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もらったチャンスは逃さない!!またもや接戦を制して貯金8&2位浮上!!DeNAに対カープ戦の「やりづらさ」を植え付けられたかもしれない

Mageちゃんの「熱視線」
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「DeNA2-3広島」(16日、横浜スタジアム) 広島は二回にデビッドソンの9号2ランで先制した。

情報源: 広島 新井監督4連勝で2位浮上「みんな頼もしくなっている」

ファンの心理というのはね、やはり応援しているチームの戦い方で同じスコアでも感じ方が違うよな。昨日のゲーム、デビッドソンの一発で2点先制するも、さすがにDeNA先発の東から追加点が取れなかった。中継ぎ陣が点を返されて同点に追いつかれたけど、アタクシは「ここからが勝負」と負ける気がしなかった。同じように感じたカープファン同志も多かったんじゃないかねぇ??これが昨季までのカープなら追いつかれたら最後、DeNA打線の破壊力になすすべなく大差でやられていたことだろう。今季のカープは接戦が得意。追いつかれても慌てず騒がずしっかり自分たちの野球を貫くことができる。これまで戦って育んできた「自信」がそうさせるのだろう。逆にDeNAの方が自分たちの野球ができないもどかしさからか、ミスで失点をしたり、あと1本が出なかったりと巨人もそうだったけど、なかなかカープに自分たちの野球をやらせてもらえない。そんな流れになってきたよな。そんな野球を見せてくれるもんだから、中盤に追いつかれようが、「なんとかなる」という気持ちにもさせてくれる。まぁそれがチームとファンとの間の信頼関係というかね、妙な自信も生まれてくるんだろうねぇ。

昨日のゲームは8回から観戦。この2イニングだけでも見ごたえ十分なゲームだったよな。

DeNAは「負けられない」

このゲーム、両チームで温度差は多少違っていたように思うねぇ。2位と3位の直接対決。DeNAは表ローテ、今永、東、バウアー。カープは前カードの巨人戦で床田、森下、九里の表ローテで勝ち越した。まぁ戦う前であれば、DeNAが有利ということだったし、カープも正直この相手なら「一つ勝てれば」というのが本音だろう。勝負はまだ先。西川を欠いているし、打線の調子も悪い。苦手なハマスタということを考えれば、3連敗だけはしないという考えでアタクシは全然OKだったと思う。

DeNAサイドから見れば表ローテ。阪神が落ちてきた。カープのローテもさほど強力ではない。地元で3つ勝って一気に首位でターンという目論見はあったと思うねぇ。
そんなムードで迎えた初戦。確かに今永は素晴らしかった。しかし打線は大瀬良を崩せなかった。メンバーを見てもオースティン以外はベストメンバーだろう。それでも大瀬良を打てなかった。最後は山崎康に託すもひっくり返された。この負け方がね、DeNA的には非常によろしくない感じだったよな。もちろん、山崎康が締めて1-0で勝てば、2戦目はこういった展開にならなかっただろう。
もちろん、「ただの1敗」で済ますこともできる。だけどこの2戦目を見るとDeNAサイドに悲壮感とまではいわんけど、どことなく焦りと「勝たなきゃ」というプレッシャーを感じながらゲームをやっているように見えた。これは恐らくカープの力というかね、初戦を戦ってみて「かなり、手強い」という印象を持ったからなんじゃないかなぁと思ったねぇ。どことなくもうシーズン終盤の「もう負けられない」というムードね、これを感じたのが印象的だったねぇ。

隙を見せたらカープにはやられる

ゲーム後の三浦監督のコメントも言葉少なく、敗戦のショックを引きずっているように見えた。まぁなんでもない凡フライを関根が落とし、それが原因で勝ち越し点を与えてしまった。本当にイージーなフライなだけに「取らなきゃいかん」というのはプロとして当然だよな。
ただ、あの場面はすでにツーアウト。後続を断ち切ればなんてことはない。仮にDeNAがハマスタではカープに強いというメンタル面でマウントを取っていれば「どうってことない」で伊勢も力で野間をねじ伏せただろう。現に伊勢は野間に対して簡単に2ストライクと追い込んだ。
その後野間はファールで粘り1ボール2ストライクからの7球目を鋭く振りぬいた。打球はショートの横を抜けるヒットだ。バックホームに備えてDeNA外野陣は前進守備。この打球では還れないかと思いきや2塁ランナーの上本は躊躇ぜず3塁ベースを蹴った。これに桑原は慌てたのかもしれない。バックホームの送球が大きく3塁方向に逸れ、上本はヘッドスライディングでホームベースを滑り抜けた。見事な勝ち越し劇だったよな。
この点の取られ方はDeNAサイドから見れば、非常にショックというかね、一つのエラーをきっかけに野間の粘りと打撃、上本の果敢な走塁を見るにつけ、カープはここだと思ったところで思い切って点を取りにくる。DeNA打線はもちろん怖いんだけど、それとは全く違う「怖さ」を感じたのかもしれん。ちょっとした隙をカープは果敢についてくる。隙を見せたらカープにはやられる。そんな印象を強く植え付けられてしまったように見えたねぇ。

大ピンチで光った坂倉のリード

このゲームも最後の最後まで分からなかった。守護神・矢崎が先頭の大和にヒット、蛯名が送って1死2塁。ここで桑原がレフト前ヒット。しかしカープ外野陣の前進守備のおかげでホームには還れなかった。これで1死1,3塁。ここで佐野だよな。この佐野に対して坂倉が最近多用している高めの真っすぐね、この配球が光ったよな。その前に坂倉は3球続けてフォークという「餌」をまいた。この餌で佐野を追い込んで4球目は高めの釣り球。これに佐野は思わず手が出て内野フライに倒れた。この辺には坂倉の成長を感じるよな。

もっと光ったのは牧を三振に打ち取った場面。配球を振り返ってみよう。まずこの場面で牧が何を待っているのか??坂倉は探りを入れてみた。この探りを入れるってことだって、余裕がないとできない芸当。相当な進歩だと思うねぇ。ますは高めに外れるボール球。これに牧は反応を示さなかった。恐らく甘いフォークを狙っていくつもりだったのだろう。この真っすぐに反応がないと見るや矢崎と坂倉のバッテリーは真っすぐを4球続けた。それも全部高目。本来なら一発が怖くて高めを要求できないんだけど、狙って投げる高めとコントロールミスで行ってしまった高目では全く威力が違う。3球目からは牧もバットを出してきた。この真っすぐ4球でバッテリーは牧を追い込むことに成功した。さて、ここから仕上げなんだけど、相手は好打者の牧。そう簡単に打ち取れるわけがない。バッテリーはどうするか??

あれだけ、高目の真っすぐを意識させたのだから当然フォークで決めに行くだろう。案の定5球目はフォークも明らかにボールとわかる球だった。6球目もフォークだけどやはり1度フォークを見ているだけにバットに当ててファール。できれば5球目で決めたかったといったこれまでの配球だった。さぁここからが難しい。仮に矢崎にもう1種類いい球種があればいいんだけど、スライダーもほとんど投げないしな2者択一といった感じになる。牧も追い込まれているからどちらでも準備をしておかなきゃいかんよな。
7球目。2球目、3球目と同じ高めのストレート。これに牧は反応した。大きな当たりに球場がどよめいた。強烈な打球だったけど、大きく左にそれた。やれやれだ。この当たりを見るとまた高めの真っすぐは難しいと考えるのが普通だろう。バッテリーもあの打球を見せられると真っすぐは怖い。怖いけど、牧はフォークを待っているかもしれない。非常に難しい選択の8球目になった。
ここで一つの考え方がある。場面は2死2,3塁。2塁ランナーがホームを踏めばゲームが終わる。牧を歩かせてもまだ「負けない」。そうなれば、後はフォークの連投で仮に見逃されても次のソトで勝負という「選択肢」はある。牧とソト、二人でアウトを一つとればいいという考え方だよな。ただ、満塁となるとフォークが思い切って投げられないリスクもある。
さて、どうする??といった場面だよな。

恐らくだけど、牧はこのファールで相手はフォークで来ると読んだだろう。甘いフォークを拾ってやろうと。そして8球目。矢崎の投じた球は何とインコースの真っすぐ。踏み込んできた牧が思わず腰を引いた。この日最速の150㌔の真っすぐ。非常に力のある球だったことを考えるとバッテリーは真っすぐで勝負に行ったように思う。ストライクゾーンに入っていれば牧は見逃していたかもしれん。そのくらいいい球だったよな。
さて、これでフルカウントになったけど、これでわからなくなったのは牧の方だと思う。8球目はヤマを張ってフォークだったと思うけど、最後は真っすぐとフォーク五分五分になった。非常に難しい9球目になったよな。
そして矢崎の投じた9球目はフォーク。完全に打者を振らせに行く非常にいい高さから落ちるフォーク。これで牧のバットは空を切った。見事な空振り三振でゲームセットだ。個人的にはあの8球目のインコースの真っすぐね、これを要求した坂倉は勇気があったし、そこに投げ込んだ矢崎も素晴らしい。アタクシは8球目で勝負あった。そんな印象を持ったねぇ。

首位阪神も敗れて首位に1ゲーム差!!

2試合連続で接戦をものにした。ヒットはDeNAが11本、カープが7本。野球で負けて勝負に勝った。そんなゲームだったよな。この日は巨人が敗れて、首位阪神も負けた。2日連続で4位を引き離し、首位に迫った。貯金を最多の8にして首位阪神とはゲーム差1になった。いよいよ首位か!?と色めき立つカープファン同志も多いだろう。首位に並んでターンできるなんて開幕前に誰が想像できただろうか??
ただ、昨日の記事で書いたように首位に立つのはまだ早いような気がしている。左腕が苦手でもこんな勝ち方もあるんだぜ!!二人の「捕手目線」でDeNA戦初戦は土壇場で逆転勝ちもまだ「その時」ではない!?もちろん、今の勢いなら首位に立ったらそのまま突っ走る可能性はあるのかもしれない。わからんよな。
ただ、阪神、DeNAは十分立て直してくるだけの戦力はあるし、ヤクルトも連覇の実力を発揮し始めているように感じている。それと目に見えない敵、「首位のプレッシャー」ね、これにはまだ耐えられる力はカープにはないように思う。できればチャレンジャーのまま秋まで行って最後にひっくり返していくというシナリオの方が今季の新井カープには合っているような気がするんだよな。

もう一つの見方としてはカープが勝つたびに力をつけている。勝ち方がわかってきている。それは接戦での強さね、新井監督も「球際の強さ」といっていたけど、カープの選手たちが本来持っている力をしっかりゲームで出し切れている。出し切れてゲームに勝っているから自信がつく。高校野球でも勝ちながら強くなってくるチームがあるようにカープも接戦を制しながら強くなっている印象はある。もしかしたら首位に立ったらそのまま行くかもしれない。そんな気がしないでもない(笑)。
ただ、まだまだこれから「ヤマ」はある。最後まで団子状態になれば、それこそ「負けられない試合」が何試合も続く。そのを勝ち抜いていく姿をアタクシは見たいと思っている。3連覇時代になかった痺れる試合を勝ち続ける興奮と喜びね、ぜひとも若いカープファンに味わってほしいと思っている。勝負はまだ先、これからも面白い野球を新井カープには見せてほしいもんだよな。

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