヤクルトベンチも塩見にバントのサインを出した。カープサイドから見ればここは絶対に送りバントを成功させてはいけない。バントが決まれば青木、山田、村上とつながるわけで、得点圏にはいかせたくないよな。
初球、塩見はセーフティ気味にバントも失敗。ファールになった。カープバッテリーも相手の出方を探るために何度も牽制を入れていたよな。2球目もバントの構え。これは明らかなボール球になった。これでカウントは1-1。カープサイドとしてはまずは「バントの線」を消したい。早く2ストライクを取りたいよな。3球目は低めのきわどい球を見極めてボール。この時もバントの構えをした。ここまでくるとガチガチの送りバントとどうしても思い込んでしまうよな。カウントは2ボール1ストライク。このカウントというのは攻撃をする方としては作戦を立てやすい。別の作戦に切り替えてくる可能性は十分あったように思うねぇ。当然、カープバッテリーは盛んに牽制球を入れて探る。
ここで高津監督はエンドランにサインを切り替えた。これが見事に成功したんだけど、この辺はさすがノムさんの教え子というかね、思わず唸ったねぇ。それはエンドランを仕掛けて塩見が打った打球方向ね、これが絶妙だったように思う。

それはカープのバントシフトね、これをヤクルトベンチは観察していたのだろう。ここで内野の動きを整理しよう。無死1塁。そして送りバントに備える。まずバントをする方だけど、一番成功しやすいのは1塁線に転がすバント。もちろん3塁線でもいいんだけど、バントだと分かっている場合はサードはバントに備えて投球と同時にダッシュしてくる。かなりいいバントをしないと2塁封殺される可能性が高い。1塁方向は中崎が盛んに牽制したようにファーストは投げるまではベースについている。投げたらバントに備えて前に出る。
仮にファーストがバント処理をした場合、1塁ベースカバーはセカンドの担当。そして2塁ベースのカバーはショートが入る。つまり投球と同時にバントシフトに入ると三遊間ががら空きになる。これはカープだけではなく野球のセオリーだからどのチームも同じなんだよな。なので塩見の打った打球は普通ならなんてことないショートゴロなんだけど、小園が2塁ベースカバーに動いた背後を抜けていった。この辺は野球を知っている野村監督なら、エンドランの時の約束事として徹底していたとしても不思議じゃない。高津監督はノムさんの教え子みてぇなもんだからな、この辺は徹底していたのかもしれんねぇ。まぁカープのバントシフトを見ているうちにひらめいたんだろうけど、これを見事に三遊間に転がした塩見も素晴らしかった。まぁ逆にカープサイドは100%送りバントと決めつけていたのだろう。決して悪いことじゃない。当てが外れただけ。これで一気にピンチになったよな。

中崎はよく投げたけど、踏ん張れなかった…

これで無死1,3塁のピンチ。迎えるは昨季日本一の上位打線、青木、山田、村上と続く。まずは青木だよな。今季の青木はまだ打率が1割台。ひょっとしたスクイズなんかがあるのでは??これはサインではなく、打撃不振の青木の「アイデア」であるかなぁと思った。まぁアタクシの勘なんて大したことない(笑)。中崎は見事に青木を三振に仕留めた。素晴らしいよな。続く山田。この3人の中では一番当たっているし、このゲームでも鋭い振りを見せていた。おっかねぇよな。ここで佐々岡監督は途中で塩見が盗塁を決めたことで1塁が空いているので申告敬遠。これも妥当な判断だろう。満塁の方が守りやすいからな。まぁそこには中崎が押し出しをやらかすことは考えづらかったからだろう。
さて、満塁でヤクルトの主砲村上を迎えた。個人的にはここから左が続く。左投手に代えてもいいかなぁと思ったけど、ベンチは中崎を信頼して続投させた。
この村上と中崎の勝負ね、見ごたえがあったよな。カープバッテリーも果敢に村上のインコースを攻め続けた。この辺はベテラン捕手曾澤のリードの特徴だと思う。初球からインコースのストレート。これを見逃してストライク。2球目は外高めのボール。中崎の球種は主に真っすぐとスライダーのコンビネーション。時にツーシーム系でタイミングを外す球を投げるけど、この場面では真っすぐ主体の投球だった。3球目は初球と同じようなコースで真っすぐ。これを見逃しストライク。これで追い込んだ。ここまでの村上を見ているとコースを張っているように見えたねぇ。たぶん、曾澤もそれに気づいたのだろう。4球目もインコース真っすぐ。これは胸元に外れてボール。ここでもう一つ考えられるのはスライダーで張っている可能性もあった。5球目はスライダーがすっぽ抜けた大きく外に外れた。これで並行カウント。次が勝負球だよな。

6球目はこれもインコースの真っすぐ。低めのボール球だけど手を出してくれた。ファール。これだけインコースの真っすぐを続けられると村上の中でいつスライダーが来るのか??その辺が悩ましいところだし、外角低めにスバっと来られることもあるだろうし、外からスライダーで入れてくるかもしれん。かなりインコースに目付けされているので村上としては外の変化球という頭があったかもしれん。いずれにしてももう「そろそろ」と感じていたのだろう。そして中崎が投じた7球目はインコースやや高めの真っすぐ。村上も少し慌てて振ったように見えた。ベンチへ方向転換するときに「真っすぐか…」とつぶやいたように見えた。この辺はカープバッテリーが完全に裏をかいた形になったよな。

さぁあとアウト1つ。打席は2安打している太田。5番に座っているわけだから、若手といっても油断はできないよな。ただ、中崎は村上を打ち取ったことで少しホッとしてしまったのかもしれんねぇ??村上の時は違ってスライダーを織り交ぜながら早々に追い込んだ。ポイントは6球目だったように思う。勝負に行ったストレートが大きく外れてしまった。かなり力を入れて投げ込んだ球だったように思う。勝負球を外した途端、フルカウントになり少し焦りが出たように思う。この辺は村上に対しては集中していたから押し出しなんて頭の中になかったんだろうけど、アタクシはこの瞬間、初めて中崎の球の中に「押し出し」の四文字が浮かんだような気がしている。最後の球も外れて四球・押し出し。中崎が力尽きた瞬間だった。中崎は巨人戦でも吉川に一発打たれて床田の勝ちを消してしまった。そして今回も勝ち越しを許してしまったよな。kの辺、カープファン同志の中には8回は厳しいのでは??そんな声も出てきそうだけど、アタクシはまだ大丈夫だと思うねぇ。球自体はいいと思うし青木や村上を打ち取った内容もよかったと思う。もう少し様子を見たほうがいいと思うねぇ。

小園がブレーキ!!それでも佐々岡監督は使うだろう

阪神戦の2戦目で9点取った後は2試合連続で1得点のカープ。打率1割台にあえぐ小園がやり玉にあがっているよな。まぁ3番打って1割台だから点が入らんとそうなるのは仕方ないし、小園にとっては試練だろうねぇ。
個人的には小園の積極性が今は仇になっているように思う。もともと始動が早く球を見切るのも早い。もちろんそれが小園の「感覚」なので小園にしかわからんこと。ただ、その見切りがいつもより早い。そんな気がしている。だから真っすぐだと思って振りに行ったら変化球だった!?という空振りやファールが多いんだよな。それに小園も少し気づいたフシがあって、ちょっと指導を遅くしたら外に真っすぐをズバッと決められて動けなかったというシーンもあった。悩ましいよな。
試合後の取材で小園に関して聞かれると今後も起用は続けるようだねぇ??まぁそれはそれでいいとは思うし、若いしないい経験をしていると思えばいいだろう。チームも貯金があるわけだし、バタバタする必要もないだろう。
ただ、打順は変えてやった方がいいように思う。一つは1,3,8番を入れ替える。小園が8番、上本1番、龍馬3番。もしくは2番菊池と入れ替えるのもいいかもしれん。昨季は主に2番を打ったんでりふれっ所の委員でいいように思うねぇ。

昨季はヤクルトになかなか勝てなかった。リーグ優勝にカープはかなり貢献したよな。まだ1試合だけど、苦手意識があるようには思えない。助っ人投手に苦しむのは今季の課題かもしれんねぇ。とにかくヤクルトは昨季の覇者だからマークしていくのは当然だよな。とにかく今日は連敗しないようにしっかり戦ってほしいよな。先発は床田と高梨。前回は好投しながらも中崎がひっくり返されて白星とはならなかった。今日は早々に味方が点をとって床田に白星をプレゼントしてあげたいよな。小園の打順にも注目だよな。

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